懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

ブラボー、野外バレエ!、そしてニーナ・ガラ

2012-07-22 03:30:04 | バレエ
見る阿呆。21日、行ってきました、昼・上野、夜・横浜。
以下、とりあえず雑な感想で、まとまりなく、すいません。

★ベイサイドバレエは、まだ1日ある!ので、とても良かったので、行ける方は、ぜひ、どうぞ。(気温とか、注意。)

【ニーナ&グルジアバレエ「特別プロ」】
1部:ポソホフ振付「サガロベリ」35分

巨匠振付家級ではないけど、やっぱり自分は、芸術家としてのポソホフを、好きだと思った。大誉めじゃなく、ほのぼのと。ザハロワガラで披露された、同振付「マグリットマニア」は、都会的。それとは、趣き違って、自然を感じた。装置なくても、途中の赤い照明に、生命の炎を、緑に、大地の緑の下の涼しさを感じた。(自分だけ?)

この作品は、このバレエ団に合ってた。バランシンやキリアンほどの切れ味の振付じゃないけど。ポソホフは、ラトマンスキーに比べると、独自性はある感じ。(でも、受けにくいかも?)

2曲目が、賛美歌調に厳か。
で、ポソホフが昔、ニーナ・ガラで、「アリア」という作品を踊ったのを思い出した。

この演目のダンサーは、凄く上手とかではなくても、素朴に見れる。客席の咳払いもなく。
(2部のビゼー・ヴァリエーションのダンサーの方が、技巧を見せる踊り。)

2部:名作集
・バランシン振付:「デュオ・コンチェルタント」
音楽:ストラビンスキー バイオリニスト、ピアニスト出演。
エカ・スルマワ、ダヴィッド・アナネリ

やはり、バランシンは良い!
振付うまいな~~~~と思ったけど。

この公演で唯一、いたく気に入ったのが、このバレリーナ。
キャスト表、見落としで、それが、JAブログで宣伝してた、エカ・スルマワだと、終演後に知った。この演目だけなら、めっちゃ、タイプです。

ただ、クラシック見てないから、そっちの実力は分らない。後日感想書けたら詳述。(書けるのか??、自分。)

・Falling Angels
振付:イリ・キリアン
音楽:スティーヴ・ライヒ

振付のすばらしさを、ことごとく裏切り続けるダンサーたちに、前半はほとんど諦め、苦笑。でも、後半には、なんとか、ユーモラスな感じは多少伝えられたかも。

これも後述するよ、もう、はらはらしながら、笑いました。
作品はとてもいい。ダンサーがそれを生かしきれてないけど、とりあえず許しちゃうってか。何であんな動きを思いつくのか、キリアン。途中に、尺取虫が地を這ってるような、でも、それもそこはかとな~~く、ユ~モラス、かつ音楽的な動きとか、色々。

グルジアンは、皆でいっせいにシャープな動きを決めて、「観客に不意打ちを食らわすような」演出は、苦手みたい。そこは凄く勿体無かった。
「ゆったり軟らかくねくね、、素朴、ちょっぴりセクシー」の方が、それよりは得意。

・第3部「椿姫」
ニーナのスター性は健在。赤、黒、白のドレス姿を楽しんだ。けど・・・・。

アルマンは、ウヴァーロフで見たかった。

(ニーナ自身が、一番そう思ってたんでしょうけど。次も彼と来る意向と聞いてたので。)

・カテコ
アンコール演目:男女二人の民族舞踊:上手だった。
今回は、前回のニーナ&ウヴァの「イッツ・ショー・タイム!」みたいなおまけがなく、普通のカーテンコールが延々と続く感じ。

客席は2極化。
そうそうに退出を急ぐお客様の流れと、1階前列に出て、スタオベと。

・出まち
終演時間が押してて、17時半過ぎても出てこないし、夜公演があるので、ニーナのサイン待ちを断念しました。

【横浜ベイサイドバレエ】
それで、遅刻して、第一部「後ろの高い位置の席で立ち見」になり。これがラッキー。
自分の席、16列目のはじより、海が良く見えて自分には、「ギリシャの踊り」を見る位置としては、良かった。でも、16列目も、後ろが段差が合って、少し背伸びしても後ろの迷惑にならなさそうな所は良かった。

この公演、すっばらしかったです!!!

3部「ボレロ」受けたし、水香ちゃんおいしい役回りだったかも。(でも、水香さんも、良かったです。潮風にロングヘアがなびいてた。)

2部「カルメン」東京バレエ団の群舞は、パシパシ、決めて動いてくれるので、凄く嬉しかった!感激~!
ホセ:首藤さん、前半はピュアな少年のホセ。後半の白シャツの方が似合う。
この人は独特ですね。表現者として、ステージアーティストとして、自分の核とか、根っこがしっかりある感じ。後半の方が良かった。

斎藤さん、練り上げたカルメン。高岸:エスカミリオ、登場の白い闘牛士の衣装の踊り、覇気と存在感でアピール。手拍子の場面の二人の女性も良かった。牛、見落としちゃった。席によって、見え方が違う。

1部の「ギリシャ」では、後ろを航行する船も、作品の一部のよう。
「カルメン」では、カルメンとホセの見交わす上空を、夜間飛行の飛行機が通り過ぎるのも、ムーディー。
音楽音が割れるほど大音響轟かせた「ボレロ」では、舞台の後ろに広がる夜の海原をゆっくり航行する船も、一緒に踊ってるみたいに感じてしまった。

上野さんも、体力いる踊りを霧雨のなか、足を滑らせもせず、最後は歓喜をみなぎらせてチャーミングに踊りきり、そして、「リズム」の群舞男性、とっても良かったです。

それに、「カルメン」の群舞もぐっときたし、
「ギリシャ」も良かったし・・。

説明になってませんが、大変すばらしかったです。(リフレイン)
あと、1日、23日(月)19時~のみ。

景観、あっちっこっちきれい。
終演予定、21:20だったかな。
最後は、全員のカテコなく、ボレロのカテコのみで終了。


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