懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

1月公開、ユーロスペース「牡牛座」

2007-12-22 12:26:36 | Weblog
詳細知らないが、邦題から行くと、

えっ、レーニンって牡牛座だったのか?

(かどうか知らないけど、たぶんそういう話か?)

と。これは、盲点だったな~。

こういう観点って、思いつかなかった。

牡牛座は、現実的で、実利のために粘れる。

レーニンと星占い。

発想は面白い。(でも見たら面白いかどうかは監督の腕次第・・・)

歴史上の革命家の人生譚洋画としては、「ローザ・ルクセンブルク」のものが、

着眼点が優れていて、人間洞察ものとして興味深かった。

映画のいい所は、結論を曖昧にできること。

革命家として知名度のあるローザと言う女性の、私生活上の別の面を描いていて面

白かった。

ヨーロッパの人だから、恋愛や男女の関係が、文化的にも日本とは少々異なるのか

とは思うが。

見果てぬ夢、革命のために生きる、意志の強さのある女性のはずだが、何でそうな

るのか知らないが、親友の息子と恋愛関係になる。

若い時の、歳の近い彼氏とは、「同志」であり、立場上、死を賭して闘っているた

めか、彼氏が死をもありえる立場になっても動揺を自分に許さないローザ。

それが、大人の女性として年齢を重ねてから出会った、新しい年下の恋人に対して

は違った。若い恋人が戦争で前線に行きそうになると、「彼が死んでしまうのでは

ないか?」と動揺する。

そんなような話で、一人の女性の、なんとも結論しがたい葛藤に味があって良かっ

た。







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