懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

19歳の誕生日も過ぎて

2023-07-01 00:54:27 | Weblog
遅ればせ、アレクサンドラ・トゥルソワのファンクラブのHPで、お誕生日の祝福とか、出ていた。

その後のアイスショーの動画も色々出ている。
中で、個人的趣味で、プルシェンコの所のアイスショーで、「白鳥の湖」を全幕アイスショーでやったのを、部分映像をアップしてるのが、目を引いた。

オデット:ムラヴィヨワ
王子:プルシェンコ
3幕オディール:トゥルソワ
悪魔:彼氏のマルク・コンドラチュク

と言った、メインキャストは個性を発揮する一方、脇役が、白鳥たちのコールドや、3幕の民族舞踊も、ちゃんとやってくれてるみたいで、自分のようなバレエ好きには面白い。

トゥルソワは,悪魔の娘オディールの登場シーンで、ぞくっとした。正直言って、役にあってる。(別に、オデットをやってくれても、私的には全然OKだけど)

ファンのよく目もあろうが、トゥルソワのオディールが、特に良かった。騙される王子のプルシェンコも、白鳥としては順当な出来。もちろん、ミハイロフが王子でも、年齢と見かけではぜんぜんいいかもしれないけど。プルシェンコは作品をよく理解していて、白鳥好きとしては、そういう目で見ると、年齢を割り引ける良さもある。見かけも王子っぽいし、ジークフリートらしい身のこなし、自然な気品、やっぱりスーパースターだし、ミハイロフとダブルキャストしたら、案外プルシェンコの方が、正統派ジークフリートだった、って思うかもしれない。

ミハイロフは、別の動画で、トゥルソワとの恋のデュエットみたいな作品が、文句なしに素晴らしかった。
技術も高いので、他のも良かったかもしれないが。今のロシアのフィギュア界に詳しくないので、皆がその後どうなったか、知らない。

トゥルソワの彼氏としても有名になってしまった、マルク・コンドラチュク。競技出ない余裕もあるせいか、試合より表現的にまろやか。
でも、ファンの欲目で、トゥルソワの方が目立つような気がしたけど、技術、演技ともそん色ないし、彼女のトゥルソワと、気脈を通じる悪魔の役で、なかなか微笑ましいというか、笑えた。

欲を言えば、オデット、白鳥姫は主役なので、ムラビヨワちゃんが、さらに存在感、カリスマ性が増すと、もっと面白かったかな、っていうのは、贅沢すぎるかな。彼女も良くやってるし、白鳥らしい動きは、それなりにみられるんだけど。
彼女は試合では表現もいいけど、この白鳥は、…もっと、この作品の主役としてのプラスアルファがあったら、もっと良かった。

でも、メインキャストだけでなく、大真面目にスケートのショーで、クラシックバレエのわき役陣っぽいことを集団でやってくれてて・

部分抜粋の動画でなく、全幕ぶっ通しで、見たかったし、舞台で見られたらとても(自分は)楽しそうなショーだった。

トゥルソワは、大人っぽくなったし、歌手デビューまでして変化はあるけど、真剣な恋をしていて、交際は順調そうな感じがするので、それが一番。

天才だから、何があっても不思議ないと思ってた割には、、年頃の女性が通過する、特別な恋の時間の中では、普通に幸せなのかも?って印象。

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