懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

万雷の拍手【2020年ジャパンカップ】

2020-11-29 16:58:38 | 競馬
競馬の祭典、ジャパンカップ、今年は超豪華な夢舞台。

無敗3冠牝馬、無敗3冠馬、そして夢のG1 8勝馬、アーモンドアイの顔ぶれが揃い、ちょっと予想迷った。(未熟者は、これだから・・・)

事前には、スポーツ紙か夕刊紙で、2頭の名牝のうち、若い方の、デアリングタクトの見出しが出てたのを、通勤帰りに見て、まぁ、デアリングタクトも、有かも?とか、思ってみたり。(牡馬コントレイルは、3頭の中では、自分は1着はないんじゃないかと思ってた。あの調教師さんは、外国で学んだ新しい方法で馬を育ててここまでにしたとかで、ユニークでいいとおもうんだけど。)

でも結局、レース当日には、やっぱアーモンドアイかなと思った。勝ってほしいという意味も含め。

レース。まず、1頭、枠入りでてこずって、ちょっとハラハラ。そして、予想外の、キセキの大逃げ!これで、ペースがスローではなくなって、見る側としては、レースが面白くなったような気がした。

おおお、キセキ、どこまで行くんだ?と思ったけど、見せ場止まり。(これで勝ってたらほんとの奇跡)
ただ、この大一番をさらに面白くしてくれたのは功績かな。

で、やっぱり出た出た、アーモンドアイ!
フィクションのドラマの台本のように、勝負どころでは出てきた。

コントレイルが追い迫る、そして、デアリングタクトとカレンブーケドールも迫るが、届かない。
ゴールまでアーモンドアイが先頭のまま。

本当に勝った。これが引退レースとも思えぬ強さ。

今日は、競馬場はコロナ対策で、抽選当たった人のみ入れたのかな。観客は当然少な目。
私はTV観戦。

でも、アーモンドアイが追い迫るコントレイルらを抑えて、先頭でゴールした瞬間、
TV前で思わず拍手した。きっと同じ事をした人が、何人もいたのではないかと。

この拍手は、名牝アーモンドアイには届かない。
それでも。競馬場に詰めかけた、選ばれたファンたちの拍手に加え、遠くにある私たちの拍手も足して、
万雷の拍手になったら、それこそが、この偉大な9冠馬に相応しい、引退の花道になったと、

そんな妄想を、ふっと思った。

TVで解説者の元名騎手、岡部さん談、「素晴らしいものを見せてもらいました」
「アーモンドアイは、(レース直後)ケロっとしてますねぇ~」
そ~なのか~。2頭のクラシックホースの顔色なからしむ。

今日のレースは、スタート上手く出られれば、アーモンドアイの横綱相撲、ということみたいで、
ルメール騎手のことも、「凄いジョッキーですねぇ~」とほめていた。

こんな凄いアーモンドアイに対し、力量に相応しいレースにエスコートできた騎手も、そして厩舎のスタッフも、称賛に値するんだろうね。
馬は素晴らしいが、この結果で引退までロングランできた事に感謝。

名馬は色々いるが、幸せなばかりの結果ではないのもいたから、
このアーモンドアイは、全て実力とは言っても、この華々しい戦績のまま、引退まで行けて、本当に良かったと思った。
(決まり事で、もう、この時点での引退が決まってるんだとかで)

(ルメールが、観覧席の人々に、馬にもっともっと拍手を!と言うような、煽りジャスチャーをしていて和んだ)

「無敗の3冠馬」2頭が、・・・・。
まあ、アーモンドアイが強かった、ということで。
見事な引退レースでした。

さらばアーモンドアイ!いつもビックリさせられ通し。これほどの感動を、ありがとう。

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