懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

衣装・・・

2014-11-30 01:21:23 | Weblog
★フィギュアスケートNHK杯、羽生結弦のFS。

あの衣装!

フィギュアスケートでは、見たことがないような衣装だった。
極上のセンスの衣装。とてもアーティステックで、どうしてこの人はここまでやるんだろう、と、もうそれだけでも胸がいっぱいに。

(最初、遠目に、絞りを使ってるのかと思ったけど、アップ画像で見ると、そうでもなく、不規則に布の上にスパンコールやリボンを散らしたデザインだったかしら。それを、あれだけきれいにまとめるセンスって!あの衣装、だれが作ったんだろ?と、とっても気になった。上衣とズボンの継ぎ目が分らないようにきれいにつなげてるのも、フィギュアの衣装としては独特なんじゃないかと思うし。衣装全体のバランス感覚とか、縫製技術的に、凄いと思う。)

心を込めた舞台。衣装と表現が一体となっていて。
(ジャンプは精彩を欠いたと言われているし、そう言われればそうだけど、表現は,この人の平均よりずっと上だったと思う。この人は負荷がかかってるくらいの方が、良い演技するんだろうか?と、不安な気持ちにさえなった。

フィギュアスケートを競技としてみれば、あれではだめなんだろうけど、芸術性とかで言ったら、今日は表現に(衣装も含めて)圧倒されて、自分的にはSPより感動した。)

(自分的には、衣装があれでなかったら、全く感想が異なっていたかもしれない位!)

もともとファッションセンスというか、衣装センスは、初めて見たころからずば抜けていたけど、今回はさらに磨きがかかった。

これは、フィギュアスケートでしかないのに、何だかもっとずっと上の世界を見てるような気がする。

凌ぎを削るプロのデザイナーの一線級の人たちのコレクションの服とか、そういう水準なんじゃないの?

私的には、名のある舞台美術家の舞台美術を、連想してしまった。


今日の羽生選手の衣装は、プロのデザイナーの人たちに、批評して貰いたい位!
(スケートの評点より、そっちが気になるくらい。)
衣装が素晴らしくて、凄いとは思うのだけど、私のレベルでは、ボキャ貧になってしまうので。その凄さをうまく形容できないから。

工夫を凝らした独創的な美しい衣装を、綺麗に着こなして滑って、演技に心もこもっていて、今日は「全体で表現する」世界が、私の心にも凄く伝わった。

あ、結果が4位だったんだっけ。GPファイナル出られないのかと誤解しました。順番ってことね。
(アボット選手はそんなに順位低いのか、と思ったけど、今の採点方だとそうなるってことなんでしょうね(?)。)

正直、羽生選手の最初のジャンプが2回転になって、転ばずに済んでほっとしてる、ヘタレな自分がいました。こんな観客でゴメンナサイ(笑)。

舞台は1回、1回違う、という。ジャンプをビシビシ決めた舞台も見てるから、今日は今日の貌を見たから、これはこれでいいのんよって。言っても本人は納得しないでしょうが。

ジャンプミスを補う、独創的なアートの極み衣装でした。眼福。(個人的には一回前のファントムの衣装も好きだけど。)
羽生選手のFSの滑りを見ていて、ベテランのプリマが、振り付の技術抑え目のシンプルな動きで、それでも感動させたりすることがあるけれど、ちょっとそんなのを連想しました。

一方、中国杯のFSの演技は、もはやお宝画像に。あちらの方が技術全然高いし。

★昼間はボリショイINシネマ「ラ・バヤデール」に行ってきました。
行く価値あると思う!
バックステージをかなり映してるのが、普段見られないものが見られて、面白い。これはやると知らなかったので、思わぬ拾い物。
昔のダンサーを思い出して、切ない気持ちになった。ザハロワはビジュアル的に、こういう企画に向いてると思った。
12月もあるので行くかな。



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