懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

ニコラ・ル・リッシュが芝居に出演

2006-09-05 16:24:26 | バレエ
パリ・オペラ座ダンサーのニコラ、表参道近くの能の研究所で、サルトル作の劇「出口なし」に出る、という・・。ニコラはフランスで俳優の経験なし。ううむ・・。ここが悩む所よね。今日テレビでちょこっと宣伝していた。

昨日この劇と、マリインスキーバレエのチケットの残席状況を、ちけっとぴあで確認してみた。マリインスキーは最低券種はちけぴにはなし。「出口なし」は残席あり。そんなに売れてるわけでもなさそう、かな。お能の研究所で、客席数そんなに多いとは思えないんだけど。

正直、一瞬、この芝居見に行きたくなってしまったが、残席状況見て、冷静になった。今、東京でパフォーミングアーツや、行きたくなるイベントはいくらでもある。お金も大事だが時間も大事だ。取捨選択にはいつも迷う。このところ、公演のチケットを買うか否かはいつも迷っている。

「出口なし」は、かつて、よく上演された演劇であり、別の演劇公演(小劇場)に行ったとき、「出口なし」というセリフで使われていたほど、聞いた名前だ。正直にいうと、あのての芝居は、自分の中では、手垢にまみれたものになってしまったといっても過言ではないのだが・・・。

すべてが俳優の力量によるようなタイプの劇だと思う。お能の空間での現代劇も過去に見たことがある。

上演されるものがどうかというだけでなく、見る側の見方によって面白くもつまらなくもなる劇だともいえる。フランスの人気ダンサーが日本の伝統芸能の中でセリフを使った表現をする。ユニークな企画だし、ダンサーの可能性を広げる企画でもあるのだろう。

インタビューで「日本は・・・よくわからない」等語っていたニコラ。能の空間で、「わからない」ものを感じ取っているだろうか。見にはいかないけど、検討を祈りたい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする