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『67億人の水』

2010-07-10 | Min Blog
先日、同友会で企画したセミナーに参加してくれた
水処理関係の会社の社長さんが教えてくれた本が
とても面白そうだったので、読んでみた。

『67億人の水 「争奪」から「持続可能」へ』

すごく分かりやすい! と思ってプロフィールを見たら、
Think the Earthの水のがっこうの副校長で、
JICA専門家として、中国での普及啓発にもかかわっているそう。

私が印象に残ったのは:

・水(WATER)はあらゆるものにかかわっていて、特に
 生きていくうえで欠かすことのできない
 食べ物(FOOD)、エネルギー(ENERGY)とは
 密接につながっている。
 
(その頭文字をとるとFEW!
 いずれも不足が心配されているもの)

・水を消費するだけでなく、生み出そう。
 雨水・中水の活用、下水処理水の再利用、海水淡水化
 いろいろな技術の可能性が見えてきているけれど、
 できれば、お金をかけずにできることを。

・雨水タンクは、都会のダムに、
 田んぼは、田舎のダムに。
 (実際に、減反田に水をためてもらうことで
  助成金を支払っている企業もあるそう。
  工業用水として地下水を大量に使う補填として)

・水ビジネスは問題?
 途上国では、WBやIMFから強要されて民営化した結果、
 水を得られない貧しい人たちが増えている、
 とたびたび報じられているけれど。

 水ビジネスはさまざまな形で私たちの生活に
 すでに根付いていて、欠かせないもの。
 ビジネスを水という公共財に適用するのが悪いのではない。

 環境・地域・経済という面から見て
 それぞれの地域に適正なサービスを
 提供できるように自治体や議員、市民が
 判断することが大事。

・民営化ではなく、民間委託という形も。
 日本では自治体が管理しているところが
 ほとんどだけれど、少しずつ委託も進んでいる。
 (ヴェオリア、ジャパンウォーターetc)

・浄水の処理方法はいろいろあって
 最近は、薬剤や浸透膜を使った処理のところも多いが、
 昔から行われてきた生物浄化法(緩速ろ過)の方が
 コストがかからず、維持の手間もかからず、
 設備が長持ちして、しかも美味しい水ができるそう。

 調べてみたら、近江八幡の浄水処理場は薬剤使用。
 いいタイミングがあったら、生物浄化法に変えられないかなぁ。

・水に関係する部署がバラバラなので、
 省庁横断の取り組みを構築できれば。
 チーム水・日本という動きも
 始まりつつあるらしい。


以上。自分用のメモのようなものなので、
分かりにくいかもしれないですが、
興味を持った方はぜひ。

引き続き、水関係の本をいろいろ
読み進めていきたいと思います~。

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