Min Dagbok

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『自分をいかして生きる』

2012-05-02 | Min Blog
西村さんの新しい本が届いたにもかかわらず、
その直前に読み直し始めたしばらく前の本に
はまっています・・・。

西村佳哲
バジリコ
発売日:2009-09-17


海に浮かぶ島には、下に見えない山裾が広がっている。
他の誰かの仕事を目にした時、
この島のように見える部分だけに注目する人と、
その下の裾野のひろがりに思いを馳せる人がいる。

仕事とはこの山全体であって、それになることを
可能にしたひとつながりの働きの全てを
私たちは受け取っている。
(p18-27)

そんな風に西村さんは書いています。

つい成果や結果だけに目がいきがちだけれど、
何かをしたいと思ったときに、自分の山裾を
地道に蓄えていくことが、遠回りに見えても
とても大事なんじゃないかな、と。

「お客さんでいられないこと」(p71-)という言葉も奥が深い。

「好きなことを仕事に」するわけではなく、
「好き」だけではすまされない、自分でも何か分からない
持て余す感覚を何かに感じている人は、掘り下げていくと、
そこに、それぞれの仕事の鉱脈があるんじゃないか。


「できていない」と感じることが可能性につながる。
だから、イケてないとかダメだと思うときこそ、
成長のチャンスがあるのかもしれない。

海士町のツアーに参加して、私も何かこんな感覚を
感じたかもしれない。楽しみながらも、つい主催側の
視点に立ってしまう、というか・・・。
これを掘り下げていくとどうなるんだろう・・・?


もう1つ、企画実現PJTを受講してくれている学生にも
伝えたいことのヒントも見つけました。

そもそも、もし自分がやりたいことをやりたいだけなら、
発表する必要なんてない。なんでもかんでも世の中に発表したり、
それを仕事にしたり、収入に結びつけなければならないわけではないと思う。
それがどんなに得意で、他の人より上手くできることであっても。

ただ、もしそれが自分だけのこととは思えなかったら、
世界に差し出してみることができる。

本を書くのも、同じ時代を生きている人たちと
共有できるかもしれないという予感があるから、
形にすることができる。


せっかくプロジェクト科目で取り組むんだから、
自分の課題をうまく他の人の課題とも重ねあわせたら、
もっと自分をいかせるんじゃないか、
っていうことを私は伝えたいのかも???

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