インターラーケンに移った翌朝、ユングフラウヨッホへ。標高3454mまで、電車の座席に座っているだけで連れて行ってくれる。この鉄道の完成が大正時代などと聞くと、人間とはなんと恐ろしい力を持っているのかと感心する。
勿論、この標高、高山病にかかる人は罹る。私は欧米では予防薬とされているアセタゾラミドのお陰か、息苦しく、またスフィンクス展望台では恐ろしい程の頻脈を経験したものの、高山病にはならずに済んだ。
それにしても、美しい。個人的にはユングフラウの手前に見えるシルバーホーンが真っ白に滑らかで好きだ。
帰りはグリンデルワルト方面に下った。アイガー北壁が電車の前に聳えていた。これを登るなんて、その考え自体がナンセンスに思われるが、世の中にはそういうことに挑戦したい人も居るらしい。
雪を頂く高い山は、富士山をはじめ、本当に美しいと思う。もう少し季節が進むとお花畑が美しいらしいが、個人的にはお花畑より雪の白い、少しモノトーンな景色が好きである。
こうなると、次回はマッターホルン!モードである。