Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

アカデミア@フィレンツェ

2009-05-02 22:30:00 | ヨーロッパ

ダビデ像で有名なアカデミア。予約をとっていたので、団体が入場するのを数分待って入場。X線による手荷物検査を受けて、いざ美術館へ。

宗教画はあまり詳しくないので、どれがありがたい絵なのかさっぱり分からない。とりあえず、ダビデに会いに行くとしよう。

あ、いた。

異常に大きい。

大きすぎる。

角度を変えて見ると、変な顔(撮影禁止でお見せできないのが残念)。カラヤンじゃないけれど、「写真はこの角度から」という指定があるに違いない。

併設の美術館である楽器美術館にかなりハマった。なんといっても、1710年代(1716年)製作のストラディバリウスのヴァイオリンが!!そのほかにもストラドのヴィオラ、チェロ、アマティのチェロなど、垂涎物。中には螺鈿細工の施された楽器もあって、素敵。殆どは駒が付け替えられているから、今でも誰かが時々弾いているのかもしれない(そうでないと楽器がかわいそうだ)。

ハープシコードからピアノフォルテへの楽器の進化、としてその模型が置かれていたので、思わず本当にハープシコードでは連打が出来ないものなのか、子供に混じって真剣に鍵盤模型をたたいてしまった、大人気ない私。

上階で宗教画の展示をやっていたので見てみる。ロレンツォ・モナコの作品は、とても色が綺麗で、どんな絵の具を使ったのかとても興味深く思われた。こんなに古い作品が色褪せていないのだから、きっと鉱物から取った絵の具か何かなのだろうけれど。

結局、アカデミア本体より、それ以外でかなり楽しんだ気がする。


サン・マルコ@フィレンツェ

2009-05-02 22:15:00 | ヨーロッパ

アンジェリコのフレスコ画で知られるサン・マルコ。アカデミアの予約まで少し時間があったので、月曜日の予約でも入れようかと訪ねたところ、空いていたのでそのまま見学。

有名な「受胎告知」。美しい。天使の衣の色、衣の金色の模様、羽の色、木々の緑。。。あまりにはっきりとした色合いと美しさに、係りの方に、これはレプリカですか?と聞いてしまう始末。20年ほど前の修復で、洗浄されこの鮮やかな色が再現されたとのこと。

係りの方は、これを含めて4作品がアンジェリコの作品で、その他はアンジェリコとその弟子達による共作であるとそれぞれの作品の場所まで案内して丁寧に教えてくださった。レンブラントとレンブラント工房、みたいなものなのだろうか。


ウェスティン・エクセルシオール@フィレンツェ

2009-05-02 21:00:00 | ホテル

今回のフィレンツェでの宿泊先は、ウェスティン・エクセルシオール。ドゥオーモなど街の中心まで歩いて5~10分。

お願いしてお部屋を川沿いに変えていただいたのがよかった。

まずは朝の眺め。

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昼の眺め

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どうも、糸杉を見ると、「トスカーナっぽい」と興奮する私。

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夕方~夜の眺め。

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朝食のサービスをしてくれた人たちも、フレンドリーで悪くなかった。でも、次回は違うホテルで過ごしてみたい気がする。


イタリアのユーロスター

2009-05-02 18:30:00 | ヨーロッパ

ミラノ・マルペンサから、マルペンサシャトルでミラノ中央駅に向かう。電車に間に合うのか少々心配ではあるが、高速道路の周囲の緑からのマイナスイオンを浴びて慌しい気持ちを落ち着ける。

ミラノ中央駅に着く。フィレンツェの気温は20度を少し超える程度、と聞いていたのに、ミラノときたら30度あるらしい(電光掲示板によれば)。朝晩は10度以下というので着てきたコートが鬱陶しい。

さて、フィレンツェ行きはESとある。なんの略だろう?と思いながら13番線に行くと、立派な車体。なんとEurostarとあるではないか。そうか、それでES

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さて、席を探す。Business seatにしたのだが。。。席がない?と思ったら、個室(4人掛け)であった。すごい、リクライニングも電動なら、窓のブラインドも電動だし、電源もちゃんとしているし申し分なし!

この電車、ミラノからボローニャ、フィレンツェを経て、ナポリまで行けるらしい。窓の外の春のトスカーナは長閑だ。

ボローニャを過ぎると、まるで日本のように山がちで緑が美しい。道程の半分はトンネルの中(うち1つは相当に長い!)、といった感じである。日本からだとイタリア国内も飛行機を乗り継いで目的地まで行ってしまうのだろうけれど、こんな風に良い季節には電車の旅をお薦めします!

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