ダビデ像で有名なアカデミア。予約をとっていたので、団体が入場するのを数分待って入場。X線による手荷物検査を受けて、いざ美術館へ。
宗教画はあまり詳しくないので、どれがありがたい絵なのかさっぱり分からない。とりあえず、ダビデに会いに行くとしよう。
あ、いた。
異常に大きい。
大きすぎる。
角度を変えて見ると、変な顔(撮影禁止でお見せできないのが残念)。カラヤンじゃないけれど、「写真はこの角度から」という指定があるに違いない。
併設の美術館である楽器美術館にかなりハマった。なんといっても、1710年代(1716年)製作のストラディバリウスのヴァイオリンが!!そのほかにもストラドのヴィオラ、チェロ、アマティのチェロなど、垂涎物。中には螺鈿細工の施された楽器もあって、素敵。殆どは駒が付け替えられているから、今でも誰かが時々弾いているのかもしれない(そうでないと楽器がかわいそうだ)。
ハープシコードからピアノフォルテへの楽器の進化、としてその模型が置かれていたので、思わず本当にハープシコードでは連打が出来ないものなのか、子供に混じって真剣に鍵盤模型をたたいてしまった、大人気ない私。
上階で宗教画の展示をやっていたので見てみる。ロレンツォ・モナコの作品は、とても色が綺麗で、どんな絵の具を使ったのかとても興味深く思われた。こんなに古い作品が色褪せていないのだから、きっと鉱物から取った絵の具か何かなのだろうけれど。
結局、アカデミア本体より、それ以外でかなり楽しんだ気がする。