Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

イギリスとフランス

2007-08-01 22:15:30 | イギリス

今日も会社帰りに駅前の大型スーパーマーケットに立ち寄った。玉子はここのオーガニック、ラージサイズが良いので、6個入り1パックをカゴに入れる。お会計のとき、レジのおばさんが徐にそのパックを開けた。なんと、玉子が5つしか入っていない!!彼女は、さもありなん、といった表情でブザーを押してフロア係を呼んでくれた(こういうときに、「Just one minute」とか「tout de suite」とかいうのは英仏共通だ。また、その言葉通りではないことも英仏共通だ)。彼女に「イギリスでは玉子を買うとき、中をあけて確認していいの?」と聞くと「勿論よ、ちゃんと入っているか、割れていないか確認しなきゃダメよ!」と言われてしまった。「日本では、完全に封がしてあって、その代わり玉子パックは透明で中身が確認できるようになっているんです」と説明(言い訳?)したら、「封がしてあるの?開けられないの??」と驚いていた。

イギリスで思うことは、レジ係の彼女のように、人々がとても優しい、あるいは老若男女話好き、ということだ。以前Windsorの駅で人々が大量に戻ってくるので、出勤途中と思しき男性に理由を聞いた時も、彼も出勤で急いでいるだろうに、きちんと理由を説明してくれた。電車のチケットを購入する時も、丁寧に説明して売ってくれる。また先日はLondonから戻る電車の中で、携帯電話をする若者(イギリスでは電車内での通話は禁止されていないらしい。彼らはそれは「マナー」の問題であり、禁止するとかそういう性質のものではないと思うのだろうか?今度聞いてみよう)に辟易したおじさんと意気投合して、乗り換え駅までおしゃべりをして帰ってきた。

ただ、車になるとイギリスは怖い。あんなに優しい人たちの性格も車に乗ると変わってしまうのかも知れない。とにかく、全然歩行者優先ではないのだ。車に轢かれたら、轢かれた方が悪い、くらいの勢い。ものすごいスピードで走る(田舎道でも制限速度は50マイル/h(約80km/h!!)だ。日本だったら30km/hだというのに)。これまで、何度轢かれそうになったことか!また、こんなスピードで走るためなのか、会社の駐車場、さらにロンドンなどに出かけようものなら、ここは高級車の展示場?と思うような車が、ピカピカに磨かれて置かれている。

一方、フランスではあまり通勤電車のような電車で見知らぬもの同士が他愛の無い話をしたりすることは珍しいように思う。また、この間Parisで地下鉄に乗ったときも、チケットを購入しようとしたときの窓口のおばさんの説明はとてもつっけんどんだった。けれど、車の運転に関してはイギリスよりずっと人に優しい。Parisの高級ホテル前を除いて、たいてい車は古くて汚かったり、ぶつけてへこんでいたりするけれど、道を渡ろうとすると、大体歩行者を優先して待ってくれる。これまでは、日本からフランスに行っていたので、当たり前に思っていたけれど、今回はイギリスから行ったからなのか、とても優しく感じられた。どうしてこんなに違うのだろう?