「きっかけ(CUE)」

”CUE”が写真を載せ発信します

ビートル

2014年04月10日 | 自動車・automobile



タイプ1(Type 1 )はドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲン社によって製造された小型自動車

「ビートル」Beetle や「カブトムシ」の通称でも知られる 1938年の生産開始以来 2003年まで半世紀以上も生産が続き
国際的な自動車市場で多大な成功を収めた 四輪自動車としては
世界最多の累計生産台数「2152万9464台」の記録を打ち立てた伝説的大衆車

多くのバリエーションがあり、その多様性から一語で指し示す用語として
英語の「Type 1」という型式名や「ビートル」などの愛称が用いられる
時代ごとの正式車名は「フォルクスワーゲン1200」「フォルクスワーゲン1300」「フォルクスワーゲン1303/S」
「フォルクスワーゲン1303 LS」など、何の変哲もない呼称であった

 

「Type 1」ドイツ語では「Typ 1(テュープ アインス)」は
フォルクスワーゲン社内の生産型式番号で単に「1型」という意味であり
フォルクスワーゲン社の一号車であることを表しているが 一般にはよりわかりやすい通称で呼ばれることが多い
英語圏ではそのカブトムシの様な形から「ビートル(Beetle)」「バグ(Bug)」などと呼ばれ
(ちなみに2006年のアメリカのアニメ映画「カーズ」のエンディングで
「バグズ・ライフ」の主人公フリックのベース車として登場するが
これも「バグ=フォルクスワーゲン・タイプ1」から来ている)

ドイツでは1960年代後半より「ケーファー(Kafer =カブトムシ)」という愛称で親しまれた
ブラジルなどでは「フスカ」(Fusca=南米産の大ゴキブリ)と呼ばれ タイでは「タオ」(亀)の愛称で呼ばれる
日本では英語の「ビートル」の他に「カブトムシ」や メーカーではなく
本車種を指して「フォルクスワーゲン」さらには単に「ワーゲン」と呼ばれることもある
これらはあくまでも愛称であるが フォルクスワーゲンはニュービートルで「ビートル」を初めて正式車名に用いた

 

生産完了から10年過ぎますか 特にこの初期型は貴重(中古屋さんでも見かけないですね) 丸みを帯びたキュートな佇まい
元々はハンドル握らないヒトラーがドイツの国民車として生産を指示したそうで 徹底した合理主義です
現在の水準でゆくと明らかに空間効率は悪く パワーも非力でしょう 生産開始して40年後に登場するゴルフとは雲泥の差なはず
でもなんでしょうね オーナーさんにとっては人馬一体感が強く思い入れの強さ・手入れのしがいもあるのでしょう

そんなこのビートル 昨年亡くなった故 大瀧詠一氏の名盤「A LONG VACATION」に収録された
雨のウェンズデイ※ の歌いだしに壊れかけたワーゲンの~ ボンネットに腰掛けて ってフレーズがあります
録音された当時にはさらに世界的なヒットとなる初代ゴルフも登場してるはず
ナイアガラレーベルマニアな方が 特に歌詞の背景とか分析されてるわけではないですが
僕としてはやはりこのカブトムシって愛称のビートルのこと取り上げてると思いますよ

※雨のウェンズデイ(あめのウェンズデイ)は 1982年5月21日に発売された大滝詠一通算11作目のシングル
アルバム『A LONG VACATION』からのリカット・シングル
前年リリースのシングル「恋するカレン」のカップリングで収録されていたが再シングルカットとなった
大滝によればこの曲のレコーディング・メンバーは 細野晴臣 林立夫 鈴木茂 松任谷正隆だという 

2014年現在の最新型はターボが付いたり 頑丈な幌が付いたガブリオレも存在するようですが
基本的なデザインは踏襲されてます さらにはインテリア・エクステリアも
台数限定で少し懐かしめを選択できるようになってるようですね 初代・最新型併せ いつまでも存在してほしい車種=名車であります

 



最新の画像もっと見る