風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

規則正しい生活

2006年07月23日 | 清水ともゑ帳
子どものころ、夏休みに入ると、必ずといっていいほど、「規則正しい生活を心がけましょう」と学校で言われた。
けれど、それができたためしがなかった。
朝の涼しいうちに勉強しましょう…という学校の指導を無視して、毎日、遊ぶのに夢中だった。
夏休み最後になって、泣きながら宿題を片付ける…毎年、その繰り返しをしていた。

それを夫に話したら、呆れた顔をしていた。
彼は7月中にすべての宿題を済ませ、8月に目一杯遊んだらしい。
目一杯遊んだのは、私も変わりなかったのだけれど……。

中学、高校のころは、ラジオの深夜放送ばかり聴き、社会人になってからは、深夜までの残業に休日出勤、夜遅くまで遊び歩くこともあり、規則正しさからはかけ離れていくばかりだった。
朝、なかなか起きられないのは、低血圧のせいだし、だいたいそんな模範的な生活なんかできるわけがない、と思い込んでいた。

それが、4年前から変わった。
人生で初めて、規則正しい生活が送れている。
夏の朝は5時ごろ、冬は6時ごろに自然と目が覚める。
特別な用事がない限り、アラームをセットしなくなった。
日中の家事なども、大まかな時間のリズムでこなせている。
そして、夜更かしもしない。
長い間、ダラダラ生活を送ってきた私としては画期的なことなので、時々自慢げに人に話したりもしていた。

ところが、最近になってふと気がついた。
生活ペースが変わることに、体が適応しにくくなってきただけかもしれない、ということに。
夜更かしは「しなくなった」のではなくて、「できなくなった」のであり、日の出とともに起きるのは、一度目が覚めると寝られなくて、二度寝の心地よさを味わえなくなった、という気がする。
とはいえ、近ごろの私の体には合っているみたい。

生活は変わっても、お尻に火がつかなければ、やるべきことをやれない性格は相変わらずだ。
あさって締め切りの課題をさっきやっと片付けた。


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