風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

三保への散歩(1)

2019年05月31日 | さんぽ帳
数日間続いた真夏日が落ち着いた今日、夫と「三保まで歩いてみよう」ということになり、午後から出かけた。
以前も二人で自宅から三保半島まで、往復20キロほどを走って来たことがある。

3年前、私は両足の股関節を人工関節に換える手術を受けたため、いまは走れない。
けど、片道だけ歩き、帰りは三保と清水港を結ぶ水上バスに乗船すれば、関節に負担をかけずに往復できそうだ。

午後2時過ぎ、家を出発。
曇り空だけど、その分、日差しの暑さはやわらぎ、涼しい。
国道150号線沿いは歩道が広いといえども、車の往来が激しくて埃っぽいので、しみずマリンロードを歩くことに。

しみずマリンロードは国鉄の清水港線が走っていた線路跡で、現在は自転車歩行者道となっている。
清水区村松あたりまでは、工場に囲まれたような場所を歩く。



やがて、国道150号と平行して通るところに出る。


清水区駒越あたりで、「旧三保駅まで3000M」の標示が。
三保には日本で初の鉄筋コンクリート造灯台の三保灯台(正式には「清水灯台」というのだそう)があるので、車の進入を防ぐ車止めが灯台の形になっている。


河口付近からうっすらと富士山の姿が。
冬の晴れた日なら、ここも眺めのよい富士山スポットかも。


折戸湾をぐるっと周り、折戸駅跡の公園まで来た。



さらに進み、並木道を行く。



家を出て約1時間、距離にして5kmほど歩いたところで、「旧三保駅まで1500M」の標示が。


今日の目的地は、三保塚間。
旧三保駅の手前で塚間方面に折れるけど、距離の目安になる。
あともう少しだ。
                      (つづく)

客船「飛鳥Ⅱ」

2019年05月25日 | 静岡
(5月23日 午後5時 清水を出港する「飛鳥Ⅱ」)

一昨日のこと、清水に入港した客船「飛鳥Ⅱ」を見に出かけた。
「清水港客船誘致」のホームページで出港時間を調べたら、17時とあったので、夕方4時半ごろ、急いで港へ向かった
去年の秋に寄港したときには、「海王丸」と一緒に日の出埠頭に並んでいた。


何度見てもいいなぁ。


船の煙突、ファンネル。



いよいよ出港。
乗船している人たちと埠頭に立つ人たちの間で紙テープが舞い、手を振り合う。
私も大きく手を振った。


岸からどんどん離れていく。
船を見送るとき、なぜか胸がいっぱいになって……。
ああ、だめだ、また涙があふれてくる。


良い旅を



雨が降る前の

2019年05月21日 | さんぽ帳
昨日の午後、すでに雲が低くなっているなか、夫とともに散歩へ。
雨が降ってもすぐに帰ってこられるよう、家の近くを歩くことに。
 
ここを行ってみよう、と夫が言う。
私ひとりでは足を踏み入れたくてもためらってしまったかも。
夫が一緒とあれば、ぜひ歩いてみたい所。
「昭和」が残っているような懐かしさを覚える、ノスタルジック路地。
 
 
車道を挟んだ反対側も居酒屋さんが並ぶ。
清水のディープな場所かもしれない。
 
 
歩いていると建物の2階からか、頭上から楽しそうな話し声が降ってきた。
 
 
路地を抜けたところに神社が。
夫が、「おい、こっちこっち」と手招きする。
何事かと近づくと、
 
 
猫が5匹、境内でくつろいでいる。
写真↓左側の献燈の下に1匹、その右側に4匹が連なるように。
”清水ネコ歩き”。
 
 
そっと近寄ってみる。
地域ネコなのかな、どの子も警戒せず、じっとしたまま。
 
 
さらに近づく。
うわぁ、ニャンとも気持ち良さそうな寝姿。
 
 
起こさないようにそっと後ずさって、散歩を続けた。
 
 
思いのほか 雨はすぐ近くまで来ていたようで、帰宅したとたんにザーッと降り出した。
空模様を気にしながらの散歩だったけど、路地やニャンたちの姿に、あぁ 今日も歩いて良かった、と思えた。


お寺巡りの散歩と初夏の花

2019年05月20日 | さんぽ帳
仏堂や仏塔の軒の四隅に吊り下げられている風鐸。
その風鐸に興味がわき、このところの散歩はお寺を巡ることが多い。
昨日も風鐸との出合いを求め、お寺が集まる清水区の江尻町周辺を歩いた。

途中、見事な枝ぶりの赤い花を発見。
なんていう植物かわからないけど、満開の花に圧倒されてついカメラを向けた。


そこから歩いてすぐ、市中山 江浄寺へ。
このお寺周辺の道は車ではよく通るけれど、境内へ入るのは初めて。



徳川信康公菩提所とある。
そうか、だから屋根には葵の御紋が。


徳川信康は武田との内通を疑われ、21歳で切腹させられた。NHK大河ドラマ『直虎』での瀬名姫を演じた菜々緒とともに思い出す。

立派な鐘楼が
鐘の響きを聴いてみたい。



江浄寺を出て、本応山 妙泉寺へ。


思っていたより近代的ながっしりとした本堂。
とはいえ、妙泉寺開創500年を記念して、昭和56年(1981年)に新築されたそうだから、40年近く経っている。


そして、また少し歩き、次は吸江山 法雲寺へ。



桐の紋が輝く山門をくぐる。


青紅葉がきれい!
本堂ともマッチしてる。



法雲寺を出て、巴川に向かう。
巴町公園には立葵の花が。


タチアオイのまっすぐ伸びる姿が大好き。

そして、帰宅してから、あの小さな赤い花をつける植物を調べてみた。
和名がギョリュウバイ(檉柳梅)といい、オーストラリアやニュージーランド原産の植物だとわかった。
ニュージーランドの先住民のマオリの言語では「マヌカ」と言われていると知り、「ああ!」と納得。
あのマヌカハニーの。
よくパッケージに描かれている花がこの花だったのか。
30代のころ、わずかな期間だけど過ごしたことのあるニュージーランドがとても懐かしくなった。

風鐸って寺社へ行けば見られるものだと思っていたけど、そうではないようで……。
でも、散策する先々で、ギョリュウバイのような思いがけないことに出合うとき、掘り出し物でも手に入れたみたいにうれしくなるのだ。


上村松園展 ~ 麺屋めん虎 ~ コストコ浜松倉庫店(2)

2019年05月18日 | ラーメン店とコストコ
浜松市美術館で開催されている「上村松園展」をたっぷり鑑賞したあと、
 
 

お昼は、「麺屋めん虎」へ。 
月に一度のコストコ通い。 
コストコへ出かけるときは、ラーメン店にも行くのが私たちの通例。 
ラーメン好きの夫が、今回 行きたい店の候補としたところは、豚骨ラーメンのお店。

  

夫は、熊ラーメン(780円)を。 
マー油が香ばしいそうだ。
 
 

私は、あっさりラーメン(680円)。
 
 

浜松…といえば餃子、なので餃子も。 
5個で290円、とは安い。
 
 

茹で加減は6種類、粉落とし、バリカタ、ふつう、ハリガネ、カタ、やわ……のうち、二人とも「カタ」を注文。
 あっさりラーメンは、ほんとにあっさりしていて、麺を食べ終わったあと、レンゲを運ぶ手を止められなかった。 
夫の熊ラーメンを少し分けてもらったら、確かに香ばしくて、コクがあって、こちらもおいしかった。 
人気の高いお店とのことで、行列に並ぶようなら今回はあきらめようと思って行ったけれど、幸いなんなく入れた。 
でも、すぐあとから、次々にお客さんが入ってきて、食べ終わってお店を出るころには満席状態。 
評判どおりだった。 

お腹を満たして、コストコへ。 
いつもながら平日でもお客さんがいっぱい。 
連休中はすごかったかも。 

買ってきた物の一部。 
ミューズリーやシリアルが大好きな私は、今回初めてクエーカーグラノーラを買ってみた。 
978グラム入りの袋が2袋パックで、1288円はお買い得。 

 

今回の浜松行きのメインは、なんといっても「上村松園展」。  
今度は、修復後の「序の舞」を見てみたい。


上村松園展 ~ 麺屋めん虎 ~ コストコ浜松倉庫店(1)

2019年05月17日 | ラーメン店とコストコ
(新緑の中の浜松城)

4月27日から浜松市美術館で開催されている「上村松園展」へ、先日 夫ともに行ってきた。
朝9時30分の開館間もなく美術館に着いたけど、平日でも、すでに多くの人が来館していた。


20代半ば、宮尾登美子/著の『序の舞』を読んで以来、私は県内で上村松園の展示があれば出かけるようになった。
今回もとても楽しみにしていた。


第1展示室から第3展示室までを巡り、気づけば2時間ほどが経っていた。
これまで見たことのなかった下絵や写生なども展示されている。
何度か見たことのある絵でも、「やっぱりすごいなぁ」と思わずため息。
奈良県に上村松園とその息子・松篁、孫の淳之の作品が展示されている「松柏美術館」がある。
いつかはそこを訪れ、じっくりゆっくり見てみたい、と思っていたけれど、今回の「上村松園展」は見応えたっぷりで、その思いが少し叶った感じ。

外へ出ると、入館するときには気づかなかった花が目に入った。


1本の木に咲く花の色が、白、ピンク、えんじ…と、とりどり。
プレートに「ハコネウツギ」とある。
何年か前、俳画講座の受講生仲間の人たちが「ハコネウツギってきれいよね」と話していたとき、植物に疎い私はどんな花なのかわからなかった。
これが箱根空木……か。
ほんとにきれい!


新緑や花を楽しみながら、隣接する浜松城へも行ってみたかったけれど、お城は次の機会に。
お昼を食べにラーメン店へ、そして、コストコ浜松倉庫店へも。

                         (つづく)

客船「アザマラ クエスト」

2019年05月10日 | 静岡
今日も清水港に客船が入った。
「清水港客船誘致委員会」のホームページで、「アザマラ・クエスト」という船だとわかった。
先月26日に初寄港し、再びの入港。

夕方、散歩がてら港へ。


これまで見てきた客船は白い船体が多かったけれど、アザマラ クエストは黒(濃紺かも?)っぽいペイントが施されている。
それがとてもかっこよく見えた。


富士山は霞みがちであるものの、雲がかかることなく裾野までちゃんと見える。



船首から船尾まで眺めたあとは、マリンターミナル2階の送迎デッキへ。
上から眺める船体もいい


今月の清水港は、このあと18日と21日に「にっぽん丸」が、23日には「飛鳥Ⅱ」が入港する予定だそう。
時間があれば、また出かけてみたい


さつき通りのバラ

2019年05月09日 | さんぽ帳
散歩の途中、色鮮やかな一角が遠くから見えた。
そうか、今シーズンも咲いているんだ。


清水区のさつき通り沿いに面した場所にある 会計事務所のバラ。


以前から何度も見かけていながら、今年はちょっと失念していて、思いがけず出合えた気がした。


なんときれいな!
そして、いい香り。


丹精込めて育てられているんだなぁ。
薔薇もその気持ちにこたえるように見事に咲いて……。



バラ園のような見応えのある花をたっぷり堪能できた散歩でした



第12回… 「柚子」

2019年05月08日 | 俳句・俳画・墨彩画
通信教育の俳画講座を受け始めてちょうど1年。
当初は月に一度のペースで作品を送り、添削を受けていのだけれど、学習が進むにつれ難しくなり、近頃は自分の立てた計画どおりに運んでいない。
最初のころは先生のお手本を見ながら描いていたのが、11回目の「胡瓜」からは先生のお手本を離れ、絵の対象を写生するところから創作へと移っている。

今回の「柚子」は、先生のお手本や、絵と賛(俳句)を紙面のどこに配置するかのヒントがあるものの、自分で工夫して描くという課題。


何枚も損じながら、なんとか仕上げた。


ゴールデンウィークに入る前、添削された作品が戻ってきた。
先生からのご指導は、”右側の二つの柚子を少し重ねて描くと、まとまりが出て、画面に奥行が生まれるでしょう”とのことだった。

ヒントの構図にある不等辺三角形に倣い柚子を配置したつもりだったけど、重ねてもよかったんだ、と気づいた。
以前、生け花を習っていたとき、不等辺三角形を意識して挿すと学んだことがある。
あらためて俳画などにおける「不等辺三角形」について調べていくと、和食の盛り付けの配置も、山野草の寄せ植えや日本庭園の樹木の配置も、不等辺三角形に基づいていることを知った。
少しバランスをくずしたところに自然の美があるのだとか。
奥が深い。

次の課題は、あざみを短冊に描くというもの。
これもお手本はあるものの、自分なりに創作していく課題。
GW中に練習しようと思いつつ、手つかずになってしまった
「令和」だ、10連休だと浮かれていた気分を落ち着かせ、筆を持つことにしよう。

客船「オイローパ2」

2019年05月07日 | 静岡
昨日のこと、清水に初寄港した客船「オイローパ2」。 

 

5月4日放映の『世界ふしぎ発見』で、豪華客船クルーズが取り上げられたばかりだったので、また興味がわき、午後1時すぎ港まで散歩することに。

 

 午前中は曇りがちだった空模様が、だんだん晴れてきて、日が差してくると船体の白さがくっきり。 


夕方、久しぶりに出港を見送りたくなり再び港へ。 
家を出るのが少し遅くなってしまい、日の出埠頭へ着く前に船が出てしまった。
 夕日に輝く船体。 

 

なぜだろう。 船が離岸するとき、なぜか涙が出てしまう、きまって。
出港する船を家のベランダから眺めるときは、ああ 船が出て行くんだ、と思うだけなのに、港から見るときは違う。 
乗船している人たちと特別な交流を持ったわけでもないのに、船が岸から遠ざかっていく姿に こみ上げてくるものがある。 

 

昼間は雲に覆われていた富士山が、頂上付近だけ少し顔を出した。


客船「ヴァイキング オリオン」

2019年05月04日 | 静岡
5月2日、客船「ヴァイキング・オリオン」が清水に初寄港。
一昨日の夕方、うちのベランダからも船の灯りが見えた。
出港が3日の18時とわかり、昨日は散歩がてら港へ行ってみることに。

船首から眺めた富士山とのツーショット、のつもりだけど、
富士山が霞んでいて、写真右端にうっすらと……。




船尾の方へも回ってみる。
「ベルゲン」はノルウェーの都市、そうか、だからヴァイキングなんだ。


興津埠頭に停泊中の地球深部探査船「ちきゅう号」。
離れた場所からでも大きく見える。


清水港を遊覧するベイクルーズ。
やっぱり10連休だからかな、たくさんのお客さんの姿が。
この船からなら客船をいろんな方向から眺められそう。


次に「ヴァイキング オリオン」が清水に寄港するのは9月8日。

ほどよい汗をかいて、6240歩の散歩


有東坂池 ~ 誓願寺

2019年05月02日 | さんぽ帳
鯉のぼりを見に行ってみよう、と有東坂池(うとうざかいけ)へ、夫と一緒に散歩。
家から約30分で到着。


鯉のぼり、泳いでる。


池にも。


4月に見た桜が、緑を濃くし始めている。


新緑のなかに名残の花が。


池の西側に見える山の方へ行ってみよう、と夫が言う。
山へ続く道があるのか、探しているとお寺の屋根が見えた。
このところお寺巡りをしているので、すかさずそちらへ向かう。

坂道を上ると、大きな木と仁王像のお出迎え。
延命山 誓願寺(誓願禅寺)。


本堂、立派だなぁ。



本堂の脇の石段を上ると、そこが山の頂上だったようで、清水港や興津埠頭など、遠くまで一望できる。
さっきまでいた有東坂池が眼下に。


山の西側に下り、ぐるっと一周して自宅方面へ、来た道を帰る。
久しぶりに坂道や階段を上り、足が心地よく疲労した。
1万歩を目指して歩いたわけではないけど、9941歩という歩数を見たら、あとちょっと歩けばよかったかな、と思った