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風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

冬の病

2005年02月18日 | 清水ともゑ帳
私の冬の病のひとつに「能登に行きたい病」がある。
他の季節にはさほど思わないのに、冬のいちば~ん寒い時に限って、厳寒の能登へ行って波の華を見たくなる。
能登の「 Caf'e Manhattan」さんには、ステキなマスターがいて、私はいつもそちらのHPにおじゃまさせていただいている。
カフェの正宗っちさんがBBSに画像をUPしてくださるのをながめていたら、ますます能登に行ってみたくなった。
能登に住んでいたのは、もう20年ほど前。
しかも、私にとっては一番苦しかったころ。
生活費というより生存費そのものがなくて、精神的にも辛かった。
…けど、年月はそういうものまできれいな思い出に変えてしまうのか、年を経れば経るほど、
とても懐かしく感じる。
じゃぁ、あのころの生活をもう一度してみるかと言えば、もう二度としたくはないんだけど…。
でも、なんというか、そういう辛いときに一番温かい思いをしたのも能登なのだ。
あのころ、私の周りで支えてくれた能登の人たちの心が本当にありがたかった。
吹雪の日にやさしくしてくれたおばあちゃん、祭りの日に見も知らない私を家に迎えてくれていっぱいご馳走してくれたどこかのおばちゃんたち。
寒い日に能登に帰りたくなるのは、たぶん能登の人の温かい気持ちとのコントラストなのかな。
うまく言葉にならないけど…。
あのころ、20年後にこんなふうにネットが普及して、自分自身までもが機械を扱うなんて考えも及ばなかった。
今、ネットを通じて、また、能登を身近に感じさせてくれるCaf'e Manhattanさんに感謝。
「能登へ行きたい」と夫に言ったら、「家の掃除でもしてろ!」と却下された。
結婚して16年も経つというのに、夫もまだまだ甘いものよのぉ。
反対すればするほど、私は手をつけられなくなるというのに…。
和倉温泉の「女性お一人でもどうぞ」という宿をさっき探したところだ。

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