風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

アンタッチャブル

2005年01月21日 | 清水ともゑ帳
先日、「はなまるマーケット」を見ていたときのこと。
VTR中に流れていたBGMが聞き覚えのある曲なのに思い出せなくて、
「これってなんの曲だっけ?」と夫に訊いたら、
「アンタッチャブルだよ」と即答した。
近ごろ、「あれだよ、あれ」とか「この人、ほら…名前なんだっけ」と、
言葉がすぐに思い浮かばない彼にしては、とても珍しいことだった。
「アンタッチャブル」というと、若手芸人やケビン・コスナーを思いつく人が多いと思うけれど、
私は「大江戸捜査網」という時代劇を思い出す。

まだ、小学生のころだったと思う。
学校から帰ってくると、姉がテレビの前で番組が始まるのを待っていた。
「何、観るの?」と訊くと、「アンタッチャブル」と言った。
このころ、盛んだったアメリカの番組でも放映されるのかと思ったら、
「大江戸捜査網」だった。
隠密同心が江戸の悪に敢然と立ち向かっていくという、勧善懲悪のストーリーでわかりやすいものだった。
毎日、夕方に放映されていたので、その後私も、時間になるとテレビの前に座るようになった。
主演が何人か変わっていったけれど、私は杉良太郎から里見浩太郎までのシリーズを夢中になって観ていた。
ナレーションがまた良かった。
「死して屍拾う者なし、死して屍拾う者なし」と、二回言うところなんて最高!
登場人物の名前もみんなかっこよかった。
杉良太郎扮する「十文字小弥太」、里見浩太郎扮する「伝法寺隼人」などなど。
普段は芸者として身を隠している「不知火お吉」がいるのだけれど、この番組で「不知火」を
「しらぬい」と読むのを覚えた。

確か、「はなまるマーケット」のスタッフのほとんどが若手だと、以前、ヤックンが言っていた。
番組が始まった当時は、自分より年上の人が多かったのに、いつのまにか年下ばかりになってしまったと。
その中で、この「アンタッチャブル」の曲を使うって、音響効果さんはいくつぐらいの人なんだろうか
なんてことまで想像しちゃったり…。
…で、今日、再び「大江戸捜査網」について調べてみたら、岡江久美子も出演していたというのがわかった。
もしかして、そのあたりでつながってたのかなぁ。
最近、スカパーでも放映されたようだから、若い人でも知っているのかな。

大江戸捜査網」で流れているのがそれです。
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