風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

蒙古斑つながり

2005年01月25日 | 清水ともゑ帳
東欧のハンガリーは、行ってみたい国の一つです。
最初はただ風景の美しさに憧れていました。
でも、20年ほど前に、HungaryのHunが遊牧騎馬民族のフン族に由来すると知り、
ますます興味がわいてきました。
(勉強が嫌いで、特に世界史は駄目でした)
ヨーロッパの人種の中で、ハンガリーの人だけが蒙古斑が出るそうです。

また、すでに行っところで、さらに好きになった国はトルコです。
それで、近ごろ、トルコ語のブログ留学で、bach_0501さんのところで勉強させていただき、
またもなみさんところにもおじゃましています。
トルコには、高校生のころから行きたいと思っていました。
記憶は定かでないのですが、バラエティ番組でのクイズで、勝った方が天国、
負けた方が地獄の旅行という企画だったと思います。
お笑い芸人さんが旅をするのですが、そのときの旅先がトルコで、天国組が近代的な高級ホテルに
泊まり、地獄組が洞窟のホテルでした。
それを見て、私なら洞窟ホテルに泊まりたい、地獄組の旅がしたいと思いました。
その洞窟ホテルがあったのが、カッパドキアというところだったと思います。

以来、トルコのカッパドキアが憧れの地となり、7年ほど前にその夢がかないました。
洞窟ホテルには泊まることができませんでしたが、洞窟レストランで食事しました。
私はいつも何に対しても、事前の情報というのをあまり調べません。
期待だけが大きく膨らみすぎて、実際に楽しい思いをすることが少ないからです。
トルコについても、「行きたい」というだけで、ほとんど勉強せずに行きました。
トルコには親日家が多いとは聞いていましたが、本当にそのとおりでした。
日本人にとっては馴染みの薄い国であったと思うのですが…。
行ってみて知ったことですが、同じ民族の血が流れているから…というのが、
どうやら理由のようでした。
でも、学習することが苦手な私は、そのまま「ふ~ん」というだけで終わっていました。

先日、ちょっと調べてみたら、トルコ大使館の「歴史」という項目の中に、トルコの歴史上、
最初に出てきたのはフン族である…ということが紹介されていました。
フン族、それでは、もしかして、やはり蒙古斑が…。
それは例えば、好きな人との共通項が多ければ多いほど、勝手な縁など想像し、
うれしくなるのと同じで、好きな国と自分の国との何かしらの共通項もうれしいものです。
俄然、興味がわいた私はいろいろ調べてみました。
当りでした。
でも、混血がすすんでいるため、蒙古斑が出る人は少ないそうです。

日本人にも出るこのお尻の模様。
遊牧騎馬民族が移動していった距離、そして、時間。
なんとも歴史の壮大さを感じました。

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