ヴェポラップの香に包まれて

僕はヴィックス・ヴェポラップが好きなのです。
あの匂いが　なんだか　好きなのです。

ちょっと　風邪気味で
ちょっと　鼻ズルズルで
ちょっと　呼吸が辛いとき

これでもかと　あの　ベタベタ薬を　胸にぬったくって
余ったベタベタは　鼻の下の擦り付けて
そそくさと　お布団に潜り込んで　好きな本を読む。

ちょっと熱っぽい頭で　半分ウトウトしながら
ヴェポラップの香に包まれて　ちょっと切ない夢を見る。

昭和40年代を　思い出させる…　あの独特の香り
そんな世界の中で　ふわふわと　漂うのが　
密かな楽しみでありました。


昨日から　ちょっと風邪気味。
（熱はさっぱり上がらないから　インフル君じゃなさそうです。）
頭の半分では　「困ったもんだ」と思いつつ
もう半分では　「ちょっと　こんな状態もいいかも？」と思いつつ
ヴェポラップの　耽美な世界を　私は　漂っているのでありました。