男

　ただ男は、社会に出ると人間扱いされません。
　職場における男は、ショッカーの戦闘員と全く同じで、職場の単なる備品です。そういう扱いを受けた人間は、上司になっても他人を人間扱いする事はありません。人間扱いしない、されない人間に人間らしい心なんか望んでも無駄です。

夫婦

　もっと小さな共同体は、そう夫婦です。
　ここで、私は夫婦の片割れである主婦に同情すら感じます。男ほど横暴で人の心の分からない生物は他に存在しません。飼い犬ですら主人の気持ちを察してくれるのに、男には感受性というものが欠落しています。つきあいきれないという気持ちになるのも当然です。

共同体はベビーベット

　まぁ、ゴタクはともかくとして、日本国は共同体であることは確かです。そして、子孫の育成が重大な国の役割である事も確かです。
　別に、産めよ殖やせよと言うわけではありませんが、将来の日本国を運営する為に必要最低限の人員の確保だけはしとかなきゃなりません。
　ここで私が言いたい事は、共同体は共同体を維持する為に、常に次世代を育て続けねばならないという事です。
　では、もっと小さな共同体に目を移してみましょう。

共同体

　私は思います。共同体の本来の目的とは、共同体に所属する人間の繁栄と、子孫の育成の二つではないでしょうか。
　なかには共同体自体の繁栄を目的にしてしまい、所属する人間を機械のようにあつかう組織もありますが、本来の共同体の目的は、共同体に所属する人間の繁栄と子孫の育成だと思っております。
　純粋な営利目的の会社はともかく、国民によって運営される国家は、私の言う本来的な意味での共同体であるべきです。

国家

　日本国は、国家であります。
　国家の目標はなんでしょうか、いろいろとありますが、その一つは国家自体の存続です。存続とはなにかといえば次の日本国を運営する次世代を生み育てる事です。
　国家も大きな共同体なのです。そう考えるからこそ国の家などと言うのでしょう。