NPO法人 こころとからだの総合教育 育夢学園 はぐくむ学童通信
かかってこい!10
発行日 平成28年4月14日(木) 発行者・文責 理事長 長坂徳久
※はぐくむを世界一の学童、世界一の子供達にしてみせる。だから、いつ、どこでも誰の挑戦でも受ける。だから「かかってこい!」だ。そして、子供達には歴代のはぐくむの先輩たちを超えてほしい、そして、長坂をも超えていってほしい、そんな願いをこめて、今年の通信は「かかってこい!」と名付けた。
※この通信の文体は「常体」(~だ。~だと思う。)と「敬体」(~です。~思います。)をその日に
より使い分けるときがあります。
□ 今日から1年生も宿題が始まった。はぐくむでは次の通りとなる。
宿題は「やったかどうかの確認」であり、間違っているどうかの確認ではない。
学童保育では、「宿題をするかしないか」も子供達に決める権利があるという考えが全国学童連絡協議会にはある。「子どもの権利条
約」というものに基づく。
ただし、はぐくむとしては、「宿題は学童で行わせる」という方針だ。それは、働いている保護者の家での負担を少しでもなくしたいと
考えるからである。(家庭てもチェックされることは吝かではない。)
原則は「やったかどうか」となるが、低学年のうちは比較的きっちりと確認しているので、間違っていることは指摘してやりなおしをさ
せるし、子供達がわからない問題は教える。これは高学年でも同。つまり、わりと手厚く指導しているとは思う。
ただ、保護者の方にお願いしたいのは、学童でチェックしてもらったのに、学校で間違っているといわれたというような苦情は言わない
でもらいたいということ。40名弱を一斉に処理している場合、やはり漏れも出る可能性もあるということを理解してもらいたい。つま
り、ベターな宿題チェックはしているが、ベストなチェックまではできないということ。
あとは、学校が宿題を出す目的は何か?
これは、宿題で力をつけるためではなく、家庭学習の習慣をつけるということだと長坂は理解しているし、そう仰る知り合いの教師も多
い。
家庭学習の習慣について、向山洋一氏(教育研究団体TOSS代表)は次のような趣旨のことを仰っている。
「机の前に座るだけでいい。プラモデルを作っていてもいいし、読書をしていてもいい。その机に座る習慣が中学生以降になったときに生
きてくるのだ。」(文責 長坂)
現在教育界の偉人・向山洋一氏がおっしゃることだから説得力がある。氏はその目安は、学年×10分であると言う。1年生は10分、2年生
は20分、3年生は30分、4年生は40分、5年生は50分、6年生は60分。ただし、中学受験を目指すならその2倍は必要だろうと
□ さて、はじめての宿題の1年生には次のことを教えた。
●「お願いします。」と言って宿題を渡してみてもらう。
●そのとき、プリントやノートを先生が見やすい方にして渡す。
●見てもらったら「ありがとうございました。」とお礼を言う。
●そのときプリントやノートは両手で受け取る。
みんな素直に聞いていた。とても良い子たちだ。SちゃんとMちゃんは教えなくてもプリントを逆さまにして長坂に見せていた。すばらし
い、家庭力!
□ 昨日、仕事後に映画「ルーム」を観てきた。アカデミー賞にも多数ノミネートされた名作らしいが、長坂は内容を知らずに行った。ショックを受けた。これから観る方もいるかもしれないので詳しくは書かないが、少女誘拐監禁を扱ったものだった。このような事件は日本でもあるが、監禁中はもちろん、解放された後の世間の目や監禁中のトラウマからくるPTSD(心的外傷後ストレス障害)など、その人の人生を奪う極悪卑劣な犯罪である
学童や少林寺拳法で子供達を教えている長坂としては、はらわたが煮えくり返るほど憤りを感じる。犯人には逮捕後、同じ目を体験させるべきだ。