ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

ご報告

2011年09月24日 00時24分14秒 | 教育・指導法
保護者が亡くなられた。


長坂と同じ歳。


はぐくむ学童(学童保育)三年生の姉弟(双子)のお母さん。


一年間に及ぶガン闘病。


なんとか治って欲しかった。


子どもたちのためにも。


一年前、「長坂先生にだけは言っておきます」とおっしゃって、病状を打ち明けてくれた。


「ガンなんです。手術はできないんですよ。」


かける言葉がなかった。


「あきらめないで下さい。」


そんな言葉しかかけられなかった。


「はい、まだ子どもたちも小さいので…最後まであきらめません。」


お母さんの希望で学校にも、他の学童指導員にも病気であることも伏せてきた。


なんとか治ってほしい。


いや、医学は進歩している大丈夫だ。


そう信じてきた。


その双子の子どもたちのことが毎日気にかかった。


でも、彼らは一生懸命にがんばった。


お母さんの病気のことも口に出さなかった。


ただただ、健気だった。


本当はすごく寂しかっただろう。


辛かっただろう。


声を出して泣きたかっただろう。


彼らは我慢してきた。


しかし、数回、いっぱいいっぱいになったのか、爆発してしまうことがあった。

知っているだけに長坂は切なかった。


ただ見守って、あたたかく包んでやることしかできなかった。


子どもたちも言葉には出さない。長坂も言葉には出さない。


でもお互いにわかっていた。


人の世は、無常である。


そんな健気な二人を残してでも、天はお母さんを連れていってしまった。


なんで?


なんでなん?


まだこれからやんか。



今日、指導員を伴い、お悔やみに行った。


安らかな寝顔だった。


お母さん、ゆっくりおやすみください。


心より、心より、ご冥福をお祈りしております。


微力ながら、二人の成長を支えていきます。
それだけはお約束いたします。


だから、どうか、ごゆっくりと安らかにお眠りください。


今まで、本当にありがとうございましたm(__)m


謹んで哀悼の意を表します。


合掌

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