ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

4つの残念なこと

2014年05月27日 01時49分39秒 | 教育・指導法

講話。

大会の話。


「昨日の大会はみんなとてもすごかったね~。

 たいへんよくがんばっていました。

 ただし、先生は残念だったことを4つありました。

 一つは、木曜日の拳士たちが演武を見ている態度やみんなで座っているときの内容が悪かった事です。

 でも、これは白帯の拳士ばかりなので仕方ないのかもしれません。

 それ以外の3つ、一つでも言える人?」

 
 拳士たちがいろいろな意見を出しました。

 正解は、

 1.閉会式の成績発表で、名前を呼ばれた時の返事が小さい拳士が多かった。

 2.待機場所で待っているときに、けんかをしたり、ふざけすぎている拳士がいた。

 3.帰りの時、長坂先生が他の先生と話しているのに、あいさつをしにきた人がいた。



 >3.帰りの時、長坂先生が他の先生と話しているのに、あいさつをしにきた人がいた。

これは、マナーとして、そのような場合は、あいさつは控えたり、「いまいいですか?」「お話中失礼します。」などということを教えた。



>2.待機場所で待っているときに、けんかをしたり、ふざけすぎている拳士がいた。

これは長坂も目撃していたし、高校生からもあとで報告を受けた。

待機場所とは、競技をしないときや競技が終わってから「橋本西待機場所」で座って待つときのこと。

ある程度は仕方ないとは長坂は思う。

「やることがなければ、乱れていく、荒れていくのは、子どもの世界では常識である。」

しかし、抑止ししていかないと、ケンカが、「いじめ」であるとなったり、親からの苦情につながっていく可能性もある。

また、他の支部とのトラブルになったりするとやっかいである。

次のように言っておく。

「名前はいいませんが、白帯の子を蹴っていた人がいました。(そういいながら、その子の顔を二回ほど見る。先生はわかっているんだよと思

わせるだけで、次からの抑止力にはなる。)
 


>1.閉会式の成績発表で、名前を呼ばれた時の返事が小さい拳士が多かった。


「全員、ちゃんと返事はして、とても立派でしたね。ただね、ちょっと声が小さかったね。そう思った人?」

「そんななかで、きちんと聞こえる声ではっきりと返事していたのは、「たいせい」「ゆず」「しゅんた」「じゅんぺい」「たくみ」でした。

 起立しなさい。」

 自然と拍手が起こる。

 ここから、しつこく「ほめる」。

 目的は、「その行為(はっきりと大きな声で返事する)を子どもたちに強化する」ため。

 ※長坂はどなるような大きすぎる返事は必要ないと思う。場に応じた「大きさ」の返事でいい。

 しつこくほめるために、

 「よし、この子たちの名前を書いておこう。」

 と言って板書。

 さらに、「good!」と書く。

 そして、

 「あとで、写真撮っておこう!」

 と言う。

 ほめる目的は、ほめられる人のためと他の人のためである。

 「人はほめられたい。」

 「ほめられたことを繰り返し行うようになる。」

 「他人がほめられた内容をまねしようとする。」

 という本能がある。



 









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