ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

魔の11月迫る

2014年10月28日 01時33分43秒 | 教育・指導法







NPO法人 こころとからだの総合教育 育夢学園 はぐくむ学童通信


水月移写 44


発行日 平成26年10月27日(月) 発行者・文責 理事長 長坂徳久
 

【間もなく、魔の11月】
 

 水曜日のわくわく体育の時、次のような話しをしました。
 
 理由は、自分の好きな子とだけペアを組み、あぶれている子がいても知らぬ顔をしたり、入れてあげようとしなかったからです。

 これは体育だけでなく、すべての子どもたちに共通することなのでここにも書いておきます。

 お説教はせずに、次のように語ったのです。


 『子どもたちが荒れる時が1年間に3回あります。1回目は6月です。6月は調子が悪くなるときなのです。なぜ?』

 「梅雨があるから!」

 『そうです。梅雨で低気圧になり、人間の気分が少しバランスを崩す時です。

  この6月には子ども達は、学校の先生の言うことを聞かなくなったり、授業中遊んだり、

  立ち歩いたりする子が多くなるといわれています。これを「魔の6月」といいます。次はいつでしょう?』

  子どもたちが口々に言う。

 『正解は11月です。魔の11月といいます。もうすぐですね。原因は、秋も終わりになり、寒くなってきますね。

  寒くなってくると「セロトニン」という脳内物質が出にくくなります。

  セロトニンはやさしさの物質です。セロトニンが出なくなると、つい人にいじわるをしてしまったり、

  仲間外れをしたりしてしまうことがあります。いじめが多く起こるのもこの時期です。

  みんなは大丈夫ですか? セロトニンは出ていますか?』


 『最後は、2月です。なぜかわかる?』


 『これは、反対にあたたかくなりはじめます。気候が変わってくるので、ここでも心がバランスを崩しやすいのです。

  体のバランスも崩れやすいです。大人のぎっくり腰が多いのもこの時期です。

  そして、2月は「もうこの学年は最後やから・・」という気持ちの緩みから悪いことをしたり、

  友達にいじわるをしたり、勉強をさぼったりする子が出てくる可能性があります。』


 『このように、年に3回は日本中のどの子ども達も調子が悪くなるときなのです。

  けがや事故もこのときに多くなります。

  みんなも気をつけて、そして、自分の心に負けないようにがんばっていきましょう。』


親子少林寺拳法

2014年10月28日 01時31分55秒 | 教育・指導法







少林寺拳法 橋本西道院・橋本西スポーツ少年団 道場通信


ドリーム 799

発行日 2014年10月27日(月) 文責・発行 長坂徳久


【親子少林寺拳法教室】


 市民総体で、競技後に「親子少林寺拳法教室」を実施しました。

 みなさん、ご参加ありがとうございました!
 
 この「親子少林寺拳法教室」は橋本西が今から15年前にはじめたものです。今回は数年ぶりですね。

 橋本西式親子少林寺拳法教室の特徴は「子どもが親の先生になる!」というところです。

 お子さんからすれば、誇らしげに、また厳しく教えてくれます。

 これは親御さんに偉そうにしたいのではなく、「いいところを見せたい」ということなのでしょう。

 親御さんたちからすれば、子どもから教えられるのは照れ臭くもあり、

 また、子どもから指導をうけることなんて普段はないでしょうから、

 厳しい一言に、腹が立ったりもして(笑) なんてところでしょうか。


 鳥の目と虫の目と言う話しがあります。

 虫は地面を這っていますから、目の前のこと、小さなことが良く見えます。

 しかし、全体が見えません。反対に鳥は高い空から眺めているため、広い視野で物事が見えます。

 反面、細かいものは見えないかもしれません。鳥の目は、俯瞰(ふかん)と言われますね。

 大人が子どもをみるときは当然大局をみて教えたり、アドバイスをします。

 しかし、子ども達は目の前のことが一番気になります。

 子どもとっては今日が一番大切であり、明日のこと、将来のことを考えられるようになるのは、少しずつ大きくなってきてからです。

 そして、もう一つ「魚の目」があります。これは水がどの方向に流れていくのかを読む目。

 経営者の目とも呼ばれますが、予測する目と言えます。実はこれがとても大切。

 今回の親子少林寺拳法教室では、みなさんに虫の目(拳士の目)を体験していただきました。

 さて、何が見えましたか? 

 また、子ども達は「鳥の目」(先生の目)を経験したことでなにか感じ取ってくれたのでないでしょうか。


真似をする

2014年10月28日 01時30分54秒 | 教育・指導法










まずはここに、10月17日にご逝去された大阪府少林寺拳法連盟理事長 吉田秀樹先生のご冥福を心よりお祈りいたします。







少林寺拳法 橋本西道院・橋本西スポーツ少年団 道場通信

ドリーム №798
発行日 2014年10月26日(日) 文責・発行 長坂徳久



【うまくなるためには真似をする!】

~Aチームと夏帆、綾乃への指導より~

長坂が言った。

『うまくなるために一番大切なことは、「うまくなりたい!」と心から思うことです。』

『では、次にどんなことをすればいいか、近くの人と話しなさい。』

『誰か?』

「ビデオとかに撮って、自分の悪いところを直す。」(拓海)

『そうです。それはいい方法です。サイコフィードバックといいます。』

「できているかどうかを見てもらう。」(駿太)

『そう、チェックしてもらうことはとても大切です。できているかどうか、

 間違っていないかどうかを確認しないといけません。』

 ほかにも意見が出た。続けて、長坂が次のように言う。

『うまい人や憧れている人の真似をすることも大切です。なるほど、そうだ、と思った人?」

 全員手をあげた。

『では、どんなとこを真似したらいいでしょうか? 近くの人と話ししなさい。』

 しばらくして、

『いま、一言でも発言した人? 発言していない人? 発言した人はとってもいい! 

 話ししなさいというときはしゃべるのです。』

『では、誰か?』

「うまいところを真似する。」

「どんな動きをしているのかをよく観察して、それを真似する。」

「その動きを真似して、自分で家でも練習する。」

 いろいろ出ました。そこで、長坂の劇鉄が落ちる! 

 (ただし、叱るのでもなく、怒るのでもないのですが・・心にズドーンと打ち込んだのです。)


『残念ながら、そんなことではうまくならないのです。そんなことを真似してもダメなのです! 

 そんなことしかできないからダメなのです!』

 意識の高いAチームやインターハイ組の細野、道根だからこそ、あえて厳しくそう言い放った。

『その人の技や動きを真似してもだめなのです。いやできないのです。

 自分がお手本としたい人、憧れている人は、

 【どんな稽古をしているのか?】

 【どんな態度で稽古しているのか?】

 【師匠である先生に接するときはどうしているか?】

 【家では何をしているか?】

 【家ではどんな稽古をしているのか?】

 【少林寺拳法がうまくなるためにどんなことを日々考えているのか?】

 【少林寺拳法のどんな勉強をしているのか?】

 そのことを真似するのです。または、聞くのです。

 技や形だけを真似しようとしても絶対に出来ません。

 その人がやっていること、考えている事を真似するのです。』


 
 結果を真似しない、過程を真似することが上達のカギである!



 Aチームにはこのような上達論や成功法則をいろいろと教えます。

 ほかにも、

『たとえば、拓海くんは「インターハイに出場したい!」という目標を持っています。

 しかし、残念ながらその目標では、それは叶いません・・・』

 拓海くんは「えっ?!」という顔になる。

『インターハイに出場するために、「毎日3時間稽古をする。」

 このような決意を決めた時、その目標は実現に向けて動き始めます。』

『「10kgダイエットする」という目標は叶いません。

 「間食を一切やめる」という決意をして実行すれば、結果として「10kgのダイエット」に成功します。』



 目指す結果に目標を立てない。いまの原因に「決意」を立てる。


 これが人生成功のボーナスラックでもある。