ゆめひこう 

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ガラテア信徒への手紙

2017-01-09 22:41:20 | カトリック

 

ガラテア信徒への手紙

本書簡は、「信仰による義化または義務」と「キリスト者の自由」という教えを

主なテーマとして明確に説いている点で、重要な書簡であるばかりでなく、

パウロの生涯や初代教会歴史に関する貴重な資料を含んでいる点でも、

重要な所管である。

受取人 

ガラテア  ケルト人、ゴール人とつながりのある、インド・アーリア族を

祖とするガラテア人の棲んでいた地域

 

もう一方のガラテア

南の方を含む広い地域を示していた。

前1世紀、ガラテア人の定住地はローマの属州となっていた。

第2回宣教旅行はこの南の地方を含んでいた。

今日では北ガラテア説が有力になっている。

年代と場所

第二コリント書執筆の少し前、紀元52年から54年までの間に

エフェソで書かれたと考えられる。

創設されて間もない一群の特定教会群にあてた手紙。

エルサレムのキリスト者の共同体から送り込まれたユダヤ人キリスト者たちが、

パウロの活動を妨害した。

パウロは希望に満ちて、宣教を行っていたでしょう。

それをエルサレムから来たキリスト者たちに妨害されるとは、

ガラテアの人たちが、すぐにのせられてしまったとは・・・

パウロの嘆きが伝わってきます。

ダマスコでの回心のあと、パウロの信仰が深まってここまでたどり着いたのです。

手紙が残って受け継がれたからのキリスト教だと思いました。