ゆめひこう 

日々の思いを

終わりの日々

2014-02-16 16:50:09 | カトリック
またまた大雪で、閉じ込められてしまったので、読書に没頭しました。

              


昨年、2013年7月に亡くなった、高橋たか子氏の本です。


好きとか、傾倒しているとか、いえないような存在でした。

初めのころは女性でこんな歯切れの良い考え方をしていることに驚き、憧れました。

それからカトリックの洗礼を受けられていることを知りました。

修道生活に入られたことも知り、どんどん遠くの人になりました。

ついていけないような、それでも何とか理解したいと、作品を読み続けました。

「終わりの日々」は原稿の表紙に、死後出版するものとあったそうです。

老いてからの孤独が書かれています。

老いるということはこのような状態なのでしょう。

普通の人は、家族や周囲の人とのかかわりや、物などに心を寄せて

気がつくと命の終わりになっているとか。


雪に閉じ込められた中で、シンシンと読むにはふさわしい本でした。


追悼の気持ちをもって、過去の作品を読み返そうと思います。