物理学者の本です
新聞の書評にあったので読んでみました。
「宇宙と死をめぐる特別授業」
という副題です。
物理は昔から苦手です。
宇宙と死がどんな関係にあるのかも興味深いし、
ということで、知的な岩波の本を久しぶりに読みました。
やはり物理はわかりませんでした。
ただ物理は案外面白そうだと感じました。
宇宙の初めの話、人間の成り立ち、物理の今までの道筋など。
今回の読後感想は、読んで、物理の世界を散歩したくらいの気分でした。
隔靴騒擾の感です (理解能力不足で) ・・・
きちんと理解できたらどんなに楽しい世界でしょう。
「第3の世界に名を残したいという努力です。
人間を磨いて、完全に自分がなくなったあとも、
第3の世界の中で生き続けたいと思うことです。
こういう気持ちを持つことは、非常にポジティブで良いことやと思うね。
死ねば物体としてもどってくることはないでしょう。
でも、第3の世界は残る。
死んだあとも第3の世界で伴奏することが、
幸せでもあり救いでもあると思うね。
そのために人間を磨くのです」
磨くとは、どういうことなのでしょう・・・
いろいろな人の言葉が引用されています。
「誰かに愛されたいと思うなら、隠れんぼをして気を引いたり、
ご飯を食べさせたりするよりも、
『自分の部屋をきれいにして、自分の仕事を一生懸命することです』 (森有正)