友人に借りた本です。
サロメの話が面白いと言って貸してくれたのですが、
それ以外の話も、とても面白かったです。
塩野さんが手がゆだのははけた時代の歴史を、女や馬など脇役から見ています。
オデュッセウスの妻 貞女の言い分
サロメの乳母
ダンテの妻の嘆き
聖フランチェスカの母
裏切り者の母 いまでいう教育ママ
カリグラ帝の馬
アレクサンドロス大王の奴隷
ブルータスの師
キリストの弟ヤコブ
ネロ皇帝の双子の兄
饗宴・地獄篇
本当にありそうな話で、これでは歴史が好きになりそうです。