「1枚のポスターとの出会いが、それからの霊的探究の長い冒険を始めるきっかけになった」
ヘンリ・ナウエンは冒頭にこう書いています。
レンブラント作の「放蕩息子の帰郷」は、私も見たことがあります。
聖書の放蕩息子の帰郷の話も、何回も読んだり、話し合ったり、お説教で聞いたりしています。
ヘンリ・ナウエンの深い思索には、圧倒されました。
読みながら考え、元に戻り、絵を見つめ直し、また読み進むを、繰り返しました。
自分を放蕩息子の立場におく人が多いのでしょうか。
挫折を繰り返すという点では、私も同じ気持ちです。
でも、ときどき、頑張って生きていると、自分を励ましているときは
兄に自分を置き換えています。
今回、父の気持ちが、はじめて理解できるようになりました。
まだ全部ではないでしょうが・・・
兄も、弟も愛しているのです。
本当に単純なことでした。
私は家族を、同じように愛しています。
いろいろなことがあるけれど、愛しているという点では動きません。
神様は、その愛を、すべての人に示していられるのですね。