消費税その4

1月から、レストランの消費税率が変更になった。これまでレストランの食事は消費税25%であったが、テイクアウトにすると食品扱いとなり、消費税が12%になっていた。なのでテイクアウトにすると値段が下がるという奇妙な事態が発生していたのである。1月からこれがどちらも12%で同じになった。これによって消費が活性化する！というのが政府の理屈らしいのだが、実際のところどうだろう。マクドナルドなどはほんの少しだけ値引きをしている様だ。でも物価の上昇を反映して結局は値段据え置きで終わっているレストランも多いらしい。
http://www.thelocal.se/38334/20120104/
確かに仮に値引きが規定通り行われたとしても、これくらいの値引きで消費行動が変化するとはちょっと考えにくい。どうなることやら。

日本のニュース

年明け早々に日本のニュースを読んでみる。
1、平田信容疑者出頭
オウム真理教事件と言うと随分大昔の事件であるが、手配されていた平田信容疑者が自分から大晦日に出頭してきた。射撃の心得がある人物という事で、平松長官狙撃事件との関連が疑われてきた。ただ本人は「やっていない」との事で、この事件の実際のところは定かではない。謎の多い事件である。
逃亡生活は17年に及んだという。国民保険も住民票も何もない人間が17年も社会の中を泳ぎ渡って来たのである。先のルーシーさん殺害事件の市橋被告もそうだが、その気になれば日本の社会はこういう事が可能な様だ。確かに自分も噂で「車の中で寝泊まりし、正確な氏名、本籍、親族すべて不明」という人物が病院の救急外来に来る事がある、とは聞いた事がある。
北欧は国民総背番号制の国であるが。。。どうだろう。こういう事は可能だろうか？協力者さえいれば可能な気もする。冬場に家以外の場所で寝泊まりするのは不可能だからだ。ただ、この暗くて寒い気候の中で、室内に閉じこもって生活するという状況に精神的に耐えられるか、という現実的な問題もある。そう言えば最近、詐欺を働いたスウェーデン人夫婦がヴェトナムで逮捕された。同じ逃げ回るなら南の国で逃げ回った方が気分的に楽だろう。
http://www.thelocal.se/38194/20111228/
2、新党「きずな」結成
民主党から9人の議員が離脱し、新党を結成するという。報道によると、離党した議員の多くは次の選挙に不安を抱えていて、総理の消費税増税路線に反発をして離党したとの由。あの横峯パパも離党した。
しかし、野田総理の総裁選の時から消費税増税は公約であった筈だ。震災後に増税するのが云々という意見もあるが、野田総理の総裁選は震災後である。離党するなら総裁選の直後に離党していれば良かったのではなかろうか。不可解感が否めない。
内閣支持率