スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

ヤブラン2015

2015-09-30 00:38:43 | 日本の動植物
ヤブランが咲き始めている。そこかしこに紫色の花が目につく。
ヤブラン

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴールドラッシュにて

2015-09-30 00:11:35 | 考えてみたこと
仕事中になんとなく頭に浮かんだ話。

1848年、アメリカのカリフォルニアの川辺で偶然に金が発見された。金が取れるという噂はみるみるうちにアメリカを駆け巡る。最初に採掘を始めたものは当時の日給の10倍に達する金額を一日に得たといわれ、翌1849年には大量の採掘者がカリフォルニアに押し寄せる。いわゆる「フォーティーナイナーズ(49ers)」である。昨日までの荒地にはあっという間に街が形成された。金の埋蔵量は想像を超えており、最初の5年間で採掘された金の総量は370トンと推定されている。一部の採掘者は巨万の富を得、それを聞いた人がさらに押し寄せる。船での旅行を選択したものはカリフォルニア中部にある港に次から次へと到着し、この港の近くにあった人口わずか200人の寒村は気が付けば大都市に変貌していた。この寒村こそが現在のサンフランシスコである。
Wikipedia「カリフォルニア・ゴールドラッシュ」

到着した採掘者は川辺に膝をついて必死に砂金を集めて回ったので、ズボンがすぐに破れてしまった。これを目にしたある男が、テント用の丈夫な布でズボンを作って販売することを思いつく。頑丈なこのズボンは飛ぶように売れ、彼の会社は急成長を遂げていった。
男の名はリーヴァイ・ストラウス。会社は現在も続くジーンズのメーカー、「リーバイス」である。
Wikipedia「リーヴァイ・ストラウス」

ゴールドラッシュで最終的に誰が一番儲けたのか、というのは歴史家の間でも諸説あるようである。だが「結局一番儲けたのは金を堀りに来た採掘者よりも、彼らにものを売って回った雑貨商たち」という意見は根強い。実際のところどうであったのかは知らぬ。だが金は使ってしまえばそこまでであるが、商売はノウハウを得れば末永く儲けられる。このあたりも雑貨商に成功者が多いように見えるポイントの一つであろうか。

で、出来ることなら「既に誰がが見つけた金をめがけて走り回るより、知恵を絞って自分の仕事を見つけて行く方が良いなあ」となんとなく思った次第。まあ、そんな簡単にできるならみんながリーバイスの社長になってますがね。
競走馬

*蛇足:雑貨商の中には巨財を成し、のちに大陸横断鉄道の社長となったリーランド・スタンフォードもいる。彼が設立した大学こそがスタンフォード大学である。
Wikipedia「リーランド・スタンフォード」
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒガンバナ2015

2015-09-27 23:20:05 | 日本の動植物
今年もヒガンバナのシーズンである。あちこちに赤い花が並ぶ。関東では埼玉県の巾着田のものが有名であるが、画像を検索して見ると壮観である。いつか見に行ってみたいものだ。
Wikipedia「巾着田」
ヒガンバナ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロ野球2015年引退選手たち

2015-09-27 23:15:55 | 日記
プロ野球の閉幕が近づいている。勝負の世界は厳しい。勝つものあれば敗れるものあり。そして勝つためには力ある選手をそろえねばならぬ。--当然力が衰えた選手をいつまでも雇う余裕はどんな球団にもない。

今年度限りで引退する選手がポツポツと発表されつつある。以前も記事に書いた小笠原道大選手、山本昌選手(中日)、高橋尚成選手(DeNA)なども引退していく訳で寂しい限りである。
小笠原道大選手と人生について
133キロ快速球
高橋尚成投手のこと

あとは今季限りで引退していく選手を適当に。
1)西口文也選手(西武)
入団2年目から先発ローテ入り、7年連続の2桁勝利を含む通算182勝であるからその世代を代表する投手と言ってよい。既に40歳を越え、本当に良く頑張ったと思う。
プロ入り以降の大活躍ぶりは誰しもが知るところであろうが、この選手の「プロ入りする前」を知っている方はどのくらいいらっしゃるであろうか?高校時代はあくまで投手は「兼任」であり、立正大学に進学してからも東都大学2部リーグでの登坂の方が多かった。大学4年になってやっと昇格できた1部リーグでは通算0勝4敗である。1994年のドラフトで西武から3位指名を受けて入団するのだが、--もうみなさんお忘れかも知れないが-- この時のドラフトにおいて超がつく目玉選手はなんと言っても河原純一投手(駒沢大学)。彼は同じ東都大学リーグでも1部リーグで通算23勝、MVPを3回も受賞していた。そしてもう一人の目玉は大学通算33勝を記録した織田淳哉投手(早稲田大学)。この両者を指名できた巨人は「大成功」とその当時は言われたものである。20年間が過ぎ去った今、大成功だったのはどちらであったであろう。
Wikipedia「西口文也」
Wikipedia「河原純一」
Wikipedia「織田淳哉」

2)和田一浩選手(中日)
通算2000本安打達成の大打者であるが、絵に描いたような「遅咲き選手」である。そもそもは捕手であった。外野手に転向した挙句にレギュラーに定着したのがプロ入り6年目、既に30歳になってからの事である。この前年までの5年間の安打を全部合計しても149本、まさかここから通算2000本安打に到達できるとは誰も想像していなかったに違いない。性格的にも好人物と聞く。こういう人物の存在を聞くと嬉しくなる。
Wikipedia「和田一浩」

3)斎藤隆選手(楽天)
プロ通算24年間という長命選手、しかも日本のみならず大リーグでも大活躍した。通算100勝100セーブは過去数人しか達成していない大記録である。
こちらも「プロ入り前」の話をご存じの方はいらっしゃるだろうか?この投手、実は大学に入学するまでは「投手経験ゼロ」だったのである。高校時代は1塁手、大学2年の時、監督から命じられて突然投手に転向するのである。「転向した最初のころは下手過ぎて、投球練習するたびにみんなが笑っていた」と後年述懐している。横浜大洋ホエールズ(現DeNA)に入団1年目か2年目ごろにTVで中継を見ていたが、恐ろしくガクガクした突っ立ったようなフォームで投げていたのを記憶している。速球は速かったが、コントロールと変化球は今一つであった。それがいつしか改善されていき、最後は36歳という高齢にして大リーグ挑戦である。この時のことも覚えておられる方はいらっしゃるだろうか?直前2-3年は不振にあえいでいたので、正直誰も期待していなかったのである。それが案に相違して大活躍。本当に分からないものである。
Wikipeda「斎藤隆」

他に引退していくのは森本稀哲選手(西武)、小山伸一郎選手(楽天)などなど。語り出すと止まらなくなりそうなので止めておこう。

しかし、どの選手にも共通しているのは一つ。「ずっと日の当たるところばかり歩いてきた選手など、どこにもいない」という事である。時には人に笑われつつ、時にはライバルが大成功しているのを横目に見つつ、コツコツと努力を続けてきた選手ばかりである。
人間の人生、誰でもそんなものであろう。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スーパームーンと月食

2015-09-26 11:45:33 | スウェーデン生活情報
ちょっとした情報。The localより。
http://www.thelocal.se/20150925/why-you-should-stay-up-for-swedens-supermoon
9月27日の日曜の夜から翌日の月曜の朝にかけて、スーパームーン、それに続いて月食がスウェーデンで見られるのだそうな。月の色合いが独特に変化していくのだとか。なぜこういう現象が起きるのかについては記事並びにリンク先のNASAのホームページをご覧になられたし。アメリカ大陸、欧州、西アジアなどで見れるようであるが、残念ながら日本では見れない。スウェーデン在住でお時間ある方はどうぞ。
Wikipedia「スーパームーン」
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヌスビトハギ

2015-09-25 22:38:01 | 日本の動植物
雨の中に小さな花を咲かせていたのがこちら、ヌスビトハギである。
Wikipedia「ヌスビトハギ」
小さなマメのさや状になっている部分が実のようである。そしてこの実の表面はマジックテープ状になっていて、衣服などにくっつくのだという。試しては見ませんでしたが。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デンマーク反移民新聞広告事件

2015-09-25 22:29:41 | 時事問題
欧州の移民危機に関して、どうもこのニュースは日本のテレビではあまり見かけなかったので紹介したい。同じ北欧のデンマークの事件である。
2015年欧州難民危機
The localのデンマーク版から。
http://www.thelocal.dk/20150907/denmarks-anti-refugee-ads-published-in-foreign-papers
9月のはじめにデンマーク政府が、レバノンの主要誌に「デンマーク政府は難民に対する補助金を減らす等の政策をとり、難民受け入れを制限する方向です」という新聞広告を掲載したという事件である。スウェーデンの難民受け入れは問題が多く、文化的摩擦に加えて、難民が長い年月を経てもなかなか経済的に自立できないという問題が指摘されていたが、どうもデンマークも事情は同じらしい。The localの以下の記事もみられたし。
http://www.thelocal.dk/20150309/denmarks-refugee-integration-efforts-have-failed
今年の3月の記事であるが、10年前にデンマークにやってきた難民たちを追跡調査すると、その中で就職できたのは25%のみ、実に4分の3が無職であるというもの。これが本当ならスウェーデンより状況は悪い。
難民たちの10年後
それにしても思い切った広告である。レバノンはシリアの隣国で、今回のシリア内戦では既に100万人を超えるシリア難民を受け入れており(レバノンの人口は446万人)、この最中にこんな広告を載せられて誰しも気分が良い訳がない。当然デンマーク政府は国内外から激しい批判にさらされたと聞く。
しかしどうしてこんな広告を政府が出してしまったのか?となると、どうもこの政党の影響があった模様である。デンマーク国民党(Dansk Folkeparti)である。
Wikipedia「デンマーク国民党」
簡単に言えば「スウェーデン民主党のデンマーク版」のような党である。反移民を掲げ、党首が過激な言説を繰り返すところも良く似ている。それでもスウェーデン民主党同様に支持を着実に伸ばし、今は閣外協力ながらデンマーク国民党の協力は国政運営に必須、というところにまで来ているらしい。
それにしても、である。欧州でこのような極右政党が躍進しているのはスウェーデンとデンマークだけではないのである。しかもまた彼らの主張が存外に似通っている。日本も今後もし海外からの移民を増加させる方向に進むなら、政治の世界で似たような現象が発生する可能性は十分ある。
スウェーデン総選挙2014結果
移民関連ニュース
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キンモクセイ2015

2015-09-25 00:02:26 | 日本の動植物
近くの公園のキンモクセイが咲き始めた。今年は風邪をひいていないので、香りを感じられる。良い香りである。
キンモクセイ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年欧州難民危機

2015-09-23 23:51:13 | 時事問題
しばらくスウェーデンのニュースから遠ざかっていたが、日本でも大きく報じられているニュースが欧州の難民危機である。
Wikipedia「2015年欧州難民危機」
The localより。
http://www.thelocal.se/20150920/record-number-of-asylum-seekers-in-sweden
スウェーデン、やはりというか何というか難民の目的地としては上位に来ているようである。日本のニュースでは「難民たちは皆ドイツに行きたがっている」と報道されていた。もちろんそれは大きくは間違っていないのであろうが、人口比からすればスウェーデンの受け入れ数は十分に称賛に値する。既にスウェーデンに対して行われた難民の申請数は1992年のユーゴスラビア内戦の時を超えるペースなのだというから。。。
難民の出身地の中で最多なのはシリアだという。皆さんもYoutubeに「Syria war」と打ち込んで検索頂ければ瓦礫の山と化した街の中で激しく戦闘を続ける兵士たちの動画がいくらでもご覧いただけるであろう。すでに内戦開始から5年、いまだ解決の糸口が見えぬままである。
もちろん難民受け入れが素晴らしいことばかりでないのは100も承知である。今現在でも解決困難な問題が多数残されていることは知らなくてはならぬ。当初は前向きな姿勢を示していたドイツも、その後受け入れを制限し始めていると聞く。今後どういう展開を取るのか注目したい。
シリア難民増加
難民たちの10年後
シリア難民@デンマーク
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真っ黒プッチンプリン

2015-09-23 16:50:54 | 日本の食品
インターネットなどで時折話題になっていたのがこちら「真っ黒プッチンプリン」。北欧在住経験者が「真っ黒」と「お菓子」の取り合わせを見るとほぼ100%リコリスを連想すると思われるが、こちらは残念ながらリコリスではなかった。カカオを利かせたビターな味わいのプリンである。普通に美味しかった。森永乳業、次はリコリスプリンの新発売をぜひ。
リコリス
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする