「欲が出ました」(ヨシタケシンスケ著、新潮社)を読み終わった。ごく短いエッセイをたくさん集めたもの。さすがというか、1つ1つに「なるほど」と思わせるものがある。一番は「世の中は正しいかどうかで回っているのではなく『気がすむ』かどうかで回っている」というもの。正しいこと、理屈にかなったことを強硬に主張する人が、必ずしも組織で優遇されるとは限らないのは誰でも体験することである。「考えることはオナラに似ている。『やれ』と言われても本人に準備が出来ていないとできない。逆にする時は『やめろ』と言ってもしてしまうし、止まらなくなる」というのも面白い。確かに自分も、物凄く忙しい最中であっても、何か良いアイディアが浮かび始めると夜中まで止まらなくなることはあるし、逆に時間があってもアイディアが出ないときは出ない。小泉純一郎元首相であったか、夜中に思いついたアイディアをメモするために、枕元にメモ帳を置いておくという話があったと思う。ちょこちょこ読みながら「なるほど」と思えるので、皆様もどうぞ。
ものは言いよう
かっぱえびせん 「かっぱえびせんの日」オリジナルパッケージ
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