1日6時間労働は

スウェーデンでは労働生産性が高いため、日本と比べて短時間の労働でも十分な成果を上げる事が出来る--とまあ、日本では一般に言われている訳であるが、果たして現実のところはどうなのか。日本と比べると公的セクター：役所の窓口、病院などの対応は恐ろしく悪い。役所では午後4時が受付の締め切りの時、午後3時45分に「もう担当者が帰ったので、明日来てくれ」と言われて追い返された事がある。市場原理が働いているはずの会社の受付けですら、余り良い思い出がない(前に並んでいる人が2-3人の筈なのに、待つ事待つ事！)。これで社会が回ると言うのは、スウェーデン人がかなり我慢強いせいも多分にあるんじゃないのか--とは時折思っていた。冬場なぞ4時くらいに帰ってしまう人で帰りのバスが一杯である。いくらなんでも、もう少しくらい働いてもいいんじゃなかろうか。
ループ現象
夜その5
と思っていたら更に凄いニュース。The localより。
http://www.thelocal.se/20140530/could-six-hour-work-days-really-work-in-sweden
http://www.thelocal.se/20140408/swedish-workers-to-test-six-hour-work-days
スウェーデン西部の大都市、ヨーテボリ(Gothenberg)にて、今年の7月から社会実験が始まるのである。「一日6時間労働制を試してみる」のだという。すなわち公務員を2群に分け、一方は今まで通り一日8時間労働、もう一群は一日6時間労働(！)にして、賃金は同じにする。そしてどちらの労働生産性が高いのか、試してみると言うのである。日本人の目から見ると、正気なのかと言いたくなる様な話である。
それでも日本だと、好意的にとらえる方もいるかも知れない。「社会実験をして、本当に短い時間の労働で生産性が高いなら、素晴らしいじゃないか！」と。しかしながらどう見ても手放しで喜べない記事も。The localより。
http://www.thelocal.se/20140527/swedens-labour-costs-distressingly-high
スウェーデンの平均時給はユーロ圏の平均より著しく高く、大体22％程高いのだという。もちろんクローネ高の影響もある。しかし考えて頂きたい。時給で22%高いだけでも競争力に十分影響しそうなものなのに、それを今度は労働時間を8→6時間に減らした上で給料は同じなのである。何もしなくとも単純計算で時給はさらに33%上昇する事になる。経済は詳しくないが、これで一体国際競争力とやらは、本当に維持されるんだろうか？まあ、他の国の事なので口をはさむ事でもないのだが。。。

ぐさっ

先日、久し振りに会った人から「太った？」と聞かれてショックを受けた話を部下の女性にしたら。「ああ、確かにそれはぐさっと来る一言ですよねえ」。。。。ちょっと待て。それはどういう意味だ？
久し振りに会った人から

全国のATMが

スウェーデンとくれば進んだ社会システム、ITの活用--などがイメージであるが、こんな事件も。The localより。
http://www.thelocal.se/20140527/all-of-swedens-atms-out-of-service
本日火曜日の正午ごろ、約1時間に渡って「スウェーデン全国にある、全ての銀行のATMマシン」がストップしてしまったのである。午後1時半ごろに復旧したらしいが、それにしても「全国のシステムが全部一斉にダウンする」と言う事が現実に起こりうる様である。人口950万と日本と比して小さな国である事も一因であろうが、結構社会システムのトラブルは多い。日本と違うのはむしろユーザー側の反応かもしれない。小さなトラブルで皆血相を変えないのである。日本で電車が遅れた時に顔を真っ赤にして駅員に怒る乗客を見ると、時々スウェーデンの事を思い出す。
国鉄・国営酒類公社・郵便ウェブサイトダウン
電車遅延のこと

睡眠時間

頑張る事も大事だが、以前も書いた通り睡眠時間をちゃんと確保することも大事である。自分の場合平均睡眠が6時間を切ると頭痛薬を大量に消費し始め、仕事能率も悪くなる事この上ない。この話を部下の女性にしたら「私は1日9時間寝れますよ!」。健康的でよろしい。
疲れた時
5分を無駄にすると

ヒルガオ

ヒルガオが咲き始めた。こちら、朝顔とは違って繁殖力が強く、一回繁茂すると駆除は容易でないそうである。この逞しさ、見習いたいところ。
Wikipedia「ヒルガオ」

アザミ@日本

日本でもアザミを見かけた。世界のどこでも生育する逞しい花である。
ヒレアザミ

人間関係のこと

まとまりない話になってしまうが、人間関係のこと。

1)人間関係にはずっと続けた方が良い関係もあるし、途中で「切れてしまう」関係もある。「切れてしまう」場合、「どっちかが悪かったから切れてしまった」という発想を若いころはどうしてもしてしまっていた。「自分が悪いから切れてしまった」「相手が悪い人間だったから切れてしまった」という様に。だがこの歳になってくると「あれは切れてしまう運命にあったのだ、That is how it should beだったのだ」と思う様になってきた。もし自分があの時代に戻り、もう一回同じ状況下にあってもう一度努力し直すとしても、同じ結末になったであろうからだ。どちらが悪いのでもなくても、結局切れてしまう人間関係というのもありうる。もう仕方ない事なのである。

2)ただある人間と切れてしまっても、「その人間の周辺にいる人間全てとの関係がなくなる」訳ではない。声をかけるとその「周辺の人間」とはまた人間関係がつながったりもするのである。思わずしてまた昔の人間と交友が戻ったりもする。これは案外に楽しいものである。

3)ただ「怠惰や傲慢など、明らかな問題行動の結果として」人間関係を悪くし、それが切れた場合はもうどうにもならないであろう。結局はどれだけ頑張ったかである。人間であるから誰しも完璧とは行かぬ。ただ誠意を持って人に接してきたか、それが結局は最後にものを言うのではないか。

4)何と言うか「ベストを尽くして駄目になったなら、もうそれは仕方がない、誰が悪いわけでもないから静かに諦めよう」という発想を、もう少し持った方が良いのかも知れない。まあ人間関係に限らずであるが。

人と人が接触すると

ラベンダー@日本

日本でもラベンダーが咲き始めた。スウェーデンでも良く見かけたが、こちらも葉をちょっとこすってみれば香りは歴然である。
ラベンダー
これはレースラベンダーという種類なのだそうである。ラベンダー、実は100種類以上も種類があるそうで、しかも交配種を生じやすいのだという。たかがラベンダーと言えども奥が深いのかも。

久し振りに会った人から

久し振りに再会した人から「少し太った？」と聞かれた。どき。

覚書2

楽天的に生きる、ということは「今日、目の前の事をもっと楽しんで、目いっぱい生きる」という事と同義である。未来を考えない様にする、という思考回路だとネガティブな面を含むが、こう考えるとポジティブになれる。朝起きてから寝るまで、目いっぱい楽しみ、努力して、リラックスして暮らしているかどうか。ジョブスの言う「毎日を人生最後の日のように生きる」とはこういう事であろう。
覚書