医療機関その4

スウェーデンの医療機関はかかりにくい！という話を書いて来た。
医療機関
医療機関その2
医療機関その3
でまあ、あまりこんな事は書きたくないと言えば書きたくないのだが、今日自分の目の前で起きた事について。一応簡単に事実だけ述べて置く。
スウェーデン人の同僚が手の指に怪我をしてしまったのである。時間は昼過ぎ。ちょっとした怪我ではあったが、少し指がはれ上がって赤くなってしまった。同僚は市の救急の電話番号に電話をかけ、スウェーデン語で看護師と交渉する。で、電話が終わって一言。「5時にドクターに予約が入ったよ」。耳を疑った。「5時って今日の午後？」「そうだよ」この時点ですでに午後2時だったのである。3時間後に医者にかかれるのだ。彼がどういう風に交渉したのかは不明。
でも、一応こちらに来る皆様にアドバイス。本当に重要な交渉を役所や病院とするのなら、スウェーデン語をマスターするか、スウェーデン語をしゃべれる同僚に頼むかされると良い、と感じてしまう。断言はできないが。ちなみに「医療機関」で書いた同僚はイタリア人、「医療機関その2」で書いた同僚は中国人で、いずれもスウェーデン語は全くしゃべれない。
ループ現象

トムテ

アドベントに入ったせいか、町にクリスマス向けの飾り付けが増えた気がする。そして店の窓辺などで目立つのが、写真の様に髭面の小人の人形である。どうもトムテ(tomte)という妖精らしい。
Wikipedia「tomte」
日本語での解説はこちら。スウェーデンではサンタの代わりに彼が来てくれるのだ。
トムテ
無視すると意地悪を仕掛ける、というのがちょっとお茶目かも。上写真は衣料品店であるが、トムテがセーターを着込んでいる。きっと来年も商売が繁盛する事であろう。

欧州経済危機その2

欧州の経済危機なのであるが、
欧州経済危機
依然として出口が見えない。イタリアの国債の利回りがまた7%を超えてニュースになった。経済のことは詳しくないが、どうも国債というのは利回りが7%を超えると「危険水準」なのだという。何故？と調べると、7%の利回りが10年続くと、10年でほぼ2倍の金額になる計算になり、理論上ほぼ自力で返済できなくなるからだとの由。それでは、今現在各国の国債の利回りっていくらくらいなのだろう？と疑問に思い調べてみた。フィナンシャル・タイムズ誌である。10年物国債の利回りである。
FT・国債
多分時間が経つと変わってしまうのであろうから、11月30日現在の紙面の数値を書いておく。まず日本は1.07%。アメリカは2.08%、我らがスウェーデンは1.78%。ドイツ2.28%、フランス3.37%、イギリス2.32%と続く。多分この辺はまずまず安定した国？と考えて良いのだろうか。そして問題のイタリアは7.04%、スペインは6.27%。。。確かに高い。それでは一連の危機の火種となったギリシャは？何と何と、28.87%なのだ。他にはポルトガルが14.0%となっている。
ギリシャは1年物国債も出しているが、インターネットのBloombergのサイトでその利回りの速報値を見る事が出来る。
Bloomberg・ギリシャ1年物国債
11月30日午後8時半現在、313%である。殆ど冗談の様な数値である。10年もの国債の28.87%というのも十分凄まじい。1年で約29%ずつ増えるのである。1.29×1.29×1.29…を10回続けて計算してみて欲しい。12を超える筈である。要するに1万円分の10年物国債を買った人に対して、10年後にギリシャ政府は12万円超を払わなくてはならない訳で、果たしてそんな事が可能なのであろうか？
ポルトガルの10年物国債の利回り14%という数値も10年後には3倍以上になる計算で、一体誰が、どうやってこの金額を返すのであろうか。まっとうな解決策が取られる事を願うのだが。。。。ちなみにギリシャは先に紹介した国民投票案はひっこめて、首相も交代となっている。
ギリシャ国民投票
ギリシャ国民投票その2

暖冬 in Norway

こっちの気温は夜10時過ぎの現在でもなおプラスのまま。相変わらず暖冬が続いている。
暖冬
8℃
昨日ノルウェーのオスロに行った人がいたのであるが、今年が暖冬なのはどうもノルウェーでも一緒らしい。随分暖かかったと言っていた。全スカンジナビア半島的な現象なのであろう。スキー場とかはかなり大変な状態らしい。でも自分にとってはこのまま寒くならないでくれるのは喜ばしい事である。

中国版食べるラー油その8

以前から書いて来た老干媽（Laoganma)のラー油であるが、
中国版食べるラー油その1
中国版食べるラー油その2
中国版食べるラー油その3
中国版食べるラー油その4
中国版食べるラー油その5
中国版食べるラー油その6
中国版食べるラー油その7
結局一番嗜好に合ったのは「その4」のピーナッツ入りのラー油であった。写真の様に大量に買い込み、既に1瓶が空、次の1瓶も半分くらいまで消費してしまった。で更に3個を買い足し、ご覧の通りである。でもこの調子で行くと、数週間で残りの瓶も全部使い切る計算になる。大丈夫か？

オレンジチョコアイスその2

蓋を開けるとこんな感じである。オレンジのアイスクリームの中にチョコレートが混ざっている。単純なものである。さて味は？
結論からいうと、別に不味くはないし、十分美味しく食べられる味である。ただ「どこかで食べた味だ」という印象。何だろう。。。とずっと考えてようやく結論に辿りついた。子供の時に飲んだ小児用の風邪薬の味である。時々「オレンジ味」の付いた風邪薬が無いだろうか？自分の記憶しているのは「小児用ＰＬ顆粒」。あの味にそっくりである。ただ、このアイスの名誉のためにつえ加えれば、別に不味くはない。とりあえず、食べてみる価値はある。皆さんもスウェーデンに来る機会があったら一回どうぞ。

オレンジチョコアイスその1

以前紹介したアイスクリームであるが、
アイスクリーム
メーカーの名前はSIA。
Wikipedia「SIA」
何とスウェーデンの全アイスクリームの12%のシェアを取っている大手メーカーらしい。スーパーマーケットに行くとアイスクリームのコーナーの一角は完全にこのメーカーで占められていて、そのシェアを実感する。種類もバニラだけでなく色々である。キャラメル、マンゴー。。。この辺はまともである。しかし見て行くとオレンジリコリス、シトロンリコリス。。。このあたりはちょっと却下したい。
リコリス
リコリスその2
リコリスその3
リコリスその4
でもまあ、ものは試しである。リコリス以外で他の味を探して買ってみる事にした。見つけたのが写真のもの。Apelsinchoklad、要するにオレンジチョコレートと書いてある。オレンジの皮を煮込んだものをチョコで包んだお菓子は有名だが、これのアイスクリームというのは食べた事がない。一体どんな物なのだろう？とりあえず買ってみる事にした。果たして味は如何に。

ドラムスティックと生鮮野菜と

以前にも書いた通り、スウェーデンのスーパーマーケットでは生鮮食料品が弱点である。特に野菜はしばしば困った問題となる。
シュールレアリズム？
で、この話題でインド人の同僚と話をした。インド人の同僚は、「これが無いのが特に困る」と言って弁当箱の中を見せてくれた。見ると、オクラの様な野菜が彼の弁当箱の中に見える。名前を聞くと、ドラムスティック(Drumsticks)という野菜なのだそうだ。彼の弁当箱の中身の物はちょうど大きさも形もオクラの様に見えるが、実際は非常に細長い野菜で、短く切ってこの長さにしているそうだ。オクラの様に食べるのか？と思っていたら彼は鞘の中身だけをしごくようにして食べ、外側の皮は全部弁当箱に残している。こう食べるのが正しいらしい。
ドラムスティックという野菜
同僚曰く、これはインドでは極めて一般的な野菜らしい。でもスウェーデンでは中々見つからず、さんざん探した末に露天の市場でようやく見つけたのだという。見つかったのだからいいではないか？と思ったが、インドのドラムスティックとは完全に味が別物なのだとの由。またインドでは実だけではなく、葉や花まで食べるのだそうだが、これはこちらの街のどこを探しても売っていないのだそうだ。こっちも白菜の味がちょっと日本とは違ったし、大根も何とも奇妙な形のものを売っていたりして面喰った。おそらくドラムスティックも似たような状況なのであろう。食べ慣れた野菜で、まともなものが全然手に入らないというのは辛いかもしれない。
白菜
大根その2

イルミネーション

アドベントの期間に入ったためか、個人宅でもきれいにイルミネーションをつける所が増えてきた。カラフルで綺麗なものが多い。日本ほど無駄に街灯が明るくないのも手伝って、色の綺麗さが際立つ。良いものである。

多忙

仕事でワタワタしているうちに気づくと一日が終わってしまった。職場に慣れるという事はやる事が増えると言う事でもある。余りワタワタしすぎるのは良い事ではない。鈴木健二アナウンサーの話
ばたばた。
を御参照あれ。