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スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

福岡その10

2015-06-15 23:45:49 | 日本国内旅行(福岡2015)
最後はジョギングコースをてくてく歩いて地下鉄の駅に戻る。走るつもりなど毛頭ないので、完全なるお散歩である。途中にはスタバやら自販機コーナーやらがあって、ジョギングの後に喉を潤す人たちであふれている。
この池の隣には城跡があり(防御施設だったのだから当然といえば当然だが)、そこも公園になっている。その昔南海ホークスが本拠地とした「平和台球場」というのもこの城跡にあったのである。ちなみに平和台球場最後のプロ野球試合で投げ合った投手は誰だかご存じであろうか?ダイエーホークスの若田部健一、そしてご存じ近鉄の野茂英雄である。試合はダイエーの勝利に終わっている。
Wikiepedia「平和台野球場」
今は野球場も取り壊されており、静かな公園が広がる。花があちこちに咲いていた。
下写真は左から順に:

1-2枚目:城跡に咲いていたポピー。
3枚目:帰りに買ってみたお土産。あまおうのカルピスとはこれ如何に。

糞忙しい中、久々に多少はリラックスできたであろうか。出来れば次はもう少し時間のある時に行ってみたいものである。


福岡その9

2015-06-14 23:58:55 | 日本国内旅行(福岡2015)
日本庭園から出て歩いていくとあったのが福岡市美術館である。地元ゆかりの画家の絵画などをコレクションしているという。
Wikipedia「福岡市美術館」
常設展ではダリ、ミロ、シャガールなどの絵画などが目を引いた。特別展ではアンコールワットの神々の像を展示していた。主にヒンドゥー教の神々の像である。カンボジアは現在は仏教徒が多数派の筈であるが、その昔はヒンドゥー教が中心であったのであろう。昔のインド人の同僚の言を思い出しつつ見て回った。
インドの神様
不安
下写真は屋外に展示してあった「南瓜」なる像。小さな女の子が興味深々で走り寄ってきて触り、お父さんらしき人が「あんまりいじっちゃダメだよ!」と注意していた。微笑ましい。


福岡その8

2015-06-14 23:54:56 | 日本国内旅行(福岡2015)
池の周囲を歩いていたら見慣れない鳥が池の傍に佇んでいた。写真を撮ってみようと思い近づいてもあまり逃げる気配がない。よほど人に慣れているのであろうか。この公園の中では野鳥が保護されている区域もあるらしく、襲われる心配もないのであろう。
ぐるっとひと巡り。別に日本庭園についての知識が深まったわけでもなんでもないが、ちょっとリラックスできたことは確かである。


福岡その7

2015-06-14 23:43:18 | 日本国内旅行(福岡2015)
自分もまるっきり詳しくはないのだが、基本的に日本庭園というのは水を配置し、その周囲に滝や島、海岸などを見立てた風景を作りあげていくものらしい。京都などで見かける「枯山水」は水を使っていないが、それでもわざわざ「水」の文字が入っている。砂を水の代用にしている、と断っている訳である。
Wikipedia「日本庭園」
池の周りを回ってみる。確かに海岸線などを見立てた場所などがある。結婚式の記念撮影の名所なのか、和装のカップルが何組か通り過ぎていった。


福岡その6

2015-06-14 20:08:32 | 日本国内旅行(福岡2015)
ジョギングコースをてくてく歩いていくと日本庭園なるものが出てくる。ちょっと入ってみようと思い立つ。昭和59年に日本文化紹介のために建設されたものだという。受付に行くと外国人観光客が自分の前に並んでいて、見ると受付の人が英語のパンフレットを渡し、同時に近くにおいてあった折鶴を一緒に渡していた。細かい心遣いである。日本人の自分であるが、ちゃんとした日本庭園を眺めた経験というのは実はあまりない。さて、どんなものか。


福岡その5

2015-06-14 16:33:54 | 日本国内旅行(福岡2015)
ここから橋を渡って池を縦断する。点在する島を橋でつないであり、北から順に「観月橋」「松月橋」「茶村橋」「さつき橋」の名であるようだ。まずは観月橋のたもとに向かう。
欄干を見ると「昭和2年3月竣工」とあり、ずいぶん古い橋らしい。橋を渡っていく。下の水の中には魚やら亀やらが泳いでいる。島から見える公園はおそらく「くじら公園」という児童公園(左から4枚目)、上写真は「浮見堂」というあずまやであろう。歩いていくと島のベンチで読書をする人あり、ラジコンのボートで遊んでいるおじさんありで長閑な光景である。橋を渡り切って池を見るとこれも良い光景である(下左から6枚目)。「都会のオアシス」という言葉がぴったりくる。ちょっと池を見下ろすと木の根元に亀がびっしり並んで甲羅干しをしていたりする。対岸の道路にもジョギングコースが続いていて、走っている人も多い。花があちこちに植えられていた。


福岡その4

2015-06-09 00:14:06 | 日本国内旅行(福岡2015)
この湖は今は完全に博多湾とは切り離されていて、さしずめ大きな池といったところ。水の質は確かにきれいである。池の周囲はぐるりと道路になっていて、そこにジョギングしている人がそこかしこにいる。見るとジョギング用、サイクリング用と道が分けられているらしい。道路に沿って水路があり、そこを水が流れている。おそらくはどこかで浄化した水なのであろう。この水路の中をよく見ると小さな魚が泳いでいたりして、これもなかなか良い。
この池を南北に横断する形で島が点在し、それらを橋でつないである。ひとまずこの橋に向かってみようと思い立つ。橋の近くまで来ると建物があり、見ると能楽堂と大書してある。ここで能を舞うのであろうか。大した文化都市である。下一番右が橋のたもとに着いたところ。


福岡その3

2015-06-07 18:11:03 | 日本国内旅行(福岡2015)
地下鉄の駅を下りれば公園はすぐである。周囲は近代的な建物が並ぶ中、この公園だけは緑が溢れている。空を見れば快晴の中に飛行機雲が伸びて行く。なんとなくスウェーデン時代の飛行機雲を思い出した。
公園内に入る。上写真のごとくスワンボートが大きな湖の中に何艘も浮かんでいる。訪れる人の多いことよ。子供向けの遊具も多く、親子連れの姿も多い。意外に外国人の姿も見かけた。ネイチャーを欲しているのかもしれぬ。


福岡その2

2015-06-07 17:58:19 | 日本国内旅行(福岡2015)
翌朝も体が重くて動かない。最初は大宰府あたりに行って多少は頭が良くなる様にお願いして帰ろうか。。。とも思っていたのであるが、ようやく体を引きずって朝食を摂って見ればだいぶ時間が過ぎている。出発時間との兼ね合いで大宰府まで行くのは無理そうである。
ではどこか観光に?と言っても、もう正直観光名所を巡る元気が出てこない。都会のオアシス的な場所に行ってみたくなった。選んだのが大濠公園である。博多駅から地下鉄ですぐである。大濠(おおほり)と言われても関東出身者にはどうにもピンと来ないが、高校野球の強豪、森山良二(元西武、新人王)、大石達也(西武)らを輩出した福岡大大濠高校の名ならご存知の方もいるのではあるまいか。この公園のすぐ近くにある高校である。
もともとは黒田氏が福岡城を築城するとき、博多湾から入っていた入江を防御施設の一つとして活用したのが始まりである。この入江をそのまま大きな堀の代用としたのである。明治維新を経て福岡城は廃城となったものの、1927年に東亜勧業博覧会が開催されその後にこの一帯は公園へと転用された。しかし水質はかなり悪く蚊なども大量発生、一時は埋め立ての話もあったという。大規模な水質改善工事が行われ、浄化に成功したのは昭和62年のことである。今では水をたたえる都会のオアシスであるという。
Wikipedia「大濠公園」
Wikipedia「福岡大学附属大濠中学校・高等学校」

地下鉄の駅の壁にかかっていたのが下写真の絵。後で知ったが、これは公園内の福岡市美術館にあるミロの絵「ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子」のコピーであった。
Wikipedia「ジョアン・ミロ」


福岡その1

2015-06-07 16:59:02 | 日本国内旅行(福岡2015)
相変わらず糞忙しい昨今である。福岡に行くとなってもまともに観光ガイドを買う余裕もない。大体仕事を終わって博多駅に到着すればもう午後10時、ここからどこに観光に行けというのか。ラーメン好きの同僚の話のネタに豚骨ラーメンを食べようとも思ったが、この体調でラーメンを食べる元気が湧いてこない。
福岡についてごく簡単に。昔から博多湾に面したこの町の呼称は「博多」であった。中世の文書にもすでに博多の文字が見えるし、駅もご覧のとおり「JR博多駅」である。ところが市の名前は「福岡市」。この福岡という名前、いったいどこから出てきたのか?
福岡の由来はNHK大河ドラマともなった黒田官兵衛である。
Wikipedia「黒田孝高」
黒田家のルーツは備前国の福岡という村にあったのであるが、関ヶ原の戦い後に黒田氏がこの地に入り、自らのルーツをとって築城した城を福岡城としたのである。以降この地に福岡という名がついた。
Wikipedia「福岡市」
Wikipedia「長船町福岡」
現在の福岡市は人口152万の大都市である。前述のごとく豚骨ラーメンの聖地でもあり、「一蘭」「一風堂」など関東でも展開する名店の発祥の地である。一風堂に至ってはニューヨークやシンガポールにまで出店する勢いであるから凄い。
Wikipedia「一蘭」
Wikipedia「博多一風堂」
夜の10時を過ぎたというのに駅からは人の流れが絶えない。すっかり疲れてしまった。ひとまずはホテルに向かい寝るのみ。