おもしろき ことばかりな世を・・・

ロッテと旅をこよなく愛する日記

今年の総括-打撃編

2018-10-20 20:53:38 | 千葉ロッテ
まあ,今年の弱さの大部分が,打線の力弱さに帰されることは疑いがないでしょう。

ご覧の通り,打率こそリーグ4位なものの,HR数は唯一の2桁で圧倒的最下位,長打率も最下位,OPSは金森効果で四球が3位のため,団子状態の4位も,6割台と上位4チームとは圧倒的な差。もうね,正直言って,西武・ホークスと長打率が実に1割近い差では,勝負にならない,得点も5位,西武とは実に250点以上の差というのもむべなるかなと言うところでしょう。

防御率が,上から下まで0.5ポイント程度の差,失点も100点以上の差はないことを考えると,打撃力の差は,あまりにも大きすぎ,個人の気合や努力で解消するのはおよそ不可能な差と言わざるを得ません。

盗塁数こそ,100を大きく超え,リーグ2位に付けたものの,結局,それだけでは相手に驚異を与えられないし,得点にもつながらないことははっきりしてしまったしねえ。むしろ,印象的な盗塁死・走塁死のほうが目立ったというのが実情で(爆),西武が盗塁リーグ1位ということを考えても,ある程度以上の打力がある,それで走者へのマークも薄くなり,また,盗塁することで打者への注意も削がれるという相乗効果が生まれないことにはそれほど意味がないということなのでしょう。

ただ,今年は何度も言いますが,井口は,あえて外国人による補強を重視しなかったところがありますからね。普通であればご祝儀補強が少なくともあり,そこであえて打者をドミちゃんの1人しか取らなかったとういことは,外国人が1人,2人増えて,4位とか3位になっても,長い目で見て意味がないという,結構強烈な割り切りがあったのかと。結局,長い目で見ると言いつつ,多くのファンは眼の前の成績しか見ないので,この決断は,なかなか勇気があったとは思ってます(くどいようですが,その結果,くそ面白くない終盤になってしまったことは否定できませんが・・・)。

井口自身,長打力がある選手をドラフトでの優先事項に掲げていることもあり,問題点はよく理解していると思います。

ただ,投手以上に,打者は即戦力というのはほぼ不可能,特に長距離砲は育てるまで実に長い長い時間がかかるわけで(というかほとんど育たない),だからこそどのチームも,数々の失敗を繰り返し,大枚をはたきながら,外国人あるいはFA引き抜きに奔走しているわけだしね。

もちろん日本人打者を長い目で育てていくというのは大事なことではありますが,結局,点が取れないと,各打者も自信をなくし,かえって目先の当てに行く結果になるというのもまた一つの真理。育てる時期だからこそ,その間をつなぐ外国人打者の存在というのは不可欠なように思います。

最近結構話題になっているこの記事のように,外国人年俸は,ほとんどの球団が8億超え,セリーグを含めても,どこも6億円以上出しているのに,うちだけ3億5千万円とかで補強するなんてのは,およそ虫がいい話なわけですよ(怒) まあ,これはもちろん外ればっかり引いて,給料が高い外国人がいないというのも一つの理由なんですが,最初からコスパ狙い,逆に長期計画で低コスト外国人を自軍に継続的に調達する手段もなし(キューバ育成とはなんだったのか)では,永遠に勝つことはできません。王柏融くんはもちろんのこと,それだけでなく,DH,ファースト,外野のできる外国人を貪欲に狙いに行き,力弱い日本人打者たちがより気楽に打席に臨めるような体制を今年こそは作って欲しいところですね。

あ,結局,ダメ出しばかりになってしまいましたが,その中でアジャの20本超えは本当に素晴らしかった。あとはこれに,1年やっていく目処がたった奨吾(贔屓なので,あえてまだまだやれる!と言いたい),まだ完全覚醒とまでは言えないものの,着実に成長を見せる大河,そして来年は一気の新人王を狙う安田くんらの活躍があれば,もっといい野球はできるはず。ホームランラグーン開設に向けて,フルスイング志向と言われる河野コーチのもと,力強いバッティングを目指してほしいところですね。

とにかく



面白い野球が見たいのです!

それではおやすみなさい

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへにほんブログ村
↑とにかく補強を!補強を!と強く願う同志もクリックお願いします
コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« きっちり頼んますよ・・・ | トップ | 残酷だね・・・ »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
面白い野球が見たい (mak6582)
2018-10-21 00:18:50
私もシーズン中、面白ければ良し、と何度か書きましたが、負けてもいいから点を取る野球を見たいです。

打率、四球、死球での順位に対して得点の順位が折り合わないのは、きっと残塁というファクターが突出しているように思います。走塁についても守りのプレッシャーになってなければ意味はなく、ただ積極的だけな感じが否めません。

選手の固定、特に内野手に関しては先日も書いたようにその効果を来季にきちんと示して欲しい。安田、平沢、三木などが競争に乗った上でのレギュラー選びであって欲しい。大地、藤岡は好きですが、決して固定される選手ではないと思います。

最後に(嫁が推しの)奨吾、まだまだできるし、全国区に名前を轟かせる活躍をしてくれ。山田哲人のように。期待するよ。
返信する
Unknown (アンノーン)
2018-10-21 10:53:01
アジャ、奨吾、藤岡、平沢、岡、安田、レギュラー1年生&ルーキー達の来年が早くも楽しみです。

シーズン中にコメントさせて頂きましたが、6番に良い選手を置ける厚みのある打線にして欲しいですね。
西武とホークスはおかわり、晃ですね。相手には脅威でしょう。
ロッテでは大地が適任ですが、そろそろ.280 15本くらいは目指して欲しいところです。

四球、打率共に最下位だった昨年に比べれば方向性は間違えてないのかと。
これをベースにラグーンと補強で長打力を乗せる予定なわけなので、一歩一歩進んでると信じてます!
返信する
>皆さんへ (ポンタ)
2018-10-21 21:03:43
コメントありがとうございます!

>mak6582さん
最近は,満塁時打率とか残塁とかリアルタイムで追っているサイトが見つけられないのではっきりはしませんが,明らかに多いんでしょうね。相手もそこを見越して,歩かせても単打でも全然オッケーくらいな感じでバシバシ攻めてくるのが実に腹立たしい(苦笑) この辺は,さすがに井口も軌道修正してくる,金森コーチ更迭はその一つの現れと信じています。
大河を少なくとも常に内野要員として置いておく体制は不可欠かと思います。フル出場にはいろいろと批判もありましたが,まずは怪我をせずに出続けられたことを一つ称賛したい。そのうえで,来季は,熱い競争を各選手には戦い抜いてほしいところですね。
奨吾はまだまだやれますよ!(奥様に同感)

>アンノーンさん
まあ,外国人を1人,2人置けば,全然違った厚みを持った打線を作るのは可能なので,今年はその下ごしらえだったと思ってます。やっぱり核となり長期に渡ってチームに居続ける日本人打者がいないと始まらないのも事実ですしね。
ラグーンは,やっぱり選手・首脳陣の意識を変えるのに大きく役立つと思います。ドラフト予想でも,ラグーン設置に言及する,だからこそ長打力に舵を切ると予想する評論家も多いですしね。
一つの試金石となるドラフト,楽しみにしてます!
返信する
最後の一言に尽きます! (jum)
2018-10-22 08:49:56
やっぱ打てる野球は面白いですよ。

ウチは相手に与えるプレッシャーがない。
「HR打てないから単打ならOK」でグイグイ攻められて、たまにヒット1-2本出て喜ぶけど、ヒットが3本続く確率はかなり低いから築くは残塁の山ばかり。
相手投手はプレッシャーない中投げてるから余力残されてて、たまに来る勝負所ではギアを上げられ凡打ばかり。
じゃあ少ないヒットで得点できるよう盗塁狙うけど、相手も当然分かってて包囲網にかかって盗塁死。
その絵はもう見飽きました。
各チームが現状を良しとせず投資を繰り返す中、縮小均衡政策じゃ相対的に地位低下していきますよね、しごく自明のことなんですが。
丸も大王も撤退という空気の中、どう「的確な補強(by社長)」をしてくれるのか、見守りたいと思います
返信する
>junさん (ポンタ)
2018-10-22 21:33:56
コメントありがとうございます!

そうなんですよね,いくら統一球前とはいえ,かつては同じ球場で面白い野球ができていたわけで,やりようはあると思うんですよね。それが西何とかさん以来,機動力あるいはキャプテンシーの名のもとに,いい子ちゃん,こじんまり野球を繰り返してきたわけで,それが現状の悲惨な状況につながっていると思います。やっぱり長打がでないと,相手からしたら楽,また味方には投手にも野手にも絶望感しか与えないんですよね。盗塁は得点確率が決して高くないというセイバー的考えもどうやら正しいようですし。
今日も書きましたが,いっつまでも,貧乏を錦の御旗にしてはいかんと思うんですよね。取り返しのつかない事態になる前に,確固たる医師の元,的確な補強,チーム作りをお願いしたいところですね。まあ,ただ,そうなると結局は,ガンはオーナー一族ということにはなるんですが(苦笑)
返信する

コメントを投稿

千葉ロッテ」カテゴリの最新記事