あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

ひっそりと高田観音堂(天王寺)

2022-01-24 00:14:55 | プチドライブ・地域の事
そこはとある病院に隣接されている寺院で
多分、そこにそんなお寺があるなんて
気が付く人は数少ないのではないかと思った。


ひょっとしたら病院関連の寺院なのかって思ったくらいで
でも、家に帰って調べてみれば
会津三十三観音の第28番目の札所だった。
ならば会津三十三観音参りに訪れた事があったはずなのに
なんだか記憶の隅にもなかった。
 


会津では葬儀のおりに詠まれる歌詠みに
三十三観音の御詠歌が詠まれる。
昔は葬儀と七日ごとに詠まれていたのだけど
今はずいぶん簡素化されてしまったが
ここ最近はコロナ渦の影響もあってか
そういう集まって詠まれるなんてことは出来なくなってしまったようだ。
そういう事が廃れてしまうのは寂しい気がする


それにしても、ここ回ったかしら?


40数年も昔の事だから、よっぽど変わった寺院でなかったら
忘れてしまったのだろうか?
いや、三十三観音には番外ってのもあったし。

昔より立つとも知らぬ天王寺 奥の細道轟きの橋

会津三十三観音第28番札所 天台宗高田山天王寺 高田観音で
旧観音堂は今より500m東にあったらしいが
度重なる火災により明治22年に現在の場所に移されたようだ。
本尊は十一面観音で、ぬくもりを有していることから人肌観音ともいわれ
以前は33年に一度の御開帳の秘仏なのだが
近年は年に一度、8月10日に半開帳としての御開帳があるようだ。
ーサイト参照ー


この御詠歌は確かに歌詠みで歌っていた。


こんな場所だったかは定かではないけど
きっと昔…同じころに嫁に来られた方7~8人と
会津巡り仲間として、あんまり良く知らない同士で
特に私はお勤めしていたし
他の方は専業農家の嫁様が多く
仲間に溶け込もうとか仲よくしなくてはならないだとか
いろんな思いに緊張して回った三十三観音参り。


今はそんなふうにして集まってお参りに行く
そんな人も少なくなってしまったようで
いろんな意味合いもあっただろう三十三観音参り。


そんな思いが駆け巡って、そっか…ここも回ったんだ。


珍しく晴れて、それでも雪の積もった高田観音への入口の階段は
誰かが歩いた跡があって、こうして未だにお参りに来られる方もいるのだと
ゆっくりとその足跡に導かれるように
雪の風景に眺めながらお参りをして来た。
 
 
 
 
 


雪に被った景色も趣があるけど、雪に隠されていた庭木や
梟の置物など見てみたいものだと
暖かくなったらまた訪れてみようと思った。


帰り道で撮った冬の川の風景
 

宮川 福島県に源流を持つ一級河川で、一級水系
阿賀野川水系に属し、鶴沼川とも呼ばれる。


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