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あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

そしてライトが消えた! 絵ろうそくまつり ーゆきほたるー 

2014-02-11 22:23:39 | プチドライブ・地域の事

鶴ヶ城の絵ろうそくまつり会場は、思ったよりも混み合っていた。
震災前に来た時には見られなかった県外の観光団体さんで
八重の桜効果か、鶴ヶ城に入城する行列が長く続いている。
どのくらい待たなくてはならないのか?


とても並んで待つ気持も失せるくらいの長蛇の列だった。

天守閣から見えるゆきほたるの文字は
干支の馬とテーマの「心」にちなんでハートの形で囲んだ
会津の「會」の文字が約1000個のろうそくの灯で幻想的に浮かび上がるのを
天守閣からの眺めを楽しむのは諦める事にした。

見学に来た人がテントにあるカップにろうそく点けて文字を刻み
いろんな人の思いに会津の會の字が作りあげられて行く。

会津伝統工芸品の1つである、「会津絵ろうそく」は
1本1本に菊、牡丹、藤などの季節の草花が色鮮やかに描かれて
色鮮やかな会津絵ろうそくのたくさんの工程は
すべてが手作業で行なわれているという事だった。


絵ろうそくも販売されている。


またろうそくに絵付け体験も出来る


ろうそくを灯す瓦灯


まだ忘れてないよ、いつまでも応援してるからねって気持ちが伝わる。

いろいろな種類の絵ろうそくを飾る瓦灯が売られており
また絵ろうそくを作る所もあり、そんなところを覗きながら
会津を応援するポスターが貼られているのを見つけ
有り難い事だと思った…ふと辺りが暗くなった。

鶴ヶ城のアップされていたライトが消され
あんなに白く光り輝きを帯びた鶴ヶ城は雪明りの中でも
凛とした姿が変わる事はなかった。

どちらかと言えばライトアップされてない鶴ヶ城の方が好きかも知れない。

ぼんやりと照らすゆきほたるを見ると厳しい寒さの中
なんとなくほんわかと温かい気持ちになれる。
それは…きっと、誰もが持っている
子供だった自分の中にある故郷の様なもので
夕暮れの遠くに見える我が家の灯りにも似ているからではないだろうか。

ぼんやりと雪明りの中に浮かぶ鶴ヶ城やゆきほたるが
よりそれらしく見えてくるから不思議で
何度かのライトを消す時間帯があるのは
天守閣からの絵ろうそくの文字がより見えやすく効果なのだろうが
私には本来のろうそくの灯りの温かさを知らしめてるような気がする。

ライトアップされた時の鶴ヶ城も美しいと思うが
雪明りの鶴ヶ城はもっと美しい…。

寒さが防寒着の上からでもヒシヒシと感じられる。
鶴ヶ城やゆきほたるも堪能した。
ただ残念だったのは天守閣からの絵ろうそくの文字が見られなかった事だけど
孫太郎の絵も見つけたし…孫太郎はインフルエンザから復活しつつあるようで
明日病院へ行って主治医のお墨付きがもらえれば
もう幼稚園に行けるのだと報告もあった。

寒い…早く帰ろう、家では嫁のよっちゃんが
温かい料理を作って待っててくれる。
そんな絵ろうそくの灯を思わせるような我が家へと帰途についた。