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あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

あの場所へと…白いカタクリの花を求めて!

2013-04-20 22:29:52 | 日々雑事

実は…白鳳山へ水芭蕉の花を見て気を良くした私は
山の斜面に見付けたカタクリに花に
時間はまだたっぷりとある…だから、あの場所へと
もうひとっ走り、あのカタクリの花の群生地に心を持って行かれた。

お昼くらいまで帰ったら大丈夫と、車は以前孫太郎といったコースと同じ道を
車の窓を全開にしても、暖かい風が流れ込んで爽快感だった。
孫太郎と行った時も晴れていて暖かかったけど
この日の暖かさは初夏を思わせるには十分過ぎるほどだった。

信号機から国道へは出ずに旧道へと、やはり時季的なものか
道路沿いにはお馴染みの山野草が見られた。


旧道から見た、ずっと眼下の阿賀川


崖っぷちの影になった下の方には、まだ福寿草


山から滴り落ちる雪解け水に濡れたキケンマ 


いかにも白い妖精 キクザキイチゲ


エンレイソウ、学名は「トリリウム」は「3を基本の数としたユリ」と言う意味ですって。

そんな花を愛でながら、曲がりくねった道は旧道の中腹辺りまで来ると
渓流のせせらぎが聞こえる、あのカタクリの群生地。

あった! 以前孫太郎と来た時には葉っぱの片鱗さえ見付けられなかったのに
今では小さな小屋の前にある、こぢんまりとした一角に咲き乱れるカタクリの花。
でも以前から見ると、ちょっと少なくなったような気がしたけど
立て看板にはカタクリの花を持って行かない様にと書いてあり
やっぱり 黙って持って行ってしまう人がいるのだろうと思った。


陽射しに眩しげなカタクリの花


蜂とカタクリの花

いつも思う事なのだが、こういう山野草は山間で見るからこそ美しい。
ひっそりと渡る風に身を揺らしながら、自然のまま
芽生えて咲いて散って…を、昔からずっと続けてきたに違いない。

そこにあるものはそこでしか生きられないのだと思う。

紫のカタクリの花に混じって、純白な白いカタクリの花。
何度見ても思わずにため息が出るくらい美しい。
陽射しを浴びて誇らしげに咲くものや
何やらうつむき加減に、静かに咲く花…どんな仕草をしても
似合うんだね…白いカタクリの花。


ホンの一時間ほどと思って出掛けた
水芭蕉と白いカタクリの花を求めてのドライブだったが
思わず時間を忘れて写真を撮り…結局 午前中一杯を費やしてしまった私だった(^^ゞ