あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

BACK TO THE FUTURE in 昭和

2006-07-25 23:09:32 | プチドライブ・地域の事
会津のとある町並みに
フッと昭和の時代に紛れ込んでしまったお店を見つけた。
こじんまりとした骨董品屋さんなのだが
昔懐かしい昭和を、余すところなく満喫できる…そんなお店だ。

以前その前を通った時には
時間がなくて覗く事が出来なかったのだが、どうしても心残りでしかたなく
思い切ってデジカメ片手に出掛けてみた。



 
店の入り口に立ち、まず一枚。『昭和なつかし館』とある。


     
店先のショーウィンドーには、昔懐かしい商品の数々…。
家の模型は、さながら『三丁目の夕日』のセットを見ているようだった。

中へ入ると…。

    
古い時計や貴重な看板、メンコなども売られていた。


  
少し錆びの出た、物干しリング?だろうか…昔のお菓子が吊り下げられている。
ビニール製に入れ物に入った金平糖なのであろうか。


二階からは、生活空間になっており200円の見学料が取られる。
私も見学料を払って、急な木の階段を上がって見れば
そこは正しく昭和の生活空間で
少し薄暗いのが、またいかにも昭和そのものの様だった…。



右手にカキ氷屋さんとビクターの犬があり
ちょっと小太りなオジサンが奥からデカイ四角い氷を持ってきて
額に汗を滲ませながら、それでもシャリシャリと涼しげな音に
赤い蜜をガラスの器に入れ、こんもりと雪のような氷を削ってくれた
そんな事を思い出し、しかも今日7月25日は夏氷の日という事だった。


電気製品と左手には昔懐かしいジュークボックスがあり
そこからは80年代のフォークソングが流れているのが嬉しかった。
電気製品も思い出深いものばかりで、あんなものもあった…こんなのもあったと
思わず時間の流れが止まってしまったようだ…。


生活様式もリアルで、あの巨人の星で父親の一徹が引っくり返したような
丸いちゃぶ台の上には、当時を再現するようにおかずまで並んでいるには驚いた!
しかも、昔のテレビからは昔の番組が流れていた凝り様だった。

 
奥まったところの煙草屋さんでは、父親に頼まれ煙草を買いに行くと
いつものお婆さんが、膝に三毛猫でも抱いて
居眠りをしながら店番している様子が頭に浮かんだ。

他には昔の化粧品などが陳列されており、バルサンが良い味を出していた。


昔の日用品…端っこのトマトプリッツは見ない事にして欲しい。


赤いポスト、昔は何処にでも見かけられたのだが…。

こうして昭和を充分にタイムスリップして
梅雨に曇る外に出ると、今居た場所とのギャップに戸惑ってしまった。
昔ながらのオート三輪の代わりに、高級な感じの白いワゴン車。
赤いポストなど、どこを見回しても見つからなく
いつものお婆さんが店番していた煙草屋は何処へ行ったのだろう…。

昭和は遠くになりにけり…だけど、一番良かった時代も昭和だったのかもしれない。
昭和から平成へ、人の心もどんどん新しさに押されて行ったが
しかし…私の心の奥底では昭和が懐かしい。

だからこそ、『三丁目の夕日』のような映画が公開されたのかも知れない。

コメント (16)
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