ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

わろてんかロケ地の旅 ―20171230 博物館明治村―

2018-01-03 21:21:46 | 連続テレビ小説わろてんか

新年あけましておめでとうございます。

今年もぽちごやのロケ地巡りブログをよろしくお願いします。

新年最初にお送りしますのは、わろてんか。年末にひさびさに駆け込みでありましたロケ地巡りでございます。

本日は、博物館明治村でございます。

明治村は、ごちそうさんで訪れて以来、3年ぶりです。

明治村の朝ドラは、花子とアン、あさが来た以来ですね。

それでは、わろてんかロケ地巡りをスタートします。「あなたの事を、お慕いしております」。

「はい、それまで」。

聖ザビエル天主堂です。

「撮影終了です!」。

「お疲れさ~ん」。

「お疲れさま。撮影終了、おめでとう」。

「おおきに」。

「来週からまた新作の撮影だ」「大阪帰ってから考えるわ」。

「何度も話しただろ。契約だ」。

「そんなん知らんも~ん」。

「フフッ」「やれやれ」。

つづいては、呉服座です。

現在イベント開催中のため建物ツアーは開催していませんけど、イベントの合間に内部を見学することはできます。

「200人以上の芸人を抱え、寄席の数を一気に10軒にまで増やした北村笑店は、日本の演芸史上、初となる、寄席のチェーン化に乗り出しました。そしてついに、大阪一の繁華街、千日前に、新たな本拠地となる、南地風鳥亭を開業したのです」。

「本日ここに、にぎにぎしく、開場できましたのも、何から何まで、ご贔屓の皆様方のおかげ」「花よりだんごの法善寺」「千日前の文鳥亭」「風鳥亭や、風鳥亭」「ああそやった! 風鳥亭。追い風に乗ってこの大阪に、いやさ、日本中に、笑いを、広めまする!」「どうぞ皆様、南地風鳥亭、ご贔屓、ご鞭撻のほど…」「御願い、申し、上げ奉りまする~」「お笑い大阪、春の陣、おあとがよろしいようで、ございます」。

「かよわい女と、不細工な男!」「え~それでは、二人して、ひとつ今日は何かやらして頂きましょう」「頂きましょう。さあ、なんなと」「え~ご陽気な方がよろしい? それとも、ご陰気な方よろしい?」「ご陰気な芸をお見せしてどないすんねん!」「そしたらひとつ、ご陽気に。うしろ面を」「うしろ面を、さあ!」「お願いしま~す」「万丈目と歌子は、夫婦息の合った掛け合いと、万丈目お得意のうしろ面を生かした夫婦万歳で、大阪中の人気者になっていました」「ちょっ、あんた。ちょっ、あんた。ちょっとあんた待たんかい!」「何やねんな、今忙しいねんけど!」「あんたが前向いてどないすんねんな」「この子がちょっと、照れ屋なもんで」「アホな事言いないな! 面が照れますかいな」「アッハハハ! 真面目にやりましょ」「やりましょ。うしろ面を、さあ!」「お願いします。ヨッ、オイトナ!」。

エンタツアチャコ。

桂春団治。

つづきましては、今回の明治村ロケ地巡りのハイライトでございます。

 

「おお…何やねん。どないした、がん首そろえて」。

「風太さん、寺ギンさんに言うてくれ」「何て?」。

「風鳥亭に出られんかったらおまんまの食い上げや」「それにな、わしらみんな風鳥亭から引き上げんの反対や」「うん!」「あそこはな、わいら芸人を家族みたいに、親身になってな、心配してくれんねや」「それに比べて近頃の寺ギンさんは、借金でわしらを縛ってむちゃくちゃな事させよる」「わしらかて北村笑店に行きたいんや」「月給で雇てほしいんや」「ちょっ…ちょっ、待て、おい。そないな事軽々しく口にしたらアカンで」「そやからあんたに話してるんや」「頼む、風太さん。なんとかしてくれ」「頼んます!」「お願いします!」。

西園寺公望別邸「坐漁荘」です。

「お客さん、ちょっと待っとくれやす。お客さん! お客さん、困ります」「失礼します」「何や、お前か。遅かったな。オチャラケ派と伝統派は、手ぇ組む事になったんや」「え?」「わざわざ無駄足ご苦労はんやったな。帰ってんか。すんまへん、師匠。ヤボ用終わりましたんで。もう一杯いきまひょか」。

「その、翌日の事でした」「はい、南地風鳥亭です」「おお、てんか。今すぐ誰かに金持たして、安来によこしてくれ」「えっ、藤吉はん?」「名古屋や東京の浅草からも、商売敵が来てるんや。こうなったら、ぎょうさん手付け払うたもん勝ちや」「「今すぐ」言われても…風太も、亀さんもアカンし。ほかに大金を持たせるんは…」。「そやったら、てんが持ってきてくれ」「うちですか?」「事は一刻を争うんや。頼む。はような」「あっ、ちょっと!」。

「昨日はご苦労さん。早速やが、ここに集まってもろたみんなは、合格者や」「キャ~! 大阪だが、大阪!」「私が…?」「これから親御さんにご挨拶に行って、きちんと承諾を頂いてからの話になりますけど」「私は大丈夫ですが。お母ちゃんが、「えがね、私も入れてもらいたい」言っちょりました」「都さん、どないしはったん?」「いえ」「野良仕事もせんで何やっちょ~か!」「お父ちゃん!」「うちの娘は、大阪へは行かせんけん! 帰~ぞ」「あの…お父さんが心配しはるんは、よう分かります」「若い娘を見せもんにして、どげす~つもりかね。うまい事話に乗せられて、売られた娘もお~らしいが」「うちは、大阪では少しは知られた寄席です。ご心配なら…」「とにかく娘は、岡山の紡績工場で働かせ~けんね。都!」「お父ちゃん…私、大阪に行きたいが。工場より、踊りで稼ぎたいがね。こげな夢、もう二度とみられんかもしれんけん。お願い。大阪に行かせてごしない。お願いします!」「こげな連中の口車に乗って。このだらくそが! 都」「待って! 待っとくれやす!」。

 

「わざわざお越し頂いて、すんまへん」「都がまた邪魔しちょるらしいけん、連れ戻しに来ましたが。さあ帰~ぞ。都! お前まだ分かっちょらんのか!」「待って下さい」「何かね」「娘さんを、私ら夫婦に、任せてもらえませんやろか。うちにも子どもがおります。子を心配する親の気持ちは同じ。そやから、親代わりになって、娘さんらの面倒見ると決めました」「女子寮、作ろう思いまして」「女子寮?」「へえ。朝起きてから、夜寝るまで、うちらが責任持って、面倒見さしてもらいます」「えらい親切だが」「うちらは、芸人さんをみんな、家族や思てます」「家族?」「娘さんの事は、私が父親になって、厳しゅう育てます。大阪に行かしてよかったと、思てもらえるよう頑張ります」「うちらの娘は、必ず幸せにしてみせます」「どうか都さんを、大阪に行かしてあげて下さい」「お願いします」「お父ちゃん、お願いだけん、私が大阪に行くのを、許してごしない」「そげなら、いっちょ前にな~まで、帰ってく~だない。泣いて帰ってきても、戻る家はないけんの」「だんだん」「頑張ろうな」。

「てんと藤吉が、島根で「安来節」の踊り手を見つけてから数日後。選ばれた娘たちが、大阪にやって来ました」。

「あの、手伝ってごしね」「あっ、ごめんごめん」「私、認めんけん」「え?」「あんたが、乙女組の代表ちゅう事」「だども、とりあえずはえだないかね?」「明日早いけん寝~わ」。

 

「ほ~ら、どじょう鍋え」「うわ~本当だが! ほらみんな」「大阪でも食べられ~かね」「みんなで一緒にごはん食べて、仲ようやり直しや。どうぞ」「だんだん。頂きます。うまいわ!」。

「安来節乙女組のお母ちゃんとして頑張るてんでしたが…」「お~い、朝やで! 起きや! おい、朝やで! 起きや!」。

坐漁荘は、学芸員さんによる建物ツアーのみ内部の見学が可能です。写真撮影OKです。とても可愛らしい学芸員さんにアテンドしていただきました。いろいろ撮影していたらしいのですけど、オンエアで使われていたのは廊下だけだったそうです。

坐漁荘は、西園寺公望公が竹を愛されたとのことで、随所に竹が使われています。


檜の木肌が見えるこの襖は、すでに技術が途絶えていて、現在は再現が難しいのだそうです。

 

明治村ロケ地巡り最後に訪れますは、三重県尋常師範学校・蔵持小学校です。

「ホンマに、すんませんでした」「お宅どういう育て方してはりますのん!」。

「申し訳ございません。てっちゃんごめんな。堪忍してな」。

「今回は大したケガやなくてよかったですが、お母様からよ~く言い聞かせて下さい」。

「はい。ほら隼也。ホンマに… ホンマにすんませんでした!」。

今回の明治村ロケ地は、放送を観てすぐにピンときました。朝ドラでは恒例ですからね。でもBK作品のロケ地なので、巡る場合はいつも冬です。夏の明治村にも訪れてみたいと思いました。