ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

べっぴんさんロケ地の旅 -20161104 神戸大学-

2016-11-04 20:53:05 | 連続テレビ小説べっぴ...

今週二度目の神戸は、六甲山の山登りです。

神戸大学でございます。

六甲台第1キャンパスです。阪急六甲駅もしくはJR六甲道駅から神戸市バス36系統に乗って、神大正門前で下車すると目の前です。

正門を入って正面の激坂階段をえんやこら登ります。

ロケは、ヒストリカルなこのエリアで撮影されました。

国立大学法人ですからキャンパスはオープンですけど、平日に見学する場合はくれぐれも研究、授業、運営のお邪魔にならないように気をつけましょう。

ロケ地は二か所。まずは階段を上がってすぐにある、六甲台本館です。

「すみれが愛する神戸は、海を望む場所に、さまざまな人々が暮らす、異国情緒あふれる、美しい街です」。

「刺繍がうまくなりたい。そう思っていたすみれは… 靴が、針と糸でどう縫い上げられているのか、どうしても知りたくて… 潔君と、大冒険の旅へ、出発する事となったのです」。

「大丈夫やで。わしがおるから」「よ~し、行こう」。


 
「すまんかったなぁ。靴作るとこ、見せられんで」。六甲台本館の西側の側面です。

「ううん」。

「労働条件を~見直せ~!」「見直せ~!」「賃金を~上げろ~!」「上げろ~!」「さあ~行くぞ~!」「オ~!」「労働条件を~見直せ~!」「見直せ~!」「賃金を~上げろ~!」「上げろ~!」。

「イタッ!」「あっ、こじょうちゃん!」「どないしたんや? 大丈夫か? ええ服着てるのう。どこの子や?」。

「昭和17年、神戸の街は、初めて空襲を受けました。戦争のさなか、すみれたちの生活も、変化を余儀なくされていました」。

「君ちゃん、君ちゃん」「君ちゃん、大丈夫か?」「君枝ちゃんは、生まれつき体が弱いのです」。

「大丈夫」「ゆっくりでええよ」。

「その頃、五十八さんは神戸にいました」。

「ありがとう」。明美さんを探すために神戸中をまわろうとするすみれさんを、英輔さんがバイクで送っていた病院の入り口。六甲台本館の東側の側面です。

「いつでも、言うてや」。

「ありがとう」。

続いては、六甲台本館のもう一段坂上にある兼松記念館です。

ロケ地は、正面から入って右側の廊下の突き当りです。

「明美さん。ああ…。やっと会えた」。明美さんが勤める病院です。

「お仕事中に、ごめんなさい。お願いがあるんです。明美さんの言うように、このご時世に、ぜいたく品が売れると思うてた自分は甘いと思う。そやから、私、必要とされてるものを、必要としてる人のために、作りたい思うてます。何がええか、ずっと考えてて…。赤ちゃんが、ほんまに気持ちよく過ごせるものがええんやないか思て…。それで、明美さんがいつか、作ってたおしめ…。作り方、教えてもらえないでしょうか?」。

「もちろん、お礼はします」。

「嫌や。あんた、ほんまお嬢さんなんやな。苦労した事ないからそんな風に思えるんや。ほんまに甘いわ」。

「やっと再会できたというのに、その距離は遠すぎたようです」。

「ちょっと待って下さい。明美さん。私が思うてる事、間違ってますか?」「あんた、うちのお母ちゃん、知ってる?」「はい。マツさんですよね、小さい頃に、やさしくしてもらったのよく覚えてます」「強い人で、泣き顔なんて見せへん人やったのに。あんたんところに、みんなで行った時に…」。

「何でお母ちゃんをこんな悲しい思いさせなあかんのやろうてずっと考えてた。何でか分かるか? 貧乏やからや。貧乏やから、バカにされて、泥棒扱いされて、悔しい思いして…。うちは負けとうない思いだけで、必死に勉強してきた。お金のためにこの仕事就いたのに…。楽させてやりたいと思うてたのに…。あんたの家をクビになってから、もっと酷な仕事しかのうて…。お母ちゃんは死んだんや。あんたのせいとは思わへん。けど、あんたたちのせいや思うてしまうんや。一緒になんて無理や」。

「明美さん…」「それに、材料もあらへん。外国のおしめいうんは、肌触りがようて、柔らかくて、水をよう吸う生地があらへんと…。そんなん簡単には手に入らんやろ」。

「明美さん」。

「何?」。

「これ…外国で使う、おしめの生地で、間違いないです?」「そうやけど、どないしたん?」。

「知り合いが、手に入れてくれたんです。明美さんも、使うて下さい」「闇市に持っていけば売れるやろ」。

「いいんです。これは、明美さんへの、お礼なんやから。こないだ、明美さんに言われた事やけど…。今、振り返って、自分でも、世間知らずで無知やったと思う。知らないうちに、傷つけてしまって…。ごめんなさい。でも…今の私は、あの頃とは違うんです。私は、娘と生き抜くために、何でもしないと…」「ほんで? おしめを必要としとる人はおるんか?」「作り方だけ教えるわ。勘違いせんときや。これのお礼や」。

「明美さん」。

「何?」「あれから、マクレガーさんの所に、赤ちゃんのドレスを作って届けたんです」「へえ…」。

「ものすごく…それはもう、ものすごく、喜んでくれました」「そら、よかったな」。

「ちょっと待って下さい。これ…お礼です。昔、私を、あさやさんに連れてってくれたでしょ? あの時、あさやさんに教えてもらったんです。使う人の事を考えて作る事が、どれだけ、すてきな事か。使う人が、笑顔になってくれる事が、どれだけ、うれしい事か。大人になった今、明美さんのおかげで、あの時と、おんなじ思いを味わえた。ありがとうございました」。

「院長! あの…どういう事ですか?」「もともとここにおった、医者や看護婦が、外地から、戻ってくる事になったんです。だから、何人かに、辞めてもらわなあかんのです」「何で私なんですか? 私は、頑張ってきました。納得できません」「君は、独り身やろ? 君は若いし、一人やったら、何とかなるんやないかなあ」。

「何でやろか…。何でうちが…」。

深いくっきりした青空に白亜の建物が映えて、とても綺麗でした。学生時代を大阪で過ごしたのですけど、神大は天空のキャンパスということもあり来たことがありませんでした。ロケ地めぐりがまた、縁を結んでくれました。

まだ神戸編は一箇所残っていますけど、それはいずれまた。次回は滋賀に向かいます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿