ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

マッサンロケ地の旅 -20141222 ニッカウヰスキー余市蒸留所-

2014-12-27 20:39:25 | 連続テレビ小説マッサン

今年の仕事が一段落したので、ひさびさにマッサンロケ地巡りを再開いたします。

 

クリスマス前の連休を利用して、やってまいりましたのは、冬の余市。

昨年11月に、マッサンの制作が決まった直後に来て以来の余市です。余市に向かう汽車に乗り換える小樽駅。

昨年は余裕で座れたのですけど、あふれる人w。これほぼ全部余市に向かう人です。2両編成は当然いっぱい。

 

ただいま余市。

きっと余市で車内はガラガラでしょう。

さっそくウイスキー樽が迎えてくれます。

昨年はなかったマッサンフィーチャーののぼり。

余市編でエマを演じる優希美青ちゃんの消防庁のポスターがありました。なんと偶然。

駅から歩いて5分くらい。雪道ですけど、札幌と違って新雪なので歩きやすかったです。でも足元にはくれぐれもご注意を。

念願かなって戻ってまいりました。

ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸留所です。

正面ゲートを入ってすぐに見学の受付があります。ガイドツアーとフリーを選べます。着いたらちょうどお昼前で、12時からのガイドツアーに参加しました。

中庭です。

昨年来たときはまだ雪が降りはじめの時期だったので地面が見えたのですけど、真っ白な蒸留所は別世界です。 

ガイドツアーのスタートは、この待合室から。

待合室に入ると、いきなりニッカおじさんが出迎えてくれます。

待合室のなかです。

ガイドツアースタートです。

冬季は降雪のため一部見学できないところがあります。創業当時の事務所は内部を見ることはできません。

発酵棟にも入れません。

リタハウスです。

マッサンとエリーの自宅。余市市内の別の場所にあったものを、蒸留所内に移設されています。

白と黒の世界に。

竹鶴政孝翁。

一号貯蔵庫です。

いつもはここにカスク用の原酒が貯蔵されているのですけど、11月でシングルカスクの販売は終了しました。原酒とかかれたボードには、シーズンはカスクのボードがかかっています。 蒸留所内では、いまの時期はカスクの販売も試飲もありませんので、飲みたいかたは4月か11月に行くといいと思います。

竹鶴政孝記念公園。雪化粧でわかんないw。 

ニッカ会館です。ガイドツアーはここで終了です。

ニッカ会館の二階で、おまちかねの試飲です。試飲ができるのはガイドツアーに参加したかたのみ。

今日の試飲は三種類。昨年来たときは仕事だったので試飲できませんでした。だから今回は楽しみで楽しみでw。余市10年。

試飲コーナーでガイドさんにお話を聞けました。
「やっぱり今年はお客さん多かったですか?」
「はい多かったです。昨年の一年間のお客様は30万人くらいだったのですけど、今年は48万人です」
「すごい!。やっぱりドラマの効果は大きいんですねー」
「ありがとうございます!」
「一回のツアーでだいたい何人くらいまで対応できるんですか?」
「80名くらいまでなんですけど、それ以上の場合は2組に分けることがあります。今年の夏はいっぱいお越しいただいたので、そういうこともありました」
「やっぱり人数が増えると対応を難しくなりますか?」
「そうですね。少ないほうがご質問もしていただけ易いですし、お客様にもゆっくり回っていただけるんですけど」
「そうですよねー。マッサンはどのくらいウイスキーを飲んでたんですか?」
「70歳まで350mlボトルを毎晩ひと瓶あけてたそうです。70歳を越えると体調のことも考えてセーブしていたそうですけど、それでも亡くなるまで3日に一本はあけてたんだそうです」
「すごい」
「撮影は何回あったんですか?」
「三回です。初回の式典のシーンとスコットランドのシーンと。もう一回はまだ放送してないんですけど、余市編のシーンです」
「佐渡製作所のシーンも余市だと思ったんですけど」
「それは余市ではないですねー」
「そうだったんですか。昨年も余市にお邪魔したんですけど、その時は仕事だったので試飲できなかったんです。今日は楽しみです」
「ごゆっくりなさってくださいねー」

鶴17年。

白銀に映える琥珀。

アップルワイン。たぶん昨年と同じメニューだったと思います。ちなみに宮城峡蒸留所の試飲は、余市の変わりに宮城峡が飲めます。

お酒が苦手なかたでも大丈夫だと思います。

ツアーにはこちらの見学も組み込まれています。

ウイスキー博物館です。ツアーは、ガイドさんと参加人数でちょっと内容が変わります。違いを楽しんでみるのもいいかもしれません。今回参加したパーティでは、割と駆け足だったので、ゆっくり見たいかたはツアーが終わってからもう一度回られることをオススメします。スマホ用のガイドもあります。

入ってすぐに、ポットスチル。

ニッカのヒゲおじさん。

今週のマッサンで鍵になったピート。

二条大麦です。

熟成の様子がわかります。

記念撮影のコーナー。証拠になりますw。

こやつが分け前をいただきおった犯人です(^o^)/。

マッサン。

リタさん。

マッサンのスコットランド修行時代のノート。ドラマのあのノートのモチーフです。

山崎蒸留所設計計画。たまたまニッカが所蔵いているからだとは思いますけど、サントリーではマッサンに関するいっさいの紹介がないのに比べて、ニッカでは割合壽屋時代のことが紹介されています。これも面白いです。

エリーのペンダントで有名な、クリスマスプティングの指ぬきと6ペンス。本物です。

ニッカウヰスキーの初号ウイスキーです。

マッサンとリタさんの墓標の背面。

ファーストカットの赤い屋根が印象的な余市蒸留所。

ファーストカットの余市蒸留所の蒸留内。

ファーストカットの余市蒸留所の貯蔵庫。残念ながら見学はできないので、変わりに1号貯蔵庫の内部です。

パグパイプの楽隊が行進していた蒸留所の道。

 

楽隊が座席の間を通ってきていた道。

スーパーエリーがアップになっていた場所。

スーパーエリー特別賞受賞祝賀式典の額がアップになっていた場所。

「それでは、本日の式典のために、北海道まで駆けつけて下さった、英国のジョーンズ駐日大使より、お祝いのお言葉を頂戴したいと存じます」。スーパーエリーの特別賞受賞祝賀式典の会場。

「ベスト・スコッチ・スタイル・ウイスキー賞の受賞、おめでとうございます。亀山政春社長、この、「スーパーエリー」は、あなたが愛したご婦人の名前から、付けられたと聞きました。今から50年前、日本の青年が、私の国スコットランドにやってきて、ウイスキー造りの秘密と、一人の美しい女性を奪っていきました」。ジョーンズ大使がスピーチしていた場所。

「ウイスキー造りに情熱を燃やした日本人男性と、愛する人の夢をかなえるために、見知らぬ国、日本で、その生涯を過ごした、スコットランド人女性。このドラマは、まだ国際結婚が珍しかった時代に、夫婦となった2人の、笑いと涙。そして、愛がいっぱいつまった、冒険物語です」。マッサンがエリーを想っていた場所。

「政春どこ?」「わっ」「うわー」「政春と一緒、いつも楽しかった。だけど…」。マッサンが顔を出してたポットスチルの蓋。現在は使われていませんけど、創業当時のポットスチルです。

「ダメだな。お前は。こいつの反響音を聞いて、蒸溜の進み具合を知るんだ」。ハイランドケルトの先輩工員が木槌で叩いたポットスチル。

「はい」「ほらよ」「ありがとうございます」。ハイランドケルトでマッサンに木槌を渡す先輩工員の後ろに映っていたポットスチル。

マッサンが石炭をくべていた釜。

マッサンの働きぶりを見てハイランドケルトの工員がマッサンを認めていた蒸留棟のなか。

「政春」「エリー」。マッサンがライ麦畑を通り抜け♪を歌ってた歌声が響いていたポットスチル。

「I'm coming」。お弁当を持ってエリーが立ってた蒸留棟のなか。

博物館で有料試飲ができます。一般発売していない、シングルモルト1980’余市です。 

蒸留棟の警備員のかたに、お仕事の合間にちょっとお話をお聞きできました。お仕事の途中お邪魔してごめんなさい。
「ここでドラマの撮影があったんですか?」
「はい。手前の一号機と二号機、あと奥の小さいのと」
「やっぱり撮影のスタッフさんいっぱいでした」
「はい。いっぱいいました。撮影は二日間だったんですけど」
「え?。たった二日で?」
「そうなんです。撮影前日にスタッフさんがお越しになって、ここ(蒸留棟の前の道)に砂を巻いてました」
「え?。なんで?」
「いまは雪で見えないんだけど、アスファルトなんです。当時の様子に合わせるために砂を巻いてアスファルトを消してました」
「なるほどー」

「一日目に準備して、二日目に撮影でした」
「そこに立ち会ってたんですか?」
「はい。朝8時から撮影してました」
「え?そんなにはやくから?」
「はい。お客さんが来る前に撮影しないといけないから。それで、お客さんが帰る夕方にもう一度撮影してました」
「なるほどー。その日蒸留所の見学を止めていたわけじゃないんですね。俳優さんも見れました?」
「はい。撮影中は携帯で撮っちゃダメって言われたので撮りませんでしたけど、会えましたよ。エリーさんが綺麗だったー。顔が小っちゃくて細くって」
「そうなんですかー!。いいなあ。マッサンもいました?」
「いた」
「そうですか。どんな撮影してたんですか?」
「まだ放送してないんだけど、余市編の撮影でした。馬車でウイスキーを初出荷するシーンです」
「馬車で?」
「そう。写真見る?」
「見る!」
「これが前日10月19日の準備。大八車が並んでたの」
「おお」

「こっちが撮影当日の20日。8時28分」

「ホントだー!。すげー」

「こっちの樽の展示のところから出てきて、この前を通って門のほうに出ていったんです」

「そうなんですか!。うわ。放送前にレア!」

「お忙しいところ、ありがとうございました!」
「ゆっくり見学してください」

よいち情報館です。11月にできたばっかり。

帰りはバスにしようと思い、札幌行きの高速バスを待っている間に、4番バス停の目の前にある情報館にお邪魔することにしました。話好きのおばちゃん(失礼)が話しかけてくれて、身も心もあったまります。

余市町マッサン応援推進協議会。

ロゴは余市在住のチョークアーティストLoveiLabo.さんが描かれました。

そういえば蒸留所にはクリスマス的なものがほとんどありませんでした。ようやく余市でツリーを見ました。

余市四景。

余市でのリタさんの暮らしを紹介したボード。

余市でのマッサンを紹介したボード。

ドラマの紹介ボード。 

このお二人に最初に出会ったのは、夏の竹原だったなあ。

マッサンとリタさんの年表。

一枚いかがです?。ドラマのあの場面がモチーフですねw。

みゆき様が麦の唄をひっさげ、紅白に出場されます。大晦日は、紅組大トリ前の出演です。楽しみですね。

余市銀座商店街。

この情報館にはレジがないそうで、販売はしていません。通りをはさんだ向かいのギフトショップささきさんで買えます。

情報館のかたや同じくバス待ちのお客さんとおしゃべりしてたら、札幌に行く高速バスがきました。マッサンとエリーが送ってくれました。

白銀に染まった余市は、撮影当時の雰囲気は雪に埋もれちゃっているけど、とっても清らかで気持ちが良かったです。本放送中には行けないロケ地にも行きたいので、今度は雪が溶けてからまた戻ってきます。カスクも飲みたいし(^o^)/。