ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2012J1リーグ第32節FC東京vsヴィッセル神戸@味スタ20121117

2012-11-18 13:46:29 | サッカー

日曜日に書いておりますけど、こんな天気。

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で、昨日はこんな感じw。

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夕方には、こんなになってました(T_T)。

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ホントに今年は雨に泣かされますね。今日を除くと残り2戦です。もう東京は関係ないけど、佳境を迎えているチームのために、晴れてほしいなあ。お願いしますお天道さま。

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スクールっ子の晴れ舞台です。ミニサッカー。楽しそうでした。

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都民銀行さま。スポンサーさまです。ありがとうございます。来年以降もよろしくお願いします。

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残留を争う神戸が今日の相手です。残り3戦は、神戸、ガンバ、仙台。いずれもシリアスなシーンに直面しているチームが相手です。望むと望まざるとに関わらず空気を読まないひと達の役を担わなければいけないチームとサポーターw。申し訳ないけど、恨まないでね。

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ガンバサポーターさん、恨まないでね。負けちゃいました。てか、水遊びでした(´▽`)。

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今日は秀人がボランチです。ヒョンスがCB。左WGは草民。2012東京のポイント、左SBは北斗、トップはルーカスです。ピッチの状況が特殊ですから、ゲームプランもへったくれもないのですけどw、試合の趨勢はそれなりにありました。ただ、東京のプランというよりも神戸の戦い方に影響したものでしたけど。

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さて神戸。4-4-2の形。都倉と大久保が縦配列になる2トップです。特長はアタッキングハーフと左SBです。野沢と小川は頻繁にポジションチェンジします。小川がフリーランスでゴール前に絡みます。野沢はリンクマン。だから3トップの下に野沢と言ってもいいかもしれないですね。ホームズで見たときも野沢が攻撃を組み立てるキーマンでした。野沢の調子が戻ってきているのは、残留に向け好素材ですね。神戸最大の象徴は、相馬です。非常に積極的にアタックに絡みます。SBというよりもWBな感じ。

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神戸の序盤は、チームとして戦い方のコンセンサスがとれていない印象を受けました。各自が勝手にプレーしていて、攻撃も守備も穴だらけ。原因は、相馬と小川、加えて田中です。序盤の小川は、ビルドアップにまったく絡めてませんでした。ボールサイドの逆ばかりにいたような気がします。意図というより空回りでしょう。田中は機を見てフォアチェック役する役なのですけど、序盤はタイミングがズレてました。東京の両ボランチがボールを持ったときにチェックせず、秀人もアーリアも比較的自由にボールをさばけました。最も酷かったのは相馬です。リスクテイクし過ぎで、前線にボールが落ち着いていない状況にも関わらず頻繁に攻撃参加しますので、相馬の裏にぽっかりスペースができます。

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というわけで、序盤の東京は神戸のウィークポイントを攻めます。ていうか、東京のストロングポイントが神戸のダメな処にはまっただけだと思います。東京は左で作って右で仕掛けるスタイルですけど、ナオのサイドを自由に制圧できますし秀人とアーリアもフリーでプレーできますから、左を省略してボランチから相馬の裏にパスを送ります。前半に何度か、ナオのサイドアタックからゴールの香りが濃厚に漂うクロスがありました。

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神戸は、左サイドに警報が鳴ってますから、最終ラインが絞り気味になります。結果、右サイドにもスペースができます。草民とルーカスがそこを狙います。ですから、秀人とアーリアは、両サイドどちらからでも攻められる状況でした。ゴールは時間の問題だと思っていました。

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ある意味、東京のリズムを狂わせた主因は、雨です。ピッチコンディションが徐々に悪化していきましたけど、大きく3段階に分かれると思います。序盤の水溜りは、少なくとも見た目はプレーに影響するほどではなかったです。ですので、両ボランチからのパス供給に支障ありませんでしたから、東京がいいリズムで攻められました。前半15分を過ぎるころから、水飛沫が見られるようになりました。ボールの走りが悪くなります。それでもまだ、パスが止まるという程度ではありませんでした。この時間帯はボールがちょっと変わった動きをしますから、ロビングよりもドリブルが有効だと思いました。その時間もそれほど長くなく、前半35分くらいには水溜りが目立ち始めます。もうボールはまったく走りません。むしろ止まります。ドリブルやショートパスはまったく効果なく、ロビングにしか突破口は見いだせません。後半に入ると、水溜りというよりもはや浅いプールです。

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ご存知のとおり東京はショートパスのサッカーですから、このピッチコンディションは最悪です。状況はイーブンだという意見もあるでしょうけど、プレースタイル、ビハインド、相手が残留争い中というシチュエーション下では、問題の程度ははるかに東京に不利でした。トッププレイヤーが水溜りに翻弄される様子は、ながくJを観戦していても滅多に見られるものではないので、かなり愉快だったのですけど、やっぱり残念です。いいコンディションでやらせてあげたかった。

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コンディションの第2段階、水飛沫が見られ始めた時間帯で、神戸の戦い方が整理され、コンセンサスが戻ったようです。まず相馬が自重しました。これで最終ラインが安定しました。野沢を軸とした攻撃のリズムが整い、小川が野沢を意識することでバランスがとれるようになりました。都倉と大久保のフォアチェックも機能しはじめて、東京が攻めるスペースが無くなってきました。この時間帯に試合が動きます。

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前半27分。田中から小川へのフィードはヒョンスがカットします。最終ラインに下がった秀人がヒョンスからパスを受け、2タッチほどドリブルしながらルックアップ。奥井のポジショニングが高く、ルーカスと草民が裏を狙っているのを見て、右足トゥでフィード。これがショートして、ちょうど奥井の前に落ちます。センターラインより10mほど自陣よりから奥井がドリブルを開始します。これがいい判断でした。梶山もアーリアも攻撃加重で、ちょうど奥井の前がぽっかり空いてました。秀人が寄せますけど、奥井は前線にいた小川にポストします。この時都倉が右サイドに流れる動きを見せ、これにモリゲと宏介がつられます。小川にはヒョンスがつく一方で、攻撃参加していた徳永とアーリアが戻りきれません。結果として、ヒョンスがずれたスペースがぽっかり空きます。そこに奥井が走り込み、小川とタベーラ。モリゲとアーリアが寄せようとする寸前、ペナルティエリアの手前で右足トゥのシュート。ゴラッソです。ドリブルが有効だなあと思っていたので、東京の守備がルーズだったとは言え、奥井の判断が素晴らしかったと思います。東京0-1神戸。

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前半35分、ポポさんが動きます。北斗に代えて宏介投入です。おかえりなさい宏介。やっぱり復帰戦をいいコンディションでやらせてあげたかったなあ。都倉が北斗サイドに流れてポストしていた印象があります。野沢も北斗サイドでのプレーが多く、野沢のスキルフルなパスさばきに手を焼いていた印象もありました。これらのミスマッチを嫌ったのではないでしょうか。攻撃面でも北斗独特の感性が空回りしたシーンもあったので、宏介のコンディションを考慮しての投入だと思います。

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後半はもう、ロビングにしか光明を見いだせないコンディションになってしまいました。自分は、ポジティブに捉えてました。東京はスタイルに柔軟性がないですので、守りに入られると手詰まりになり易いです。先制した神戸は、様々な状況を考えてリトリートします。普通のコンディションなら、東京サポーターが見慣れたぐだぐだサッカーになる状況ですけど、水溜りのおかげで、かえって戦い方が整理されることを期待しました。

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ヒョンス、秀人がロビングを意識してました。はやめの判断でプレーしてました。この状況では効力がない草民に代えて入った千真もポストを頑張ってました。梶山に代わってはいったネマニャんもはやめにシュートを狙ってました。一方、モリゲとナオは最後までアジャストしきれなかったですね。プレースタイルから、仕方ないかもしれません。ナオに入るとスタックする感がありましたけど、概ねチームとして考え方が整理され、怒涛の圧力で神戸ゴールに迫ります。

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神戸は体をはって守りました。若いGK嘉味田もがんばりました。ルーカスのヘッド、惜しかった。神戸はカウンターを狙いますけど、ボールが止まるのでセンターライン付近から前に進めません。ですから、カウンターの脅威もほとんどなく東京が圧倒しますけど、ゴールならず。このまま試合終了。東京0-1神戸。

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なんていうか、高級な水遊び(´▽`)。選手が真剣にやればやるほど、微笑ましくなります。ですけど、やっぱり残念ですね。まあ、勝ったんだったら残念がらないかもしれないですけどねw。

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結果論ですけど、やっぱり先制点ですね。序盤、まだコンディションがよく神戸がコンフューズしてる時間帯に多くのチャンスがありました。草民、ルーカス、梶山が決めていれば、というところです。今シーズンの東京は、先制が勝利の方程式です。シュート精度を上げるとともに、序盤の集中力を上げる努力をしてほしいです。

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とはいえ、もうシーズンも残り2戦です。他のJチームとサポーター全員に、空気を読まない東京宣言をしましょう。少しでも勝ち点を積んで賞金を獲得したい。それに、ポポさん留任の路線とのことですから、来シーズンに向けて、いいイメージでシーズンを終えたいところです。

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