ミュージシャン:THE ROLLING STONES
1. SING THIS ALL TOGETHER
2. CITADEL
3. IN ANOTHER LAND
4. 2000 MAN
5. SING THIS ALL TOGETHER (SEE WHAT HAPPENS)
6. SHE'S A RAINBOW
7. THE LANTERN
8. GOMPER
9. 2000 LIGHT YEARS FROM HOME
10. ON WITH THE SHOW
'89年に『スティール・ホイールズ』〔CD日記 '60洋楽編 # 17参照〕が発売。'90年には初来日ということで、この頃は、かなりストーンズ・フィーバーなものがありました。
そういう私も当時、ストーンズの作品に興味を持ち始めました。
中でも、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』〔CD日記 '60洋楽編 # 5参照〕に対抗して作られたストーンズのアルバムということで、この作品には興味がありました。
1と5は、邦題“魔王賛歌”(5は“第二部”扱い)というものだったので、ちょっと不気味な音楽かな、と想像していましたが、実際は民族音楽のような曲。しかし、あまり面白くありません。
2は、ギターの響きがサイケデリック。その音作りは、当時メンバーがドラッグをやっていたので、その影響もあるのか。
黒魔術をテーマにコンセプトアルバムを作ろうとしたようで、所々それを想起させるようなものもありますが、はっきり言って、スベッています。
しかし、4、6、9は良い曲です。
虹のように素敵な女性のことを歌った(だったと思う)6や、宇宙をイメージした9は、ベスト盤にも収録されている曲。
4は、ちょっとカントリーちっくなアコースティック調で始まり、力強い厚みのあるサビになる転ずるところが素敵な曲。
後々わかったのですが、この作品は彼らの作品の中では、駄作に含まれるようです。
ですが私の中では、冒険心を持って買った作品なので、思い出のあるアルバムです。
〔CD日記 '60洋楽編 # 9〕