ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲二つのゴール 平標山~仙ノ倉山 <その5>

2009-09-10 07:00:00 | ▲2009年山行報告

       <その4> からの つづき

で、いきなりこのポーズ出ちゃったんです!

そう、TOPの。

私がやらせたんじゃなくて 隊長が自分からやったんですよ!

そんなの初めてなんだから!

ライトニング ボルトポーズ!

そう、 もちろんあの世界最速のボルトの、です。

隊長、10月の全国大会で 100と200とリレーに出ます。

それでかなりボルトを意識してて ”世界陸上” 見て研究してました。 

山でボルトやるとは 思ってもみなかったなー。

この調子で本番も頑張ってよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ママも負けじと・・・。  (はっきりいっていらない)

 

 

 

 

 

 

 

 

ガスの中の二人。

ほんとは仲良し。 

 

 

 

 

 

 

 

どんどん、下ろう。 

 

 

 

 

 

 

 

お花もいっぱい咲いてます! 

 

 

 

 

 

 

 

 

この道、すごく気に入りました! 

 

 

 

 

 

 

 

 

イェイ!  (ついやっちゃう・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

青空はなかなか見えないけど 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんといい道だー! 

 

 

 

 

 

 

 

パパもたくさん休んで だいぶ元気になったみたい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれは 何山だろ。

・・・どうせわからないんでしょ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

仁王立ちー! 

 

 

 

 

 

 

 

階段トントン・・・

転ばないでね。 

 

 

 

 

 

 

 

ガスよ晴れろ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のこの周回ルートですが やはりここを登りにする使う人の方が多いようで

帰りもすごく空いてました。

どちらを選ぶかは 人それぞれだし、

下山時、疲れている足には岩魚沢林道の方が楽かもしれない。

でも、どちらにしても 絶対に周回した方が変化に飛んでていいと思います!

ピストンではもったいない。

これから行かれる方、是非是非、周回をお薦めします。 (っていうか言われなくてもそうするか)

 

 

 

 

 

 

 

歩いてきた道が見えるって ほんとうれしいね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで 松手山ってまだ? 

 

 

 

 

 

 

 

あの、人が立ってる所かな。 

 

 

 

 

 

 

 

ところが違ってました。

ここに居らした方に

「松手山って もっと下ですか?」

って聞いたら

「松手山? 知らない」 

!?!?

下から登ってきたはずなのに・・・ !?!?

不思議だねぇ~。 

ってなワケで 何故か名前もないピークで3ショット。

なんか今日は ママ、つい片足上がっちゃうんですけど。

不思議だねぇ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

今頃 青空顔出した。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、いいや、出してくれたんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、やっと着きました。

松手山。

それにしてもおかしいです。

だって・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

平標から松手山までは45分て書いてある。

でも絶対にその時間では来れないよー。

私たちは確かに遅いけど それにしてもおかしいなぁ。

これ、本当に合ってるのかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

松手山の頂上はこんな感じ。 

 

            <その6> に つづく・・・

 

 

 

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▲二つのゴール 平標山~仙ノ倉山 <その6>

2009-09-10 06:00:00 | ▲2009年山行報告

           <その5> からのつづき

午後になって太陽ギラギラ・・・

急に暑くなりました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

階段下ります。 

 

 

 

 

 

 

 

そして鉄塔に着きました。

駐車場から見えてた鉄塔だよね。

っと、ここでまた六日町のおじさまに会いました!

思わずお互いに笑ってしまった。

お洒落な若者と話をしてたのですが、 その若者に

「もしかして これから上がるの?」 って聞くと

「そうです。」

「えー! すごいー!」

「いや、全然問題ないっすよ。」

「行ってらっしゃい、気をつけて。」

「ありがとうございます。」

そう言いながら カラフルな帽子をかぶった若者は 樹林の中に消えて行きました。

ああ、若いって素晴らしい。 (笑)

 

 

 

 

 

 

 

鉄塔の下で水分補給して 私たち中高年も行きますか。 

 

 

 

 

 

 

 

 

六日町のおじさまも加わって ポレポレ4人組で下山開始。 

 

 

 

 

 

 

 

お花が咲いている度に 私も六日町のおじさまもカメラを向けます。

「これは何ていうお花ですか?」 と おじさま。

「えっとですね・・・それは・・あの・・・・忘れました。」  と 私。

これを何度繰り返したことか・・・。

これだけ毎回お花見て感動してるのに どうして花の名前が覚えられないんだろう。

結局、答えられたのは 『マツムシソウ』 のみ。

六日町のおじさま、 『ヤマホトトギス』 がかなりお気に召したようだったのに

その名前が全く出てこなくって

「ああ、これはあれですよ、あれ。  ほら、えっとねぇ・・・」

思わずおじさまも苦笑いしてたっけ。

面目ない。

 

 

 

 

 

 

 

お花の話になると パパさんは蚊帳の外・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

だいぶ下におりてきたね。 

 

 

 

 

 

 

 

あ、舗装道路が見えた! 

 

 

 

 

 

 

 

着地しました。

駐車場はすぐそこ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

戻ってきたよー。

ただいまー! 

 

 

 

 

 

 

 

お疲れ様でした!

六日町のおじさまとも ここでお別れ。

またどこかのお山で バッタリできたらいいですね。

お山では こういう出会いが いい思い出の一つになる。 

あ、それから この駐車場、無料だと思ってましたが

帰りに500円取られました。 (聞いてないよー)

 

 

 

 

 

 

 

帰りは赤城SAで冷たいご褒美。 

 

 

 

 

 

 

 

空には夕焼け。

残念ながら この日は夕飯の支度に間に合わず

義理ママ、ごめんなさいっ! 

 

 

今回会ったお花(実)さんたち 

今回はお花の名前、省略させてもらいました。 すみません。

 

 

山バッジ 

平標山のバッジは品切れで、注文中とのことでした。 
欲しかったのに すごく残念・・ (誰か~!)

   なんと!2010年7月、コロネさんが平標登ってゲットしてきてくださいました。 ありがとう! コロネさん!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

ずっとリストに入ってたこのお山・・・

自分の中では 平標と仙ノ倉って 二つでセット、って思ってたけど

今回行ってみて 平標をゴールにしてる人が多いのには驚きました。

仙ノ倉には行かない、って決めたとき、少し心残りだったのは事実です。

でも、何の迷いもなく、ここをゴールにしてる人達を見て、肩の力が抜けました。

そうだよね。 

”固定観念” じゃなくて、”臨機応変” だったんだ。

結果的にそれは 隊長がまた一歩成長する場面を作ることにもなったわけだし。

そう・・・・実は前回の白馬岳のエピローグに私が書いた

『彼は私と一緒じゃなければ もっともっと自分の山を楽しめるのに。

に対して 「そんな風に思わないで」 って たくさんのコメントをいただきました。

本当にうれしかったです。

今回、平標先の稜線から 彼は間違いなく ”ソロ” のハイカーでした。

何でも手に入る平地とは違って 山での行動は集中力や判断力を磨くのに

これ以上ないゲレンデになる。

これからも こういう時間や場面を 少しずつ作っていきたいと思います。 

一番強い精神力をつけなくちゃいけないのは 本当は私なのかもしれないな。

皆さん、本当にありがとうございました!

 

最後に・・・・

レポの仕上がりが どんどん遅くなってます。

朝と夕方の少しの時間しかPCの前に座れないので

最近は自分とこの更新だけでPCタイムが終わってしまう・・・

なかなか皆さんのブログ、HPに行けずごめんなさい。

山だけじゃなくて 平地もポレポレ参りますので 

こんな状況をどうぞ許してくださいね。 (今に始まったことじゃない・・・? 汗)

なんだかとても短く感じた今年の夏山は終わり

これからは 紅葉前線のチェックが始まりそう。

大型連休も控え、皆さん、色々計画がおありでしょう。

陽も短くなりますので どうか無理のないよう 楽しい山歩きをしてくださいね。

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

感謝感激 ポレポレ隊! 

  

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ― 

平標山 ~ 仙ノ倉山 (たいらっぴょうやま  せんのくらやま)

(平標山) 新潟県 群馬県  1983,7m 

日本の山1000 甲信越百名山 群馬百名山  

(仙ノ倉山) 新潟県 群馬県  2026m

日本二百名山  関東百名山  甲信越百名山  群馬百名山

コース・・・・・元橋駐車場(5:30) ~ 平元新道入り口(6:40) ~ 平標山の家(8:05)

        ~ 平標山(9:20)上り歩行時間 約3時間20分(除 休憩)

        平標山(11:15) ~ 松手山(12:40) ~ 駐車場(14:05) 

        下山時歩行時間 約2時間35分(除 休憩)

        仙ノ倉山往復は隊長のみ 昼食時間を入れて1時間45分

メンバー・・・・隊長 パパさん 弱足ママ(いつものポレポレ隊メンバー3名) 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その1>

2009-08-29 11:00:00 | ▲2009年山行報告

歩いた日 2009年8月11日(火)~13日(木)

山のレポを作るとき、TOPに持ってくる写真をどれにするか、

毎回、すごく悩みます。

その山行の雰囲気を この1枚の写真を見てある程度想像できるようにしたいから。

そして、今回もあれこれ迷った挙句、選んだのがこれでした。

レポのタイトルでもある ”リベンジ!”

「我々はやりましたー!」 を 表現したかった。

 

山に登る度に自分の体力のなさを痛感する私ですが

今回ほどそれを強く感じたことはありません。

だから、昨年のリベンジをやり遂げた達成感に加えて、 

苦しさの果てに頂上までたどり着いた時の安堵感が

この三角点タッチの瞬間に表れています。

この写真を撮った時の これ以上ない感動の様子を想像しながら

読み進めていっていただけるとうれしいです。

ただし・・・・

長いです。  とっても長いです。

今までの最長記録 ”赤岳” を抜き、ポレポレ隊、全てのお山の中で、一番長いレポになってしまいました。

写真はかなり整理したのですが もうこれ以上は絞れません。

一枚一枚の写真全てに 強き思いが詰まっています。

相変わらずの自己満足レポで 大変心苦しいのですが

もし、お付き合いいただけたらうれしいです。

では 一緒に登りましょう。

昨年、涙を呑んだ あの白馬岳へ!

 

 

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  

 

台風が関東の脇を通過する、と 予報で何度も言ってました。

義理ママは トムラウシ等のこともあり、

「こんな天気なのに行くの?」 と 心配そうに聞いてきました。

「長野の方はこっちよりは悪くないから。」

「無理は絶対にしないから。」

「もし天候が悪かったら また去年みたいにどこかの民宿で一泊して帰ってくるから。」

と 説き伏せて 8月10日、夜10時に家を出ました。

3人共 睡眠時間2時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

一番辛いのはパパさんです。 

申し訳なくて助手席で寝てなんていられません。 (でも時々意識がなくなります)

いつもほんと、ありがとう。

途中、千曲川さかきPAで休憩。

 

 

 

 

 

 

 

 

空には月が出てました。

台風、今 どの辺にいるのかな。 

 

 

 

 

 

 

 

そして 猿倉の駐車場到着。 

夜中の1時半くらいだったかな。

しばらく3人で うつらうつらします。

だんだん外が明るくなってきたので朝食を食べて身支度開始。

去年に比べると車の数が少ないね。

やっぱり台風の影響かな。 

 

 

 

 

 

 

 

懐かしい猿倉荘。

ここで昨年と同じように車の回送をお願いします。

猿倉→栂池 4500円也。 

隊長はせっかく家で登山届を書いてきたのに忘れてきたらしく

新たに書き直して提出しました。 

 

 

 

 

 

 

 

よおし! 出発だ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい 花火です。 (お友達にいただきました。ありがとう!) 

花火みたいに ドーン! と花を咲かせよう!  (でも消えてなくなるのはいやあよ)

 

 

 

 

 

 

 

この道、通ったね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも見覚えある。 

 

 

 

 

 

 

 

そうそう、こっちが鑓温泉に通じる道。 

 

 

 

 

 

 

 

去年もこんな風に上を見上げたっけ。 

 

 

 

 

 

 

 

青空見えてる! 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽も射してる! 

 

 

 

 

 

 

 

よっしゃー! 待っててよー!

ポレポレ隊、今行くからねー!

 

ウリャ―――――ッ!!

 

・・・・・・ この元気は そう長くは続かないのでありました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

人、少ないね・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

静かだね。 

 

 

 

 

 

 

 

ザック、重いね。 

こんな道、通ったっけ。

 

 

 

 

 

 

 

あの上を歩くのかな。 

 

 

 

 

 

 

 

「白馬尻って こんなに遠かった?

ザックがすごく重く感じる。

もう疲れちゃったみたい。

大丈夫でしょうか、私 ・・・」  (心の中での独り言)

っと、写真撮りながら既に不安になる弱足さん。

そう・・・・ここしばらく楽チンなお山ばかり行ってましたから。

実は歩き出してすぐに ザックの重さがズシンと肩に響いてました。

 

 

 

 

 

 

 

おお! 見覚えある小屋だー! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おつかれさん !   → はい、もう疲れちゃったです。

ようこそ大雪渓へ →  はい、今度こそなんとか頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

それにしても人が少ない・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラ~ン・・・。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみこれは昨年の白馬尻小屋前。

皆さん、ここで行くか戻るか思案していたんですよね。

ポレポレ隊は 時折響く雷の音を聞いてここをゴールに決め、

とぼとぼと戻ったのでありました。 

 

           <その2> につづく・・・

 

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その2>

2009-08-29 10:00:00 | ▲2009年山行報告

        <その1> からの つづき

しかし、今年は進むよ。

さて! 行きますか! 

 

 

 

 

 

 

 

ここから先は 初めての道。

ドキドキするね。

ザックも重いね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふうん・・・小屋の先はこんな風になってたのか。 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても人が少ない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

落石、注意して歩こうね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイゼンを装着して歩き出します。

いよいよだね。

ザック重いね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

えええええええっ!!!!

 

雨が・・・雨が・・・

雨が降ってきた・・・・

去年と同じになっちゃう。

嫌だ、嫌だ、そんなの。

でも、今日は雷鳴ってないし この位は予期してたこと。

とりあえずザックカバーと 雨具の上だけ着て出発。 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくり行こう。

いや、ゆっくりしか行けない・・・か。

 

 

 

 

 

 

 

 

空は時々陽が射したり またシトシト降ってみたり。

でも 雨によってメンタル面が かなり落ち込んだのは事実。

ザックもますます重く感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも 本当ならこの大雪渓 アリの行列みたいなんだよね。

今日はそれは避けられた。

私の遅い歩きでは 他の人に気を使ってますます疲れちゃうから。 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨が強くなってきたので 雨具のズボンもはきました。

やだやだ、どうかこれ以上強い雨になりませんように。

ザックの重みがどんどん強くなる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

こわ・・・ すご・・・

ザックが重い・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

色が薄れた ”べんがら” に沿ってやっとここまでたどり着いた。

雪渓の上にゴロゴロ転がっている岩は 全て上から落ちてきたもの。

「休まないで進め」 みたいな警告が 何箇所にもありました。

でも休みたい。 休みたいよぉ~。 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・

ほんと、こんな感じの私でした。 

 

 

 

 

 

 

 

カメラも濡れちゃった・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

気の抜けない場所が続きます。

写真ではわからないけど この簡易的な橋の下を流れる水は

ゴーゴーと音を立てていて 怖かったなぁ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩室跡到着。

地図で確認。

え―――っ!? ここからまだ2時間以上あるの?

気を失いそうでした。 

 

 

 

 

 

 

 

もう無理・・・。

めまいがひどくて 一歩も前に進めない。

しばらく休憩。

私の周りだけ空気が薄く感じる。

深呼吸ができない。

吸っても吸っても肺に酸素が届かない。

ここは宇宙か?

 

虚ろな目をして休んでる私を横目に見ながら

次々に登山者が通り越していく。

「こんな所でバテてるの? まだまだ先は長いですよ」

勝手に心の中を推測してしまう。

そういう被害者意識は 疲れてても働くもんなんだな。

 

 

 

 

 

 

 

「戻る?」 と 心にもないことを言い放つ隊長に  メチャメチャ腹が立つ。

でも言い返す気力もない。

しばらく休憩したあと、カメの10倍遅いペースで歩き出した。

私は 私は・・・・

本当に上まで行けるのだろうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

5分歩いては座り込む・・・・これをずっと繰り返した。

周りの人たちが 違う星の人間に思えた。

アナタハダレ?   ワタシハダレ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お花もこの時は 全然慰めにならなかった。

重症だ。 

 

ペットボトルをパパに持ってもらったり

そこらへんに座っておにぎり食べてみたりしながら

ゆっくりゆっくり進みました。

この間の写真なし。 

とてもじゃないけど そういう気持ちにならなかったから・・・。

パパにも 

「今後、標高差1000m以上の山は もうやめよう。 歩行時間も一日6時間まで」

って言われ、 「そうだね」 ってマジで思った。

もう、私には無理なんだ、って情けなくて仕方なかった。

 

 

 

 

 

 

 

時々 ガスが風で飛ばされて

一瞬回りの様子を映し出す。 

わあっ! こんなだったんだー!

 

 

 

 

 

 

 

 

わあっ! なんかすごいっ!

そんな時は不思議と空気が私の周りに戻ってきていた。

少しずつだけど 回復しているのがわかった。 

 

 

 

 

 

 

 

避難小屋を修復? 

この時は 自分のことで精一杯で そんなことどうでもよかったけど

今はとても気になる・・・。 

これ、何やってたんだろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

向かう先が見えるって こんなにすごいことなんだね。

 

 

 

 

 

 

 

もう少し頑張れるかもしれない。 

 

           <その3> につづく・・・・

 

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その3>

2009-08-29 09:00:00 | ▲2009年山行報告

              <その2> からのつづき

だいぶ明るくなってきたけど 雨はまだパラパラと降ってました。

でも 見通しがいいことで 気持ちが全然違います。 

相変わらずハーハー ゼーゼーしてるけど

どうやら どん底からは這い上がった気がしました。

 

 

 

 

 

 

 

あの青いのは空じゃないか?

つまり青空なんじゃないか? 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで雨具のズボンを脱ぐことにしました。

ちょっとでも身軽になるために。

 

 

 

 

 

 

 

辺り一面 お花だらけ。

やっと気持ちにも余裕が出てきた。

でも相変わらず 5分歩いては立ち休み。

いいじゃないか、それでも。

確実にゴールは近づいているんだから。 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ!  

小屋が・・・小屋が見えた!

具体的な目標物が見えると すごくうれしい!

まだまだ遠そうだけど 頑張れる気がしてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

が・・・・ふと気づくと・・・

隊長がいない。

「あれ? 隊長は?」 と私が聞くと パパさんが

「なんか写真撮ってくるとかなんとかって言ってたよ。」

「え? どこの写真?」

「わからない。」

前を見ても 後ろを見ても 隊長がいない。

「先に進んだのかなぁ。」

ちょっと不安になりながら 私たちも進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

お花もきれいだし 天候も回復したし、 景色も抜群なんだけど

隊長の居場所がわからないので なんとなくもやもやしたまま歩く私たち。 

 

 

 

 

 

 

不安があると 疲れも増すわけで・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも彼のことだから きっと先に行ってるよ、って言いながら

ゼーゼー階段を上がりました。 

 

 

 

 

 

 

 

ほんと疲れた。

ザックが重い。

私、軟弱。 

 

 

 

 

 

 

 

岩ゴロで歩きにくいし。 

 

 

 

 

 

 

 

 

周りがクリアになる度に そこら辺にいた人たちの表情も明るくなる。

さっきまで違う星の生き物に見えた人たちが 今は同じ景色に感動してる。

私たち 仲間なんだね。 

 

 

 

 

 

 

 

頂上宿舎に・・・・・着いた・・・・・・

よく頑張ったよ、私・・・。

ザラザラした気持ちを 安堵感で埋めようと思った次の瞬間、

まったり寛いでいる隊長発見。

 

 

「ちょっと! なんでどんどん先行っちゃうのよ! 

 心配したじゃないの!

 小屋まで先に行ってるなら 

 ちゃんとそう言ってから行きなさいよ!」

 

 

どこにそんな元気が残っていたのか、と 

自分でもびっくりするような声で隊長を叱る母。

周りの数人の方たち 呆気。

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず良かった。

これで3人揃った。

進みます。

そう、実は撤退した昨年は さきほどの頂上宿舎の個室を予約してたのですが

今年は隊長が 「白馬山荘がいい」 というので そっちにしました。

ただ白馬山荘の個室はちょどいい大きさがなく、料金も高めなので断念。

昨年歩いた ぽてと。さん の記事を読むと 一畳に3人とか 8畳に14人とか書いてあった・・・

パパとずっと 「どんな感じなんだろうね。 どんな人と一緒になるんだろうね。」

と 話していました。

猿倉からの人を見ると 思ってたよりもずっと少ないから 今日はそこまでじゃないと思うけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

っと ここでウルップソウ発見!

初めて会うことができました! (昨年の赤岳ではもう終わっていた・・・)

絶対に間に合わないと思ってたので すんごくうれしかったです。

もう盛りは過ぎていたけど 待っていてくれたんだね!

ありがとう! 

 

 

 

 

 

 

 

雨具も全部脱いで とっても身軽になったはずなのに

やっぱり足取りは重い。

けど、あと少しだ、頑張ろう! 

 

 

 

 

 

 

 

稜線を歩いている人が見える!

 

 

 

 

 

 

 

 

ここを登り切れば 今日のゴールだ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとちょっと・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

ママ、頑張れ~! 

 

 

 

 

 

 

 

 

着いた・・・。

着いたんだね。

とうとうここまで来たんだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここが 本当にあの白馬山荘なんだねー! 

 

 

 

 

 

 

 

 

そっかー 今、私は富山と長野の間に立ってるんだ。 

 

 

 

 

 

 

 

受付を済ませて早速部屋へ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

2号館2階の ”ご来光” という部屋でした。

でも ここから御来光は見えません。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここが今日のポレポレ隊の住家です。

なんと! 私たちだけだって!

6畳に三人だって!

つまり 個室だー!

ラッキーすぎる~! 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっきまでの地獄のような苦しみから 急に天国に来ちゃった状態。

少し休んで 雨具やグローブを乾燥室に吊るしてから 白馬岳頂上を目指しました。

  

         <その4> につづく・・・

 

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その4>

2009-08-29 08:00:00 | ▲2009年山行報告

             <その3> からのつづき

お天気はすっかり回復。

本当に良かったね。 

 

 

 

 

 

 

 

弱足さんも明るい気持ちで頂上を目指します。 

重いザックも もうないし。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから見ると とんがってる。 

まるで天に向かってるみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

松沢貞逸の碑。

白馬岳を語るとき、この人の名前に触れないわけにはいきません。

15歳で、急死した父の旅館を受け継いだ貞逸は 

陸軍測量部の岩室を買い取り 白馬岳に 「頂上小屋」 を開業した。

これが今の白馬山荘の前身。

日本で最古の(宗教登山に由来しない)、そして 今では最大の山小屋になりました。

貞逸さん、天国で今のこの立派な山荘見て 驚いているだろうなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

後ろを振り向くと その白馬山荘が。

 

 

 

 

 

 

 

 

イワギキョウが笑ってる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

旭岳のガスも取れた! 

 

 

 

 

 

 

 

 

上へ 上へ。 

 

 

 

 

 

 

 

杓子岳の存在感たら!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうすぐ頂上です。 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、集ってますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

やりましたー! 

ポレポレ隊、昨年のリベンジ、果たしましたー!

 

 

 

 

 

 

 

日本百名山 白馬岳 2932m ゲットしましたー!

 

おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

日本海側は もくもくしてます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当にここが白馬の頂上なんだね。

夢を見てるんじゃないよね。

 

うれしいよぉ~~~っ!!!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

方位版もありました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

パパさんの格好が変だけど とりあえず3人でパチッ。

今回は三脚持って来なかったから そこらへんの人にお願いしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わっ! 鉢ヶ岳が見えた! 

 

 

 

 

 

 

 

隊長、どうよ。

この感動、どうよ。 

 

 

あれ?

あれは もしや・・・・・!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ブロッケンだー! 

 

しばらくブロッケンで遊んでしまいました。

手を振ったり万歳したり。

おもしろーい!

そして 不思議ー! 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 小屋に戻ります。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガスがだいぶ取れてすっきりしてきたね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも東側は まだ真っ白。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブロッケンを見てる人を見るのも また楽し。

皆さん、落ちないように気をつけてくださいよー! 

 

 

 

 

 

 

 

本当にすごい迫力だー! 

 

 

 

 

 

 

 

さて、小屋に戻ってきました。 

今回我々は、二食付にしないで 一泊朝食付きにしました。

そして夕食は 憧れのスカイプラザへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

中はこんな感じ。

食堂で食べる方がほとんどだったので ほぼ貸切。

ここで夕食を食べる場合も 受付の時に予約するようになってました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ランプが素敵。 

 

 

 

 

 

 

 

なんと箸置きが ”雷鳥の里”!

楽しい~♪

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトドリンクが先に来てしまったので 変な組み合わせだけど ま、いいか。

今日は本当にお疲れ様でした。

途中、ママがどうなるかと心配だったけど 

こんな至福の時を迎えられるなんて本当にうれしい。

パパ、隊長、ありがとう。 

そして・・

白馬岳、リベンジに カンパーイ!

 

 

          <その5> につづく・・・

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その5>

2009-08-29 07:00:00 | ▲2009年山行報告

             <その4>からのつづき

こ、これは 本当に山小屋の食事なのか?

パパはハンバーグセット。

 

 

 

 

 

 

 

隊長は しょうが焼きセット。 

 

 

 

 

 

 

 

そして ママはビーフシチューです。

下界のレストランとちっとも変わらない。

メッチャおいしかったです。

それに・・・・・ 二食付きにした場合と値段はほとんど変わりませんでした。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな贅沢なレストラン、日本中探してもほかにはないっ! 

 

 

 

 

 

 

 

目の前には 剱がその姿を見せてくれました!

しかもこれ、レストランの窓からの図。

おいしい料理を食べながら、こんなの見ちゃっていいのでしょうか。 

 

 

 

 

 

 

 

 

杓子&鑓もクッキリハッキリ見えました! 

 

 

 

 

 

 

 

その横には あっちの槍も顔を出しています! 

 

 

 

 

 

 

 

いつの間にか 食堂で夕食を終えた方たちが 食後のコーヒーを飲んだり

また、こちらでビールを飲みなおしたり・・・と

にぎやかな雰囲気になっていました。 

 

 

久々に一句・・・

 

シアワセだぁ~ 雲の上にて 腹鼓  (弱足心の俳句 季語なし)

 

 

 

 

 

 

 

売店もとても充実しています。

まるでモンベルの支店みたい。 (笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

優雅な夕食を堪能した後は 外に出てみましょう。

皆さん、まったりと一日の終わりを楽しんでいらっしゃいました。 

 

 

 

 

 

 

 

雲海がきれーい。 

 

 

 

 

 

 

 

いい写真撮れましたかー? 

 

 

 

 

 

 

 

 

後方の白馬岳の方を見てみると まだけっこうたくさんの方たちがいるようです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日の天気は・・・と。

”南西の風 曇りか霧、一時晴れ。 ”

まあ、”晴れ” があるだけでもいいとしよう。

明後日が気になるけど とりあえずは明日のことだけ、今は考えよう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

暮れていく。 

 

 

 

 

 

 

 

今日は長い一日だったね。

頑張った一日でもあった。

そして 今、私は最高に幸せです。 

 

 

 

 

 

 

 

丸山に陽が落ちる。 

そして・・・・

 

おやすみなさい。

明日も素晴らしい一日になりますように・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

夜が明けました。

とても静かな夜でした。

外へ出てみると ご来光を見る方たちが既に動き出していました。

私たちは頂上ではなく、小屋の裏手に登ってみることに。 

 

 

 

 

 

 

 

よし、大丈夫。

これなら朝日を浴びることができそうだね。

それに 思ったよりも全然寒くない。

 

 

 

 

 

 

 

 

思わず手を合わせてしまいます。

全てのものに感謝したくなるような  

清らかな一日が 今、始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼らもオレンジに染まってた。

昨日の顔とはまた違って 柔らかく、そして何かが始まることを予感させるような姿。

鳥肌立っちゃったよ、私。

 

 

 

 

 

 

 

隊長も感じていたんだね。 

 

 

 

 

 

 

 

朝はこの食堂でいただきます。 (写真は食後に撮りました) 

 

 

 

 

 

 

 

いただきまーす。 

 

 

 

 

 

 

 

海苔はこんな。 

 

 

 

 

 

 

 

さて、そろそろ行こうか。 

白馬山荘・・・・・山小屋のイメージを覆すような 立派な小屋でした。

でも今回は空いてたから 特別かもしれないね。

お世話になりました。 

またいつか・・・・来れるかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい。 また花火。 (これもお友達にいただきました。ありがとう!) 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠くに白山が見えています。

昨日受付に書いてあった予報よりも ずっとずっと良くなりそうな気配。

ドキドキする・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪渓が見えるよ!

昨日はこの辺りは 真っ白で何も見えなかったのに。 

            

         <その6> につづく・・・

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その6>

2009-08-29 06:00:00 | ▲2009年山行報告

      <その5>からのつづき

素晴らしい~~~~~~!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日と同じようにして 白馬岳の山頂に向かいます。

ちょっとだけルートを変えてみました。

だけどなんていうんだろ、この安心感。 

そして、このちょっと得意気な気持ち。

「へへん、私たちは昨日もう既に頂上踏んじゃってるもんねぇーだ!」

みたいな。

葱平で 「もう一歩も前に進めない・・・」 と泣きごと言ってたのは どこの誰でしたかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝日がなんて気持ちいいんでしょう! 

隊長、何見てるの?

 

 

 

 

 

 

 

白馬山荘、さようなら。

すごくポジティブなポレポレ隊の影。

今日は弱足さんも 絶対に大丈夫。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日もまた天に向かって登っていきます。 

 

 

 

 

 

 

 

こんな風になってたんだ。  

ずーっと下まで見える!

 

 

 

 

 

 

 

 

パパさん、白馬の影の一部に すっぽり入りました。

白馬に抱かれてるみたい。

 

 

 

 

 

 

 

歩みは遅いけど その分ゆっくり景色の変化が楽しめるってもんだ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

剱も立山も そして北アのイケメン達もバッチリ! 

 

 

 

 

 

 

 

昨日とは別人がここにいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

この眩しさが たまらなくうれしい。 

そしてこの日の展望は 本当に特別だったようです。

知ってる山の名前をいくつ聞いただろう。

日光白根や燧ケ岳まで見えたのは 今年初めてだって。

 

 

 

 

 

 

 

 

パパさんも 素晴らしい! を連発。

久々だね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪渓を見ると 胸がキュンとなる。

あそこでは情けなかった私だけど 今ここにいるってことは それなりに頑張ったから。 

非常に自分勝手な言い分ですが。

 

 

 

 

 

 

 

「すごいねー」 って何度言った? 

もっと他に言葉はないのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

たっぷり時間をかけて 白馬岳の頂上、2回目のゲットです。

えーっ! まだ頂上着いてなかったの? って思った方・・・

そうなんです。 

いかにゆっくり歩いてるかわかりますでしょ。

今回、弱足さんの希望でこの後、大池に一泊します。

つまり、今日のゴールは大池なので いつもの10倍ゆっくり歩いても とっても気持ちが楽。

いつも時間に追われる登山なので 年に一回くらいは こういう山歩きしないとね。

 

 

 

 

 

 

 

さて! それでは先に進みます。

ここから先は もちろん初めての道。

もったいないくらいの稜線が見えています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろを振り返る。

白馬岳よ ありがとう。

隊長は今度は三山縦走したいって言ってます。

誰と来るかはわからないけど またその時は暖かく迎えてほしい。

 

 

 

ありがとう  また来るからねと  涙ぐむ   (弱足心の俳句 また季語なし)

 

 

 

 

 

 

いざ! 白馬大池へ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

いい道だねー。 

 

 

 

 

 

 

 

白馬の頂上が もうあんなところに。

後ろを振り返る度に 自分達はなんて素敵な場所を通ってきたんだろう、って気づいて 

また感動しちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

 

前見て感動。 後ろ見て感動。

どこもかしこも感動の嵐。 

 

 

 

 

 

 

 

 

パパも 

 

 

 

 

 

 

 

 

ママも 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長も

同じ陽を浴びて 同じ空気を吸って 同じものを見ていた。

感動の表し方は違ってても。

 

 

 

 

 

 

 

 

ガレ場なんかもちょっとあったりします。

でも人が少ないから 自分のペースで大丈夫。 

 

 

 

 

 

 

 

これから歩く道が 全部見渡せるって すごく安心する。

それが逆に辛い時もあるけれど 今日は100%楽しい、って心の底から思えます。 

 

 

 

 

 

 

 

もうちょっとゆっくり歩いてもいいくらい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長は 常に前を歩いてる。

そして 多分、彼の方法で感動してる。 

 

         <その7> につづく・・・

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その7>

2009-08-29 05:00:00 | ▲2009年山行報告

             <その6> からのつづき

今歩いてきた所は こんな感じになってます。

ここは急で ちょっと神経使いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

でもそれくらいの緊張がないと あまりにうれしくてダメになりそうでした。

ママ、きっとずっと顔が笑ってたよね。  

 

 

 

 

 

 

 

 

これ以上何を書いたらいいんだろう。 

 

 

 

 

 

 

 

もう言葉が見つからない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、よかった。

ちょうど三国境に着いてくれた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

手前のご夫婦は 大池から天狗の庭経由で蓮華温泉に行かれるそうです。

私たちが 大池に泊まることを言うと

「あらぁ~ それじゃ急ぐ旅じゃないわねー。 うらやましい!」 と おっしゃってました。

この三国境から雪倉岳への道もすごく良さそうですよね。

そちらのお花畑もいつか歩いてみたいなぁ~。 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

っとっとっと・・・ 突然登場、コマクサさん!

もうほとんど終わりだったけど ウルップちゃんに続いて 待っててくれたー!

ありがとう! うれしかったです!

すぐ後ろに 蓮華へ下る、あの御夫婦が居たので

「コマクサ咲いてますよー!」 って言ったら

「えーっ? ほんとー!?」 って 飛び上がらんばかりに喜んで見に来てました。

 

 

 

 

 

 

 

 

相変わらず絶景の中、歩きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

先ほどの御夫婦に先を譲り 我々はゆったり まったり歩きます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうかなり歩いてる気がするけど まだ白馬が近くに見える。

どんだけ時間かけてるんだ、私たち。

 

 

 

 

 

 

 

 

いくつのも小さなピークがあり その度に人が集い、立ち止まり 、無言で感動を分かち合う。

 

 

 

 

 

 

 

そして また前に進む。 

 

 

 

 

 

 

 

 

しろうま~~~! 

 

 

 

 

 

 

 

小蓮華が射程圏内に入りました! (撃たないけど) 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここを登ると 

 

 

 

 

 

 

 

 

小蓮華山頂! 

2769m ゲット、おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

残念ながら 崩落の危険があるため 三角点の場所には入れません。

気持ちだけ・・・ 三角点ターッチ!

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮華温泉下山御夫婦 (すっかり呼び名になってるし)  とまたお会いしました。

私が クルクル回りながら写真を撮ってると

「ほら、大池が見えるわよ」 と教えてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

わー! ほんとだ!

クルクル回ってる割には 肝心なとこ、全然見てない弱足さん。

いつもこうです。(汗) 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは また進みましょう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここら辺もお花がたくさん咲いてたなぁ。

コバイケイソウは もうほとんど終わりだったけど。 

そして この坂を降りて ちょっと登った小さなピークで 大休止することにしました。

だってそこからの眺めっていったら・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

すごかったんだもの!

・・・・・お兄さんの頭も含めて・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿島槍ドカン! そして槍穂もきれいに見えてました! 

 

 

 

 

 

 

 

なんと、八ツと富士山も! 

 

 

 

 

 

 

 

 

おお!  三つのヤリが並んでる! 

 

 

 

 

 

 

 

 

左から 鹿島槍 、 槍ヶ岳 、 白馬鑓 !!!!

お見事~~~~~!

 

 

 

 

 

 

 

反対側には日本海が~~~~!! 

感動しすぎて どうにかなりそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

いっぱい休んだので そろそろ行こうっと。 

 

           <その8> につづく・・・

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その8>

2009-08-29 04:00:00 | ▲2009年山行報告

         <その7>からのつづき

大池の青い色が 早く来い来い、と呼んでいます。

でも もうちょっと待ってて。

今日の私たちは 時間制限がないもので。

 

 

 

 

 

 

 

 

この辺りから 楽しい、って気持ちだけじゃなくて

ちょっと寂しさを感じ始めていた弱足さん。

あそこに着いちゃうと あとは翌日帰るまでの秒読みに入っちゃうみたいな。

できれば 今のこの時が ずっと続いてくれたらいいのに。 

 

 

 

 

 

 

 

 

モクモクがいっぱい上がってきました。

確実に天気は下り始めてる。 

 

 

 

 

 

 

 

雲海の切れ間から 

 

 

 

 

 

 

 

白馬の町が見えました! 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろを振り向くと まだ白馬がそこにいてくれた。 

 

 


 

 

 

 

 

大池に行っちゃうと もうお山は見えないから。

名残惜しくて何枚も写真撮ったよね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

チングルマと白馬三山。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとザレてる。

パパさん、気をつけて。 

 

 

 

 

 

 

 

こんな所にも雪渓が。 

青い空に白い色が良く映える。

 

 

 

 

 

 

 

登ったり下ったり。 

 

 

 

 

 

 

 

そして後ろを振り返ったり。

ずっと動作は同じだけど 毎回違う一瞬がある。 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもは一つの山で数枚の写真しか撮らない彼ですが

今回はいっぱい撮ってたなぁ。                 (なのに・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

またこんなに登るんだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

また来た道を振り返る。

同じことしか書けなくてごめんなさい。 

でも 本当にいい道でしょう。

歩いてる時は わかんないから。

こうやってあげないと。

時間差で感動が追いかけてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

セルフタイマー失敗の一枚。

あ~あ・・・・ママ、見切れちゃった。

でも 大池が主役だから これでいいの。 

全てが思い出。 失敗も成功も。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとずつ近づいてきた。

その ”ちょっと” が大切なんだ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

わおっ! 青い。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わおっ! ほんとだ。 

 

 

 

 

 

 

 

とうとうここまで来ちゃったんだね・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう夢の終盤。 

 

 

 

 

 

 

 

 

一歩、一歩。 

 

 

 

 

 

 

 

今日のお宿はすぐそこ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

お世話になります。

テントを張ってる人も何組かいました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の私たちのお城はどこかな。 

 

 

 

 

 

 

 

 

2段になってる上の部分。

4畳プラス板の間。

なんと、この日も私たち3人でここを独占できました!

降りるときの梯子がちょっと怖いけど 今回は本当にラッキーでした。

枕は10個も置いてあったよ。

最盛期にはここに10人か・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは荷物を置いて 外でランチにします。

カップラーメンいってみよう。

小屋の売店で買ったコーラが 死にそうにおいしかった。 (でも1本500円・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

ランチが終わっても まだまだたっぷり時間があります。

白馬山荘からこちらに来た人たちは ここは休憩場所としての通過点。

ほとんどがその日のうちに栂池に下りたようでした。

でもね・・・私はこういう時間が欲しかった。

「夕飯まで何してよっか・・・」 って悩んじゃうような。

今日一日のシアワセを ボーっとしながら反芻する時間が。

 

           <その9> につづく・・・

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その9>

2009-08-29 03:00:00 | ▲2009年山行報告

       <その8>からのつづき

時間がゆっくり流れていくのが 見えるみたい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

テントも普段はもっといっぱいなのかなぁ。

楽しそうだね、テント生活。

でも私たちには無理だなぁ。

あんな重たい荷物持って 上がったり下がったりできそうにない。 

ちょっと羨ましい気持ちで 皆さんのこと盗み見してました。

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくはお部屋に戻ってゴロゴロしてみたり

なんだかもったいなくて また外へ出てみたり

そんなくすぐったい時間を過ごしてました。

チングルマの穂がそよそよそよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮華温泉への道の途中。

 

 

 

 

 

 

 

 

あの御夫婦は今頃どこを歩いているのかねぇ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

戻ろう。 

そろそろ腹時計が夕食の時間を知らせてる。

 

 

 

 

 

 

 

食堂です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

カツカレー!

隊長、大喜びでお代わりしてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はママも・・・

白馬最後の夜に

カンパーイ! 

 

 

 

 

 

 

 

夕食後、また外に出てみました。

空には灰色の雲がモクモクとやってきていました。

「今日、めーいっぱいの青空をあげたんだから もういいだろう」 って言ってるみたいに。

 

 

 

 

 

 

 

終わっちゃう。

とうとう終わっちゃう。

せめて 夢の中で もう一度あの稜線を歩きたい。 

 

 

 

そして 白馬の二回目の夜は更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

夜が明けました。

昨日とは うってかわって ドヨ~ンとした空。

とりあえず朝ごはんだ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おいしそう! いただきまーす! 

 

 

 

 

 

 

 

 

荷物の整理をし、外へ出ようとしたら なんと、雨が!

ああ・・・もたなかったか・・・・

きっと 今日に回す分のお天気、全部昨日使っちゃったんだね。

仕方ないね。

雨具を着て出発です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい。 また花火。  (これは自前)

 

 

 

 

 

 

 

 

池の色も 空を映してドヨ~ン色になってる・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

大池山荘さん、お世話になりました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

この道はなんて歩き辛いんだ。

私が苦手とする岩の道。

しかも濡れてて怖い。 

 

 

 

 

 

 

 

 

テントの皆さんは まだ残ってる。 

 

 

 

 

 

 

 

転ばないように気をつけて。 

 

 

 

 

 

 

 

後ろ髪引かれながら進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

雲の流れは速いけど とうとうこの日、

ゴールまで雨が上がることはありませんでした。 

 

 

 

 

 

 

 

 

あそこが乗鞍岳かー。

晴れてたらここもきっといい眺めだったんだろうな。 

 

 

 

 

 

 

 

 

白馬乗鞍岳、2634・7m ゲットしました。

おめでとう!

ありがとう。 

三角点はどこにあったんだろう・・・

この岩々のどこかにあったんだよね、きっと。

 

 

 

 

 

 

 

時折見える遠くの山。 

その一瞬を見逃さないように 頑張った。 

 

 

 

 

 

 

 

隊長も頑張ってたよ。 

 

 

 

 

「あったわよー! まだ咲いてた!」 

 

 

前を歩いていた方が 急に大きな声で叫びました。

最初、誰に言ってるのかわからなくてキョロキョロしちゃったけれど

それが私たちに向けてと気づき、急いでそこに行ってみると 

 

 

 

 

 

 

 

 

タカネバラが!

ほのかに香るバラの香りが どんなに私を慰めてくれたことか。

 

 

 

 

 

 

 

サーッとガスが飛んで 隠れていた下界を見せてくれました。

「あ、天狗原だ!」 っと隊長。

そっか・・あそこまで降りるのね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨は小降りになったり 強くなったり。

足元気をつけて。 

 

         <その10> に つづく・・・

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その10>

2009-08-29 02:00:00 | ▲2009年山行報告

        <その9> からのつづき

雪渓です。

地図には ”雪田” て書いてあった。 

 

 

 

 

 

 

 

アイゼンは履かないでゆっくり下ります。

ママはロープを持って進みました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

えーっ! こんな道なの?

嫌だなぁ・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

印がついてるのに 歩きやすそうな岩を追ってると

いつの間にかはずれてしまって 慌てて戻ることが数回。

どこ見てるんだか。 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく ずーっと岩岩岩・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

滑るから怖いよぉー。

でも、皆さん、本当に早い。

びっくりするくらい 早く進んでいきます。

私がびっくりするくらい遅いってことなの? 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっと木道に乗っかった。

緊張から解かれてどっと疲れが。 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨でも平らな道なら 周りを楽しむ余裕がちょっとは残ってる。

でも、濡れた木道も滑るから気をつけよう。

会津駒 を思い出して。 

 

 

 

 

 

 

 

あの上から さっきはこの天狗原を見ていたのねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・ちょっと前まで格闘してた道が!

ほら、途中ですれ違った人たちが 登って行くのが見える!

早いっ! もうあんなとこ歩いてるよー!

 

 

 

 

 

 

 

少し休憩しよう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで来れば あと一息?

お花も咲いてたけど カメラが濡れちゃうので 諦めました。 

 

 

 

 

 

 

 

では進みましょう。 

 

 

 

 

 

 

 

歩きやすくなると思ってたら そうでもなかった。

結局栂池まで 岩の多い道が続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

おおっ! ロープウェイの駅が見えた! 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういう場所は緊張する。

譲り合って渡りましょう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、これから登られるのかー。

頑張ってくださいね。 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

栂池に到着しました。

けっこうヨレヨレのママ。

やっぱり私は弱足だった・・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨がかなり降ってたけれど 自然園を歩く人たちが たくさんロープウェイから降りてきました。

私たちの他にも 二組ほど登山者がいましたが

観光の人と 私たちとの間には 完璧に違う空気が漂ってた。

うまく言えないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちは栂池高原へ降ります。

ルミちゃん(マイカメラ) も ほんと頑張ってくれました。

何度も雨にさらされて さぞかし疲れたことでしょう。 

お疲れ様。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロープウェイに乗ります。

 

 

 

 

 

 

 

雨粒の向こうの山に さよなら。

 

 

 

 

 

 

 

 

途中でゴンドラリフトに乗り換えて

 

 

 

 

 

 

 

ポレポレ隊の白馬岳、これにて終了。 

 

 

 

 

 

 

 

 

栂池高原駅に到着。

車がちゃんとあるか ドキドキしましたが

・・・・ありました。 

猿倉から回送してもらって ここで私たちの帰りをしっかり待っていてくれました。

またまたホッとした瞬間。

平地でもやはり小雨が降ってたっけ。

雨具を脱いで 水分取って 温泉へGO! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年前、隊長が山にはまるきっかけになった八方池観光に来た際、

この温泉のすぐ近くの宿に泊まってました。

だからなんだか妙に懐かしくて 今回この温泉を選んだのです。

こじんまりしてるけど いい温泉でした。

一人500円。

普段日帰り登山の私たちは 時間に追われているため

山から下りても温泉に寄ることができません。

山と温泉てセットみたいになってるけど 

私たちにとっては温泉に入れるってものすごいことなんです!

今日はその ものすごい日。

くーっ! 幸せ~~!!

 

 

 

 

 

 

 

ついでに もっと幸せになってやる! 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで お蕎麦を食べました。

やっぱり信州に来たらね。

特に調べてきたわけじゃなくて 通りすがりに何気なく入ったお店。

でもおいしかったです。 

器も店員さんもとってもお洒落なお店でした。

 

 

          <その11、最終章> につづく・・・

 

 

 

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▲リベンジ! 白馬岳 <その11>

2009-08-29 01:00:00 | ▲2009年山行報告

        <その10>からの つづき

そして・・・!

忘れちゃいけない いつもの幸せ。

これで 幸せの三連発!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信州よさようなら。

色々あったけど楽しかった。

本当に楽しかったよー。 

 

 

 

今回会ったお花さんたち 

アザミの仲間                   イワオウギ              イワカガミちゃん!              イワギキョウ           イブキジャコウソウ 

 

 

お初です。ミヤマアケボノソウ         ミヤマアズマギク           ミヤマオダマキ              ミヤマガラシ               ミヤマグクワガタ               

 

 

ミヤマシオガマ                   ミヤマトリカブト           ミヤマハタザオ             ミヤマホツツジ               ミヤマリンドウ 

 

 

イワベンケイ                    ウサギギク              ウメバチソウ               ウルップソウ                エゾシオガマ  

 

 

エゾムカシヨモギ                 オオバミゾホウズキ            オタカラコウ           オニシモツケ               オヤマリンドウ 

 

 

カラマツソウ                   キヌガサソウ(もう終わり)       クルマユリ               クロトウヒレン              コキンレイカ      

 

 

ゴゼンタチバナ                コバイケイソウ(もう終わり)       コマクサちゃん          シナノオトギリ               シロウマオウギ 

 

 

シロバナホタルブクロ?             ソバナ                  タカネバラ             タカネイブキボウフウ             タカネコウゾリナ     

 

 

 

タカネシュロソウ                 タカネナデシコ              タテヤマリンドウ          タマガワホトトギス             チングルマ

 

 

テガタチドリ                    トウヤクリンドウ             ネバリノギラン           ノリウツギ                ハクサンイチゲ 

 

 

ハクサンシャジン                  ハクサンフウロ           ヒオウギアヤメ             ヒメクワガタ               ミゾソバ

 

 

モミジカラマツ                   ヤマアジサイ              ヤマハハコ              ヨツバヒヨドリ                

 

お花はもっともっと咲いてました。

雨で撮れなかったり 疲れて撮れなかったり 見逃したり。

多分、この3倍くらいはあったと思われます。

 

  

山バッジ 

 

またまたいっぱい買っちゃった。  詳細はバッジリストから。 

 

 

おみやげ 

白馬山荘の売店は 魅力的なお土産がたくさん!

迷いに迷って この手ぬぐいとバンダナを。

大池山荘で私が頭に巻いていたのは ここで買ったバンダナです。 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

今年の夏の前半は不順な日々が続きました。

7月末に、隊長と私のバースデー山行を計画してましたが 天候が定まらずボツ。

隊長はたいそう悔しがっていました。

それとは別に 今年は絶対にリベンジをしよう、と燃えていた隊長。

立山リベンジにするか 白馬リベンジにするか ギリギリまで迷ってました。

ただ、よく考えてみると 天気は悪かったものの、一昨年の立山 は一応ピークを踏んでいる。

それに比べて白馬は昨年、白馬尻で引き返した。

リベンジへの思いの強さは言わずもがな。

パパさんの仕事の関係もあり、山荘の予約も直前になりました。 

台風の接近もあり、本当にどうなるかわからないスタートでした。

しかし終わってみれば天気は五分五分。

しかも移動の中日にあれだけの好天をもらえたならば 

その前後の悪天に文句を言うのは虫が良すぎるのかもしれません。

 

それにしても・・・・・

今回、体力的には本当にダメダメぶりを発揮してしまった弱足さんでございました。

久しぶりの大きなザック。 寝不足。 雨。 日ごろの怠惰な生活。

ま、要因はいくつも出てきますが、 今回ほど

「私は山歩きには向かないかもしれない。」 と感じたことはありませんでした。

確かに数年前の自分を想像したら 白馬に登れるなんて考えてもいなかったけど

一日目のあの辛さは かつてないものでした。

でも・・・日々トレーニングを積んで もっともっと高みに身を置きたい!

・・・・とは正直思えない自分がいます。

だから山には向かないのかな、って。

皆さんの歩きを見ていると やっぱり自分とは全然違うとわかりました。

分相応・・・・パパには何度もその言葉を言われちゃったし。

もちろん山は競争する場所でないことはわかってます。

人それぞれの歩き方があるのもわかっています。

でもわかった上で なんだかすごく情けなくて。

そして 隊長が可哀想で仕方なかった。

彼は私と一緒じゃなければ もっともっと自分の山を楽しめるのに。

これは今後の大きな課題です。

そろそろ山岳会に託そうか・・・

でも まだそこまでの地盤が会との間にできていないのも事実です。

隊長の社会性がもうちょっと育っていれば ソロで行かせてもいいけれど

まだまだそれには早すぎる。

あ、それから・・・・ 

その隊長、今回、山で大きな無くし物をしてきてしまいました。

カメラです。

本人は大池山荘まではあった、と言ってますが 絶対とは言い切れない。

もちろん二つの山荘に連絡しましたが 届いてない、と言われました。

もし届いたら連絡します、と言ってもらっているのですが 今日現在その連絡はありません。

隊長、かなりショックだったらしく、未だに部活から帰ってくると

「連絡あった?」 と毎日聞いてきます。

私の中ではもう諦めているのですが 彼を見ていると いつか見つかる、って信じてるみたいで。

・・・おっと・・・楽しいレポを作ってたはずなのに 最後は愚痴みたいになっちゃいましたね。

面目ない。

私ったら いったい誰に語りかけているんだろ。

今までで、一番長いレポになっちゃった上に、出来上がるまでの時間も最遅記録を作りました。

それでも訪れて最後までお付き合いくださった方々に 心から ”ありがとう” と言いたいです。

フーフー隊の皆さんにも!!

感謝感激ポレポレ隊。

これからも 軟弱なママに愛の手を! いや、活を!

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ― 

白馬岳  (しろうまだけ) 

富山県  長野県  2932m

日本百名山 甲信越百名山  信州百名山  花の百名山  新・花の百名山

コース・・・・・・

◆一日目◆ 猿倉駐車場(5:20) ~ 白馬尻(6:50) ~ 岩室跡(9:40) ~

         白馬山荘(13:50)(14:20) ~ 白馬岳頂上(14:50) 

        *全所要時間 9時間30分 (含 休憩、昼食、山荘手続等)

        *歩行時間  約7時間40分

◆二日目◆ 白馬山荘(6:20)  ~ 三国境(7:45) ~ 小蓮華山(8:50) ~ 大池山荘(11:35) 

        *全所要時間 5時間15分 (含 休憩)

        *歩行時間  約4時間10分

◆三日目◆ 大池山荘(6:00) ~ 天狗原(8:00) ~ 栂池平(9:20)

        *全所要時間 3時間20分 (含 休憩)

        *歩行時間  約2時間50分

メンバー・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ (いつものポレポレ隊メンバー3名)

 

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▲雨のイッツ ア イエローワールド 流石山 <その1>

2009-07-23 05:00:00 | ▲2009年山行報告

歩いた日 2009年7月18日(土)

ポレポレ隊、1ヶ月ぶりのお山に行ってきましたー!

弱足さん、前回のレポに書いたように、

今年、どうしても登りたいお山が三つありまして

そのうちの一つをようやくゲットしました!

 

 

 

 

 

 

 

2年前の秋頃だったでしょうか・・・

隊長と何気なく見ていた那須近辺の地図。 

”一面ニッコウキスゲの花畑 ” って書いてあるよ!

わおっ! 行ってみたい!

7月だって! 行こう! 行こう! 絶対にここに行こう!

わかったー? 絶対に行くからねー!

 

・・・って決めてたのに 昨年はなんとなく時期を逃してしまったんです。 

だから今年はなんとしても行ってみたかった。

早く、7月にならないかなーって

カレンダー 何度もピラピラめくってました。 

 

 

 

 

お花にあまり興味がない隊長も けっこう前から気にしていて

「三倉までの稜線歩きは 『ミニ飯豊』 って呼ばれてるらしいよ。 行くなら中旬がいいよ。」

って、かなり積極的。

よおし! それでは 大峠から 流石~大倉~三倉 の縦走コース 決定ね!

当初は3連休の中日を予定してたのですが

なんと隊長、 学校行事が入っちゃった!

そして予報で一番良かった最終日の海の日は パパさんが仕事になっちゃった!

えーっ! じゃあ、土曜日しかないじゃん。

曇りと傘マークなのに・・・涙。

でも、今回はキスゲが目的だから ママはそれさえ見れればOKだよ。

隊長は・・・ずーっとグズグズ言ってましたが 

これを逃すとまた今年行けなくなっちゃう。

いつものように、絶対に無理はしないこと。

それを守れば大丈夫だよ。

とにかく出発! 

 

 

 

 

 

 

 

 

ってことで 朝3時に家を出ました。

この時点で既に雨降ってます。

ポレポレ隊、普通ならありえない行動ですが 

この日は なんだか呼ばれてる気がして決行しちゃいました。

那須高原SAで朝食を。 

ランチパック・・・

キャラメルチョコ&ホイップ 甘いっ! (余りの甘さに 一つしか食べられず)

 

 

 

 

 

 

 

 

東北道の白河IC。

この山に行く場合、多くの方は 西那須野塩原 ICで下りると思いますが

隊長が  「甲子トンネルが去年の9月に開通してるから 白河から行った方が近いんじゃない?」

って発言をしました。 (良く調べてるねぇ~!)

私には何がなんだか全くわからないため、前日パパと隊長が検討した結果

ETCが1000円だし インターからの距離を考えて白河からからにしよう、

ということになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

白河から289号線に入ります。

今日は晴れは望まない。

でも土砂降りだけは避けられますように・・・・・

ポレてる坊主くん(初登場) 、頼みまっせー! 

 

 

 

 

 

 

 

 

いくつかのトンネルを抜けると 昨年開通の甲子トンネル。

長いっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この甲子道路、本当にいい道でした。

トンネル工事と合わせてなんと開通までに33年もかかったとか・・!

私たちはお気楽に きれいだね~ って言いながら通り過ぎますが 

那須火山帯を貫く難工事・・・想像を絶する大変なものだったと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じ。

う~ん、お天気が良ければもっと気持ち良かっただろうにね。 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここからグングン山に向かって行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

観音沼森林公園を通って 林道大峠線へ。

最初は舗装してありますが、

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて凸凹道に。

ここからとても長く感じましたが 実際には2キロくらいでしょうか。 

 

 

 

 

 

 

 

 

駐車場広場に到着。

パパさんは この林道の運転に気を使い(途中、狭い場所で車とすれ違った) 

既にお疲れ気味・・・。

奥深い山なのに 既に6~7台の車が止まっていました。

ここから三本槍に登られる方もいるようです。 (っていうかそっちの方が多い?)

 

 

 

 

 

 

 

それでは出発します。

車の乗り入れはここまでだって書いてあるのに この先の林道終点に停めてる車も数台ありました。 

 

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい、プチトマト。 

 

 

 

 

 

 

 

あ! もしかして あれは流石山かな? 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時点では雨は降ってません。

ああ、どうかこの状態が続きますように。

弱足さんのザックに ポレてる坊主くん付けて歩いてます。

 

ここである事実に気づきます・・・

なんと、カメラのバッテリー充電したまま、置いてきちゃった!

つまりバッテリーなしのカメラ持ってきたわけで・・・

今日はμ君は使えない。

ルミちゃんはもう一つバッテリーがあったので助かりました。 

パパから また怒られた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから登山道が始まります。 (ボケボケすみません)

 

 

 

 

 

 

 

 

鏡ヶ沼への分岐地点。

鏡ヶ沼経由で三本槍に向かう人はこちらから。 

 

 

 

 

 

 

 

雨よどうぞ降らないで。 

 

 

 

 

 

 

 

 

木が滑りそうで怖い。

そして パパさんが幽霊みたいで怖い。 

 

 

 

 

 

 

 

このパパも幽霊みたいだ。 (ごめんね) 

 

           <その2> につづく・・・

 

 

 

 

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▲雨のイッツ ア イエローワールド 流石山 <その2>

2009-07-23 04:00:00 | ▲2009年山行報告

            <その1>からのつづき

こんな場所を越えると 

 

 

 

 

 

 

 

後ろに少し山が見えてきた。 

ここですれ違った方に

「キスゲはどうですか?」 と聞くと

「すごいよ、見事だよ。 なんだかわからないけどキスゲ以外の花もたくさん咲いてるよ」

と、うれしい答え。

弱足さんのテンション、一気に上がります!

 

 

 

 

 

 

 

そして急に道が開けて ピンク色が目に飛び込んできました。 

たくさんのシモツケです!

 

 

 

 

 

 

 

大峠に到着。

三本槍岳に行く方は  方面へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし・・・ここでとうとう雨が落ちてきてしまいました。

やっぱりダメだったか・・

お地蔵様、どうか強い雨にはなりませんように。

 

 

 

 

 

 

 

少し休んで雨具を着ます。

先着のグループもやはりここで雨具を着込んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

ここからの道は 晴れていれば最高だったのになぁ。

 

 

 

 

 

 

 

上の方はガスってます。 

キスゲはどこ?

 

 

 

 

 

 

 

ところどころ咲いてるけど まさかこれが ”一面の花畑” じゃないよね・・ 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても広大だ。

気持ちいい道だね。

晴れてれば もっと・・・・・って 

それを言っちゃあ おしまいよ。 

 

 

 

 

 

 

 

お花がいっぱい!

でも カメラが雨で濡れちゃうので うまく撮れない・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

わあっ! いつの間にやら キスゲがいっぱい! 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっちも こっちも キスゲだぁ~! 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウヒョヒョヒョヒョ~~~! 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも・・・・そんな ウヒョヒョヒョヒョ・・とは裏腹に

ガスが濃くなってきました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

パパさん、キスゲと同化してる。(笑) 

 

 

 

 

 

 

 

隊長、どうしました?

いつになく歩みが遅い。

母はてっきり 感動して止まってるのかと思ったら

そうじゃなかったみたいです。

天気が悪いこの状態を なかなか受け入れられなかったみたいで・・・・。

彼もこのお山、かなり期待していたから。

青空の中を歩いてる自分しか想像してなかったらしい。  

そのギャップがショックだったみたいです。

そういうとこ、昔よりは大分進歩したんだけど

やっぱりまだまだなんだなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

ママは一人で大はしゃぎ!

だってこれが今日の目的だったんだもん! 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも・・・なんか風も出てきたね。 

 

 

 

 

 

 

 

隊長~! ちょっと急ごう! 

 

 

 

 

 

 

 

 

あら、速い・・・いつの間にか前にいる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

キスゲは 下の方は終わった花があるものの、

上に行くほど蕾が残ってました。 (当たり前だけど) 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・雨が強くなってきた。

風もかなり吹いてきて 寒い・・・。 

ふと、ここで トムラウシのパーティーのことを思いました。

こんな風に歩いていたのかな。

心細かっただろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前が見えない。

置いていかないでー! 

 

             <その3> につづく・・・

 

 

 

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