ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲可哀相な山 武甲山  <前編>

2007-01-29 19:45:32 | ▲2007年山行報告

 

歩いた日 2007年1月27日(土)

秩父市街をドーンと見下ろしている武甲山。

その姿は実に堂々としていてカッコいい。

でも北側斜面の山肌を見た途端 その思いは哀情へと変わってしまう。

武甲山の石灰岩採掘が始まったのは大正時代。

その当時1336mあった標高は今では1304mに。 
(ガイドブックには1295mと書いてあるものも多いが 2002年登山者の指摘によって再測され、1304mに訂正された。)

標高も山容も変わりつつあるそんな武甲山に ポレポレ隊、朝もやの中登ってきました。

 

 

 

 

 

 

なんだこれは!!!  

極秘でCIAを育成してる秘密情報基地か!? (映画の観すぎ)

いや、でも冗談抜きに ほんと異様な雰囲気でした。

「ウォーッ!」  とか叫びながら車で横を通り過ぎます。

 

 

 

 

 

秘密基地が見えなくなると 何事も無かったかのように林道に入ります。 

 

 

 

 

 

 

一ノ鳥居到着。  

この奥が駐車場になってますが止められるのは10台くらいかな。 

思ったほど混んでませんでした。

 

 

 

 

 

 

鳥居の下には狛犬さん。  いつもお疲れ様。 

 

 

 

 

 

 

この暗ーい先にはもう一つの秘密基地があります。

ありません・・・・。

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい。 

テーマは ♪旅の宿♪  by 拓郎   

わかる人にはわかる。

 

 

 

 

 

 

樹林帯の中に入っていきます。 

 

 

 

 

 

 

杉がすごい。

そういえばそろそろ飛び始めてるらしいですよ、アレが。

ポレポレ隊は2年前に隊長が診断受けちゃってます。

「杉」 にはマックスの反応値。  「檜」 にはその半分くらいの値が。

今年も早めに病院行かないと。 

 

 

 

 

 

 

しっかり登山届を出しましょう。  

 

 

 

 

 

 

武甲山には丁目石があります。 

車を止めた一ノ鳥居が 一丁目。

頂上は五十二丁目です。

この丁目石って 最初は 「ヨーシ!全部写真撮ってやるぞ」 

とか張り切ってるんだけど  絶対に途中で忘れたり、疲れて面倒になるんだよね。

 

 

 

 

 

 

岩がゴツゴツ。 

 

 

 

 

 

道なりにまっすぐ行くと 「表参道」 コース。 

武甲山の登山ルートはいくつかありますが 

一般的なのは この 「表参道」 を登り 「裏参道」 から下るコース。

ただ、これだと出発地点とゴール地点が別なので、マイカーの人には向かない。

じゃあ今回は表参道からのピストンだね、と思っていたら 

隊長が 『シラジクボ』 を通りたいと言い出した。

シラジクボ? なんだそりゃ。

片っ端からガイドブックを見てみたが 一ノ鳥居から出発して

シラジクボを経由するルートなんて どっこにも出ていない。

昭文社の地図を見たら 実線じゃなくて破線表示になってるぞ。

どういう意味だ? と凡例を見た弱足隊員 唖然。

破線は 『難路』 って意味らしい。

( ̄□||||!!   な、難路!!!!!

最近老化現象が激しい弱足隊員の前頭葉でさえ、

数秒間の間に 『難路』 という言葉から

「難関」 「難儀」 「難航」 の三つが連想ゲームのように浮かんだのである。

つまり難しいってことだ。  

いやだ、そんな道! 却下!

と騒いだが、反抗期の隊長が 「シラジクボ」 「シラジクボ!」 と一歩も引かない。

今日のメンバーがプチポレ隊だったならば

どんなことがあってもダメ出ししたが 副隊長が一緒なら なんとかなるかな、

と 結局押し切られて その 「シラジクボ」 を通って行くことに。

だいぶ脱線しちゃいましたネ。 

つまり上の写真の場所は分岐になってまして、

右の 「表参道」 じゃない方(つまり左)をポレポレ隊は進んだのでありました。  

ほんの少しの不安と共に。 (ほんとはイッパイ・・・)

 

 

 

 

 

 

これから向かう 『難路』 を予感させる薄暗い道・・・・・

 

 

 

 

 

 

それにしてもすごい杉林だ。 

 

 

 

 

 

 

上を見ても杉ばっか。 

 

 

 

 

 

 

ちょっと明るい場所に出たみたい。 

 

 

 

 

 

 

ここで一回目の休憩タイム。  

「難路」 はまだかね・・・なんて話してる。

 

 

 

 

 

 

歩き出すよ。 

 

 

 

 

 

急に雪が現れたぞ。 

 

 

 

 

こんなにいっぱい! 

しかもかなり深くて先頭を行く隊長、膝下までズボズボ入ちゃった。 

踏み跡があったのでその上を そぉーっと歩いて通過。

もしかしてこれが難路か!!?

 

 

 

 

 

 

と思ったら今度は急に秋の道。  サクサク。 

 

 

 

 

 

 

いい感じじゃーん。 いったいどこが難路なんだ?

 

 

 

 

 

 

隊長に言われるまで気付かなかった。

南側から見た武甲山の頂上部分!

あらま、こっちから見るとすっごく穏やかで緑もいっぱい。

できる限りこの姿は残してもらいたいよね。 

 

 

 

 

 

 

上の写真を撮ってる弱足隊員。  

 

 

 

 

 

 

また雪が現れた。   

実はここからが難路の始まりだったのです。

でも写真だと全然伝わらないんだよね。 

 

 

 

 

 

 

雪がなければ・・・・・滑らなければ・・・・・全然問題なし。

でもね、なにしろ滑るのです。  

しかも平じゃない場所が時々あって かなり難儀しちゃいました。

一番怖かった場所を通る弱足隊員の写真を 後ろから副隊長が激写したんだけど

画面いっぱいに デカ尻が写り、これはもうR指定ついちゃうくらいショッキング。 

とてもじゃないけどアップできません。

あ、言っときますけど 普通の人には全く問題ない道です。

隊長も副隊長も普通に通れました。 

いつものように 怖がりな私だけが大騒ぎしたんです。 (´ヘ`;) 

反抗期の隊長は 「全くこんな道でビビっててどうすんのさ」 

と 天使のように優しい母上様に向かって冷酷極まりない態度。 

グレテヤル・・・・・

 

 

 

 

 

 

でもって とうとう本当の 『難路』 がわからないまま シラジクボに到着!

やった~! 

 

 

             <中編> に つづく・・・

 

 

 


▲可哀相な山 武甲山  <中編>

2007-01-29 19:00:55 | ▲2007年山行報告

     

         ~  <前編> からのつづき ~

 

 

 

そして これがそのシラジクボ。  隊長が 通りたかった道です。

確かにずっと暗い道だったから 明るくて気持ちいいっ!

ちなみに 表参道のコースは 頂上直下までずっと樹林帯です。 

 

 

 

 

 

後ろを振り返ると 小持山への縦走路。

 

 

 

 

 

 

一旦平地に出て また登ります。

かなりの傾斜ですが 明るくて気持ちがいいから全然苦にならない。

隊長の提案、○でした。  さっきの冷酷態度許す。 (えっ もう・・・)  

 

 

 

 

 

それにしてもこのコース、本当に静か。

ほとんど人に会いませんでした。

それも ◎。 

 

 

 

 

 

正面に見えるギザギザした山は 百名山の 両神山。

ポレポレ隊、2007年の  「絶対登るぞリスト」 に入ってます。 
(弱足隊員は岩を考えると 今一歩消極的ですが・・・)

 

 

 

 

 

小持山の向こう側には 大持山も見えてきた。 

 

 

 

 

 

どんどん登ります。 

 

 

 

 

 

隊長、早いっ。 

 

 

 

 

 

副隊長は遅れ気味・・・・。

やはり昨日の飲み会が堪えたか。

ごめんね、副隊長。  ゆっくりでいいからね。 

 

 

 

 

 

疲れた身体をこんな景色が癒してくれます。 

 

 

 

 

 

 

ポカポカで暑いくらい。  

時折吹く風がとっても気持ちよかった。 

 

 

 

 

 

肩の部分に到着。   

表参道の 「階段コース」 で上がってくると ここで合流します。

この看板は 採掘のための発破のお知らせ。

急に現実に引き戻されます。 

以前この山に登った友人から すごい音でびっくりするよ、

と聞いてたので ビクビクしてたけど 

時々聞こえる 「ボンッ!」 って音が発破の音だったのかどうかは

わかりませんでした。

 

 

 

 

 

 

また木々に囲まれますが 

 

 

 

 

 

すぐに平坦な場所に。  ここは既に頂上の一角です。 

きれいなトイレがありますが 冬季は使用不可。

 

 

 

 

 

御嶽神社に到着。

神社の鳥居をくぐり右へ行くと第二展望台。

左に行くと第一展望台。

なんとなく前に歩いてた人が右に行ったので そのまま付いて行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

こちらにもちゃんと狛犬さんが。

ちょっとムーミンに似てる。 

 

 

 

 

 

 

半鐘が突然現れた。  

もちろん鳴らしました。 ゴーン・・・・・

 

 

 

 

 

 

第二展望台・・・・(っていってもかなり狭い) からはこんな景色が。

以前登った笠山、堂平山など奥武蔵の山々が見えました。 

 

 

 

 

 

半鐘の後ろを柵にそって登っていくと 第一展望台に移動できます。

ここが実質的な頂上。   想像してたより狭かったです。

けっこう雪もありました。

それにしても人が少ない・・・・。 

前回の金時とは大違いだ。

 

 

 

 

 

頂上の標柱がなかなか見つからずどこにあるのかと思ったら

柵の外にひっそりとありました。

しかも小さい・・・・。 

 

 

 

 

 

方位盤もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてここからの眺めはこんなです。

圧巻でした。 

見通しが良ければ 日光連山、谷川連峰、浅間山、北アルプスまで見えるのですが

残念ながらこの日、遠くの山は霞んでいました。

それでも十分眺めを満喫することができましたヨ。 

 

 

 

 

 

そして下を覗くと また現実が。

白い部分は削られた石灰岩。

ブルドーザーやトラックがオモチャみたいに走ってました。

頂上部分は鉄線や柵にグルっと囲まれています。

ああ、やっぱり可哀相な山なんだな、って思った瞬間。

 

 

               <後編> につづく ・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 


▲可哀相な山 武甲山  <後編>

2007-01-29 13:22:47 | ▲2007年山行報告

              

              ~  <中編> からの つづき  ~

 

 

ちょうどお昼になりました。

ごはんだ ごはんだ! ごはん食べよう!

さっきの第一展望台は ごはんを食べるにはちょっとね、ってことで

太陽がサンサンと射す暖かい斜面を陣取りました。 

 

 

 

 

 

今日の山ごはんは 牛丼でーす。

デザートはプリンだよ。

ごはんは朝おうちで炊いて ホカロンを抱かせてきました。

シェラカップにごはんを入れて 温めた牛丼の具をかけて食べるのさ、ルンルン♪

そろそろ温まったかな、ほんじゃごはんを入れて・・・・・っと思ったその時!!!!

なっ、なっ、なんと!!!

弱足隊員、シェラカップの取っ手部分をちゃんと固定してなかったために

ごはんを全部落としてしまった・・・・!

( ̄□||||!!   ( ̄□||||!!   ( ̄□||||!! 

私のごはんが・・・・・・・落ちた・・・・しかも地面に。

ショックで口もきけない弱足・・・・・。

この世の終わりのような弱足を見た副隊長が 

「半分あげるよ。食べな。」

(うれしい・・・) と思いつつも  「いいよ、いいよ、少なくなっちゃうから。」 と私。

しきりに落としたごはんの回りについた草や泥を落とすが 

ごはんがネッチョリしてるために全然取れない。

「汚いからやめなよ。 ほらあげるから。」

「大丈夫だよ。 アウトドア人間はこれくらい食べれなきゃ。」

ここで隊長がチャラッっと言った。

「誰かがここでウンコしたかもしれないよ。」

 ( ̄□||||!!  ( ̄□||||!!  ( ̄□||||!! 
 
ウン・・コ・・・・・・

ウンコには勝てない弱足隊員。  撃沈。

「だからさ、ほらあげるってば。」 

結局 副隊長から少し分けてもらうことに。

私を撃沈させた隊長の方を見ると 何事もなかったかのようにガツガツ食ってるし。

「ねぇねぇ、 この状態見てさ、普通なら 『僕のも少しあげるよ。』 とか言わない?」

「だって落とした人が悪いんじゃん。」

 ===(´□`;)==⇒グサッ!  

 
グレテヤル・・・・・

 

 

* 本文中に大変下品な言葉が出てきたことをお詫びいたします。
   真実を伝えたい一心でのことなので どうぞ寛大な心でお収めくださいますよう。 

  

 

 

 

 

そんな風にして怒涛の山ごはんの時間は終了し、下山します。

反抗期の息子と その母。 

 

 

 

 

 

下山は 表参道を通ります。

いきなりの雪の下り。

慎重に参りましょ。 

 

 

 

 

 

前にちょっと触れましたが 表参道は途中で 

「一般コース」 と 「階段コース」 に分かれます。

これは見ての通り、階段コース。

かなり急です。 しかもツルッツル!

隊長も何度か滑りそうになってた。

とにかくポレポレ歩きます。

 

 

 

 

 

 

どんどん下ります。 

 

 

 

 

 

見渡す限り杉林。 

 

 

 

 

 

「大杉の広場」 という休憩にもってこいの場所には

名前の通り、杉の大木があり、みとれてしまいました。

弱足も痩せて見えるほどの太い幹。 すごいです。 

 

 

 

 

 

 

なかなかないツーショット。  

 

 

 

 

 

副隊長、腰引けてますよー。 

 

 

 

 

 

不動ノ滝に到着。

下山開始して初めて人がいました。

水の音ってほんと癒されるよね。

 

 

 

 

 

 

手を合わせて通ります。 

「ロト6が当たりますように」   違うだろっ!

 

 

 

 

 

 

木々の間から見える 伊豆ヶ岳? に見とれる反抗期の息子と その母。 

 

 

 

 

 

そろそろ終点も近い。 

 

 

 

 

 

駐車場とうちゃーく!

お疲れ様! 

車は半分くらいになってました。

整理運動をして 使った筋肉をクールダウンさせ、

またあの秘密基地を通り自宅へ戻りました。 

 

 

 

 

これが今日のバッジ風絵。 
隊長の下絵、グー!
本物のバッジになるのはいつ頃かな。 → もうなりました! 詳しくはバッジリストへ

 

 

 

そしてこれはおまけ。  

2年前の春に羊山公園のシバザクラを見に行った時に携帯で撮った写真です。

小さくてすみません。

後ろに写ってるのが武甲山。

この時はここに登るなんて夢にも想ってませんでした。

この時期に武甲山に登ると シバザクラの微妙なピンクの色が

頂上からパッチワークみたいに見えるそうです。

 

今年は暖冬で、季節を早とちりしたお花さんの話題をあちこちで聞くから

もしかして今日も あわてんぼうのすみれちゃんに会えるかな、って思ってたけど 

どうやらすみれちゃんは サリーちゃんちに遊びに行っててお留守のようでした。
                                  (わかる人にはわかる)                               

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ポレポレ隊 今年二つ目のお山、武甲山を無事に歩き終えました。

ここは車を使わないと 横瀬駅からの長い長い道を歩かなければなりません。

ほら、あの秘密基地のある道路です。

平日だと特にトラックが多く、けっこう危ない。

なので一ノ鳥居までタクシーで上がり、裏参道を経て 

浦山口へ下りる人が多いようです。

今回もし隊長と二人のプチポレ隊だったら そのルートを行く予定でした。

でも3人で来れてほんと良かった。

またまた副隊長に感謝です。

それと タイトルを 「可哀相な山」 としましたが

武甲山は 秩父の産業を その身を削ってずっと支えてきた山でもあるのです。

可哀相なだけじゃなくって 本当はとっても立派な山なのでした。

10年後、もっと標高が低くなって 山容も変わってしまうかもしれないけれど

武甲山はいつまでも奥武蔵の盟主であり、

秩父のシンボルであってほしいと願っています。

ガンバレ! 武甲山!!!

 

隊長の反抗期がたった一度の山歩きで落ち着くとは思えませんが

これからも親として 近からず遠からず見守っていきたいと思っています。 

最後まで読んで(見て)くださって ありがとうございました。(よし、締めはOK)

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

武甲山 (ぶこうさん)   1304m 埼玉県

  日本二百名山 、 関東百名山 、花の百名山  

  コース・・・・・・一ノ鳥居(9:00) ~ シラジクボ(10:45) ~ 武甲山(11:30) 

          ~ 大杉の広場(13:06) ~ 一ノ鳥居(14:20)  周回コース

           

   全所要時間・・・5時間20分(含 休憩、昼食) 

   歩行時間・・・・・約4時間20分

     メンバー・・・・・・ 隊長、副隊長、弱足隊員 (いつものポレポレ隊)

 

 

                    続・ポレポレ隊が行く へ

 

 


▲新年山行! 金時山 <前編>

2007-01-15 10:06:08 | ▲2007年山行報告

 

歩いた日 2007年1月13日(土)

ポレポレ隊、箱根外輪山の最高峰 金時山に登ってきました。 

やっぱり一年の始まりは、富士山を見なくっちゃ! ってことで

これはもう前から決めてました。

富士山が見える山はほかにもいっぱいあるじゃん、って言われそうですが

この金時山、なんと江戸時代頃までは 

猪鼻岳 (猪鼻山もしくは猪鼻嶽) と呼ばれてたみたいで

亥年の2007年にピッタリの幕開けじゃないか! ってことでここにしたのです。

見る角度によって確かに猪の鼻に見えなくもないけどビミョー。

よっぽど弱足隊員の鼻の方が猪みたいだったりします。 (^‥^=)

ま、いいやそんなことは。

あ、そうだ! 

ぶらっとさんが 「猪」 「亥」 が付く全国のお山を紹介しています。

おもしろいから興味ある人は見に行ってみてくださいね。

 

 

 

ポレポレ隊、東名高速を使って山に向かうのは初めて。

なんか新鮮だ~!

と思ってたら おおっ! 今日の主役、富士山が見えたぞ!!

ワクワクする~!! 

 

 

 

 

金時神社の駐車場に到着。

皆さん、お早いお着きで。

トイレもあります。  

 

 

 

 

低山だけどしっかり登山届用のポストもありました。

 

 

 

 

舗装された道をちょっと歩くと 

 

 

 

 

神社の社殿がありました。

金時神社 じゃなくて 公時神社 って書いてあった。

そう、ここは金太郎伝説にもなった坂田公時(幼名 金太郎)が御祭神 なのでした。

数々の伝説が残る金時山に 今日はポレポレ隊、マサカリじゃなくて

鍋をかついで登っちゃいます。

 

 

 

 

無事を祈って出発します。 

お財布、ザックの中に入れちゃったからお賽銭なし。 ( ̄Д ̄;)エッ・・・

 

 

 

 

 

おっと忘れるところだった。

今日の手ぬぐいは もちろんこれ。 猪です。

今年も手ぬぐいさんたちにお世話になります!

 

 

 

 

金時山に登るにはいくつかのルートがあります。

人気があるのは往復のどちらかに 乙女峠を経由するコース。

でも今回隊長が選んだのは 矢倉沢峠を通るルート。 

理由は特になし。 隊長に従います。

 

 

 

 

歩き始めてすぐ 左側に金時手鞠石なるものがありました。

云われは書いてなかったけど いくら力持ちの金太郎でも

この石を鞠のようについたってワケじゃないでしょうよねぇ。 

 

 

 

 

どんどん進みます。 

すると・・・ 

 

 

 

 

今度は右側に 金時蹴落石 って書いてある柱が。

石って書いてあるものの、周りにはそれらしきものが見当たらず・・・・ 

 

 

 

 

そしてまた進むとなにやらすごい人だかり。

今度は 金時宿り石。

副隊長 頼まれて団体さんの写真を撮ってあげたり、なんだか急に賑やか。

そしてこれ、ほんとはすっごく大きな石が パックリ二つに割れてるのが有名なのに 

私ったら全然わかってなくて こんな写真の撮り方しちゃいました。 おバカ。

これはまたまた力持ちの金太郎がでっかい岩を真っ二つに割ったのか?

っと思ったら全然違ってて 山姥に育てられた場所なんだそうですよ。

 

 

 

 

傾斜がきつくなってきたぞ。 

山っぽくなってきた。 (とっくに山だってば)

 

 

 

 

この登山道歩きながら、隊長が 「筑波の道に似てる」 と何度も言ってました。

そういえば、岩がゴロゴロしてて 筑波も歩きにくかったよね。

こんな大きな岩も乗り越えます。 

 

 

 

 

なんか開けた場所に出たみたいだ。 

 

 

おおっ!仙石原が一望! 

いい眺めだね~

 

 

 

 

はい! わかりました! 

気をつけたいと思います。 

 

 

 

 

なにやらすごい人・・・・・

頂上に着いたらしい。 

 

 

 

 

富士山が・・・・富士山が見えた~!!! 

 

 

 

 

まだ富士山の雄姿は見せない。 ( `∀´)イヒヒ・・(意地悪ジャクアシ。)

金時山の茶屋は有名ですね。

神奈川側と静岡側二つの茶屋があります。

でもちょっとびっくり。 二つの茶屋ってこんなにくっついていたのね。

もう少し離れてるのかと思ってました。

この写真は静岡側の金時茶屋。 

 

 

 

 

そしてこちらが神奈川側の金太郎茶屋。

バッジは金太郎茶屋の方で買いました。

常連さんが多いみたいで 中で新年の挨拶してる人がけっこういましたっけ。 

 

 

 

 

これが三角点か?

それとも神奈川と静岡の県境かな。

人はいっぱいいたけどこれに注目してた人は一人もいなかった。

写真撮ってたら 変な目で見られちゃった。汗。

 

 

             <後編> へ つづく・・・・・

 

 

 


▲新年山行! 金時山 <後編>

2007-01-14 17:15:01 | ▲2007年山行報告

 

           ~  <前編> からのつづき ~

 

お待たせしました!

それでは富士山の美しい姿をご覧くださいませ。

 

う~ん・・・・・美しい・・・・・・

裾野までしっかり見える。 

今年はあなたの一番上に立ってみせる!!(多分)

 

 

 

 

天下の秀峰・・・・・

その通り! 日本の象徴だあ~!

外人さんもけっこう居ましたよ。 ( ̄∠  ̄ )ノ

「wonderful!」 「beautiful!」 「fantastic!」

 

 

 

 

この日は本当に良いお天気で、富士山の右側には 

北岳を初めとした南アルプスや 八ヶ岳までとってもきれいに見えていました。

今日で105回金時に登ってるっていう女性が

「こんなにはっきりと八ッが見えるのはなかなかない」 と言ってました。

ポレポレ隊、一回目にしてこの眺めはとってもラッキーかも!

方位盤の周りは特にものすごい人でした。

そういうとき、必ず登場するのが見える山を同定して得意気に説明するオジチャン。
( 或いはオバチャン)

でも聞いてるとけっこうおもしろくって 

「白く見えても赤岳!」 なんて言って笑いをとってましたヨ。(笑)

 

 

 

 

隊長も満足。 

 

 

 

 

 

副隊長も満足。 

 

 

 

 

下方を見ると これもまたすごい眺め。

右側の鉄塔が建ってる山は丸岳。

正面からちょっと左にうっすらと芦ノ湖が見えます。

箱根駅伝を思い出すなぁ。

そしてその上に三国山。 後ろに山伏峠。

この日、ちょうど静岡のKさんはこの当たりから富士山を見てたんですね~。

知ってれば狼煙でもあげて合図したのに残念でした。(笑) 

 

 

 

 

それにしてもとにかくすごい人でした。

人気のほどが伺えます。

が、ごはん食べる場所を確保するのも大変!

茶屋の前にはいくつかテーブルがありますが 「ガス禁止」 と書いてあったので

どこか他に場所を探さないと。

ちょっと下ったところに副隊長が素早くザックを置いて無事確保。 

 

 

 

 

本日の山ごはんは カレーうどん。

今日は3人分作っちゃったのですがかなり量が多かった。

やっぱり2人分でよかったな~。

デザートやお菓子もあるからねぇ。 

最初は 「うまい、うまい!」 って言いながら食べてた3人も

最後の方はシーンと静まり返り 溜息つきながら食べました。 (´ヘ`;) クルシイ・・

 

 

 

 

ゆっくり休んでごはんも食べ終わったので そろそろ下山します。

ほんとすごい人でした。

次から次から登ってきます。

もしかして頂上の人の多さは今まで登った山で一番かも。 

 

 

 

 

さて、あれだけ人が多かったのに、ほとんどの人は乙女峠方面に消えていきました。

こちらから下りる人はまばら・・・。

勾配のきつい下りは辛いけど頑張って下りよう。

でも今回、アイゼンが必要かな、と思ってたら全く必要ありませんでした。

往路では時々霜柱が立ってたくらい。

冒頭に、今回金時を選んだ理由を書きましたが 

実はこの雪の問題もあったのです。

相変わらずノーマルタイヤのポレポレ車が 心配なく来れる場所ってことで。

富士山の大きさにこだわるなら 富士五湖近辺の山の方が良かったと思うけど

昨年、竜ヶ岳に行った時は河口湖のインターからけっこう雪があって

ビビッた思い出があるのです。

今後もしばらくは山選びの条件に道路の状態も考慮しなければ。
(あくまでもノーマルで通そうとする副隊長。)

 

 

 

 

さてどんどん下るよ~

実はですね、下りの道、けっこう大変でした。

何が大変かというと、霜で凍ってた土が太陽を浴びて溶け出して

グニャグニャ、ドロドロ、べチャべチャ・・・・・・・

そりゃあもう大騒ぎさ、って感じだったの。

写真撮る余裕なんて全くなし。

雪で滑るのも嫌だけど ドロドロ状態で滑ったらどんなになるかわかりますでしょ。

お洗濯担当の弱足隊員、 「みんな~! 絶対に転ぶでないぞ~!」 と

叫びながら歩いてました。 (一番危ないのはアンタだろうと言われながら)

 

 

写真に写ってる道はすっかり乾いて 全く問題なく見えるんですけどねぇ。

鳥さん気分で歩いてまーす。 

 

 

 

明神ヶ岳へ縦走する稜線。 

気持ち良さそう~! 

 

 

 

 

ほんと気持ちいい道だったね~

人もほとんどいなかったし。 

 

 

 

 

後ろを振り返ると ほら、金時の頭の部分が。 

 

 

 

 

矢倉沢峠に到着。

すぐ横に うぐいす茶屋っていうのがあったけど シャッターしまってました。 

 

 

 

 

あと少しで山の中の道は終わりかな。  

 

 

 

 

急に車道に飛び出ました。

どうやらこの辺りは 別荘や会社の保養所などが集合してるみたいで

素敵な建物を見つけては 

「素敵~!」 「あ、やっぱりこっちの方が私好み!」  なんて

好き勝手なこと言いながら歩いてました。

 

 

 

 

車道を15分くらい歩いて はい!ゴール!

まだまだすごい車の数。 しかも観光バスまで停まってました。 

なんとこれから支度して登り始めるパーティもいたのですよ。

でもね、この時点で既に富士山、半分くらい見えなくなってたのです。

やっぱりお山さんは早い時間の方がいいのにね。

さてと、とりあえずポレポレ隊 新年山行、無事終了しました!

お疲れ様でした~!!!!

 

 

 

実はこのあとちょっと寄り道。

副隊長ご用達のお店。

いつもはお取り寄せしてるのですが 今日は直接お店へ。

 

 

 

 

東名はスイスイでした。

土曜日だし 首都高はそうはいかないだろうと思ってたら そうでもなかった。

一番混んでたのは やはりここ。

正面に見えるのは 何かと話題の六本木ヒルズです。

ここの展望フロアは開放感溢れてて素敵。 

我がポレポレ隊の隊長、実は山にはまる前は 高層ビルに恋してまして

○○に新しいビルが出来た! っていうと飛んでったものです。

ヒルズも何回か付き合わされました。(笑)

今日は早目におうちに到着。

義理ママに迷惑かけずに夕飯の準備に入れて 弱足隊員ホッと一安心。 

 

 

 

今日のおみやげ 

これが副隊長が大好きな牛タン。 寄り道の成果です。

いや、マジでここの食べたら他の食べられません。

好みもあるだろうけど スモークが強いので燻した匂いが弱い人はダメかな。

BSE問題でしばらく販売していなかったのですが

オージー産に変わり少し前から売られるようになりました。 
(でも値上がりが痛い!) 

奥のは焼豚。 義理ママは牛タン食べられないので。

 

 

今日の山バッジ

金太郎茶屋で買いました。 やっぱりマサカリだーね! 

 

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金時山はハイキング気分で登れる山。

・・・・・でもね、お正月、心も身体もますますユルユルになっちゃった弱足隊員には

久々のお山はこれくらいがちょうど良かったかもしれません。

年々膝の痛みも増してきてるし 今年はどれくらいの山まで大丈夫か

正直ちょっと不安も感じてます。

それでも新年山行で思い通りの富士山を

こんな素晴らしい天気の中で見ることができて 本当にラッキーでした。

既に 『ポレポレ隊山リスト2007』 は出来上がり、お部屋の壁に貼ってあります。

「絶対に登るぞリスト」 と 「登ってみたいかもリスト」 

目標達成できるのは いったいいくつのお山かな。

今年もポレポレ隊、マイペースで楽しんで参ります。

改めて どうぞよろしく。 <(_ _*)>

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

金時山 (きんときやま)   1213m 神奈川県、静岡県

 日本三百名山 、 関東百名山   

 コース・・・・・・・・金時神社(8:10) ~ 金時山(9:40) ~ 矢倉沢峠(12:35)     

           ~ 金時神社(13:20) 周回コース

 全所要時間・・・5時間10分(含 休憩、昼食) 

 歩行時間・・・・・約3時間05分

 メンバー・・・・・・隊長、副隊長、弱足隊員 (いつものポレポレ隊)

 

                  続・ポレポレ隊が行く