ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲お花の前の静けさ  霧ヶ峰 <その1>

2008-05-23 04:00:00 | ▲2008年山行報告

 

歩いた日 2008年5月18日 (日)

 

キリガミネ~~~~~~♪

 

青い空に ポッカリ浮かぶ白い雲。   (゜ー゜)(。_。)ウンウン!

どこまでも続く緑の草原。   (^-^*)(・・*)ウンウン!!

咲き乱れるニッコウキスゲ・・・・   (゜∇゜*)(。。*)(゜∇゜*)(。。*)ウンウン ウンウン!!!


:*.;".*・;・^;:\(*^^*)/:;^・;・*.";.*: ワーイ! 霧ヶ峰~

 

 

・・・・って そんなイメージを持ってる方、

大変申し訳ありませんが 

今回は全くご期待に添えないと思われますので

すぐに席を立たれた方がいいかもしれません。

今回ポレポレ隊が見て来た霧ヶ峰は

緑の草原も 咲き乱れるキスゲもありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一面茶色です。

ガーン! ( ̄□ ̄;)!! ゴーン!(; ̄□ ̄;)!! ギーン!(; ̄□ ̄;)!

 

・・・・でもいいわ。 こんな霧ヶ峰もけっこう刺激的~!

っていう物好き・・・・・じゃなくて

心の広い方は、どうぞこのままお進みください。 

今回のポレポレ隊、鎖やロープとは全く縁のない霧ヶ峰を 

のほほぉ~~~~ん と歩いてまいりました。

久々の日本百名山。

それではそろそろ出発します。

お花のない 茶色い草原へ!  (;´Д`A ホントニイイノ?・・・

 

 

 

 

 

 

 

霧ヶ峰へは、埼玉の我が家からだと

上信越自動車道の佐久から入るのが一般的ですが

先日、県央道の川島ICが開通になったので 

ためしにそっちから行ってみようということになり 

中央高速で諏訪に向かうことにしました。

・・・・中央道原PAで朝食を。

 

 

 

 

 

 

 

3時に自宅を出た時は雨が降っていましたが 

天気予報を信じて進みます。

諏訪ICに着いた時は うっすら陽が出ていました。  ヨカッタ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ビーナスライン沿い、車山肩の駐車場到着。

なんとここで ものすごい事実が判明しました。

隊長、 ビーナスライン通るの初めてだって・・!!!

えーっ! そんなバカな! って騒いだ母でしたが

パパさんが記憶を呼び起こしたら やっぱりそうらしい。

美ヶ原に行った時は ビーナスラインは通ってないんだって。

ってことは・・・・なんと私たちも最低15年はここを通ってないってこと!?!?!?

オーマイガッ! 信じられナーイ!

 

信じられなくても とにかく進みます。

駐車場はポレポレ隊の車のみ。

辺りは しろーい霧に包まれています。

でもこれは想定内。

だってここは霧ヶ峰だもん。 

 

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい。 クローバー。 

 

 

 

 

 

 

 

出発します。 

寒いです。 

 

 

 

 

 

 

今日のポレポレ隊の歩くコースは

車山肩から八島ヶ原湿原に向かい、

物見岩、蝶々深山を通って最高峰 車山を目指す、というもの。

ガイドブックによく紹介されいるコースとは逆に歩きます。 

だってゴールを車山にしたかったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、茶色くて だーれもいない草原に突入します。

 

 

 

 

 

 

 

う~ん 広大だ。 

 

 

 

 

 

 

 

だーれもいないから いろんなことができちゃいます。

うっひょひょー~!  何て気持ちいいんだ~!! 

 

 

 

 

 

 

 

スタート地点から 全然進まないんですけど・・・。

今日はお花がなくても かなりスローペースになりそうな予感。 

 

 

 

 

 

 

 

目の前に鷲ヶ峰。

なんか尾瀬の至仏から見る 燧に似てるなぁ~。

どうでしょう、HANZOさん

 

 

 

 

 

 

 

っと思ったら なんとピンク色発見!

すごーく目立ってました。

ショウジョウバカマさんです!

お花は期待してなかったので すっごくうれしいっ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶色ばかりじゃありません。

新緑は静かに始まっているようでした。

これまたうれしい~っ! 

 

 

 

 

 

 

 

っと またみっけ!

今度は黄色!

ミツバツチグリさんです。

こちらはうっすら霜をかぶって まだお休み中のようでした。

ああ、なんか本当にうれしいんですけど~~! 

 

 

 

 

 

 

 

うれしがってる間に沢渡に付きました。

ここからしばらく林道を歩きます。 

 

 

 

 

 

 

 

この道の向こうにはどんな景色が待ってるのかな。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふむふむ・・・。

ルート確認忘れずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

アスファルトから砂利道へ。  

 

 

 

 

 

 

 

緑の屋根は ヒュッテ御射山。 

 

 

 

 

 

 

 

 

新緑の唐松を右に従えて 

 

 

 

 

 

 

 

八島ヶ原湿原に向かいます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから木道。

大好きです。 お邪魔します。 

 

 

 

 

 

 

 

ポレポレ隊に話しかけるように 本当にたくさんの鳥の鳴き声。

鳴き声を聞いてもカッコウさんとウグイスさんしかわからない。

日本野鳥の会の人、いないかなぁ。   いない。

 

             <その2> につづく・・・

                 

 

 

 

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▲お花の前の静けさ  霧ヶ峰 <その2>

2008-05-23 03:00:00 | ▲2008年山行報告

 

                <その1> からの つづき

ここは既に湿原の真っ只中。 

色は茶色だけど。 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、わかりました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

木道の形状は変わっても景色の形状は変わりません。

スタート近辺から見えた鷲ヶ峰が こんなに近くになりました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

木の先っぽに 鳥さんのおうちみたいの発見! 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあるくて可愛いっ!

私も住みたい!  無理。 

 

 

 

 

そろそろ休憩しない? というパパさんからのリクエスト。

グッドタイミング~ で ちょうどいい場所がありました。 

 

 

 

 

 

 

 

木道から一段上がった所に ベンチとテーブル。

いいね~!

目の前の湿原を3人占め!

 

 

 

 

 

 

 

あんまりうれしくて 目がハートになっちゃった。 

 

 

 

 

 

 

 

小休止の後は階段を上がって八島園地へ。

 

 

 

 

 

 

 

お花の季節に来たら さぞかしきれいなことでしょう。

 

 

 

 

 

 

でもいいの。

今日は わかってて来たんだから。

静かな霧ヶ峰を歩きたくて。 

 

 

 

 

 

 

 

存分に景色を満喫したら 先に進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

遠くに車山のレーダードームが!

あそこまで行くんだね。 

 

 

 

 

 

 

 

鎌ヶ池に向かいます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

テクテク テクテク。

前方に半分だけ写ってるのは ゼブラ山かな。 

 

 

 

 

 

 

 

鎌ヶ池到着。 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして池のすぐ先には 鎌ヶ池キャンプ場。

さすがにこの時期は閉鎖されてました。 

 っていうかここ、もうやってないらしいです。(HANZOさん、ひろさん、情報ありがとうございました!) 

 

 

 

 

 

 

 

この少し先にトイレあり。 

 

 

 

 

 

 

 

 

この辺り、 小川のサラサラと流れる音をBGMにして進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして振り返ると 今歩いて来た湿原が。 

 

 

 

 

 

 

 

相変わらず3人占めの景色。 

 

 

 

 

 

 

 

この辺りから すこーしずつ傾斜がついてきました。 

 

 

 

 

 

 

 

岩もゴロゴロしてきましたよ。

ずっと平な道を歩いていたから 少し登りになっただけできつく感じちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

でも全然平気。

だって後の景色が味方だから。 

ここには写ってませんが うっすら美ヶ原も見えてました。

 

 

 

 

 

 

 

だーれもいないと なんでもできちゃう。 

イエ~イ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

でも遊んでばかりもいられない。

まだ先があるんだから。 

 

                <その3> につづく・・・    

 

 

 

 

 

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▲お花の前の静けさ  霧ヶ峰 <その3>

2008-05-23 02:00:00 | ▲2008年山行報告

 

           <その2> からの つづき

前方に見える塊が きっと物見岩だね。

 

 

 

 

 

 

 

 

あの岩の形を見て パパさんがつぶやきました。

○○○みたいだな。    

ノーコメント。

 

 

 

 

 

 

 

物見岩到着! 

 

 

 

 

 

 

 

どうやらここもポレポレ隊独占みたいです。 

 

 

 

 

 

 

 

広ーい。

そして風が強ーい。

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長も静かに満喫してます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が膨らんでいるのは 多分、風のせいです。 

帽子が飛んじゃうよぉ~~ 

 

 

 

 

 

 

 

なんであなたたち、そんなに冷静なのー?

なんで私の帽子だけが飛ばされそうなの? 

なんで私だけが膨らんでるの?  

 

 

 

 

 

 

 

ドームが少しずつ大きく見えてくるのが すっごく楽しい。

霧ヶ峰のランドマークだねっ! 

 

 

 

 

 

 

 

さて、それじゃあ 行きますか。 

 

 

 

 

 

 

 

雲がもくもく。

 

 

 

 

 

 

 

 

笹原の道を進みます。

 

 

 

 

 

 

 

とにかく広い。

すっごく気持ちいい。

 

 

 

 

 

 

 

3人占めしちゃもったいない! 

でもしちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

指導標も実にしっかりしてます。 

 

 

 

 

 

 

 

黙々と歩く隊長。

これほど開けていると 恥ずかしいんだって。

彼は暗い所と狭い所が大好きなんです。

トイレもお風呂も 夜、電気をつけないで入ります。

だから この開放感はちと落ち着かないらしい。

そっかー だから隊長は樹林帯が好きだったんだね。

「そんなことないよ。 山は全部好きだよ。」 って隊長、慌てて弁解。

わかった わかった。 (笑)

 

 

 

 

 

 

 

私は広くて明るいところが好き! 

 

 

 

 

 

 

 

好きだ~~~!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

と叫んでる間に 蝶々深山に着いたようです。

おっ! 人間がいる! 

 

 

 

 

 

 

 

なんか今日初めて賑わってる場所に来ましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

蝶々深山到着でーす! 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ・・・・・

ポレポレ隊が到着したら 皆さん、蜘蛛の子を散らすようにどこかに行ってしまいました。 

なんで~!?

逃げないでくださいよ~!

獲って食ったりしませんから~。

 

 

 

 

 

 

 

ま、いっか。

それじゃあ、またポレポレ隊独占てことで。

 

 

 

 

 

 

 

さて、蝶々深山を後にして 残すは車山山頂のみ。

岩ゴロゴロの道を一旦下り いざ! あのドームへ!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

一歩足を前に出すたびに 近づいてくる。  当たり前。

 

 

 

 

 

 

 

また木道です。

ここら辺は 車山湿原の一角なのね。 

 

 

 

 

 

 

 

そして 車山乗越。 

 

               <その4> につづく・・・

 

 

 

 

 

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▲お花の前の静けさ  霧ヶ峰 <その4>

2008-05-23 01:00:00 | ▲2008年山行報告

 

              <その3> からの つづき

歩きやすい道。

蓼科山を見ながら進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

スタート地点からずーっと視界のどこかにあったドームが

とうとう射程圏内に入りました。  撃つな~! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドームと比例して だんだん大きくなる蓼科山。

一番反応していたのは パパさんでした。

あそこに登ったんだもんなー。」

と何度も繰り返してました。 

うんそうだね。

登った山が見えるのって 本当にうれしいよね。

 

 

 

 

 

 

 

まだちょっと雪が残ってる。 

 

 

 

 

 

 

 

白樺湖を従えて。 

 

 

 

 

 

 

 

ずっと鳥の鳴き声しかなかった景色に

リフトの稼動音が加わりました。 

あ、ここは観光地だったんだ、って気付いた一瞬。

 

 

 

 

 

 

 

 

お、雪。

なんか久しぶりだね。 

 

 

 

 

 

 

 

そして後ろは相変わらず蓼科山。 

パパさん釘付け。

 

 

 

 

 

 

 

また雪。

そして ドーム!! 

 

 

 

 

 

 

 

雪を横切って 

 

 

 

 

 

 

 

石段を上がると もうゴールは目の前! 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワオッ! 到着しましたー!!!! 

 

 

 

 

 

 

 

車山山頂。

1925m ゲットしました!

おめでとう!

ありがとう。

あら・・・三角点はどこざんしょ。

ん? あっちこっち探したのですが 注意力のない3人・・・

結局見つからず。

アチャー。 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても でかっ!

このレーダードームの建物、 展望台にもなってるようですが

この日は鍵が閉まってて 入ることができませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

けっこう岩ゴロの山頂だね。 

 

 

 

 

 

 

 

ドームの反対側にもこんな山頂標が立ってました。

この辺りにも三角点、なかったよねぇ・・。 

 

 

 

 

 

 

 

方位盤ならあったよ。 

 

 

 

 

 

 

 

ドーナツみたいなやつ。 

 

 

 

 

 

 

 

三角点は諦めて (諦めは早い)  ごはんにすることにしました。 

しっかし風が強くて寒いっ!

実際の気温は7~8度くらいだったと思いますが 

風が体感温度をかなり下げていました。

パパさんから  「最近、顔出しすぎ!」 との注意を受けたので

グラサンで修正させてもらいました。 (なんか怪しいオジサンみたいだ。笑)

 

 

 

 

 

 

 

今日の山ごはんは 味噌煮込みうどん。

寒かったからこれにして良かったー。 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとー! 肉ばっか取んないでよぉー!

母子、小競り合いの図。  オトナゲナイ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

いっただっきまーす。

三角のお菓子は 最近ハマっている チーザです。

食べ始めると止まらないのが難。 

 

 

 

 

 

 

 

 

チーザよりもおいしいのは やっぱり周りの景色だね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっと隠れていた八ツも うっすら姿を見せてくれました。

カル2さんの フーフーのおかげかな。   

 

 

 

 

 

 

 

さて、お腹いっぱいになったし、景色もいっぱい堪能したので

そろそろ戻ることにします。 

 

 

 

 

 

 

 

ドームさん、さようなら。

今日は会えてうれしかった。 

 

            <その5> につづく・・・

 

 

 

 

 

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▲お花の前の静けさ  霧ヶ峰 <その5>

2008-05-23 00:00:00 | ▲2008年山行報告

 

                <その4> からの つづき

ここから車山肩まで のんびりゆっくり歩きます。 

 

 

 

 

 

 

 

言われなくてもそうしますって。 (笑) 

 

 

 

 

 

 

 

ドームちゃんの頭が チョコン。 

 

 

 

 

 

 

 

ビーナスラインのカーブが 草原に溶け込んでる。 

 

 

 

 

 

 

 

中央に変な生き物がいるぞ。   あ、私だ。 

 

 

 

 

 

 

 

ケルンと空。 

 

 

 

 

 

 

 

終点が見えてきました。

なんか寂しいんですけど・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

何にでも終わりはある。

一歩一歩に想いを刻もう。 

 

 

 

 

 

 

 

そして またいつかこの道を歩きにこよう。 

 

 

 

 

 

 

 

隊長は 履いてきたハイキングシュースが足に合わなかったようで

ちょっと遅れ気味。 

 

 

 

 

 

 

 

ドームが左端に・・・

あんなにちっちゃくなっちゃった。 

 

 

 

 

 

 

 

あれま、可愛いっ!

どこかの誰かさんが残していった贈り物だね。

 

 

 

 

 

 

 

もうすぐ到着。 

 

 

 

 

 

 

 

戻ってきました。

出発した時よりは増えてましたが やっぱり車の数は少ないですね。 

 

 

 

 

 

 

 

お疲れ様~。 

身支度を整えて 家路に着きます。

 

 

 

 

 

 

 

が、走り出してすぐ、富士見平ってとこで パパさん停車。

素通りできない景色だもんね。 

そういえば 今日は富士山、見えなかったなぁ・・。

 

 

 

 

 

 

 

ビーナスラインをひた走ります。 

 

 

 

 

 

 

 

蓼科山よ さようなら。 

 

 

 

 

 

 

 

が・・・・やっぱりそのままは帰りません。

車山から頂上メールを送信したら なんと あっこちゃん と カル2さん から同じ内容の返信!

それは アフーさん が以前紹介してた 『もうもう 』 のことでした!

全然下調べしてこなかったので 場所がわからず・・・。

ひろさん も加わって ナビゲーションしてもらっちゃいました。

皆さん、ありがとうございましたー!

すごいネットワークだ! 

 

 

 

 

 

 

 

私ったら 頭の中がソフトクリームでいっぱいだったので

お店に入るなり すごい勢いで 

「ソフトクリームください!」  と言ったら

お店の方が 申し訳なさそうに

「ソフトじゃなくてアイスクリームなんですけどいいですか・・・」  と。

あはは・・・すみませんでした。

やっぱり歩きつかれた後は 冷たくて甘いものに限りますね。

ここ 『牛乳専科もうもう』 さんのイチオシは牛乳みたいですが 

パパさんも私も 飲むとお腹が100%三社祭りになっちゃうので

残念だけどやめときます。

さあ!これでもう思い残すことはありません。

帰りは佐久ICから自宅へ。

午後4時には到着して、今日も義理ママに迷惑をかけることはありませんでした。

日帰りではきつい距離かなって思ってたけど 

パパさんが頑張ってくれたので 予定時間に帰ることができました。

パパさん、お疲れ~!!

 

今回会ったお花さんたち

 

ショウジョウバカマさん ありがとう。           ミツバツチグリさん ありがとう。 

 

            

             そしてタンポポさん ありがとう。 ボケたけど ・・・

 

 

今日の山バッジ 

久々の既成バッジ。 詳細はバッジリストから。 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

茶色い霧ヶ峰、これにて終了。

「やっぱりこの時期はつまらないね。」

「いや、茶色いのもなかなかおもしろいっす。」

感想は色々あるでしょう。 

お花には全然早いことは 最初からわかってたから がっかりはしてません。

そしてこれだけは はっきりと言えます。

弱足母さんは 

 

やっぱりこういうまったりしたお山が好き~~~~~!!!!

 

前回の二子山とは 正反対の場所に身を置きたくてここを選びました。

だから今回は たとえ緑が茶色になってても

600種類も咲くと言われているお花さんがたった3種類でも 

文句なんか言いません。

いつでも歩けると思って ずっと後回しにしていた霧ヶ峰。

25年ぶりくらいに訪れた霧ヶ峰。

深田久弥が 『登る山ではなく遊ぶ山』 と言った霧ヶ峰。

・・・・いつか必ず光り輝く季節に もう一度お邪魔したいと思います!

その時は どうぞまた 優しくポレポレ隊を迎えてくださいね。

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

霧ヶ峰  (きりがみね)

長野県  1925m (車山)

日本百名山   花の百名山  甲信越百名山  信州百名山

コース・・・・・車山肩(6:30) ~ 八島園地(8:00) ~ 物見岩(9:05)

       ~ 蝶々深山(9:40) ~ 車山(10:40) ~ 車山肩(12:30)

全所要時間・・・6時間 (含 昼食 休憩)

歩行時間・・・・・約4時間20分

メンバー・・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ (いつものポレポレ隊メンバー3名)

 

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▲花とスリルと  二子山  <その1>

2008-05-01 10:00:00 | ▲2008年山行報告

歩いた日  2008年4月29日(昭和の日)  (4月27日登山口にて撤退。)

 

 

「いつになったら山に行けるんだよっ!!!!!」


4月から高校生になった隊長、 

かなりストレスが溜まってるようで

発する言葉にもイライラが現れ始めました。

環境の変化をストレートに受けちゃうのと

気持ちを立て直すのに ちょっと時間がかかるってこと

よーく理解してるつもりでも、 

母のサンドバックにも限界が・・・。

そろそろ山のチカラを借りないとダメかもしんない。

しかし隊長が選んだ山が 母の不得意とする岩の塊。

う~ん・・・・大丈夫か。

ガイドブックや地図にはあまり詳しく書いてないので

行かれた皆さんのレポをネットサーフィンしていたら

ちょ、ちょ、・・・ちょっと待って。

こりゃけっこう大変そうだぞ。

足も気力も弱いこの母に 果たして登れる山なのか?

極めつけは この山で滑落死亡事故に遭遇した方のレポを読んでしまい

ショックで食事が喉を通らなくなったこと・・・。

パパさんに相談したら

「わざわざそんな怖い場所へ行くことない。 山なんて他にいくらだってあるでしょ。」

確かにその通り。  

『弱足さん、やめなはれ。 無理して行って事故にあったら大変やんけ。』

という声の次には

『ここがクリアできればステップアップ間違いなし。 弱足よ、一歩前に踏み出すのじゃ!』  あなただれ・・・

という声が聞こえてくる。

・・・・・困った時はどうしよう。 

相談しよう。 そうしよう。

というワケで ヤマ友 ひろチーム のお二人さんに相談。

二子山大好きで3回も登ってるひろさんはもちろんのこと、

あっこちゃんまでもが

「落ち着いてゆっくり行けば大丈夫。ママさんなら行けるよ。」 とのエールを送ってくれました。

よし! それじゃ行ってみるか。

ゆっくり時間をかけて挑戦してみることにします。

いろんな方のレポを十分に頭に叩き込んで 何度も何度もシミュレーション。

弱足、頑張りますっ!

 

そして 4月27日、日曜日。

前日からの雨も明け方には上がり、日中は陽が射すでしょう・・・・

予報ではこう言ってました。

関越の花園インターで降りて 坂本登山口に着いたのが午前7時前。

辺りは真っ白。

何にも見えない。

・・・・・・・。

急に不安になる弱足。

こんな視界が利かない状態で 岩なんて登れるのか。

隊長はもちろん行く気満々です。

なにしろ登山口まで来たんですから。

「少し様子を見よう。」 というパパさんの言葉で 

朝ごはんを食べ、登山口周辺を歩いてみました。

しかし1時間経っても 辺りの様子は全く変化なし。

「やめる。 こんな状態じゃ無理。 帰ろう。」

言い出したのはやっぱり母でした。

「え―――っ!」 と 信じられない隊長。

「帰る。絶対帰る。何があっても帰る!!」

譲らない母。

結局二日後の29日にまた来ることを約束し そのまま撤退となったのでした。

・・・・・前置き長すぎ。 すみません。

ここからは仕切りなおして4月29日、本番の報告ってことで。 

 

 

 

 

 

 

 

関越道 花園ICで降りたら国道140号線を秩父、長瀞方面へ向かいます。

国道299号線の坂本バス停を過ぎ、道なりに進むと

右手に写真の民宿 登人が見えてきます。

民宿を過ぎた直後の道を右に回りこみ 少し進むとそこが駐車スペース。

 

 

 

 

 

 

 

27日に来た時は我が家の車だけだったのに

今日は既に2台停まっていました。

実はこの日は二子山の開山式だったんです!

前もって聞いていたので 混雑を避けて早く来たのに既に先客がいました。

 

 

 

 

 

 

 

緊張のためか、昨日から食欲がない弱足さん。

とりあえずバナナを頬張って準備体操。 

 

 

 

 

 

 

 

おおっ! 駐車場から両神の一部が見えます!

 

 

 

 

 

 

 

登山口は少し林道を戻った右側。 

 

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい。 鯉のぼり。 

鯉の滝のぼりのごとく、ガンガンお山に登れますように。

 

 

 

 

 

 

 

ここが登山口。

前にはバイオトイレあり。 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、いよいよスタートです。 

 

 

 

 

 

 

 

気合が入ってる割にはボケボケの写真。

お許しください。 

 

 

 

 

 

 

 

二子山・・・どうぞお手柔らかに。

 

 

 

 

 

 

 

一旦下って沢に出ます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

渡ります。 

 

 

 

 

 

 

 

新しい緑。 つまり新緑。 

メチャクチャきれいです!

 

 

 

 

 

 

 

沢音を聞きながら。

 

 

 

 

 

 

 

思いっきり深呼吸。 

 

 

 

 

 

 

 

仁平沢を渡り返しながら進みます。

南天山 と似てるね、って隊長と話してたら

パパさんが 「南天山? どんな山だった? 全然覚えてない。」 

・・・・・。  またかい。

 

 

 

 

 

 

 

ま、いいです。 

とりあえず今歩いている二子山のことだけ考えましょ。

 

 

 

 

 

 

 

弱足さん、既にお花の撮影で遅れ気味。

でもそれくらいの心の余裕がないとね。 

 

 

 

 

 

 

 

すごい杉林だ。

 

 

 

 

 

 

 

ヤマブキいっぱい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 今回も 初めて会えたお花さんがいました。

チゴユリさんです。

想像してた通り、とっても可憐なお花でした。

ちょっとボケちゃってごめんなさいね。

 

 

 

 

 

 

 

お次は・・・・・

ニリンソウの群落です!

すごい~!! 

 

 

 

 

 

 

 

ニリンソウの道。 

 

 

 

 

 

 

 

ニリンソウの道 その2。

岩と戦う前の緊張をほぐしてくれるかのようなニリンソウさん。

カタクリも咲いてました。

 

 

 

 

 

 

 

そしてどうやら股峠に到着したようです。

 

         

                <その2> に つづく・・・

 

 

 

 

 

 

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▲花とスリルと  二子山  <その2>

2008-05-01 09:00:00 | ▲2008年山行報告

 

                  <その1> からの つづき

 

股峠。

ここから双耳峰である二子山の 西岳と東岳に分かれます。

東岳は上級と書いてあるので もちろんパス。

ポレポレ隊は西岳のみ。 (隊長はちょっと不満みたいだったけど。)

 

 

 

 

 

 

 

さて、東岳はパスしましたが

これから向かう西岳も 上級コース、一般コースと二つに分かれています。

ポレポレ隊は・・・・言うまでもありません。 

皆さんの予想した通りの道から向かいます。 

 

 

 

 

 

 

 

このお山さん、ここ数年、滑落事故が増えているんですって。

「 引き返す勇気を!」 ・・・ 心に刻みます。

 

 

 

 

 

 

 

それでは西岳に向かいます。  ドキドキ・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

後を振り返ると パスした東岳が。 

 

 

 

 

 

 

 

最初はこんな道。 

 

 

 

 

 

 

 

グングン高度を上げていきます。 

 

 

 

 

 

 

 

上級コースとはここで分かれます。

「引き返す勇気を!」  ・・・・ ここにも書いてありました。 

 

 

 

 

 

 

 

一般コースと言っても やはり岩の山ですから。 

 

 

 

 

 

 

 

見上げると 「待ってるぞー!」 と 西岳の一部が顔を見せていました。 

 

 

 

 

 

 

 

こっちこっち。 

 

 

 

 

 

 

 

鎖も登場。 

 

 

 

 

 

 

 

気を抜かないようにね。

 

 

 

 

 

 

 

あの上の開けた所が稜線の一角か。 

 

 

 

 

 

 

 

そうでした。

テッペン部分に飛び出しました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

上級者コースと合流します。

ここから西岳山頂へ。 

 

 

 

 

 

 

 

後には東岳。

 

 

 

 

 

 

 

では西岳山頂へ進みます。

・・・って最初から怖いんですけど・・。

なるべく下を見ないように。 

 

 

 

 

 

 

 

とてつもなく怖く見えますが

上の隊長と同じ場所。

足場はしっかりあるので大丈夫。 

ただし下を見なければ、の話ですが。

 

 

 

 

 

 

 

少し行くと山頂が見えました。 

 

 

 

 

 

 

 

西岳山頂。

ここ西岳は東峰、中央峰、西峰とあります。

ここが中央峰。

東峰ってどこだったんだ?  

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、二子山西岳登頂おめでとう。

ありがとう。

でも・・・今日は喜んではいられない。

本当に大変なのはこれからだから。 

 

 

 

 

 

 

 

次の緊張する行程に向けて、山頂でゆっくり休憩しました。

天気予報ではピーカンのはずだったのに

残念ながら展望は利きません。

目の前にそびえるはずの両神も 全く見えず・・・・。

しばらく休んでいると 5名ほどのパーティが来ました。

その人たちに先導してもらおうと思っていたら

開山式に出るのでこのままピストンして股峠に戻るとのこと。

リーダーみたいな方が 

「あなた達、西岳渡るの?」 と聞くので はい、と答えると

「ちょうど一年前の今日、開山式の日に一人滑落して死んでるんだよね。

 ザックを岩にひっかけて。  くれぐれも気をつけてくださいよ。」

・・・・・・。

これから渡って行こうと思っていた矢先に この言葉。

弱足の弱気がまた芽を出した。 

ここから戻ってもいいんだよね・・・・。どうしよう・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長はそんな母の気持ちとは裏腹に

これから向かうルートの確認をしています。

ここでパパさんが

「焦らないでゆっくり行けばいいんだよ。 3人で声を掛け合って慎重に進もう。」

 

 

 

 

 

 

 

わかった。

それでは行きます。

「ゆっくりね」 この言葉を何回言っただろう。

とにかくゆっくり。 一歩一歩確実に。

先頭は隊長、次にママ、最後はパパさんの順に進みます。

 

 

 

 

 

 

 

左側は切り立っていますが 身を乗り出さないと見えないので正面を向いて進みます。

これから向かうのは黄色いルート。

ここから見るとすごく怖く思えるけど 

その場へ行ってしまうと思ったほどでもありません。

とにかくゆっくり ゆっくり。

 

 

 

 

 

 

 

3点支持じゃ足りなくて お尻も使って5点支持で進む弱足さん。 

 

 

 

 

 

 

 

この稜線上には 鎖もロープも一切ありません。

自分の手と足とお尻だけが頼り。 

 

 

 

 

 

 

 

前から隊長が、 後からパパさんが声を掛けてくれます。

一歩一歩確実にね。 

  

                <その3> へつづく・・・

 

 

 

 

 

 

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▲花とスリルと  二子山  <その3>

2008-05-01 08:00:00 | ▲2008年山行報告

 

             <その2> からの つづき

ここも鎖等なし。

実はここで弱足さん、不適格な場所に足を置いたため

右足の付け根がつる、というアクシデント発生。

岩の真ん中辺りで イタタタタタ状態になりましたが

体制を整えて事なきを得ました。

ふぅ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

先ほどの黄色い線で書いたルートの辺りに到着しました。

なんと巨大な岩峰でクライミングをやってるツワモノを発見!

どこにいるかわかりますか?

2箇所に人がいます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

拡大してみました。

はっきりわかりますでしょ。

あの岩を登るなんて すごすぎます。

パパさんが 

「あの人たちと比べたら このルートなんて赤ん坊みたいだな。」 って・・。

赤ん坊で結構。

その赤ん坊の道でさえ四苦八苦してる誰かさんなんですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても展望がないのが本当に残念。

視界が利けば 北アルプスや八ヶ岳まで見えるそうです。

パパさんも  両神が見えなくて悔しいなぁ、と何度も言ってました。

隊長は無言。

きっと同じ気持ちだったんだろう。

いや、一番悔しかったのは君だよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

少し進んでまた後ろを振り返ると 

さっきまで居た西岳の山頂が見えます。

右奥の岩峰のテッペン。

人がいるのが見えますね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうやって見ると すごい場所だったんだなぁ。

今頃になって恐怖感が・・・。 

 

 

 

 

 

 

こちらもズームしてみるとよくわかる。

山頂の標識までしっかり見えます。 

 

 

 

 

 

 

 

違う角度から見てみると 後方に東岳も。

 

 

 

 

 

 

 

さて振り返ってばかりではなく、我々は先に進まないと。

黄色いマーキングに沿って急がず慌てず確実に。 

 

 

 

 

 

 

 

周りの景色を見ると かなりの高度感がありますが

今はそれに惑わされないようにして一歩を踏み出します。 

 

 

 

 

 

 

 

ここにも鎖、ロープはありません。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、見てわかるとおり、ホールド、スタンスはしっかりしてるので

落ち着いて登れば大丈夫。

雨で濡れていなければ滑る心配もありません。 

 

 

 

 

 

 

 

一つ乗り越える毎に息を整えるパパさん。

 

あ、それから・・・ここで気付いたことを一つ。

頂上で出会ったパーティのリーダーさんに 

あんなこと言われた時はかなりビビッてしまったけれど 

言われたことでザックの存在にものすごく注意することができました。

確かに岩場を歩いていると ザックが岩にぶつかることがあったんです。

それが滑落の原因になるってこと、ありえるな、って身を持って感じました。

それからザックの横に入れてるペットボトルも注意した方がいいかもしれません。

私は一度落として 慌てて中にしまいました。 (拾える場所でよかった)

もし落とした物が クライミングしてる人にでもぶつかったら・・・・

今度から気をつけたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

そうこうしてるうちに 叶山があんな近くに!

セメント材料として この辺りの石灰岩の山は次々に採掘されて無残な姿になっていきます。

武甲山を思い出しちゃう。

この二子山は地元山岳会の努力により、このままの姿を保っているそうです。

いつまでもこの形、残してほしいな。

 

 

 

 

 

 

 

それにしてもすごい場所を通ってきたね。

恐怖感と達成感は時間差で追ってくる。 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろこの痩せ尾根も終盤戦。

最後まで気を抜かないで頑張ろう。 

 

 

 

 

 

 

 

岩場を降りてから歩く道がしっかり見えています。

樹林と伐採地の境界がそのルートです。

早くあそこに行って上を見上げたい。 

 

 

 

 

 

 

 

カッコつけてますが 本当はいっぱいいっぱいです。

 

 

 

 

 

 

 

最後の鎖場まであと少し。 

 

 

 

 

 

 

 

パパさんも頑張ってます。

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくりね。

今日この言葉を何回言っただろう。 

 

 

 

 

 

 

 

そして唯一の鎖場到着。

ここでドキドキの稜線ともサヨナラです。

ガイドブックには鎖の長さが5mとか7mとか10mとか

本によってまちまちでしたが 予想していたより短く感じました。

 

 

 

 

 

 

 

そんなこと言いながら 

「右足はどこ? それじゃあ次の左足が届かないよぉ!」

とか大騒ぎしながら降りました。

下から隊長が誘導してくれてます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

下から見るとこんな感じ。

黄色い丸の中に 人工の足場が取り付けてあります。

あれがないとちょっときつい。

見てると難なく降りれるように見えますが

オーバーハング気味の岩が下の足場を見えにくくしているので

私はけっこう苦労してしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

さて、着地に成功したものの しばらくは気を抜いてはいけません。

転落するような場所はないものの まだ岩場は続いていますから。

もう少しだけ緊張の糸、引っ張って。  

 

 

 

 

 

 

 

岩の壁を巻きます。 

 

 

 

 

 

 

 

はい、 ここでやっと緊張から解き放たれます。

ああ、無事に降りてきた~。

脱力感いっぱい。 安心感いっぱい。 

そして達成感はもっといっぱい! 

 

 

 

 

 

 

 

そびえる岩を見上げて 余韻をかみしめる弱足母さん。 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは違う意味で ゆっくり楽しんで歩こう。 

 

           <その4> につづく・・

 

 

 

 

 

 

 

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▲花とスリルと  二子山  <その4>

2008-05-01 07:00:00 | ▲2008年山行報告

 

               <その3> からのつづき

こっち向いて~ パチッ!

 

 

 

 

 

 

 

こっちからも パチッ!

 

 

 

 

 

 

 

岩とは全く趣の違う こんな稜線を歩きます。 

この道は 上から見たあの写真の場所。

 

 

 

 

 

 

 

 

この写真です。

早く下から見上げたいな、って書いたあの道に

今まさに降りてきたわけです。

これから黄色い線に沿って歩いて行きます。 

 

 

 

 

 

 

 

途中、ローソク岩の道を分けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほら! 見上げることができました!

あのギザギザを通ってきたなんて・・・・・

良く頑張ったねぇ。 

 

 

 

 

 

 

 

西岳頂上に 今も人がいるみたい。 

 

 

 

 

 

 

 

ほんとだ!

 

オーイ!!!!

 

 手も振ってみたけれど 全く気付いてないようでした。

 

 

 

 

 

 

 

何度も見上げちゃう。

だってほんと頑張ったもの。

言っときますが 今回、レポ用の写真がある場所は

カメラを持つ余裕があったってことです。

実際にはそれどころじゃない場所も数箇所ありましたが

私たちは3人で歩いているため、お互いに写真を撮ることができました。

人がいることで 岩の大きさや通過の仕方がわかりやすくなっているのではないかと思います。

二子山のネットサーフィンしてる時、 

「ん? これはどこを通るんだ? この岩、どうなってるんだ?」

っていうのがたくさんありました。

もちろんソロで歩いている方は どうしようもないワケですもんね。

そういう意味でも これから行かれる方の少しでも参考になればと

けっこう頑張って撮影したつもりです。

お役に立てたらいいけど。

 

 

 

 

 

 

 

ホッと一息。

お花さんからのご褒美。 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではここからは 緊張感なしの山歩きと参りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

って・・・けっこう高度感ありますね、ここも。 

 

 

 

 

 

 

 

すこーし 両神の下部が見えてきたか。 

 

 

 

 

 

 

 

 

後に二子山を従えて 気持ちいい道が続きます。 

 

 

 

 

 

 

 

切れ込んだ部分が見えてきた。

あの鞍部が股峠。

ニリンソウがたくさん咲いていた場所です。

その右側がポレポレ隊はパスした東岳。

左側が西岳からヨッコラヨッコラ乗り越えてきた岩の稜線です。 

 

 

 

 

 

 

 

ねえ、そろそろご飯にしない?

ここら辺で食べようよ。

母の提案に対し、「もっと先の方がいい」

と、どんどん進んでいく隊長。

 

 

 

 

 

 

 

え~! 樹林に入っちゃったじゃん。

せっかくの二子が見えなくなっちゃうよー。

と叫んでも 隊長、どんどん進みます。

間に挟まれて どうしていいかわからないパパさんも

なんとなく隊長の後に付いて行きます。 

 

 

 

 

 

 

 

ずっと文句を言いながら歩いてる母の図。

 

 

 

 

 

 

 

どこまで下るんだー!!!!? 

 

結局、隊長が目指していた場所が見つからず

山が見えないちょっと開けた木々の中で食べることに。

母は怒ってます。

かなり怒ってます。

「だから言ったじゃん! さっきの場所で食べれば良かったじゃん!」

お腹が空いているのと 緊張が取っ払われた勢いで止まりません。

隊長はガイドブックで 鉄塔の下に二子が見える場所がある、

と書いてあったのを見て そこに決めていたようですが

実際には鉄塔の回りは樹木で覆われていて あの岩峰は隠れていました。

「あんたはツメが甘いんだよ。 もうこれからは絶対ごはんの場所はママが決める!」

久々に登場しちゃいました。

この時の私は本当にこんな顔だったと思います。

これの もっとほっぺた膨れたやつ。

隊長、ほんとごめん。

うちに帰ってきてガイドブックを見たら 確かに何冊かにそう書いてあった。

でも実際にはその場所、見つからなかったわけで・・・。

お腹空いてコントロールできなくなっていたママを どうか許してね。

 

 

 

 

 

 

 

ウッホホーイ! 

ごはんだ、ごはんだ、ごはんにしよう! (変わり身の早さは天下一品) 

 

今日の山ごはん、頂上ではまず無理だろうし、

荷物もなるべく軽くしようってことで 簡単なものとなりました。 (いつもとあまり変わらない? 汗)

コンビニのおにぎりとカップのお味噌汁。

その代わり デザートは前日にチーズケーキを焼いて持ってきました。

いっただっきまーす!

今回は 頂上でのあのパーティの方たちと

稜線上で二人 (それぞれがソロ) と会ったきり。

開山式だというのに すごーく静かな山歩きでした。

いや、逆に皆さん開山式に出席してたから 登山道は静かだったのかな。

 

 

 

 

 

 

 

さ、お腹いっぱいになって 母も普通の人間に戻ったので

そろそろ下山します。 

 

 

 

 

 

 

 

ランランラン♪ ルンルンルン♪  

・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

新緑の黄緑がまた増えてきました。

ねえ、ねえ、何撮ってるの? 

 

 

 

 

 

 

 

おおっ!  両神がやっと姿を見せてくれたんだね。

あっちのゴツゴツは こっちのゴツゴツよりもっとすごそうだ・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

両神を見ながら下りますよ。 

 

 

 

 

 

 

 

足元にはタンポポさん。

あなたのお友だちが頂上にもいましたよ。

ちょっと形が違うみたいだけど。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

林道に下りるこの道は 本当にたくさんのお花が咲いてました。

フラワーロードって名付けたいくらい。 

 

            <その5> に つづく・・・・

 

 

 

 

 

 

 

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▲花とスリルと  二子山  <その5>

2008-05-01 06:00:00 | ▲2008年山行報告

 

                <その4> からの つづき

 

三毳山ではまだ蕾だったジュウニヒトエも満開!

道沿いにたくさん咲いてました。

 

 

 

 

 

 

 

フデリンドウも今年初めて。

これ見てパパさんが、  「なんかプラスチックみたい。」 って・・・・。

言ってる意味がよくわかりません。 

 

 

 

 

 

 

 

お花の撮影に忙しいママさんを置いて

二人はどんどん進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

そして林道に飛び出しました。

うーん、二子ちゃんに見下ろされちゃった。 

 

 

 

 

 

 

 

ここからの二子ちゃんもすごいです。

股峠のところ、大キレットみたいだ。 (行ったことないけど)

あんな場所を歩いてたのか・・・って この言葉 今日何度目だろ。 

 

 

 

 

 

 

 

車がいっぱい並んでるのが見える。

 

 

 

 

 

 

 

朝は3台だったのに 林道下からざっと数えただけでも25台くらい停まってました。

この先にずっと行くと 股峠に近いもう一つの登山口に出ますが

そっちの方までずっと車が連なって置いてありました。

開山式、相当賑わったのかな。 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、ドキドキの二子山、無事に下山いたしました。

生きててよかった。 怪我もなくてよかった。

帰りは 道の駅 龍勢会館 城峯山の時、フクジュソウを見るために寄った所)

にて お決まりのソフトクリームで乾杯。

なかなかのお味でしたよ。 

埼玉の自宅には3時過ぎには到着してました。

 

今回会ったお花さんたち 

 

カタクリさん。まだ咲いててくれました。         マルバコンロンソウ。 

 

 

 

ニリンソウ。いっぱい咲いてた。               カキドオシ。    

 

 

 

黄色が目立つヤマブキさん。                 カテンソウ。 

 

 

 

シャクといいます。(由美子はつきません。)                   ハルジオン。 

 

 

 

クサモミジ。                          ミミガタナンテンショウ。 

 

 

 

ヒメオドリコソウ。                     チゴユリさん、初めまして。 

 

 

 

ヒトリシズカ。三人くらいで咲いてました。         ヤマツツジ。 

 

 

 

ムラサキケマン               と        ミヤマキケマン。

 

 

 

ジュウニヒトエ。                    頂上にひっそり咲いてたミヤマタンポポ。 

 

 

 

ワチガイソウ。                        スイバさん? 

 

 

 

これ、アカヤシオ?                     ミツバツチグリ。    

 

 

 

ハルザキイヌガラシ。                   フデリンドウ。目立ってました。 

 

 

 

(・へ・;;) エート・・・                     こっちも (・へ・;;) エート・・・

 

 

 

 

 

すみれちゃんはすごかった。
いろんな種類が咲いてまして 只今、すみれ祭り開催中。 (勝手にイベントを作らない) 

山搭花さん が教えてくださいました。 
上から・・・アカネスミレ、タチツボスミレ
      ケマルバスミレ、エイザンスミレ
      アケボノスミレ(?)、タチツボスミレ  ありがとうございましたー!!

 

 バッジ風絵

いつか本物のバッジにしまーす。 (弱足作) ⇒ しました!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

奥秩父と西上州の境目にそびえ立つ岩峰 二子山。

ひろさんとあっこちゃんに背中を押してもらったお陰で

なんとか歩き通すことができました。

でも もし最初の27日に登っていたら・・・・と思うとゾッとします。

あれは撤退で正解でした。

隊長、八ヶ岳の硫黄に続いて2度目の経験だね。

どうか今後の山行に生かしてほしい。

この山は岩が好きか嫌いかで 全くレベルが違ってくると思われます。

前知識なしにハイキング気分で来た人にも辛そうです。 (いや危険かも)

ただ、弱足だって高い場所は下半身ジンジンしちゃうし

岩はすっごく苦手です。

今回は 隊長の強い希望があったのと

今年リストに入ってるお山 (何度も登場してるからわかっちゃった?) に登る前に 

ちょっと慣れておきたかったから 頑張ることができたんです。

はっきりした目標があるって やっぱ大きい。

 

<今回の感想>

隊長・・・・・・楽しかった。    それだけかいっ!  

パパさん・・・ママがかなり騒いでいたから もっとすごい怖い所を通るのかと思ったけど
        実際にはそれほどでもなかった。 でもそれは予想してたより、って意味で
        今まで行った山の中では やはり一番怖かったかな。

弱足ママ・・・緊張する場面の後に、必ず呼吸を整える場所があるので助かった。
        西岳稜線は もっともっと長いと思っていたので鎖場に着いた時は
        え・・・もう? と 不思議なことにもっと歩きたいような気持ちもあった。

 

岩とお花の殿堂 二子山、 いかがでしたでしょうか。

弱足が歩けたのだから 絶対に大丈夫。

それでも自然が相手だと何が起こるかわからない。

気をつけるに越したことはありませんよね。

GW真っ只中。 みなさん、どうぞ怪我のないよう。

長いレポにお付き合いいただいてありがとうございました。


 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

二子山  (ふたごやま)   

埼玉県  1166m

日本の山1000  関東百名山

コース・・・・・坂本登山口(6:25) ~ 股峠(7:30) ~ 西岳山頂(8:15)

       ~ 稜線鎖場(9:50) ~ 坂本駐車場(12:10)

全所要時間・・・5時間45分 (含 昼食 休憩)

歩行時間・・・・・約4時間30分

メンバー・・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ (いつものポレポレ隊メンバー 3名)

 

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