ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲ほんとの空の下 安達太良山 <前編>

2012-10-30 04:00:00 | ▲2012年山行報告

歩いた日 2012年10月14日(日)

VIVA ! !!

 

月山に続いて今回もまた東北のお山にお邪魔してきました。

パパも隊長も私も 季節の変わり目でなんだか身体の調子が万全でない。

しかしきっと、山力本願で元気になるだろうと期待して。

ほんとの空の下に広がっていた景色とは・・・・?

ポレポレ隊、二度目の安達太良山に向けて出発進行!

・・・・・しかし・・・

 

 

 

 

 

 

3時出発の予定でした。

私はやること成すこと要領が悪いし、すぐに他の事に気を取られて脱線するから

いつも余裕を持って起きています。

この日も1時40分に携帯アラームをセットしました。

ふと目を覚まし、「そろそろアラーム鳴る頃かしら」 って携帯見ると2時50分。

2時50分・・・・ 2時・・・・50分・・・・・ ?!?!?!

 

 

ギャ―――――――――――――ッ!!!!!!!!

 

それからの私は・・・・・

いつもの私じゃなかった。

お湯を沸かし、着替え、洗面、お茶を水筒に入れ、冷蔵庫から山ご飯の材料を出しザックへ。

デザート用のケーキをカットしてタッパーに入れ(前夜にやっとけ)ザックへ。

お義母さんを起こさないように そ~っと荷物を車に運び、家を出発したのは 3時10分・・・・

・・・・奇跡だ。  素晴らしい!

やればできるじゃないか、自分。

ただ、いつもはPC開けてデイリーブログのアップと天気予報チェック、道路状況の確認をするのですが

さすがにその時間はありませんでした。

パパと隊長はどうしてたかっていうと私が飛び起きた時には着替え終わって階下へ行こうとしているところでした。

彼らは毎回ギリギリだから慌てる様子もなく。

私はどんな小さな音にも反応して目が覚めるのが自慢なのに・・・携帯、絶対に鳴らなかったぞ。

最近誤作動が多いMYオンボロ携帯ですが無作動ってのはどうなのよ・・・

ま、そんなこんなでバタバタしながら家を出て、阿武隈PAで朝食を。

 

 

 

 

 

 

明るくなった。

ワーイ!安達太良です!

 

 

 

 

 

 

二本松ICで下ります。

 

 

 

 

 

ニップル部分があんなにハッキリと見えている。

 

 

 

 

 

 

6時にあだたら高原スキー場パーキングに到着。

もうこんなに車が・・・・

前日からお泊りの方もいるのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

さて、我々は勢至平方面から上がり、帰りは楽ちんゴンドラで下りて来る予定だったのですが

皆さん、ゾロゾロとゴンドラの方に向かっている・・・

あれ~ 始発って8時半じゃなかったっけ? 

まるで私の心の中が読めたかのように一人のオバサマがスーッと近づいてきて

 「昨日と今日は7時から動くのよ」 と 教えてくださいました。

え~そうなんですか? ってんで、 パパに相談すると 乗っちゃおう、乗っちゃおう、ということで・・・(やっぱり・・)

まだ30分ほど時間はあったのですが ゴンドラの方に進んで行きました。

 

 

 

 

 

 

それでも私たちは早い方だった。

チケットを買い、乗場に移動すると これからチケットを購入する人たちの行列が・・・

今日の安達太良は混雑しそうだ。

 

 

 

 

 

3台目くらいのゴンドラに乗り、ぐんぐん上にあがっていきます。

ここから見る限り紅葉は・・・・・・あれ~?

 

 

 

 

 

 

う~ん・・・・もっと色づいていると思ったんだけどなぁ・・・

まあ、お天気が良いのであまり落胆せずに向かおう。

ゴンドラの影が丸くて可愛い♪

 

 

 

 

 

 

ゴンドラ下りた所に登山者届ポストあり。

 

 

 

 

 

あ! ちょっと色付いてる!

まずは薬師岳みはらし台へ。

 

 

 

 

 

まだ空いてます。 

 

 

 

 

 

ほんとの空。 また見に来ました。

前回はガスってて・・・確か見えたり見えなかったり・・

 

 

 

 

 

薬師岳早くもゲット!

ここからの眺めは・・・・

 

 

 

 

 

おおおおっ!!

っと言いながらも 感動半分、 ちょっと早かったか?って気持ち半分。

 

 

 

 

 

でも ほんとの空の下のこの景色だよ。

もっと嬉しがらなきゃバチが当たる。

 

 

 

 

 

前回は確かここはすっごい人で 

 

 

 

 

 

祠があったことさえわからなかった。

 

 

 

 

 

福島市街まで見えます。

 

 

 

 

 

 

隊長撮影写真。

こういうの撮るの好きだねぇ。

彼は山にはまる前は高層ビルに傾倒してましたから。

 

 

 

 

 

さて! それではそろそろあのニップルに向けて歩き出そう。

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい。 もちろん紅葉。

 

 

 

 

 

木道を歩きます。

 

 

 

 

 

楽しみだ~♪

 

 

 

 

 

オオカメノキの実が真っ赤。

 

 

 

 

 

あら・・・30分くらいしか歩いてないのにもう休憩。

だって・・・

 

 

 

 

 

きれいなんだもん。 

 

 

 

 

 

今日もまた、歩みが亀になりそうな予感。

 

 

 

 

 

表登山口との分岐地点です。

 

 

 

 

 

わ、やっぱりけっこう色づいているね。 

いいぞ、いいぞ この調子。

 

 

 

 

 

階段をトントントン。

 

 

 

 

 

気持ちいい~~♪

 

 

 

 

 

後を見るとこの絶景。

 

 

 

 

 

 

この辺りはとってもいい色になってます。

 

 

 

 

 

 

とにかく遠くまで見えます。

 

 

 

 

 

一歩踏み出すと そこでまた感動。

だから全然進まない。

 

 

 

 

 

前回もこの道歩いたんだろうけれど、ほとんど記憶がありません・・・

 

 

 

 

 

レポも消えちゃったし・・・

 

 

 

 

 

だから気分一新、 初めての気持ちで歩いてます。

 

 

 

 

 

見る方向によって全然違う雰囲気を見せてくれる。

 

 

 

 

 

何より空が青くって。

 

 

 

 

 

 

あと少し。

 

 

 

 

 

下から見たニップル部分がこんなに大きく!

こりゃもうニップルじゃない。

あ、それと・・・・上の写真と同じ場所なのに空の色が全然違いますでしょ。

ポレポレ隊は4台のカメラで写真を撮ってます。 

全部メーカーが違うので、同じ場所で写真を撮っても色の出方が全然違う・・・

ちょっと違和感あるかもしれませんがご了承くださいませ。

 

 

 

 

 

さあ、向かおう! 

安達太良サミットへ。

 

               <中編> につづく・・・

 

 

 


▲ほんとの空の下 安達太良山 <中編>

2012-10-30 03:00:03 | ▲2012年山行報告

<前編>からのつづき

ほんとの空、こんなに広い!!

 

 

 

 

 

頂上の一角に着きました!

 

 

 

 

 

 

前来た時とは大違い。

あの時は確か、周りはほとんど見えなかったと思います。

 

 

 

 

 

那須方面でしょうか・・

今回、あちらと迷ったのですが 隊長から NO って・・

 

 

 

 

 

ニップル部分の頂上に登る過程を撮りたかったのですが無理でした。

短い鎖場があるのですがそこで上がる人と下る人がごった返して大渋滞。

仕方なく既に上がった所の写真。

 

 

 

 

 

祠に手を合わせます。

ポレポレ隊、日本百名山、二回目の安達太良山ゲットしました。

おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

三角点 タ~ッチ!

 

 

 

 

 

吾妻連峰 クッキリ見えてます。

 

 

 

 

 

あっちに見えるカッコイイお山は

 

 

 

 

 

 

磐梯山だ~!

 

 

 

 

 

感動の共有場所。

 

 

 

 

 

ゆっくり頂上を楽しみたかったのに 隊長とパパはチャッチャと下りていく・・・・

 

 

 

 

 

ニップル部分から広場を見た所。

 

 

 

 

 

弱足さんも下りてきました。

 

 

 

 

 

もっかい・・おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

それでは先に進みましょう。

 

 

 

 

 

雰囲気がガラッと変わります。

ちょっと威圧感がある風景。

 

 

 

 

 

でもここからしばらく続く稜線が気持ちいいったらありゃしない。

 

 

 

 

 

振り返り見ると、なんか違う星に来たみたいな。

 

 

 

 

 

いいね、いいね。

 

 

 

 

 

いったいどこの山が見えてるんだ?

幾重にも連なるお山さんたち。

 

 

 

 

 

もっとゆっくり歩きたいのに。

 

 

 

 

 

とにかく前回来た時の記憶が全くない・・・

だから新鮮!

 

 

 

 

 

私、一人で興奮しまくってました。

二人共、何でそんなに冷静なの?

 

 

 

 

 

私が 「なんかおっきな川が見えるよ!」 とルンルン叫ぶと パパと隊長、うんざり顔で

「川なわけないでしょ。 あれは秋元湖だよ。 その向こうは桧原湖。 ほんと何にもわかんないんだねぇ。」

・・・・・

 

 

 

 

 

負けるもんか。

ここら辺て、どっかの惑星に紛れ込んだ感じだねぇ。

パパが宇宙人に見える。

 

 

 

 

 

 

沼ノ平・・・う~ん、この景色は覚えてるぞ。

 

 

 

 

 

前回もビックリしたから。  本当にすごい。

有毒ガスによる死亡事故が起きたため今は中に入れませんが、以前はこの中を歩けたらしい。

ちょっと歩いてみたい気も。

 

 

 

 

 

牛ノ背から馬ノ背へと変わる場所。

 

 

 

 

 

 

ここから我々はくろがね小屋方面に向かいます。

隊長は鉄山にも寄りたかったみたい。

彼は前回、一人で鉄山に行ってます。

私も行ってみたかったけど、パパさんは全くその気がないようなのでこのまま下ります。 (ちょっとザンネン・・)

 

 

 

 

 

 

緩やかに下ります。

 

 

 

 

 

もっとゆっくりしたかったな。

でも、パパさん、帰ってから一つ仕事をこなさなくちゃならないって。

だから急いでいたんだね。

そんな貴重な時間を割いてくれたのだからワガママは言いますまい。

 

 

 

 

 

歩く度に景色が変化し、歩く度にワクワクします。

 

 

 

 

 

 

鉄山の存在感もかなりのもの。

 

 

 

 

 

峰の辻からのニップルちゃん。

 

 

 

 

 

 

ニップルちゃんズーム。

まだ沢山の人がいるのが見えます。

 

 

 

 

 

峰の辻からは くろがね小屋への道と勢至平に直接抜ける道とに分かれます。

我々は小屋経由で。

 

 

 

 

 

ここら辺りから紅葉が美しくなってきました。

 

 

 

 

 

今日の天気は本当に最高です。

あんなに遠くの方まで見える!

 

 

 

 
 

紅葉もきれいでーす。

 

 

 

 

 

やっぱり赤い色が入るとパンチが利いていいね。

 

 

 

 

 

紅葉とほんとの空と

そして この雲!

自然のフルコースいただいちゃった。

 

 

 

 

 

 

はぁ~~~~ 思わずため息。

 

 

 

 

 

ありがとう、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

今度は全体的に黄色になってきた。

 

 

 

 

 

いっぽ歩いちゃ立ち止まり。

ポレポレ度マックスです。

 

 

 

 

 

 

ここに住みたいくらい。

 

 

 

 

 

 

パパさんもただ急いでいるわけじゃない。

ちゃんと感動してるんだよね。

 

 

 

 

 

もう1週間あとだったらすごかったかも。

あ、いや、でも私たち、今ここに居るのだから。

今、感動しなきゃ。

 

 

 

 

 

崩れたらしい。

 

 

 

 

 

空気も紅葉してる感じ。

 

 

 

 

 

来て良かった。 

今回も心からそう思える。

 

                <後編> につづく・・・

 

 

 


▲ほんとの空の下 安達太良山 <後編>

2012-10-30 02:00:00 | ▲2012年山行報告

<中編>からのつづき

秋色のトンネルくぐりまーす。

 

 

 

 

 

どこで山ごはん食べるか、この辺りから話題になってきた。

でもまだ時間早いよね。 もう少し先に行ってみる?

 

 

 

 

 

 

ここら辺スペース広いけど・・・どうする?

 

 

 

 

 

小屋が見えたので とりあえずあそこに行って考えよう。

 

 

 

 

 

VIVA!秋山。

VIVA!弱足。

 

 

 

 

 

きれい、きれい。

 

 

 

 

 

小屋に着いたのはいいけれど、すっごい硫黄の匂い・・・

 

 

 

 

 

どこか食べられそうな場所ある?

でもこの匂いの中ではキツイなぁ。

 

 

 

 

 

くろがね小屋でおトイレ休憩。

なんと使用料取られませんでした。 

その代わり、バッジ、買いました。

 

 

 

 

 

どうしようか・・・もう少し先まで行ってみる?

この先、ごはんが食べられそうな場所なんてあるのかな。

 

 

 

 

 

しばらく楽チンな道が続きます。

 

 

 

 

 

 

立ち止まって感動。

 

 

 

 

 

 

また進む。

 

 

 

 

 

 

いい感じ。

 

 

 

 

 

今度は小屋を下から見上げる。

 

 

 

 

 

 

そろそろ見納め。

 

 

 

 

 

ヒコーキだ!!

上からここはどんな風に見えてるんだろう。

 

 

 

 

 

金明水でピチャピチャ。

 

 

 

 

 

勢至平まで来ました。

 

 

 

 

 

ちょっと中に入った所から撮った写真。

さっきまで居たニップルちゃん。

もうこんなに下がってきちゃった。

 

 

 

 

 

さて、困った・・・

ごはん食べる場所なんてないじゃん。

パパが 「だから小屋の周りで食べれば良かったんだよ」 と怒りだす。

だって・・・と言い訳を考えてももう遅い。

 

 

 

 

 

 

もうこの先まで進んだら駐車場まで行っちゃうよ。

でも仕方ない。 このまま進もう。

 

 

 

 

 

と、登山道からちょっと高くなった場所発見。

ここなら人も来ないね。

よし、ここにしよう! と早速準備。

 

 

 

 

 

タンメン食べよ。

 

 

 

 

 

いただきまーす。

やっぱり暖かいものがいいね。

 

 

 

 

 

というわけでさっさと食べてさっさと帰る私たち。

登山道は段差が激しくて足にくる・・・・

なので途中から林道へ出ました。

距離は長いけどこっちの方が全然歩きやすい。

 

 

 

 

 

遊歩道の脇を通り

 

 

 

 

 

駐車場へ。

ここら辺にもけっこうベンチがありました。

こっちまで来ちゃってもよかったね。

 

 

 

 

 

素晴らしい天気、美しい紅葉、

そして ほんとの空 にありがとう。

 

 

 

 

 

この日の冷たいご褒美は あだたら高原アイスクリームGarden にて。

紅葉シーズンで渋滞が心配でしたが、時間が早かったのでなんとか巻き込まれずに済みました。

パパさん、お疲れ! ありがとう。

 

 

 

今回会ったお花さんたち◆

 

ちょっとドライなヤマハハコ                              リンドウも待っててくれた

 

バッジ

詳細はバッジリストにて

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

安達太良山がこんなに素敵な山だったなんて・・!

前回は何を見ていたんだろう。

青空という最高のキャンパスがあると、周りの景色が全然違って見える。

それって当たり前のことなんだけど、今回、改めて強く感じました。

 

しかし、その山の紅葉の、一番きれいな時をゲットするのって本当に難しい。

天気予報と三人の予定と体調・・・いろんな条件がピタッと合って

尚且つ、それにベストな葉の色づきを被せるわけだから。

しかも去年の紅葉のマックス日が今年のそれと必ず重なるとは限らない。

一週間後に紅葉が一番きれいだったとしても 

その日予定が入っていたら× 天気が良くなかったとしても×

だからポレポレ隊の今回の安達太良は ラッキーハッピーにじゅうまる、ってことで締めたいと思います。

智恵子さん、あなたの愛したほんとの空は、とってもとっても輝いていましたよ。

 

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

感謝感激ポレポレ隊。

あと一回くらい秋のお山、歩けるかしら。 切に願う。

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

安達太良山  (あだたらやま)

福島県  1700m

日本百名山  花の百名山  東北百名山

コース・・・・・・・・・・あだたら高原ゴンドラ(7:00) ~ 薬師岳見晴台(7:15) ~ 仙女平分岐(7:55) ~ 安達太良山頂上(8:40) ~ 

            沼ノ平(9:15) ~ くろがね小屋(10:25) ~ 駐車場(12:40)

全所要時間・・・・・5時間40分(含 休憩 昼食)

歩行時間・・・・・・・約4時間30分

メンバー・・・・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ(いつものポレポレ隊メンバー3名)

 

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▲下山後のお楽しみ 月山 <前編>

2012-10-12 04:00:00 | ▲2012年山行報告

歩いた日 9月2日(日)~3日(月)

夏のレポのはずがもう季節は秋・・・

皆さん今頃秋山満喫してるんだろうなぁ~

レポ作るのにどんだけ時間かかってんだ、ってことですが、

やる気スイッチ全然入らなくて・・・。

実は今回、最初はただの家族旅行のはずでした。

すっかり出掛けなくなってしまったお義母さんを連れ出す作戦だったのですが

なんだか気が進まないようで、

温泉と美味しいごはん、費用は全てこちら持ち、て事で何度も誘ってみたのですが

やっぱりその気にならなかった。

目が不自由なのもあるし、足腰だいぶ弱ってきて自信ないみたい・・・

「私はいいからあんたたちで行ってきなさいよ」 と、お義母さん。

・・・・。

しばしの沈黙の後、パパがキッパリとこう言った。

「じゃあ、そうさせてもらおうか。」

「えええっ!? いいの?」 って思いながらキラリと目を光らせた鬼嫁、それが私だ。

じゃあ、行くとしよう。

えええっ!? いいの?

 

 

 

 

 

Sorry!ボケ写真。

さて、私たちだけでのお出かけとなると・・・・やっぱ山を絡ませたい。

隊長が提案したのが月山でした。

パパは遠い、と最初否定的だったものの、下山後のお泊りを日本海にすれば、海の幸が食べられると、

何やら一人でニヤニヤし出し、泊まる旅館まで自分で探し始めた。

パパがその気になったのだから気が変わらないうちに決めちゃおう!

今回のお山は出羽三山の一つ、月山だ!

まずは東北道から山形道へとGO!GO!

 

 

 

 

 

 

寒河江(さがえ)SAで朝食を。

初めてお邪魔します。

 

 

 

 

 

そして着きました。

月山姥沢口駐車場。 道路を挟んだ反対側にトイレあります。

リフトを使っての最短コース。

空模様が怪しい・・・。

 

 

 

 

 

 

登山口までは舗装道路をしばらく歩きます。

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい、桔梗。

暦の上では秋だけど、まだまだ暑い。

 

 

 

 

 

 

さて、突然現れた小さな小屋(?)。

ここで環境美化協力金を払います。

こういうのは大賛成。

山は全部お金取ればいいのに、て常々思っております。

特に富士山とか。

 

 

 

 

 

この200円が少しでもお役に立てるのなら嬉しいな。

 

 

 

 

 

今、見ることのできるお花と位置が親切に書いてありました。

 

 

 

 

 

 

姥沢小屋です。

リフトを使わずに上に行く場合はこの小屋のすぐ脇を通っていくようです。

 

 

 

 

 

リフト乗場が見えてきました。

 

 

 

 

 

 

乗場の中に登山届を入れる箱あり。

 

 

 

 

 

 

ルンルン。

 

 

 

 

 

足元にはリンドウの花がたくさん!

 

 

 

 

 

そして頂上駅に着きました。

姥ヶ岳休憩所。軽食あり。トイレは裏手。

この時点でけっこうな風が吹いています。

青空は見えません。

 

 

 

 

 

 

パパは上着を着ました。

 

 

 

 

 

かなりの風に吹かれながら上がって行きます。

 

 

 

 

 

 

な~んにも見えない。

ここは姥ヶ岳に向かう道と姥ヶ岳を巻く道との分岐点。

我々は向かいます。

 

 

 

 

 

ほとんどの人が〝巻く方″に行きました・・・

 

 

 

 

 

 

チングルマの穂が嬉しい。

 

 

 

 

 

時々ガスが風で流されて辺りの様子がわかると こんなに広い場所なんだ、とビックリする。

 

 

 

 

 

とにかく風がすごい・・・・

ここでこんなに吹いてるってことは、上はどうなっているんだろ・・・・

 

 

 

 

 

雨が降ってないだけでもラッキーと思わなきゃいけない状態。

 

 

 

 

 

 

これくらい上が見えてるといいんだけどね。

 

 

 

 

 

 

またチングルマに元気をもらう。

アリガト。アリガト。

 

 

 

 

 

パパの帽子、完全にキョンシーになってる。

 

 

 

 

 

 

時折明るくなって期待が膨らむんだけど またすぐに真っ白な世界へ。

これを何度も繰り返す。

 

 

 

 

 

お花も咲いてるけど写真撮れないなぁ。

 

 

 

 

 

 

隊長の胸中がここからでもわかる・・・

 

 

 

 

 

 

本当なら素晴らしい景色でしょうに。

 

 

 

 

 

リンドウの青が目と心に染みます。

 

 

 

 

 

 

もう・・・どうにもこうにも この風が・・・

 

 

 

 

 

 

ここは・・・

 

 

 

 

 

姥ヶ岳山頂でした。

1670mゲットしました。

おめでとう・・・・・

ありがとう・・・・・

 

 

 

 

 

三角点が見えるけど とにかく風が強くて立ってるのが大変・・・

このまま先に進もうとしたけれど あまりの強風で危ないので一旦戻ることにしました。

 

 

 

 

 

うぇ~ん・・・

 

 

 

 

 

先ほどの分岐まで戻り、稜線を通らずに牛首に向かうことにしました。

約50分のロス。

 

 

 

 

 

 

時々こんな景色を見せてくれる。

 

 

 

 

 

頂上を目指そう。

 

 

 

 

 

9月の初めだというのに、もうこんな秋の気配が・・

 

 

 

 

ここも全部紅葉するのかな。

きれいだろうな。

・・・っていうのは後から思ったこと。

この時はそれどころじゃなかったです。

 

 

 

 

一応参考のため。 今頃の月山はこんな!  きれいだなぁ~~~ (観光関係サイトからお借りしました)

 

 

 

 

 

 

姥沢口からリフトを使わないで登ってくると この道に合流します。

 

 

 

 

 

穏やかな好天だったら 山の大きさを感じながらルンルンこの木道を歩けただろうに。

 

 

 

 

 

 

でもほら・・・

ポレポレ隊の夏山はずっと良いお天気に恵まれたから

これくらいのしっぺ返しは我慢しないと。 

 

 

 

 

 

あ、いや、しっぺ返しじゃないか。

そういう表現だと空の神様が悪者ってことになっちゃうもんね。

ヤマヤさんの天気を平均化するために 今日は私たちが我慢する日、っていうのはどうでしょうか・・・

 

          

                  <中編> につづく・・・

 

 

 

 


▲下山後のお楽しみ 月山 <中編>

2012-10-12 03:00:00 | ▲2012年山行報告

<前編>からのつづき

おおっ! さっき引き返した稜線がハッキリと見える!

本当はあそこをずっと歩く予定だったのに。

 

 

 

 

 

でもあの風は尋常じゃなかったから。

無理強いは事故の元。

 

 

 

 

 

相変わらず月山の頂上方面はガスが抜けません。 

 

 

 

 

 

そうかと思うとこんな風に遠くがチラリと見えたり。

刺激的~~

 

 

 

 

 

とにかく進むしかないわけで・・

 

 

 

 

 

後を振り返りながら。

 

 

 

 

 

雪渓発見!

 

 

 

 

 

石の上をチョチョイのチョイ。

 

 

 

 

 

急になってきました。

 

 

 

 

 

 

今日はパパさん絶好調。

だって・・・・・パパの今日の目的は山じゃないもんねーだ。

 

 

 

 

 

 

心は既に海の幸へ。

 

 

 

 

 

だから風が強くたって ガスで視界が悪くたって 全く不満を言いません。

 

 

 

 

 

 

はい、休憩。

風でカメラのストラップが写ってしまった。

 

 

 

 

 

歩き出します。

雨は降ってないんだけど ガスの水分でけっこう身体が濡れちゃいます。

 

 

 

 

 

 

おお・・・・この風、なんとかしてケロ。

 

 

 

 

ガンガン登ってるので寒くはありません。

 

 

 

 

 

延命地蔵尊、て書いてある。

私はいつまでこの世にいたらいいですか。

 

 

 

 

 

月山は死んだ人の魂が戻る場所と言われています。

今も私たちと一緒に歩いているのかな。

 

 

 

 

 

ひょえ~~  

 

 

 

 

 

芭蕉の句はどこ? 神泉池はどこ?

もうそれどころじゃない。

ママもしっちゃかめっちゃか。

 

 

 

 

 

 

やっと頂上小屋が見えた!

 

 

 

 

 

まずは月山神社へ。

 

 

 

 

 

 

この先は撮影禁止区域。

右側の受付でお祓い料500円を払い、お守りと〝ひとがた″を受け取ります。

そしてその場で祈祷をしてもらった後、ひとがたで自分の身体を撫でて息を三回吹きかけ、水の中に流します。

これで穢れを浄化するのだそうです。

 

 

 

これがお守り。

 

本来なら出羽三山全てをお参りしたかったです。

湯殿山(現在)、月山(過去)、羽黒山(未来)

自分の過去を改め、今を知り、未来へつなぐ。

いつかゆっくり時間をかけて自分の人生を顧みながら歩いてみたいなぁ。

 

 

 

 

 

さて、そろそろお昼。

本当なら外でお昼にしたいところですが 強風でそれは無理。

皆さん、頂上小屋に駆け込んでいたので小屋の中は大混雑。

休憩のみの場合、一人500円払います。

小屋の方にガスを使ってもいいか聞いたら、食堂の中はダメだけど、廊下ならいい、ということでしたので

廊下でスープだけ作って食堂に運びました。

 

 

 

 

 

サンドウィッチ作る前。

何しろ場所取りでごった返していたのでこんな写真でごめんなさい。

 

 

 

 

順番待ちしてる人が大勢いましたので早食いして外に出ました。

なんだかこの小屋の周りだけすごい人でしたっけ。

 

 

 

 

 

ところで月山の頂上はどこなの?って話になりました。

一応、神社自体が頂上、ってことになってるようなんですが、じゃあ三角点は?

小屋の中で話をしているのを小耳にはさんだ内容では、どうやら神社の裏手にあるらしい。

ということで行ってはみたものの、結局よくわからず・・・ 

その辺に居た方に聞いてみても 皆さん、 「さあ?」 とか 「何度も来てるけど見たことない」 とかなんとも曖昧で・・・

晴れていればとことん探すんだけど、とにかく真っ白けで何も見えないわ、風は強いわ、で 結局諦めちゃいました。

 

 

 

 

パパは三角点より海の幸。 

 

 

 

 

 

それにしても真っ白&ビュービューの風は相変わらず・・・・

 

 

 

 

 

 

今日はもうダメだね。

予報ではこんなはずじゃなかったのにな。

 

 

 

 

 

 

ママもパイレーツみたいになりながら頑張りました。

 

 

 

 

 

あら、ちょっと陽が射してきた。

 

 

 

 

 

 

と思ったらまた曇った。 

 

 

 

 

 

結局それの繰り返し。

 

 

 

 

 

風さえ止んでくれればガスってても我慢するんだけどな。

 

 

 

 

 

 

パパさんはそんなの関係ない、って感じでどんどん進んで行きます。

とにかく頭の中は 温泉入って海の幸をつつきながらビールを飲む自分の姿しかないから。

 

 

 

 

 

陽が射すと周りから小さい歓声が上がります。

そりゃ、嬉しいもんね。

 

 

 

 

 

やっぱり頂上の方はダメだ。

しぶといガスめ。

あ、でも逆に今あっちも晴れたら 隊長、もう一度上がるって言うだろうな。

それもまた・・・どういうものか。

 

 

 

 

 

朝は人が少ないって思ったけれど やっぱりそれなりに人はいるもんですね。

そりゃ百名山だものねぇ。

 

 

 

 

 

さて・・・牛首に着きました。

本来ならここからまっすぐリフト乗場へ行くところですが、隊長がもう一度姥ヶ岳に行きたいと言い出した。

頭の中が既にビールの泡で溢れているパパはもちろん反対したのですが、 

「どうせ今日は泊まりなんだし、いいんじゃないの?」 と ママが助っ人。

渋々パパも賛成し、再び姥ヶ岳に向かいました。 

 

 

 

 

 

でも相変わらず稜線はガスったり晴れたり・・・

どうか姥の頂上に着いた時にはガスが取れてくれますように。

 

 

 

 

 

さっきは下から見た雪渓を、今度は上から見てます。

 

 

 

 

 

風はずっと強いままです。

写真じゃそれが伝わらないのよねぇ。

 

 

 

 

 

パパのキョンシーハットが物語ってると思うのですが・・

隊長は飛ばされるので帽子取っちゃった。

 

 

 

 

 

そうそう・・・その調子。

ガスよ、戻ってくるな!

 

 

 

 

 

戻って来た・・・・

右に続く道は湯殿山神社への道です。

 

 

鞍部は分岐地点。

我々は直進します。

 

 

 

 

 

わあ~ あんな遠くまで見えた!

やっぱりこうでなくっちゃ!

 

 

 

 

 

金姥と呼ばれる分岐地点。

白装束をまとった数名の方たちはここから湯殿山神社に向かわれました。

 

 

 

 

 

 

やっぱり空が青いっていい。

私の帽子も今日は青い。

・・・ガスの水分と風でヨレヨレだけど。

 

 

 

 

 

その風は一向に治まりそうもありません。

 

 

 

 

 

 

でもこれから歩く道が見えてるって心強い。

 

 

 

 

 

 

けど・・・本当に吹き飛ばされそうな風です。

パパに 「写真撮ってないでしっかり歩きな」って注意された。

 

 

 

 

 

冗談じゃなく、怖いくらいの風でした。

いつかの那須みたいだ。

木道から数回落ちました。

これが断崖絶壁の場所だったら・・・・・

 

 

 

 

 

今日二回目の姥ヶ岳山頂。

見晴らしだけなら朝とは大違い。

 

 

 

 

 

姥ヶ岳ゲット、もっかいおめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

山名板の先にこんな景色が広がっていたなんて、朝は全くわからなかった。

庄内平野、バンザーイ!

 

 

 

 

 

 

でも、風はすごいんですよ。

この画じゃ全然わからないけど・・・

 

 

 

 

 

とりあえず、今度はしっかり三角点触ります。

 

 

 

 

 

青空がいっぱい出てきたけれど やっぱり月山の頂上部分だけは灰色の雲の中でした。

 

 

                         <後編>につづく・・・

 

 

 


▲下山後のお楽しみ 月山 <後編>

2012-10-12 02:00:00 | ▲2012年山行報告

<中編>からのつづき

それでは飛ばされないうちに下山します。

パパさんの足取り、軽いったらありゃしない・・・

 

 

 

 

 

何度も言うように、月山は出羽三山の一つで信仰の山。

この日も白装束を身にまとった方が何人もいました。

が、この時すれ違ったお二人・・・

すごい若いカップル(20代?)で、しかもこれまた絵に描いたような美男美女!

パパも私も口をあんぐりしながらつい目で追ってしまいました。

若い二人にいったい何があったんだろう。

・・・なんて 人の人生に首を突っ込んでる場合じゃなくて もっと自分の人生をちゃんとしろ、って感じですよね。

 

 

 

 

 

太陽は出たものの、不気味な雲はずっと取れない。

スッキリしたいのに。 

 

 

 

 

 

リフト駅が近づいてきた。

 

 

 

 

 

こっちの空は合格。

 

 

 

 

 

とうとう今日はずっと風と一緒だった。

 

 

 

 

 

 

そしてとうとう頂上付近のガスは取れなかった・・・

 

 

 

 

 

たおやかでこんなにいい山だったんだね~。

また来たいよね。

 

 

 

 

 

今日何度も通った分岐点。

 

 

 

 

 

パパの髪型もすっかり変わってしまったよ。

誰かに似てるんだけど 思い出せない。

 

 

 

 

 

しぶとい。

 

 

 

 

 

バイバイ、月山。

 

 

 

 

 

また リフトでルンルン♪

 

 

 

 

 

この道歩いたのがずっと昔みたいな気がする。

 

 

 

 

 

駐車場到着。

お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

さてと・・・・お山のレポはこれにておしまい。

ここから先はパパが楽しみにしていた第二部に入ります。

 

 

 

 

 

湯殿山インターからまた山形道に乗ります。

 

 

 

 

 

そして鶴岡ICで下ります。

 

 

 

 

 

 

鳥海山だ~~!

実は今回、月山と迷ったのがこちらのお山でした。

でも月山の方が楽チン、という理由だけで決めちゃいました。

軟弱すぎる。

いつか鳥海にもお邪魔したいと思っています。

 

 

 

 

 

 

そうこうしているうちに日本海に到着!

山から海へ。

 

 

 

 

 

お部屋からこの眺め!

今回お邪魔した旅館は湯の浜温泉 游水亭いさごや さん。

 

 

 

 

 

遊んでみた。

 

 

 

 

 

拾ってみた。

 

 

 

 

 

感動してみた~~~~~~~~~~!!!!!!

 

 

 

 

 

 

山もいいけど 海もいい。

ニッポン、 いい!!

 

 

 

 

 

パパさん、狂喜乱舞。

あ、ワタシも。 

 

 

 

 

 

翌朝、 鳥海山は雲の帽子をかぶってました。

 

 

 

 

 

 

楽しかった二日間ももう終わり。

本当に夢のようでした。

昨日ゲットしなかった冷たいご褒美は帰り道、庄内観光物産館にていただきました。

えっと・・・確か・・バニラ、ブルーベリー、ラ・フランス だったかな・・

この日は月曜ということもあって帰りの高速もス~イスイ 

お義母さん、お留守番ありがとうございました!

 

 

 今回会ったお花さんたち

風で撮れなかったお花がたくさん。 残念。

 

 山のトモダチ

こんなに大きなカタツムリさんを見たのは久しぶり。

 

 

 山バッジ◆ 

 

詳細はバッジリストから。

 

手ぬぐい

月山だからお月さまの手ぬぐい。 黒で渋いっ!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本当は山ではない家族旅行のはずが 結局こんなカタチになりました。

夏山の締めくくりは東北の月の山。

山から始まった三人の一日は 海に沈む素晴らしい夕日と共に幕を下ろしました。

なんて恵まれているんでしょう。 なんて贅沢なんでしょう。

 

毎日が辛くて、恩師につい 「なぜ私ばかりがこんな目に合うのでしょう・・」 と弱音を吐いた時、母と同じ年代の彼女は言いました。

「人生って 終わってみると良いことも悪いことも半分半分になっているものですよ。今の悲しみがずっと続くわけじゃない。これから必ずいいことがありますよ。」

海に沈む真っ赤な夕日を見ながら 私はこの言葉を思い出していました。

たくさんの人のお陰で今の私があるのだと思います。

いつも本当にありがとう。

感謝感激ポレポレ隊。

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

月山  (がっさん)  

山形県  1984m

日本百名山  花の百名山  新・花の百名山  東北百名山

コース・・・・・・・・姥沢口P(7:35) ~ リフト ~ 姥ヶ岳(8:40) ~ 一旦引き返して ~ 牛首(10:00) ~ 月山神社(11:05) 

           ~ 姥ヶ岳(13:35) ~ リフト上駅(14:00) ~ 姥沢口P(14:40)

全所要時間・・・7時間(含 昼食 休憩 後戻り)

歩行時間・・・・・約5時間

メンバー・・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ(いつものポレポレ隊メンバー3名

 

 

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▲イワイワごろごろ 編笠山 <前編>

2012-09-14 08:00:00 | ▲2012年山行報告

歩いた日 2012年8月25日(日)

夏山第二弾!

入笠に行った時、隊長が最初に候補に挙げていた編笠に行ってきました。

八ツを語れるほど通ってないポレポレ隊ですが、岩が多そう・・ってくらいの情報はわかってたから

弱足さんは 正直不安でした。

でもまあ、お天気が味方してくれればなんとかなるか~って感じでユルユルと出発。

 

 

 

 

 

 

八ヶ岳PAで朝食を。 まだ真っ暗。

 

 

 

 

 

 

観音平駐車場到着。

けっこう混んでる~!

そっか、昨日から泊まってる人がいるもんね。

 

 

 

 

 

 

おおっ!南アルプスからおはようの挨拶が。

 

 

 

 

 

 

登山届 出します。

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい 朝顔さん。

 

 

 

 

 

 

既にここの標高は1560mもあるんだね。

お花も色々咲いてました。

 

 

 

 

 

出発しまーす。

 

 

 

 

 

いい感じの道。

やっぱり人が多い。

 

 

 

 

 

指導標もちゃんとしてて安心。

 

 

 

 

 

団体さんです。 

ガイドの方が色々説明しながら歩いているので、先に行かせてもらっちゃいました。

 

 

 

 

 

少しずつ傾斜が増してきた。

 

 

 

 

 

岩も出てきた。

 

 

 

 

 

 

今日はほとんどが樹林帯。

でも暑いから木陰でちょうどいいか。

 

 

 

 

 

まずは一つ目の目的地、〝雲海″ 目指して。

 

 

 

 

 

 

あ、着いたかな。

 

 

 

 

 

 

着きました!

雲海っていうくらいだから それが見えるのだろう、とあちこち見まわすと・・・・

 

 

 

 

 

 

雲海と一緒に富士山まで!!!

 

 

 

 

 

ビューティフォー!!!

嬉しいですっ!!

 

 

 

 

 

もういっちょっ!

あなたに会えただけでもう満足しちゃった。

 

 

 

 

 

 

でも進みます。

 

 

 

 

 

 

針と蓮華から二十日ぶりの山。

少しは前回の経験が生かされるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

次の目的地は押手川。

 

 

 

 

 

 

ヨッコラ ヨッコラ。

 

 

 

 

 

どの山も歩いてる時は一生懸命。

楽な山なんてないねぇ。

 

 

 

 

 

おっきな岩を横目で見ながら進みます。

 

 

 

 

 

傾斜も岩も きつくなってきた~。

 

 

 

 

 

で、着きました。 押手川。

 

 

 

 

 

ここは分岐点。

青年小屋を経由するかどうか迷って、まずは編笠頂上へ行くことにしました。

 

 

 

 

 

パパさん、ちょっとハンガーノック状態ということで、おにぎりをパクつく。

 

 

 

 

 

エネルギー補給完了したので進みます。

 

 

 

 

 

ここからが正念場。

 

 

 

 

 

ゼ―ゼ―。

 

 

 

 

 

 

しかし、後を振り返ると!!!

 

 

 

 

 

富士山だの

 

 

 

 

 

 

北岳だの

てんこ盛りの素晴らしい眺めが!!

 

 

 

 

 

よおしっ! 頑張るぞ~!

 

 

 

 

 

 

一応ママも・・・・

 

 

 

 

 

ちょっと頼りない梯子登場。

 

 

 

 

 

後に人が待ってる、ってだけで焦ってしまう私。

でも 慌てず騒がずゆっくりと。

 

 

 

 

 

早く上から眺めたいよ~!

 

 

 

 

 

 

パパも今日はそんなにしんどそうじゃない。

やっぱり針で免疫が出来たか?

 

 

 

 

 

こんな看板みっけ。

でも、青年小屋って頂上じゃないもんね・・・・

 

 

          <中編> につづく・・・

 

 

 

 


▲イワイワごろごろ 編笠山 <中編>

2012-09-14 07:00:00 | ▲2012年山行報告

<前編>からのつづき

空の青さ! 最近、よく見るこの色! 

 

 

 

 

 

樹林帯を抜けたから気持ちいいっ!

やっぱり周りが見渡せるってサイコー!

深呼吸した時に 空気がいっぱい吸える気がしちゃう!

 

 

 

 

 

 

パパさんも頑張ってます! 

 

 

 

 

 

おお! 頂上らしきものが見える!!

 

 

 

 

 

 

着いたんだね~!

 

 

 

 

 

 

やったー!!!

 

 

 

 

 

 

編笠山 2524m、 ゲットしました~!

おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

三角点 タ~~ッチ!!!

なんかドラえもんが混じってない? 

 

 

 

 

 

ギボシと権現がドカーン!!

 

 

 

 

 

阿弥陀。

 

 

 

 

 

 

蓼科山。 あそこもイワイワごろごろだったなぁ。

 

 

 

 

 

 

このイワごろは私もパパも許容範囲内。 (だとこの時は思っていた)

 

 

 

 

 

 

皆さん、それぞれのテッペンを噛みしめてる。

 

 

 

 

 

 

残念ながら北アルプス方面はずっと雲の中でした。

 

 

 

 

 

 

でも、富士山は一部を隠しながらも ずっとずっと見えてました。

なんかね、「入笠の時はごめん」 て言ってるみたいに。

 

 

 

 

 

その入笠も見えた!

そしてあのハートマーク確認!(asaさん、ありがとう~~!)

 

 

 

 

 

 

「西岳の頂上に人が見える!」 って 隊長・・・

また始まった・・・ どこ? 見えないし。

 

 

 

 

 

検証したら・・見えてました。

あんたはマサイ族か。

 

 

 

 

 

 

日本人のママは岩の上を飛び回る。

 

 

 

 

 

 

そして 感動する。

 

 

 

 

 

 

ずっと赤岳にかかっていたガスが取れた!

周りで歓声が!!

 

 

 

 

 

 

なんかすごい存在感。

盟主はそう簡単には全てを見せないのさ。

 

 

 

 

 

赤岳の登場と共にランチ開始。

 

 

 

 

 

 

編笠ランチプレート。

たいしたものはありません。

 

 

 

 

 

 

食べたら帰る。

その前に写す。

イェ~イ!

 

 

 

 

 

 

富士山、バイバイ。

 

 

 

 

 

 

青年小屋に向かってレッツゴー。

 

 

 

 

 

ギボシ見ながら進みます。

 

 

 

 

 

あ! 見えた!!

 

 

 

 

ハイマツに吸い込まれていくパパさん。

 

 

 

 

 

一旦開けた場所に出て・・・

 

 

 

 

 

えええっ! こんなだったの?

特大イワごろの始まり始まり・・・・

 

 

 

 

 

 

パパも閉口。

 

 

 

 

 

はぁ~~ ほんと嫌だよぉ。

 

 

 

 

 

嫌でも歩けば着くのが世の常。

 

 

 

 

 

ほら・・・ね。

 

 

 

 

 

パパ、小さい声で 「もう来ないな」 って。

 

                <後編> につづく・・・

 

 

 

 


▲イワイワごろごろ 編笠山 <後編>

2012-09-14 06:00:00 | ▲2012年山行報告

<中編>からのつづき

だけど本当に編笠みたいな形だね。

この形は嫌いじゃない。

 

 

 

 

 

おっと・・!! 出ました 赤ちょうちん!

皆さんのレポで見ていた胸キュンシーンが 今、目の前に!!!

 

 

 

 

 

しかし、今日は飲み屋には背を向ける。

パパ、辛いねぇ。

 

 

 

 

 

隊長も二十歳になって嗜んでます。

彼はカクテルがお気に入り。

 

 

 

 

 

黙々と帰るよ。

 

 

 

 

 

下山時は特に気を付けて。

 

 

 

 

 

 

下界は今日も暑そうだ。

 

 

 

 

 

小淵沢の皆さん、 元気ですか~~?

 

 

 

 

 

押出川分岐まで戻ってきました。

 

 

 

 

 

雲海まで戻ってきました。 (実際はそんな早くはありません)

 

 

 

 

 

でっかい岩を通り過ぎて

 

 

 

 

 

 

優しいグリーンに染まったら

 

 

 

 

 

 

ゴールはもうすぐ・・・

 

 

 

 

 

 

ほらね。

ただいま。

 

 

 

 

 

八ヶ岳PAのソフトはけっこう好き

 

 

 

 

 

高速ビューン・・・のはずが 大渋滞にはまりまして・・・

到着は、予想より遥かに遅い時間になっちゃいました。 (お義母さんごめんなさい・・

 

今回会ったお花さんたち

 

 

山バッジ

 

 

手ぬぐい

カワイイ~~~~ (青年小屋にて)

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

パパはね、ここはもう行かないって・・・

蓼科山の時もそう言いました。

イワイワごろごろは パパも苦手みたいです。

でも、私はもう行かないなんて言いません。

ほとぼりが冷めた頃に また行く可能性も無きにしも非ず。

・・・・・。 

岩がない山なんてほとんどないし。

これくらいのイワイワぶりで泣きごと言ってるようじゃ とてもじゃないけどあっちの山もそっちの山も行けないし。

三人で登れば怖くない。

だからチームポレポレ これからもガンバリまーす。

いつも寄ってくださってありがとうございます。

 

さて、次のレポ、頑張らないと。 

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

編笠山  (あみがさやま)

山梨県  長野県  2524m

山梨百名山

コース・・・・・・・・・・観音平P(5:30) ~ 雲海(6:30) ~ 押出川(7:15) ~ 編笠山(8:55) ~ 青年小屋(10:35) ~ 雲海(12:40) ~ 13:35)

全所要時間・・・・・8時間5分 (含 昼食 休憩)

歩行時間・・・・・・・約6時間40分

メンバー・・・・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ(いつものポレポレ隊メンバー3名)

 

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▲山を想えば人恋し、人を想えば山恋し 針ノ木岳&蓮華岳<その1>

2012-08-27 09:00:00 | ▲2012年山行報告

歩いた日 2012年8月4日(土)~5日(日)

VIVA!夏山!!

 

今年は無理かも・・・と言いながら、毎年ちゃっかり北アルプスに行ってるポレポレ隊。

皆さん、夏山遠征に向けて、たっぷりと時間をかけて計画を練り、

しっかりと身体をつくってその日を迎えているというのに

我々ときたらどうでしょう。

隊長は若いから別として、パパも私も 普段、運動らしい運動は全くしていない。

月に一度くらいのハイキング程度の歩きしかやってない。

それで北アルプスが歩けるのか?

・・・・いいえ、歩けません。

歩けるわけがございません。

そう、結果から言っちゃいますと 今回のポレポレ隊も 三人三様、 『それぞれのゴール』 となりました。

パパとママの体力と気力の低下は年々加速するばかり・・・

・・・でも、なんだかんだ言っても、今は充実感でいっぱいです。 

時間よ戻れ、あの時に。

それではそろそろ参りましょうか。

2012年夏のポレポレ隊、富山と長野の県境で後立山連峰南端部に位置する針ノ木岳に向かって出発進行~~!!

 

 

 

 

 

家を出発したのは8月3日(金)の20時半過ぎ。

隊長が仕事から戻り、夕飯と入浴を済ませてから。

地元のコンビニに寄り、一路 扇沢へ。

ここで仮眠・・となるのですが ちょっと脱線させてもらっていいですか? 

車の中での3人での仮眠て とっても難しい。

今までは後部座席にパパが横になって、前の座席のシートを少し倒して隊長と私。

運転席に座るとハンドルが邪魔でイライラ・・

で、今年は少し考えてみました。

荷物がわんさか入っている荷台の荷物をどかし、長座布団を敷いて寝てみたら・・

あら、快適! 寝返りだってうてちゃうじゃん。

もちろんこの特等席はパパさんに譲ります。

そして、後部座席には隊長が横になり、助手席に私。

ドライバー席を荷物置き場にしてみました。

これ、大正解! 何で今まで気付かなかった? 今度からはこれで決まり!! (脱線おしまい)

 

3時間ちょっとの仮眠でしたが、目覚めの良いママはチャッチャと着替えて朝御飯ゲット。

パパ、隊長、早く、早く~~!

 

 

 

 

 

明るくなりました。

メチャ混みだと思った駐車場。

けっこう空きがありますねぇ。

 

 

 

 

 

アルペンルート、扇沢駅。

5年前の立山以来です。

 

 

 

 

 

 

扇沢駅の端っこから登山道へ。 入口に写真のテント。

全員がここで登山届を出します。

我々は家で書いてきたのでチェックしてもらってそのまま通過。

午前5時ちょっと過ぎでした。 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい、かき氷。

 

 

 

 

 

歩き始めは 針ノ木自然遊歩道。

のんびり行こう。

 

 

 

 

 

登山道と車道を何度か交互に歩きます。

 

 

 

 

 

 

ん? あれってもしかして・・・これから向かう雪渓!?

 

 

 

 

 

また登山道に戻ります。

 

 

 

 

 

前を歩いているオジサマ。

地元の方で、何度もこの道歩いてるみたい。

 

 

 

 

 

ほら、もうすぐ針が見えるよ、と オジサマ。

え?どれどれ??

 

 

 

 

 

車道横切ってまた登山道へ。

 

 

 

 

 

おおおっ! 見えた!

っていうか見えてるらしい。

どのピークがそうなの~?

 

 

 

 

 

真ん中だって!

あれが針ノ木かぁ。

あそこまで行くんだね。 (この時はそう信じてた・・・)

 

 

 

 

 

また樹林帯。

 

 

 

 

 

しばし 我慢。

 

 

 

 

 

それにしても良い天気。

 

 

 

 

 

葉っぱの影がなんか嬉しい。

 

 

 

 

 

晴れなのは嬉しいけれど 気温がどんどん上がっています。

だから木陰が心地良い。

 

 

 

 

 

 

まだまだ高度は稼げないけど 最初はゆっくりが正解。

 

 

 

 

 

水場到着。

 

 

 

 

 

水音はさわやかさを呼ぶ。

 

 

 

 

 

大沢小屋到着です。

樹林に囲まれた静かな小屋です。

 

 

 

 

 

小屋の前には百瀬慎太郎のレリーフが。

日本で初めて 山案内人組合 をまとめた方だそうです。

『山を想えば人恋し、人を想えば山恋し』

いい言葉ですね。

 

 

 

 

 

小屋で一休みした後は 慎太郎さんの言葉を胸に

ガンガン登ります。

 

 

 

 

 

けっこう急だ。

 

 

 

 

 

ママも頑張る。 

 

 

 

 

 

すごい日差し。

 

 

 

 

 

でも この空の青さったら!!

 

 

 

 

 

 

後に見えるのは爺ヶ岳。

 

 

 

 

 

 

だんだん近づいてくる・・

 

 

 

 

 

待ってろ 雪渓!

 

 

 

 

 

 

急に冷やかな風が。

 

 

 

 

 

ここでアイゼンを装着します。

 

 

 

 

 

 

どんどん雪が溶けているので、ベンガラが最良のルートではなくなってる。

新しい踏み跡を探しながら進みます。

 

 

 

 

 

日本三大雪渓の一つ。 針ノ木雪渓に突入。

 

 

 

 

 

後には爺ヶ岳。

 

 

 

 

 

 

白馬雪渓に比べると落石の危険は少なそうだけど、それでも雪の上には上から落ちてきたと思われる大小の岩がありました。

油断はできない。 四方八方に注意しながら自分のペースで進もう。

 

 

 

 

 

爺ヶ岳に背中を押してもらいながら。

 

 

 

 

 

踏み跡はこんな端っこに。

これからどんどん削れてきそう・・

 

 

 

 

 

アイゼンしてても時々ズルッてなって歩きにくい。

 

 

 

 

 

雪渓の幅が細くなってる部分を 〝のど″ と言うらしいのですが

 

 

 

 

 

そこがどの部分なのか私にはよくわからず、 

「ねぇ、のどってあとどれくらい?」 って聞いたら 二人に

「もうさっき通ったじゃん。何にも見てないんだね」 と言われボー然としました。

 

 

 

 

 

でもまあ、思ってたより進んでるってことで。 

とりあえず ここで休憩です。

あちこちにコイノボリの標がありました。

 

 

 

 

 

さ、進むよ!

 

 

 

 

 

ここら辺はベンガラの上を。

 

 

 

 

 

ここから夏道に入ります。

その時の雪の状況でこの位置は微妙に変わってきそう。

 

 

 

 

 

白馬の雪渓と比べた感想は、針ノ木の方が小じんまりしていると思いますが、傾斜はこっちの方がキツイ・・・。

 

 

 

 

 

傾斜のキツさは、雪渓終わっても続きます。

ハーハー ゼーゼー・・・

 

 

 

 

 

空の青さと雪の白さが救い。

 

 

 

 

 

隊長は余裕です。

 

 

 

 

 

なんだこの道は~・・・

見上げるだけで疲れが増す・・・

 

 

 

 

歩くともっと増す・・・

パパは既に限界に近付いているよう。

ここからは 「パパ、頑張って」 と言いながら自分自身にもその言葉を浴びせていました。

 

 

          <その2>につづく・・・

 

 

 


▲山を想えば人恋し、人を想えば山恋し 針ノ木岳&蓮華岳<その2>

2012-08-27 08:00:00 | ▲2012年山行報告

<その1>からのつづき

パパ、頑張れ~!

 

 

 

 

 

パパ、頑張れ~~!! 

 

 

 

 

 

 

隊長は相変わらず余裕。

隊長、20歳と8日目。 若さは強さ。

 

 

 

 

 

ママも誕生日から10日目。

何歳かは言わない。

 

 

 

 

 

おおおっ! 小屋が・・・小屋が・・・・

ここでパパに 「もうすぐだよ~~!!」 と檄を飛ばしました。

 

 

 

 

 

ん? なんだあれは!!

と 思ったら、小屋の御主人が、登山客のリクエストにこたえて雪渓を木の枝一本で滑ってるところでした。

観客(!)から拍手喝采。

 

 

 

 

 

 

そして・・・ついに到着しました―――っ!!

針ノ木峠です。

はぁ~。

 

 

 

 

 

とにかくまず深呼吸。

死にそうなくらい疲れていたのに、荷物を置いた途端、元気に写真撮影。

だって・・・・

 

 

 

 

 

槍も見えてたんだもん。

 

 

 

 

 

ズーム!

今日もあの上にはたくさんの人がいるんだろうなぁ。

 

 

 

 

 

私鉄沿線。

・・・じゃなくて 野口五郎岳。 

 

 

 

 

 

水晶岳。

 

 

 

 

 

赤牛岳。 (全て隊長による同定。違ってたら御指摘お願いします。)

 

 

 

 

 

お昼を食べよう、ということになりましたが 疲れ過ぎてあまりお腹が空いてない。

でも、何か口に入れないと。

三人三様、食べられるものを取りました。

私はスープパスタとナッツたっぷりバナナケーキ。

 

 

 

 

 

受付は済んだのですが、掃除中でまだ入れません。

山小屋名物 布団干しon the roof!

 

 

小屋は針ノ木岳と蓮華岳の鞍部にあります。

今回の計画は、一日目に針ノ木の頂上、二日目に蓮華の頂上をゲットするつもりでした。

が、パパは疲労が大きく、「今日はもう歩かない」 と。

ゆっくり行こうよ~ と誘ってもガンとして「行かない」と言い張ります。

これで辺りがガスってでもいたら、私も思いっきり同調したのですが、これ以上ないような良い天気・・・

「二人で行ってきなよ」 と言われ、私の疲労度も増しました。

隊長のスピードにはついていけないから、途中から一人になるのは必至。

元気な時なら問題ないけど 正直私もかなり疲れていました。

それでもせっかくここまで来たんだし、 「じゃあ、そうする・・・」 と渋々隊長と二人で小屋を後にしたのでした。

 

 

 

 

 

 

なんとなくスッキリしない気分で出発。

ここのテン場は点々としています。

小屋に近いと何かと便利だけど 展望の良さは小屋から離れるほど大きくなりそう。

 

 

 

 

 

 

たいちょお~~  ママ、自信ないからさ。 ゆっくり行ってね。 頼むよ~。

 

 

 

 

 

 

それにしても急だ・・・

ここで既に息が上がる。

私、本当に行けるのか・・・?

 

 

 

 

 

 

さっき ヒーヒー言いながら登ってきた道が見える!

 

 

 

 

 

これから歩く道も見える・・・・

萎えそう・・・

 

 

 

 

 

 

左のピークが針ノ木岳。 あそこまで行くのか・・・・

なんか無理のような気がする。

だって足が思うように前に出ないもん。

・・・・。

ここで隊長に先に行くように告げました。

ママは多分、頂上には行けないと思う。 だから気にせず一人で行って。

ただし、絶対に登山道をはずれたりしないこと。

針の頂上を踏んだら、先に進まず必ず戻ってくること。

行っといで!

 

 

 

 

 

 

・・・・・一人になった。 

隊長は早い早い。

若いって・・・素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

まだ小屋が見えてる。

パパはもう部屋に入れたのかな。 何してるかな。

戻ろうか・・・・。 いや、もう少しだけ前に進んでみよう。

弱足ママの小さな冒険。

 

 

 

 

 

チングルマさん、遊びましょ。

 

 

 

 

 

後からどんどん抜かされていく。

「こんにちは~」 って笑顔であいさつ。

急ぐ旅じゃないんです。

私のゴールはすぐそこなんです。 だから 一歩ずつ楽しみながら。

 

 

 

 

 

 

ミヤマダイコンソウさんと山について語らう。

頂上行けなくてもいいですか?

 

 

 

 

 

わ~おっ! イワカガミちゃんも待っててくれた。

もう これだけで幸せ度120%!

 

 

 

 

 

スバリ岳とチングルマも ここまで来たんだからもういいよ、って言ってくれてる。(ような気がする)

 

 

 

 

 

そろそろ決めようか。 私のゴールを。

 

 

 

 

 

 

右が針ノ木。

もうちょっとって気もするし、まだ遠い、って気もする。

でも・・・・

 

 

 

 

 

決めました。

ここが私のゴール。 

行けなくてごめんなさい。

ここから針に向かってご挨拶。

隊長が今そっちに向かってるはずなんです。

どうか 「よく来たな」 って迎えてやってくださいね。

 

 

 

 

 

 

ポレポレママ、針の手前、ゲットしました。

おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

その頃、パパさんは・・・・

小屋の廻りをウロウロし、やっとお部屋に入れたみたい。 (パパ撮影)

 

そして、ママと別れた隊長は・・・・・

 

 

 

 

 

なんと雷鳥さんと会っていた!!(隊長撮影)

羨まし過ぎる・・・

右側に赤ちゃんも見えますね。

 

 

 

 

 

 

きっと黙々と針のテッペン目指していたんだろうな。(隊長撮影)

 

 

 

 

 

やっぱり私、無理だったと思う。 (隊長撮影)

 

 

 

 

 

スバリ岳への道。(隊長撮影)

そうか こんな風になってたのか。

ここをずーっと行けば、爺ヶ岳、そして鹿島槍にも行けるんだね。

想像するとゾクゾクする。

 

 

 

 

 

そして、針のテッペン!!(隊長撮影)

隊長、一人で日本二百名山、針ノ木岳、ゲットしました!

おめでとう!

・・・三角点の写真は? (忘れたらしい・・)

 

 

 

 

 

 

黒部湖が!!!!!!(隊長撮影)

もうちょっと引いた写真も欲しかった・・・

 

 

 

 

 

 

剱岳。(隊長撮影)

 

 

 

 

 

立山。 (隊長撮影)

 

 

 

 

 

 

五色ヶ原。 (隊長撮影)  しーばさ~~ん!!(後から知った) 

 

 

 

 

私鉄・・・もといっ 野口五郎岳。(隊長撮影)

 

 

 

 

 

鹿島槍。(隊長撮影)

 

 

 

 

 

白馬。(隊長撮影)

cyu2さ~~ん! (後から知った)

 

 

 

 

 

薬師岳。(隊長撮影)

懐かしい・・・

 

 

 

 

 

隊長がそんな素晴らしい景色を撮影していた時、ママはゆっくりと方向転換して小屋に向かって歩いていました。

 

 

 

 

 

 

テッペンには立てなかったけれど、好天の中、この景色の一部に自分がいる、ってだけで

最高のハッピー気分。

 

 

 

 

 

 

スバリさん、いつかその稜線も歩いてみたい。

今日は見るだけで、もう大満足。

 

 

 

 

 

 

槍さんも・・・・ありがとう。

 

 

 

 

 

 

小屋が見えました!

転げ落ちないようにゆっくり下って行きます。

 

 

            <その3>につづく・・・・

 

 

 

 


▲山を想えば人恋し、人を想えば山恋し 針ノ木岳&蓮華岳<その3>

2012-08-27 07:00:00 | ▲2012年山行報告

<その2>からのつづき

今日の私たちのお部屋は、ヤマネちゃん。

どれどれ・・・ パパいるかな?

 

 

 

 

 

いました・・・

パパさん、一人でまったり。

パパ  「あれ?ずいぶん早いじゃん」 

ママ 「頂上行かずに帰って来た」

パパ 「えっ!?そうなの? 何で? 行ってくれば良かったじゃん」

ママ 「疲れて行けなかったの!

パパ 「なんだ、だらしないなぁ」

ママ 「パパに言われたくない! パパなんて行く前から諦めてたじゃん。」

パパ 「諦めたんじゃない。 ちゃんと自分のことをわかってたから最初から行かなかったの!」

ママ 「・・・・物は言いようだよね。

パパ 「まあ、何でもいいよ。 それよりさ、今日は布団10枚に20人だってよ」

ママ 「え~~っ! そんなに? でも常念より部屋がちょっと広いから圧迫感は余りないね」

 

・・・・ってな具合で他愛のない会話は続いたのでありました。 以下省略。

 

 

 

 

 

隊長も無事に帰ってきたので、ちょっと早いけど夕食にしましょ。

 

 

 

 

 

昨年と同じく、今年も素泊まりにしました。

なんかゴハン多すぎ~。

見た目は全然美味しそうじゃありませんが、実際はそんなことありませんよ。

パパはチキンカレー、 ママはグリーンカレー、 隊長は親子丼のご飯と具が別バージョン。

生ビールも飲んじゃおう!

今日はお疲れ様!

・・・・でも ママはなんとな~くスッキリしなかったんだ。

やっぱり頂上踏めなかったことが。

今までもそんなの何度もあったけど、

せっかくのお泊り山行だったのに、しかも、北アルプスだったのに・・・。

やっぱり悔いが残る・・

 

ご飯食べ終わってまったりしてたら、一人の男性が隊長に近づいてきました。

「よおっ!」 (だれ?だれ?この人だれ?)

ビール片手に、顔が真っ赤。

かなり出来上がってる様子です。

隊長が一人で針に登ってる時、声を掛けてくれ、一緒に頂上を踏んだ、ということでした。

それはお世話になりました。

色々と話をしていたら、以前は娘さんと一緒に山に登っていたそうですが

結婚してしまったので、今は一人寂しく・・・なんですって。

山のお花が大好きなんだそうです。

お花に会うために山に登ってるんだって。 (あらステキ

頂上行けなくて残念だった、と私が言ったら、

「いいんだよぉ~ 山の歩き方は人それぞれなんだからぁ~。

 頂上行きたい人は行けばいいし、花が目当てなら花見て帰ればいいんだよぉ~。

 こうしなきゃいけない、なんてのは山にはないんだからさぁ~。  

 家族で歩けるってすごいことじゃん。 

 それだけでもう目的果たしてるようなもんだよぉ~。 俺も誰かと歩きたいよぉ~。」

完全に酔っぱらってるオジサン・・・ でも そうだよな、それでいいんだよな、って

私は妙にキュンとしてしまったのでありました。

何度も何度も同じフレーズを繰り返すこのオジサン・・・ずっと聞いてると 明日の朝までかかりそうだったので

「そろそろ涼しくなってきたので、お部屋に入りますね。楽しい話をありがとうございました。」

と行っておいとましました。

気になって部屋に入ってから外をのぞいてみると、今度は他の登山客を前に、何やら大きな声でおしゃべりしているようで、

チラッとその方の表情を見たら、 『』 こんなになってました。

酔っぱらってるけど なんだかいい話してくれたオジサン。

こういう出会いもちょっといい。

 

 

 

 

 

 

夕日の残りを浴びたシャチホコみたいな雲と 黒い影山。

一日が終わろうとしている・・・

 

またちょっと逸れちゃうけど、お話聞いてもらえますか?

 

同じヤマネちゃんのお部屋で隣の布団になった女性。

山岳会の個人山行で女性一名、男性二名で来てらっしゃいました。

私たちの大先輩のその女性は パパと私が、疲れて針の頂上を踏めなかったことを伝えたら

「え~~~っ!もったいないっ!針に来て針の頂上踏めないなんて考えられない!

 今日はこんな良い天気だったのにィ~~! こんなすごい展望、そうそうないわよ~!

 私は山に登ったら、絶対に頂上行かないと気が済まないの。 もったいないわね~!」

さっきの酔っぱらいオジサンとは真逆の発言・・・

でも全然嫌味な言い方じゃないので、そこんとこ誤解のないように。 

パパは、顔は笑いながらも 心のどこかで 「ふんっ・・」 てなってたのがわかった。

でも・・私は・・・・たたみかけていた心のひだひだの隅をチクっと針で突かれたみたいに 「・・・やっぱりそうだよなぁ」 って思ってたの。

 

針ノ木岳って、ここを目指してくる人よりも、縦走の通過点として捉えてる人の方が多いみたいです。

今回ヤマネちゃんのお部屋で一緒になった方たちも、なんと私たち以外は全員が縦走中。

その女性を含むパーティさんは、今回、二泊三日で蓮華から船窪岳、烏帽子岳を通って高瀬ダムに下りるとのこと。

もう一つ、大所帯のパーティさんは針ノ木から爺ヶ岳を回って扇沢に戻るとか・・・

この後のお部屋の雑談は、どこそこの道は険しかったとか、あそこの山はきれいだったとか、

ポレポレ隊が歩いたことのない山域の感想大会になったので ちょっと蚊帳の外みたいな気分になって

ニコニコ聞きながらも先に横にならせてもらっちゃいました。

この時、隣のお布団の女性が言ったんです。

 「大丈夫よ、一日寝れば体力はかなり回復するから。 明日はテッペン踏めるわよ。 

 せっかく来たんだから、絶対に上がっていきなさい。 針でも蓮華でもどっちでもいいから。

 でも、ステキじゃない! 家族で山登れるなんて。 羨ましいわ~。」

この最後の言葉・・・さっきの酔っぱらいオジサンもそうだったけど、今までどこの山小屋で一緒になった方からも言われました。

そうだよね。 家族で山に登れる、って、それだけで幸せなことなんだよね。

 

 

 おやすみなさい。

 

 

 

 

翌朝・・・皆さんがゴソゴソと起き出しました。

私もすっかり目が覚めてしまいました。

隣のお布団のパーティさんたちは昨夜寝る前に 

「明日は船窪小屋泊だから急がなくていいよね、ゆっくり出発しようね」

と話していたので、まだ寝ているようです。

そーっと起きて廊下から窓の外を見てみると・・・・

月が見える! 稜線も見える! 

昨日の疲れはほとんどないっ!

で、まず隊長に 「いい天気だよ!」 と声をかけ、次にパパさんにもおそるおそる聞いてみる。

「身体、大丈夫そうだったら行ってみない?」

パパはね、昨日の段階では全然そんな気なかったんです。

二人で(もしくは隊長だけ)蓮華行ってくるといいよ、って言いながら寝たの。

でも・・・私は、三人で歩きたかった。 頂上に向かう道を。

 

 

 

 

だんだん空が明るくなる。

そして、昨日は見えなかった富士山が!!!

 

 

 

 

 

結局・・・・好天の気配に引っぱられるようにパパも外へ。

ソイジョイとカロリーメイトを頬張って歩き出す。

本当はね、パパは、針ノ木に行きたいって言ったんです。

が、隊長は既に昨日登っていて、蓮華に行きたい、って。

私は三人で登るならどっちでも良かった。

でも当初の計画は初日に針で翌日は蓮華。

だから当初の予定通り、(つまり隊長の希望通り)蓮華に向かって歩き出しました。

コマクサちゃん、まだ咲いてるかな。

どんな景色が待ってるのかな。

ワクワクする~~

 

 

 

 

 

小屋を真ん中に針の道とは逆側が蓮華への道。

昨日は反対側の上から小屋を見ていたっけ。

 

 

 

 

 

針が見えた!(真ん中のピーク)

昨日は、たった1時間の道のりが、私には届かなかった。

パパなんて全くその気がなかった・・・

 

 

 

 

 

今日は行けるかな。

 

 

 

 

 

 

イワツメクサだって頑張っているんだから。

 

 

 

 

 

んーっ!! スバリさんに抱かれちゃった。

 

 

 

 

 

ゆっくりね。 とにかくゆっくり。

 

 

 

 

 

標準コースタイムでは、蓮華まで針ノ木より10分プラスの70分。

私たちだともっとかかりそう。

 

 

 

 

 

何見てるの~?

 

 

 

 

 

 

剱さんでしたか!

 

 

 

 

 

 

ああ・・・・昨日歩いた道が見える・・・

私、どの辺で引き返したんだろ。

(右のピーク)さん、昨日はたどり着けなくて残念でした。

朝日に染まるあなたは カッコイイ!!

 

 

 

 

 

 

スバリさんの右側にツルギさん。

 

 

 

 

 

 

パパも「来て良かった」って絶対に思ってるはず!

 

 

 

 

 

 

隊長はいつもと同じ、淡々と。

 

 

 

 

 

あっ!!!!!

 

突然現れた女王。

ちょっと遅かったけど でも会えた。

 

 

 

 

 

朝日が上がった。

この眩しさは最高のプレゼント。

 

 

 

 

雷鳥さん、いないかな。

 

 

 

 

 

 

いないね・・・

 

 

 

 

 

 

けっこう急だけど、今日は大丈夫。

 

 

 

 

 

 

ポレポレシャドウ。

 

 

 

 

 

あと少しだね。

・・・・実はこの時、私たちは目の前の山が蓮華のピークだと思ってました・・・・

 

 

 

 

 

私の足、ながーいっ!

なんてふざけて楽しんでた、まだこの時は。

 

 

 

 

 

でも、本当に気持ち良くて、嬉しくて。

パパ、良かったでしょう?

やっぱりさ、上に登らないと見えない景色ってあるんだよ。

なんて・・・言ってました、この時は。

 

 

 

 

 

 

ああっ! いっぱい!!

 

 

 

 

 

上から来た方に撮ってもらって大喜び。

そう、今回、三人の写真ないもんね。

 

 

 

 

 

 

針とスバリの鞍部から立山が見え始めました。

 

 

 

 

 

槍だって負けてませんよ~!

 

 

 

 

 

やっぱり目立つ。

どこからでも。

 

 

 

 

 

コマクサちゃん、いっぱい待っててくれました。

そう、蓮華岳はコマクサの群生地として有名なんです。

ただ、近づくことはできません。

そっと遠くから見守りましょ。

 

 

 

 

パパもコンデジで頑張ってる。

 

 

 

 

 

This is it!

 

 

 

 

 

私だって負けないよ。

 

 

 

 

 

もういっちょ。

 

 

 

 

 

テン場もズーム。

このテン場は小屋から一番遠い場所だったかな。

 

 

 

 

 

写真撮りながらだから かなり遅いペース。

 

 

 

 

 

 

まあ、こんな近くにも!

 

 

 

 

 

砂礫の上はコマクサの楽園になってました!

 

 

 

 

 

う~ん、気持ちいいっ!

 

 

 

 

 

朝日と一緒に歩けるなんて贅沢だあ~。

でも・・・・さっき頂上だと思ってた場所って もう過ぎたんじゃない?

どこが頂上なの?

 

 

 

 

 

そんな不安を蹴散らすように、チングルマの果穂ちゃん、そよそよ。

昨日、針に行く途中ではまだ花が咲いてたよね。

 

 

 

 

 

 

あら・・・? また目の前にこんな風景が・・・

どこが蓮華なの~? (遠くに見えるあのおっきな山が蓮華だった・・・・

 

 

 

 

 

隊長はどんどん進んでいく。

 

 

 

 

 

 

不安はよぎるんだけど、何しろ360度、大興奮の展望。

今はとにかく感動しよう。

ほら、見て! 富士山を真ん中に南アルプスと八ヶ岳が一直線上!

すごい、すごい!!

あの右側の塊のどこかに かわみんちゃん が。

ヤッホー!!!

 

 

 

 

 

今、この景色のあちこちで

 

 

 

 

 

 

歓声が上がっているんだろうね。

みなさ~ん! わっしょーい!!!

 

 

           <その4>につづく・・・

 

 

 


▲山を想えば人恋し、人を想えば山恋し 針ノ木岳&蓮華岳<その4>

2012-08-27 06:00:00 | ▲2012年山行報告

▲<その3>からのつづき

でもね、気づいちゃったのです。

 

 

 

 

 

蓮華の本当のピークがあそこだって・・・・

パパさん、 「もうここで充分。こんだけすごい眺め見れたから。」

え・・・・ 

でも その気持ち、わからなくもない。

ちょっとゆっくり歩きすぎたよね、私たち。

 

 

 

 

結局、隊長一人だけが歩き出しました。

・・・・昨日と同じパターン・・・。

 

 

 

 

 

いいのか、これで・・・ 

 

 

 

 

 

本当にいいの?

 

 

 

 

 

周りの景色とは裏腹に、私の心はかなり焦ってました。

あの隣の布団の女性パーティと、きっとどこかですれ違う。

〝またピーク踏めなかった、って言うのか、私・・・。 もったいない!ってきっとまた言われるだろうな。″

もう一人の私の声が聞こえる・・・

〝何それ。 そんな不純な理由っておかしい。 誰のために歩いているの? 人が何て言おうがいいじゃん。″

いろんな想いがグルグル グルグル。

せっかくのこの眺め、台無しにしちゃってるみたいな。

 

 

 

 

 

 

コマクサちゃ~ん・・・私ってダメだね。

 

 

 

 

その時、パパが言いました。

隊長、もうあんな所だよ。(上じゃなくて真ん中くらいの白い服が隊長)

実際に歩いてみると そんなに大変じゃないかもしれないなぁ。

 

 

 

 

 

コマクサの写真撮ってた私、驚いてパパさんの方を見る。

それって・・・行くってこと?

 

 

 

 

 

行ける所まで行ってみよう。

頂上行きたいって顔に書いてあるよ。

 

 

 

 

 

ありがとう、ありがとう!

私も頑張るからっ!!

 

 

 

 

 

 

そして・・・ヨッコラヨッコラ歩いてたら、

着いちゃいました。 頂上。

 

 

 

 

 

隊長もビックリ。

「来たの? 頑張ったじゃん」 て。

蓮華岳の頂上は細長い。

 

 

 

 

 

ポレポレ隊、フルメンバーで日本三百名山、蓮華岳、ゲットしました~~~~~~~~~!!!

おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

あの上が三角点らしい。

 

 

 

 

 

タッチしました!

もう一度、おめでとう!

ありがとう~!

 

 

 

 

 

 

嬉しいよ~~~~~~~~~~~!!!!!!

 

 

 

 

 

目の前には昨日踏めなかった針ノ木岳が。

このヘタレ夫婦に向かって、やったね、って言ってくれてるようでした。

 

 

 

 

 

燕~大天井~常念 の稜線。

 

 

 

 

 

野口五郎。

 

 

 

 

 

水晶。

 

 

 

 

 

赤牛。

 

 

 

 

 

薬師。

 

 

 

 

 

全て隊長の同定なので間違ってたら指摘してください。

で、隊長ったら 「雄山の祠が見える」 なんて言うもんだから え~? まさか~? 

 

 

 

 

 

 

帰ってきてからズームさせてみたら・・・・本当に写ってた。

あんたの視力って・・・

 

 

 

 

 

 これは私でもわかります。

 

 

 

 

 

もちろんあなたも!!!!!

 

 

 

 

 

毎度お騒がせのポレポレ隊、勢ぞろいの一枚。

私たち、三人でなんとか一つ、テッペン踏めました。

 

 

 

 

 

さあ、ずっとここにいたい気持ちはわかるけど、そろそろ下りよう。

今日は帰らなきゃいけないんだよ。

アンタ、明日仕事でしょ?

「仕事」という言葉で一気に現実に戻された隊長。

おっと・・ごめん。 その言葉から離れるためにここに来たのにね。

 

 

 

 

 

向こう側に人が見えますでしょ?

あそこまでずっと頂上なんですよ。 蓮華のテッペンてほんと細長い。

 

 

 

 

 

 船窪岳への稜線。

 

 

 

 

 

名残惜しいけど、さよなら言おう。

 

 

 

 

 

パパも来て良かったって言ってくれた。

 

 

 

 

 

その言葉が聞けただけで もう・・・

若一王子神社の奥社にお礼を言って

 

 

 

 

 

下ります。 

こんな道、歩いてていいんでしょうか、ってくらいの。

 

 

 

 

 

だからやっぱり夏はアルプス来たくなっちゃうんです。

 

 

 

 

 

 

来年も 三人で歩けるといいな。

な~んて思いながら歩いていたら・・・

 

 

 

 

 

隣のお布団のパーティさんが!!

女性の方もほぼ同時に 「あっ!」 って・・・

「どうしたかと思ってたのよ~」

「頂上行ってきました! 三人で登りました!!!」

「わぁ~ 良かった! そうよ、そうよ。やっぱりテッペン踏まなきゃ!良かったね~! ほんと良かった!」

って言いながら拍手してくれました。

「ありがとうございます。本当は途中で萎えそうになったんですけど、なんとか行けました。」

「じゃあさ、この勢いで針も登っちゃえば?」

「え・・いや・・それはちょっと・・・

「アハハ、無理? これからも三人で頑張ってね。 家族で歩けるなんてほんとにステキなことなんだから。」

「ありがとうございます。 そちらも道中長いからくれぐれも気を付けてくださいね。」

「うん、ありがとう。 それじゃあね。」

 

・・・・その直後に撮ったのが上の写真。

一期一会。

山での出会いって・・・・いいな。

 

 

 

 

 

登る理由が、ストレートじゃなくて、ちょっとカーブを描いていたかもしれないけど

今回はあの女性に背中を押してもらった気がする。

これはこれでいいんだ、って思う。

それに・・・・なんだかんだ言ったって、全部自分の足で登ったんだから。

誰になんと言われようと。

 

 

 

 

 

 

パパだって

 

 

 

 

 

頑張ったよね。

 

 

 

 

 

この辺りでは もう本当の下山のことが頭にありました。

 

 

 

 

 

寂しさと、下りの雪渓を歩く不安と。

 

 

 

 

 

針ノ木のテッペンと小屋が一度に見渡せる。

高度感あります。

 

 

 

 

 

せ~の! で飛べそう。(こわっ・・)

 

 

 

 

 

戻ってきました!

もし、頂上に立ててなかったら、ここでの気持ちが全然違ってただろうな・・・

 

 

 

 

 

 

残り物を食べて扇沢に向かって出発だ~!

 

 

 

 

 

 

その前に・・・槍と甘酒。

そう、今回、初めて 〝山甘酒″ 。

美味しすぎるぅ・・・・

 

 

 

 

 

さて、二日目の手ぬぐいはスイカです。(三食スイカでもいいくらい好き♪)

 

 

 

 

 

最後に小屋の前でカシャ!

お世話になりました~!!

 

 

 

 

 

もういっちょ カシャ!!

 

 

 

 

 

では下りまーす!!

 

 

 

 

 

下りに弱いパパとママ。

隊長~ ゆっくり頼むね。

 

 

 

 

 

この辺りの道、すごくザレていて、気を付けないと小石を落としてしまいます。

隊長、気を付けてよ~!

 

 

 

 

 

これくらい道幅があればいいけど、すごく細い箇所も。

 

 

 

 

 

 

雪渓のそばは涼しい。

 

 

 

 

 

この辺りも歩きにくかった・・・

左が谷底ってわけじゃないけど けっこう気を使いました。

 

 

 

 

 

前を歩いていた方が転んで、けっこう痛そうでした。

私たちも気を付けよう。

 

 

 

 

 

パパは沢を見つけると手ぬぐいを濡らして首に巻いてたっけ。

 

 

 

 

 

お花を見る余裕も必要。

 

 

 

 

 

確実な一歩を。

 

 

 

 

 

大分 雪渓が近づいてきた。

 

 

 

 

 

はい、ではここでアイゼン付けましょう。

 

 

 

 

 

途中で取れないようにしっかりね。

 

 

            <その5>につづく・・・

 

 

 


▲山を想えば人恋し、人を想えば山恋し 針ノ木岳&蓮華岳<その5>

2012-08-27 05:00:00 | ▲2012年山行報告

<その4>からのつづき

下りの雪渓、初体験。

すっごい急なんですけど・・・

アイゼンやってても滑る~!

 

 

 

 

 

右側に落ちないように気を付けて。

この辺は踏み跡があるので階段みたいに歩けて楽でした。

 

 

 

 

 

あと一週間もすれば、この辺りも解けて流れていくのかな。

 

 

 

 

 

ガスがどんどん上がってきます。

今日は爺が見えない・・

 

 

 

 

 

ここまで下ってきたよ、イェ~イ!・・・みたいな。

でも、かなり膝に来てます。

 

 

 

 

 

ケラケラケラ・・・・(膝が笑ってる音)

ほんと、そんな感じでした

 

 

 

 

 

雪渓終了。 無事に下りてきました。

 

 

 

 

 

次の目標は大沢小屋!

 

 

 

 

 

後ろを振り返ると雪渓があんな遠くに・・・

しかもガスが・・・

 

 

 

 

 

後ろ髪を引かれながらも 我々は前に進むのだ。

 

 

 

 

 

パパさん、今日は元気いっぱい。

「パパってさ、いつも帰る時は早いよね」

「なんかわかんないけど、もう登らなくていい、っていう嬉しさかも。」

「・・・・。」

 

 

 

 

 

大沢小屋到着。 ここで休憩。

そしてバッジとお土産を購入しました。

 

 

 

 

 

『山を想えば 人恋し 人を想えば 山恋し』

 

 

 

 

 

上は涼しかったのに、暑い! と隊長。

下界は相変わらずの猛暑みたいね。

 

 

 

 

 

沢音が懐かしい。

 

 

 

 

 

 

ブナの木が懐かしい。

 

 

 

 

 

水場です。 ガバガバいっぱい飲みました。

うまいのなんのって。 

 

 

 

 

 

隊長も。

 

 

 

 

 

ママは膝と外反母趾部分が痛くて ますます亀足に。

 

 

 

 

 

もうここまで来たんだから、焦ってもしょうがないよ。 ゆっくり行こう・・・・って 心なしかパパの声が明るい。

 

 

 

 

 

 

ここって地元のオジサンに会った所だね。

やっとここまで来たか~。

 

 

 

 

 

 

望遠でしっかりと雪渓が確認できました。

あの黒いテンテンは歩いている人だね。

でも・・・見えるはずのスバリ岳がガスで・・・・・

 

 

 

 

 

車道と登山道を繰り返す。

ここまで来ればもうゴールもすぐそこ。

 

 

 

 

 

っとっとっと・・・・・

なんと弱足さん、この写真を撮った直後、小さな小川にカメラを落としました・・・・

電源入ったまま。 なんてこったい・・ 最後の最後に・・・

 

 

 

 

 

いつの間にか隊長が撮った写真。

こんなとこあったっけ~?

ママはショックで何も覚えてません・・

 

 

 

 

 

パパに怒られるわ、足は痛いわ で ふくれっ面の弱足さん。

自業自得。

カメラ何台失くしたり壊したりすれば気が済むの?

と言われ、返す言葉もございません・・・・

 

 

 

 

 

帰ってきた~!

もうこの時点では足をひきづる状態。

やっぱり私は弱足だぁ・・・

 

 

 

 

 

駐車場へ戻るのも一苦労。

この後、登山客で芋を洗うような薬師の湯に入り、

 

 

 

 

 

大町のお蕎麦屋さんで 塩の道そば ってのを食べました。

大根おろしがピリッと辛くて美味しかったです。

 

 

 

 

 

あれ、蓮華岳だよ! と隊長が言うので、慌ててカメラを取り出すも、山の上はかなり雲が多そうでした。

 

 

 

 

 

豊科ICから高速へ。

 

 

 

 

 

東部湯の丸SAで冷たいご褒美ゲット。

 

渋滞にはまったものの、20時前にはなんとか家に着くことができました。

パパさん、お疲れ様でした~~!

 

 

今回会ったお花さんたち◆ 

いっぱいいっぱい咲いてました! 全部撮りきれてないし、画質悪いし、お花の名前も省略。 手抜きでごめんなさい・・・

 

今回会ったおともだち

 

 蝶々さんとトンボさん。 先日はお世話になりました。

 

 

山バッジ

詳細はバッジリストから。

 

おみやげ

手ぬぐい、バンダナ、キーホルダー 全て大沢小屋にて。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

戦国武将、佐々成政は冬の針ノ木峠を越えたそうです。

ポレポレ隊のパパとママは夏の針ノ木峠で悪戦苦闘。

ちょっとドラマチックに書きすぎた感もありますが、

なんてことない、弱足(パパ+ママ)の情けない顛末記。

高い山に登る度に気力体力の衰えを感じる今日この頃。

でも高さに関係なく、歩き続けていれば必ず何かしらの収穫はある・・・・・ハズ。

人との出会いや美味しい空気や向こうの山への憧れや家族の絆・・・。

そのどれもがいい配分で思い出となり、また次につながっていく。

だから行ける所まで行ってみよう。

結果より過程を楽しむ余裕を持とう。

 

この夏、隊長は二十歳になりました。

成人して初めての山、針ノ木岳と蓮華岳。

きっと思い出に残ることでしょう。

 

今回、久しぶりにレポが長くなっちゃいました。

大切な時間を費やしてくださってありがとうございました。

よろしかったらお茶でもどうぞ゛

 

《追記》 沢に落としたマイカメラ・・・一週間乾燥させたら、なんとか写真が撮れるようになりました。 レンズ部分が出っ張ったまま、引っ込まなくなりましたが、しばらくはこれを使います・・・コロネさん、アリガト。

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

針ノ木岳 (はりのきだけ)

富山県  長野県  2821m

日本二百名山  新・花の百名山  甲信越百名山  信州百名山

 

蓮華岳 (れんげだけ)

富山県  長野県  2799m

日本三百名山  新・花の百名山  甲信越百名山  信州百名山

 

コース(一日目)・・・・・・・・・・扇沢P(5:10) ~ 大沢小屋(6:40) ~ 雪渓始点(7:35) ~ 雪渓終点(9:00) ~ 針ノ木小屋(10:35)  

                 針ノ木小屋(11:25) ~ 針ノ木岳(12:20) ~ 針ノ木小屋(13:30)  (含 休憩 *針ノ木登頂は隊長のみ)

全所要時間 ・・・・・・・・・・・・8時間20分 (含 休憩、昼食)

歩行時間 ・・・・・・・・・・・・・・扇沢~針ノ木小屋(約5時間)  針ノ木小屋~針ノ木岳往復(約1時間40分)

 

コース(二日目)・・・・・・・・・針ノ木小屋(5:00) ~ 蓮華岳(6:30) ~ 針ノ木小屋(7:25)  【朝食】  

                 針ノ木小屋(8:05) ~ 雪渓始点(9:00) ~雪渓終点(9;45) ~ 大沢小屋(10:20) ~ 扇沢P(11:55)

全所要時間 ・・・・・・・・・・・6時間55分 (含 休憩 朝食)

歩行時間 ・・・・・・・・・・・・・針ノ木小屋~蓮華岳往復(2時間25分) 針ノ木小屋~扇沢P(3時間50分)

メンバー ・・・・・・・・・・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ いつものポレポレ隊メンバー3名

 

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▲霧のち晴れ 横手山&志賀山 <前編>

2012-08-03 16:00:00 | ▲2012年山行報告

歩いた日 2012年7月15日(日)

7月。 海の日の三連休。

山、行きたいよね~  でも予報、悪いよね・・・・

パパと弱足さん、新しいブーツを買ったので、その靴慣らしに行きたいと、連日ネットでウェザーサーフィン。

ちょっとでも良い天気の場所を探す。

こっちのサイトではまあまあなのに、何故こっちのサイトでは傘マーク?

隊長のリクエストは横手山。

でも、横手山ってエスカレーターみたいのでスーッと上がれる山だよね?

それじゃ全然靴慣らしにならないじゃん。

ってことで、ママがそれに志賀山をプラスした。

隊長は横手山に行ければ良かったみたいだけど、まあ、とにかく行ってみよう。

お天気を気にしながら出発します。

久々の志賀高原へ!

 

 

 

 

 

 

「道の駅・草津運動茶屋公園」 で朝食を。

混んでいて車止められず、仕方なく道路に縦列駐車。

こんなの初めて。 さすが三連休。

 

 

 

 

 

お天気は良くありません。

雨がポツポツ。

道路もしっとり濡れています。

硫黄の匂いがすごい。 

草津白根が近いのね。

 

 

 

 

 

白根を通り越し、横手山直下 「のぞき」 駐車場に到着。

本当ならここからスーッとスカイレ―タ―で上がれちゃうのですが、時間が早くてまだ動いていない。

ここはヤマヤの意地で歩くことに。

 

 

 

 

 

笠ヶ岳。

かなり目立ってました。 ここも直下まで車で行けるらしい。 (もちろん意地を発揮するコースもあり)

 

 

 

 

 

ここが横手山へのスタート地点。

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい、スイレンです。

 

 

 

 

 

合ってる、合ってる。 こっちで合ってる。

 

 

 

 

 

靴のフィット感を確かめながら歩きます。

 

 

 

 

 

空模様はドヨヨヨヨ~ン。

 

 

 

 

 

我が家の車がポツン。

 

 

 

 

 

なんだかワイルドな道になってきたよ。

 

 

 

 

 

横手山の頂上は全く見えない。

隊長、多分心の中で「ちぇっ・・」って思ってたと思う。

でもこれで予報通り。

 

 

 

 

 

パパとママは相変わらずフィット感確認しながら。

だって今日はそれが目的だモーンだ。

 

 

 

 

 

隊長、上ばっか見てる。

 

 

 

 

 

あらららら・・・・・下も見なきゃ。

ほら、コモモモがいっぱい!

 

 

 

 

 

振り返る女。

 

 

 

 

 

リフトの下をくぐります。

なんかちょっと・・・

 

 

 

 

 

あっ!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

我が愛しのイワカガミちゃん!!!!

 

 

 

 

 

ほんと大好きです!!

三度の食事より好きかと聞かれたら、

そりゃ三度の食事も大事だけど・・・

 

 

 

 

 

ゴゼンタチバナさん達も自己アピールに余念がない。

 

 

 

 

 

またリフトかい・・

 

 

 

 

 

イワカガミちゃんとパパの足。

 

 

 

 

またまたリフト。

それにしても・・・虫がすごくて参りました。

少しでも止まると どこからともなくワーッとやってきて虫に囲まれちゃう。

今日は虫除けスプレーも忘れちゃったし

ずっと手で払いながら歩いてました。

 

 

 

 

 

 

頂上ヒュッテが見えてきた。

ふぅ~~・・・

 

 

 

 

 

 

頂上の一角に出ました。

ここまで〝のぞき″ から1時間ちょい。

 

 

 

 

 

 

真っ白け~~。

もう隊長も諦めムード。

 

 

 

 

 

マイヅルソウさんいっぱい。

 

 

 

 

 

山頂ヒュッテも靄に包まれてます。

 

 

 

 

 

今日の目的の一つ。

日本一標高が高い場所にあるパン屋さんで今日の山ごはんを調達する!

 

 

 

 

 

 

ヒュッテの中はこんな感じ。

三人分のパンをゲットしました。

 

 

 

 

 

 

横手山の三角点へ向かいます。

渋峠を結ぶリフトの脇から 横手山神社 と書いてある鳥居をくぐる。

 

 

 

 

 

 

そうそう、こっちで合ってる。 

 

 

 

 

 

 

相変わらずのガスの中。

 

 

 

 

 

はい、到着しました。

ここが本当の頂上になります。

横手山 2307ゲットしました!

おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

三角点、タ~~ッチ! 

 

 

 

 

 

しかし・・・展望はゼロ。

 

 

 

 

 

 

隊長、ここからの眺めが見たくて横手山をリクエストしたのにね・・・

残念でした。

でも、いつかまた来よう。

今度はヒュッテに泊まれたらいいなぁ。

ここで会った男性は、昨日は草津白根で満開のコマクサを撮影し、 ヒュッテに泊まられたそうです。

そういうのもいいね。

 

 

 

 

 

さてっと・・ゲットしたパンを持って 次の山に向かいます。

下りは楽チンリフトを使い、

 

 

 

 

 

 

駐車場が見えた場所から

 

 

 

 

 

スカイレーターまで使って楽チン三昧。

一台で上りも下りもこなすので、時にはけっこう待つことも。

この時は5分くらいで下ることができました。

ラッキー♪

 

 

 

 

 

朝は一人ぼっちだった駐車場が 賑やかになってました。

 

 

             <中編> につづく・・・