ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲北の高峰 燧ケ岳 <前編>

2013-09-09 05:00:00 | ▲2013年山行報告

歩いた日 2013年8月17日(日)

2006年から、年に一度は夏にお泊まり山行に出かけていたポレポレ隊。

だけど、2013年・・・とうとうそれができませんでした。

まあ、理由はいくつかありますが いちいちそれをここに書くのはやめにします。

愚痴を聞くより 早くレポを見せろって話ですよね。

はい、そうします。

東北最高峰、そして、7月~8月を通してポレポレ隊のたった一度の夏山となった(未練がましい) 尾瀬、燧ケ岳に向かって 出発しまーす。

 

 

             

 

 

 

8月13日~16日とお盆真っ盛り。

我が家も、義父と長男が あちらでの修行を一休みして帰ってきましたので 彼らを迎えたり送ったりとそれなりに忙しく

送り盆を終えた16日の夜、睡眠不足の身体を引きずって高速に乗りました。

高速下りてから100キロ以上ある御池の駐車場にて朝食を。(既に疲れている・・・・)

 

 

 

 

 

水芭蕉、キスゲと人気の季節が過ぎ、草紅葉までのこの時期、

「やっぱ夏はアルプスでしょ!」 というヤマヤさんのおかげで 御池の駐車場もかなりの空きがありました。

 

 

 

 

 

燧はかなり前から隊長が登りたがっていたのですが

日帰り山行が基本の私たちには とにかく遠い! という理由で却下してきました。

遠くても楽チンならまだなんとかなる。

しかし、遠い上に けっこう大変、(私のイメージでは) だからついつい先延ばしにしてきたお山。

 

 

 

 

 

しかし、来ちゃったよ。

遠くても、大変でも。

まあ、頑張って登ってみよう。

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい、かき氷。

夏ですから。

 

 

 

 

 

も・・・木道 濡れてるし・・・

 

 

 

 

 

と思ったら こっちも濡れてるし。

 

 

 

 

 

急だし。

 

 

 

 

 

ブルーベリーによく似てるけど・・・

 

 

 

 

 

山で嫌いなものの一つ。  濡れた木道。

会津駒でスッテンコロリンしてから恐怖症になった。

アイゼンつけたいくらい。

 

 

 

 

 

いつもの倍の時間かけて ソロソロ歩いてます。

いつもの倍って・・・・今日中に戻れるのか?

 

 

 

 

 

戻れるように頑張るのだ。

 

 

 

 

 

ちょっと開けた!

 

 

 

 

 

 

えっと一つ目の湿原か?

何ていったっけ・・・

 

 

 

 

 

広・・・なんとか

 

 

 

 

 

 

広・・・なんだっけ・・

 

 

 

 

 

ワタスゲ ぽつり。

 

 

 

 

 

気持ちいい~~~~!

 

 

 

 

 

いいね、いいね。

 

 

 

 

 

そうそう!広沢田代! とうちゃ~く!

 

 

 

 

 

 

また 濡れた木道。 

下りが怖い。

 

 

 

 

 

岩も滑るぞ。

 

 

 

 

 

 

パパに御光が射してる!

合掌。

 

 

 

 

 

ワ~オ! 

さっきまで居た湿原だ。

こんなに登ってきたんだ。

こういう目に見える裏付があると やる気が上がる。

 

 

 

 

 

ズームしてみた。

 

 

 

 

 

こんな何気ない階段も 今の私には恐怖の対象。

 

 

 

 

 

 

すぐに ヨッコラショ が出ちゃうし。

 

 

 

 

 

また 木道。

 

 

 

 

 

 

パパの 「燧が見えたよ~!」 の言葉に唖然。

 

 

 

 

 

正直言って 嬉しさよりも 「あんな所まで行くの~?」 の方が強かった。

 

 

 

 

 

なんかどんどん軟弱になってるな、私。

 

 

 

 

 

景色は抜群だけど。

 

 

 

 

 

 

あらま~! ほんと素敵~!

コロコロ変わる精神状態。

えっとここは・・・なんだっけ・・

熊・・・なんとか。

 

 

 

 

 

モウセンゴケの赤い色で 元気出るといいけど。

 

 

 

 

 

1箇所しかないベンチに群がるハイエナ・・・もといっ!・・・ハイカーたち。

 

 

 

 

 

平ヶ岳 うっすら。

 

 

 

 

 

そうそう、ここは次の湿原、熊沢田代でがす。

 

 

 

 

 

パパが作った田部井スペシャル。(干し柿を大葉で巻いたもの)

ちょっと塩気が強すぎたよぉ~ しょっぱ!

 

 

 

 

 

足元にはタテヤマリンドウさんがいっぱい! 

可愛いね~~~

 

 

              <中編> につづく・・・

 

 

 


▲北の高峰 燧ケ岳 <中編>

2013-09-09 04:00:00 | ▲2013年山行報告

<前編> からのつづき

この辺りまでくると 木道が乾いていてホッとする。

 

 

 

 

 

ホッとはするけど 実は 「今日のゴール、さっきの熊沢田代でもいいくらい」

なぁ~~んてひっそりと思ってたワタシ。

いつも以上に弱気なワタシ。

 

 

 

 

 

身体が重い。

それは自分が悪い。 別の言葉で自業自得とも言う。

 

 

 

 

 

ありゃりゃりゃりゃ・・・

 

 

 

 

 

下り・・・やだな・・

 

 

 

 

 

しかし、今は下りのことよりも まず目の前のことを考えよう。

 

 

 

 

 

ん? 何だか すごく懐かしさを感じる道だ。

そう感じたのは私だけじゃなかったみたいで、

3人で 「どこだっけ?」 「あそこじゃなかった?」 「いや、違うでしょ」 と、しばし記憶を呼び戻す会話が繰り広げられる。

しかし、結局3人が合致する山名は上がらず、尻切れトンボで話は終わった。

 

 

 

 

 

つまり・・・・山なんだから どこも似た箇所があるってことか。

 

 

 

 

 

樹林の中をずっと歩いていると こんなちょっとの開けた箇所にも心が躍る。

 

 

 

 

でもその先には大抵、急登が待っていて心が折れる。

 

 

 

 

 

そんな時は振り返って 来た道を眺めるのさ。

そして、こんなに上がってきた自分をちょっとだけ褒めてあげるのさ。

いっぱいだと図に乗るからね。

 

 

 

 

ん? パパの横顔がなんだかちょっといい男に見える・・・・

ひょっとして・・

 

 

 

 

 

やっぱり! 

頂上だ~~!

 

 

 

 

ほんとに 着いたのね~~~~~~~~~~!!

あれは、尾瀬沼なのね~~~~~~~~~~~~~!!

 

 

 

 

 

しかし・・・狭い・・・

私が苦手とするイワイワゴロゴロの狭い頂上。

全然落ち着けない・・・

 

 

 

 

 

尾瀬沼はきれいだけど 落ち着けない・・・

 

 

 

 

 

とりあえず 三角点タ~~~ッチ!

 

 

 

 

 

今居る場所は俎嵓。(マナイタグラ。絶対読めない)

向こうに見えているのは柴安(シバヤスグラ)。

今日の私は弱気なので ここがゴールでもいいかぁ・・ってちょっと思ったりもしたのですが

何しろここは狭くて落ち着けない。 今、私はとても落ち着きたい。 落ち着きたいのに落ち着けない。

じゃあ、どうするか。 今でしょ。  違う、行くしかないでしょ。

 

 

 

 

 

 

柴安へ。

私が驚いたのはパパさんです。

いつもなら 「ここで待ってる」モードになるのは必ずと言っていいほどパパなのに

今日はその言葉が一度も出てこない。

私の弱気な葛藤をよそに グングン前に進んで行く。

カッコいいぞ、パパ。  

さっきの御光で何か特別な力が注がれたのか?

 

 

 

だとしたら、その力・・・私にも分けてちょうだ~~~~~~い!

 

 

 

 

はぁ~ 疲れたなぁ~ 下りたのはいいけど また登るのかよ・・・

この時の私はそんな気分。

 

 

 

 

何か特別な力が注がれたパパは そんな愚痴は一切言わない。

でもって、パパ、完全にこちらを向いてますが向かっているのはパパが背にしている方ですから。

 

 

 

 

コバイケイソウに ちょっとだけ元気もらった。

いっぱい、って言えなくてごめんね。

 

 

 

 

 

はぁ~ 始まったよ、登りが・・・ 

 

 

 

 

 

疲れたよぉ~

 

 

 

 

 

 

山って やっぱり大変なのね。

 

 

 

 

 

あら、でも着いた。

そう、登ればいつかは着くのも また山なのである。

 

 

 

 

 

墓石(かわみんちゃん、もらった!) みたいな標柱みっけ。

ポレポレ隊、燧ケ岳、2356m ゲットしました~!

おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

ついでにタッチもこれでやっちゃえ。 

お疲れ!

 

 

 

 

 

おお! 全然落ち着けなかった俎嵓に比べると こんなに平な場所がある!

やっぱり来て良かった。 

 

 

 

 

 

ガスが上がってるし、視界もクリアじゃないけれど

 

 

 

 

 

一応目の前に広がる尾瀬ヶ原と その向こうの至仏山は鳥瞰成功!

これで両方の山からお互いを観るってことは達成できたことになります。

なんか嬉しい。 

できれば 今すぐ至仏の頂上に飛んで行ってあっちからこっちを見てみたい気分。

あっち行ったりこっち来たりしながら、空飛べたらいいのになぁ~ ・・・・

って 真剣にそう思ってしまった瞬間でした。

 

 

 

 

 

あらら・・・会津駒方面、真っ白けだね。

そういえば・・・燧ケ岳って俎嵓と柴安の双耳峰かと思ってたら違うのですね。

その二つに御池岳、赤ナグレ岳、ミノブチ岳を加えた五峰から成っているって、初めて知りました。

その中の最高峰、柴安に 今、私は立っている・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、そろそろ山ごはんにしよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、クッパにしてみました。

疲れがひどいと あまり空腹を感じないんだけど こういうのだとサラサラって食べられてgoodです。

 

 

 

 

 

下山と、その後の家までの長いドライブ時間を考えると ゆっくりしてる場合じゃない。

もう行かなくちゃ。

 

 

弱足さん・・・この時、帰り道を考えて吐きそうでした。

なんか白毛門が蘇る・・・・大丈夫かなぁ。

 

 

 

 

 

とにかく一つずつ目標を決めよう。

スモールステップで、まずは俎嵓を目指して。

 

 

 

 

 

わかった。 頑張るよ。

 

 

 

 

 

 

背丈を覆い尽くすような笹をかき分けて俎嵓へ。

 

 

 

 

 

 

俎嵓と柴安間は、地図では20分となってますが、私は35分ほどかかりました。

どんだけ遅いのかわかるでしょ?

こんな調子で歩いてて、いったい何時に御池に着くのかな・・・

はぁ~~~

 

 

             <後編> につづく・・・

 

 

 

 


▲北の高峰 燧ケ岳 <後編>

2013-09-09 03:00:00 | ▲2013年山行報告

<中編>からのつづき

ハァー ハァー・・・ 辛い。

 

 

 

 

 

今下りてきた道と 尾瀬ヶ原の一部を従えた至仏を一緒に見る。

つまり・・・燧と至仏のツーショットってことだね。 ワ~オ!

 

 

 

 

 

立ち休みして写真撮ってたら 30代?40代? のご夫婦が、柴安に行くか行かないかを相談していた。

御主人は行く気満々。 奥さまの方は疲れてて踏み切れない様子。

「地図には20分て書いてあるけど本当にそれで行けるの?」 と奥さまが御主人に聞いていたので

差し出がましいとは思ったけれど 「私は20分じゃ行けませんでした」 と 伝えたら、

「え? どれくらいかかりました?」 と聞かれたので

「ゆっくりペースで30分ちょっとくらいですかねぇ。しかも行ったらまた帰ってこなくちゃいけないんですよねぇ」 

と言うと 急に奥さまの顔が曇り出しちゃった・・

こりゃまずい、良い情報も伝えないととフェアじゃない・・

「でも、頂上はあっちの方が広いし、眼下に尾瀬ヶ原がドバ~っと見えます。」 と慌てて付け加えると

「え・・・あっちは広いんですか?」 とそこに食いついてきた奥さま。

もしかして・・・今、この人、私と同じで、落ち着きたいけど落ち着けない状態なんじゃ?

と、 もう一度 「はい、あっちの方が間違いなく広いです」 とキッパリ言ったら

「私、行く!」 と・・・・

そして、お二人は柴安に向けて下って行ったのでした。

 

 

 

 

 

大丈夫だったかなぁ・・・

来て良かった、って思ってくれたらいいけどなぁ・・・

 

 

 

 

さて、スモールステップの最初の目的地、俎嵓まで戻ってきました。

尾瀬沼が さっきよりクッキリ見えるような・・・

 

 

 

 

 

 

でもやっぱりここは落ち着けないので すぐに立ち去ることにしました。

 

 

 

 

 

次の目的地は熊沢田代だ!

頑張ろう!

 

 

 

 

 

 

目的地が下に見えてるっていうのが 解りやすくていいじゃないか。

 

 

 

 

 

 

今行くから 待ってて~!

 

 

 

 

 

今回、ポレポレ隊は時間を考えて御池からのピストンですが

沼山峠方面に下山する人の方が多かったみたいです。

 

 

 

 

 

本当はそのコースも考えてみたのですが バスも使うし、私の歩きじゃ時間的に無理かなと、ピストンにしました。

 

 

 

 

 

 

木道だ。 次の目的地、近いかな。

 

 

 

 

 

おお、一角に着いた。

 

 

 

 

やっぱり湿原に来ると おーっ!ってなるね。

この解放感、たまりません。

それに・・・キンコウカがたくさん!!

水芭蕉やキスゲみたいに目立たないけど、一生懸命咲いてました。

 

 

 

 

 

 

朝はハイエナの場所取り合戦があったのに、帰りはご覧の通り。

ポレポレ隊独占です。

 

 

 

 

 

雲が、アート。

 

 

 

 

 

さて、次の目的地は・・・広・・・えっと・・

 

 

 

 

 

 

広沢田代・・・だったかな。

 

 

 

 

 

あ、あそこに見えてるのそうじゃない?

 

 

 

 

 

ほんとだ! 今行きまーす!

 

 

 

 

 

なんと・・・御池まで見えました!

 

 

 

 

 

でも、ここからは苦手な道なの。

 

 

 

 

 

写真はほとんど撮ら(れ)なかった。

 

 

 

 

 

そろそろ足の痛みが・・・・

膝も、外反母趾も・・・痛いでがす。

 

 

 

 

 

こうなると 登山靴での木道はとても辛い。

ソールの柔らかい靴に履き替えたい・・・

そう言いながら 広沢田代も通過し、

 

 

 

 

 

一枚も写真がないまま、最初の分岐まで戻ってきました。

 

 

 

 

 

もうヘロヘロ~~~

隊長はとっくに先に行ってしまった。

 

 

 

 

 

戻ってきた~~~

 

 

 

 

 

お疲れ様でした~~。

またかなりのタイムオーバー。

でも、もう誰も驚かない。 

 

 

 

 

 

実はすっごく楽しみにしていたものがありました。

尾瀬と言ったら・・・花豆ジェラート!(またはソフトクリーム)

以前、至仏に登った時、下山後の鳩待峠でいつものように冷たいご褒美。

パパは花豆ジェラート選んだのに、なんとなく甘ったるいイメージが頭に広がり、

サッパリを求めていた私はかき氷を食べてしまった。

その時、味見でパパから少しだけもらった花豆ジェラートの味が忘れられず、

絶対食べるぞ! と意気込んで行った3年後のアヤメ平の帰り・・・・

・・・それはなかった・・・ (工場の関係でお休みしてるって・・・)

天気が悪くても 花豆ジェラート(またはソフトクリーム)があるからいいんだも~ん! 

と意気込んでいたあの時のショックは今も忘れられない。

そして、今度こそ! と 口を花豆モードにしながら痛い足を引きずって入った御池の売店のお姉さんの

「置いてません」 

の言葉を聞いた時、ショックを通り越してへらへらと笑ってしまった。 

この時の私は間違いなく、危ないオバサンだったと思う。

縁が薄いのね、花豆ジェラート(またはソフトクリーム) と私って・・・

はぁ・・・・   

結局、近くの道の駅で普通のソフトクリーム食べました。

次は必ず・・・・ (あやめ平のレポにもほとんど同じこと、書いてます

この日はどうやっても夕食までには帰れそうもないので、お義母さんに先に食べてもらいました。

高齢になってきたお義母さんを残しての遠出は、もうあまりできないな・・・

 

 

今回会ったお花さんたち



もっともっと咲いていましたが いつものように上手に撮れてなかったり、疲れてしゃがめなかったり・・・・ 今回の特別賞は「キンコウカ」 この時期の湿原の立役者。

 

 

山バッジ

  
なんと・・燧ケ岳の銀古美バッジは売り切れ! 花豆に次いでダブルショック。今回はホントついてない・・・



これは以前、ヤマ友さんから頂いたバッジ。やっと日の目を見た。銀古美のが売り切れだったから尚更嬉しい。(コロネさん、ありがと)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

至仏山と燧ケ岳。

尾瀬の二つの名峰をやっとゲットすることができました。

でも、至仏山、アヤメ平、燧ケ岳・・・私たちは実は肝心の尾瀬ヶ原、尾瀬沼を歩いたことがありません。

パパは 「これぞ尾瀬!」 という道を歩きたいのに、と その度に嘆いてました。

うん、わかった! 今度こそ、「これぞ尾瀬!ツアー」を決行しよう。

今回、ヤマ友さんのコロネさんに 「絶対、柴安まで行ってください!」 と 言われていなければ、俎嵓で力尽きていたかもしれない。

「絶対」の言葉がパパに浸透し、私をも引っ張ってくれました。 感謝します。

だけど、絶賛されていた桧枝岐村のお蕎麦屋さんに寄ることはできませんでした。

それはまた次のお楽しみってことで・・・

ポレポレ隊の夏の山。 これでおしまい・・・ 


いつも読んでくれてありがとうございます。
感謝感激、ポレポレ隊

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

燧ケ岳 (ひうちがたけ)

福島県 2356m

日本百名山、東北百名山、新花の百名山

コース・・・・・・・・御池P(6:05) ~ 広沢田代(7:10) ~ 熊沢田代(8:10) ~ 俎(9:50)

          ~ 柴安(10:25) ~ 俎(11:50) ~ 広沢田代(13:10) ~ 御池(15:10) 

全所要時間・・・・9時間5分(含 昼食 休憩)

歩行時間・・・・・・約7時間30分

メンバー・・・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ(いつものポレポレ隊メンバー3名)

 

                   燧ケ岳<前編>に戻る

                   ポレポレ隊が行く!TOPに戻る

 

 

 


▲フェラガモじゃないよ 白毛門 <前編>

2013-07-02 16:00:00 | ▲2013年山行報告

歩いた日 2013年6月9日(日)

やっと・・・やっと ここに来ることができました。

「フェラガモじゃないよ・・・」 のタイトルは 2006年の谷川 にリンクしてる。

ごはん食べながらの山同定で、パパが “シラガモン” を ”フェラガモ” と聞き違えたことから始まった。

そしていつか “フェラガモ” の頂きから谷川を眺めてみたい・・・と思い続けて早7年・・・

とうとうその日を迎えることとなりました。

想像通りの展望と 想像以上の疲労感。

谷川と対峙するこの山へ 出発しよう、そうしよう。

   

                         

 

 

 

下牧PAで朝食を。

 

 

 

 

 

水上ICで下ります。

 

 

 

 

 

土合橋を渡ってすぐの駐車場到着。  車はけっこう停まってたけど、なんだかひっそりしてました。

皆さん、昨日から縦走中? あるいはもう出発されたのですかね。

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい カエルちゃん。

 

 

 

 

 

 

登山届入れます。

 

 

 

 

 

ヤマヤの憧れ 馬蹄形。

 

 

 

 

 

 

距離は短いんだけど、標高差が・・・・大丈夫かな。

 

 

 

 

 

赤い橋が目印。

 

 

 

 

 

遅めの新緑の中を進みます。

 

 

 

 

 

もう急登始まったの~~!?

 

 

 

 

 

頑張るしかないよね。

・・・! ! !

頑張る以上に、とんでもなくショックなことが起こりました。

なんとカメラがブロークン・・・。 

うそでしょ? 何で今なの~~!!!!

思い起こせば 昨夏の蓮華岳 の帰り・・・ 電源入ったままポチャン・・と水の中にカメラを落としちゃった私。

もうダメだ、と諦めていたら、数日後、レンズは引っ込まなくなったけど撮影ができるまでに回復。

それから約1年・・・なんとマイカメラさん、頑張り続けてくれました。

もう限界だったんだね・・・君は本当に良く頑張ってくれた。

でも・・・でも・・・何で今なの~~

 

 

 

 

 

こんなテンションアップの景色を見ても私の心は沈んだまま。

仕方ない、パパの重たいカメラを借りることにしよう。

首から下げて歩き出す。

 

 

 

 

 

歩き辛い根っこの道。

 

 

 

 

 

 

でも すぐにこんな景色で気持ちを挽回させてくれる。

 

 

 

 

 

次の挽回までの がんばりどころ。

 

 

 

 

 

 

わっせ~ わっせ~。

 

 

 

 

 

はぁ~ 報われる。

 

 

 

 

 

どっひゃ―っ。 

 

 

 

 

 

冷静に、冷静に。

 

 

 

 

 

ガンバ!

 

 

 

 

 

天神平が見える!

 

 

 

 

 

パパさん、標高を確認しながら まだまだだなぁ・・・って 打ちひしがれてる。

 

 

 

 

 

進むしかない。

 

 

 

 

 

 

 あ―っ!!!!!!!!  右下見て!!!!

 

 

 

 

 

嬉しいデス・・・

 

 

 

 

 

嬉しいけど・・・苦しくもある。

 

 

 

 

 

ん? 松のなんとかに着いたのか?

 

 

 

 

 

そう、松の木沢の頭 でした。

 

 

 

 

 

ここで満足して帰る人もいるみたいだけど、それはパパには内緒にしておいた。

 

 

 

 

 

 

今日はこんなに天気に恵まれているんだもの。

もっと上からの景色も見てみたい!

 

 

 

 

 

 

ガンバロウ!

 

 

 

 

 

 

隊長は相変わらず元気です。 羨ましいっす。

 

 

 

 

 

 

イワカガミちゃんに元気をもらいながら。

 

 

 

 

 

ゴールが見えてるのが救われる・・・

 

 

 

 

 

 

ファイト~~~ッ!!

 

              <中編>につづく・・・

 

 

 

 


▲フェラガモじゃないよ 白毛門 <中編>

2013-07-02 15:00:00 | ▲2013年山行報告

<前編>からのつづき

お天気サイコー。

疲れも吹っ飛ぶ?

 

 

 

 

 

景色もサイコー。

疲れも吹っ飛ぶ?

 

 

 

 

 

う~ん・・・疲れは増すばかり。

 

 

 

 

 

雪渓、見えました。

 

 

 

 

 

そして、白毛門の名の謂われともなっているジジ岩、ババ岩、越えました。

 

 

 

 

 

 

励まし合う夫婦。

この秋、真珠婚式を迎えます。 

 

 

 

 

 

後ろを振り向けば いつでもカッケー奴が見ていてくれる。

 

 

 

 

 

 

マチガ沢、一の倉沢、幽の沢 一望。

カッケ~~!

 

 

 

 

 

 

頑張ろう。

 

 

 

 

 

ヒーヒー登っていると

 

 

 

 

 

 

タテヤマリンドウさんがエールをくれた。

 

 

 

 

 

 

パパにはお花の力が効かないらしい・・

 

 

 

 

 

ママには効くよ。

 

 

 

 

 

歩みはのろいけど 確実に頂上が近づいている。

 

 

 

 

 

隊長は一足早く最後の登りにかかった。

 

 

 

 

 

あと少し。

 

 

 

 

 

ママは相変わらずマイペース。

 

 

 

 

 

パパもゆっくり。

 

 

 

 

 

もうすぐだよ!!

 

 

 

 

 

そのもうすぐが辛いのさ。

 

 

 

 

 

 

既に着いてる隊長が見てるよ。

 

 

 

 

 

つ、つ、着いた~~~~~!!!

 

 

 

 

 

良く頑張りました!

 

 

 

 

 

 

やった~~!!

 

 

 

 

 

ポレポレ隊、白毛門 1720m ゲットしました!

おめでとう!

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

三角点見つからず。

 

 

 

 

 

頂上は狭いですが 細長いのでどこかしら休む場所はある感じ。

 

 

 

 

 

 

笠ヶ岳~朝日岳・・・・そして 谷川へと続く馬蹄形の道。

気持ち良さそうだなぁ。

隊長はせめて笠まで行きたいって言ってましたが 今回はパスさせました。(ごめん、隊長)

 

 

 

 

 

 

燧ケ岳、至仏山・・・尾瀬方面。

 

 

 

 

 

平ヶ岳。

 

 

 

 

 

 

そして・・・・今、歩いて来た道の向こうには ずっと一緒に登ってきた谷川の雄姿が!

 

 

 

 

 

申し分のない展望の中、そろそろごはんにしよう。

 

 

             <後編>につづく・・・

 

 

 


▲フェラガモじゃないよ 白毛門 <後編>

2013-07-02 14:00:00 | ▲2013年山行報告

<中編>からのつづき

右上にいるのが私たち。

 

 

 

 

 

こんな場所で食べてました。

 

 

 

 

 

今日はフレンチトーストとハムステーキ。

 

 

 

 

 

 

しらばく景色を楽しもう。

 

 

 

 

 

さっきまで賑わっていた頂上ですが、一人減り、二人減りして とうとうポレポレ隊独占になりました。

 

 

 

 

 

と、思ったら また次のパーティーさんが。

 

 

 

 

 

そろそろ下山しよう、とパパ。

うちたちは下りに時間かかるんだから。

 

 

 

 

 

 

そうなんです・・・・

この日、下山時にまた弱足っぷりを発揮しちゃったママのせいで

ものすごいコースタイムを叩き出した私たち・・・

 

 

 

 

 

この時はまだそんなこと予想せず。

谷川にいろんな想いを馳せておりました。

そう・・・本当にいろんな想いを・・・

合掌。

 

 

 

 

 

鎖場の下りは怖いです・・

 

 

 

 

 

 

でも今度は前を向いたままでこの景色。

 

 

 

 

 

隊長は相変わらず絶好調。

 

 

 

 

 

 

登りでも 全然疲れなかったらしい・・・

 

 

 

 

 

 

いいなぁ~

 

 

 

 

 

やっぱり、隊長を私たちと一緒に歩かせるのは可哀相だな・・

 

 

 

 

 

 

パパも私も 山に来る度に体力の衰えを実感しちゃってる。

先輩方があんなに頑張ってるのにね。 情けなかー。

 

 

 

 

 

おおっ! シラネアオイさん、こんにちは。

上りでは全く気付きませんでした。

同じ道でも 見てる場所って違うんだね。

 

 

 

 

 

何時に着けるかなぁ。

パパさん、時計見て予測。

 

 

 

 

段差が大きい下りは特に不得意とするところ。

 

 

 

 

 

 

以前は遅い私に文句ばっか言ってた隊長ですが、最近は諦めたみたい。

いや、大人になったんだよね。

 

 

 

 

 

 

ここを登ると 松のなんとか・・・

 

 

 

 

 

そう、松ノ木沢の頭・・でした。

 

 

 

 

 

全容が見えるのはここが最後。

ありがとう。 さようなら。

今度はまたそちらにお邪魔したいと思います。

 

 

 

 

 

ゆっくりいこ。

 

 

 

 

 

パパ・・・鎖がなんか変なことになってる・・・

 

 

 

 

 

 

ここまでで 既に何人の人に抜かされたことか・・

 

 

 

 

 

登りの方が足は楽。

 

 

 

 

 

バイバイ。

 

 

 

 

 

疲れてるから気を付けようね。

 

 

 

 

 

パパもそろそろ疲れがピーク。

 

 

 

 

 

足がヘロヘロ・・・

 

 

 

 

 

ママはもう膝が痛くて痛くて・・・

 

 

 

 

 

膝だけじゃなくて、もうどこが痛いんだかわからないくらい。

足中全部、痛いです。

 

 

 

 

 

やっと沢まで来た。

パパは一目算に水を顔にかけてました。

気持ちいい~~~!って言いながら。

 

 

 

 

 

隊長はとっくにゴールに着いてる頃でしょう。

待ちくたびれてるかな。

 

 

 

 

 

 

なんとかゴールしました。

・・・・が・・・なんと 下山に4時間10分もかかってしまった・・・・

ってことは・・登りよりも多く時間がかかってるってこと!?!?!?

こんなの初めてかも。

まあ、無事に下山できたんだからヨシとしよう。

高速で渋滞にはまり、家に着いたのは7時過ぎ・・・

お義母さん、お腹空かして待ってました。

ゴメンナサイ・・・

 

 

 今回会ったお花さんたち

イワカガミちゃんだけ特別扱いでごめんなさい。 でも大好きだから許してね。
このほかにもいっぱい、いっぱい咲いていました。 でも、しゃがむ姿勢が辛かったり、登山道をはずれていたりして諦めました。
いつも思うけど、お花の力って スゴイです。いっぱい助けてもらいました。

 

山バッジ

白毛門のバッジはなかったのでお花のバッジ買いました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お天気に恵まれて やっとこさ訪れたフェラガモン・・じゃなくて 白毛門。

標準コースタイムにこだわるわけじゃないけれど、やっぱり自分の体力、脚力の目安にはしています。

今回、いつもに増してものすごいタイムを叩きだした原因は、段差の大きい“下り”にあると思われ・・・。

やっぱり私は下りに弱い女だ、ということが証明されました・・・・

でも・・・でも・・・頑張って登って 頑張って下った。

それでいいじゃないか、と自分に言い聞かせる。

今まで登った山の中から 「きつかった山」を5つ上げるとしたら、多分、白毛門はその中に入るんじゃないかな。

それほど、下りは足にきました。膝にきました。外反母趾にきちゃいました。

でもね、3日間も筋肉痛が取れなくても 隊長と 「次、どこ行く?」 って話してる自分が・・・ちょっと好き。

だから、必ずまた行きますよ。 山歩き、山登り。 

ね、弱足さん。

 

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

白毛門 (しらがもん)

群馬県 1720m

群馬百名山

コース・・・・・・・・・土合橋P(6:25) ~ 松ノ木沢の頭(9:05) ~ 白毛門(10:30) ~ 松ノ木沢の頭(12:40) ~ 土合橋P(15:45)

全所要時間・・・・9時間20分(含 昼食 休憩)

歩行時間・・・・・・約7時間50分 (登りより下りに時間がかかった! こんな遅い人は他にはいないと思います・・・

メンバー・・・・・・・隊長、パパさん、弱足ママ(いつものポレポレ隊メンバー3名)

 

           白毛門<前編>にもどる

           ポレポレ隊が行く!TOPにもどる