ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲なんてったって富士山! <その1>

2007-08-21 09:45:07 | ▲2007年山行報告

 

歩いた日 2007年8月12日~13日

 

富士山・・・・・・

弱足隊員の母親は静岡県の清水市生まれである。

なので小さい頃から 従姉達の家に遊びに行く度に

車窓から おっきくて美しくて雄大な富士山 を見るのがすごく好きだった。

横浜の実家の裏手からも おっきくはないけれど しっかり富士山が見えた。

そして埼玉に住む現在・・・

空気が澄んでいる時は ベランダから洗濯物を干していると

富士山の頭の部分がチョコンと見える。

特別に意識しなくても そうやっていつも私のそばに富士山は居てくれた。

 

山歩きを始めるまでは ここに登ろうなんて 針の穴ほども考えていなかった。

でも登山を始めてからは 登った山の頂上から必ず富士山を探していた。

自然に視界に入る時もあったし、一生懸命目を凝らして探す時もあった。

そしてそれが見つかると なんだかとってもうれしくて 安心したりもした。

富士山てそういう山なんだと思う。

 

ピークハンターで 高い所が大好きな隊長は 

いつか絶対に富士山に登る・・・と 心に誓っていたらしい。

そしてその日は案外早くやってきた。

昨年、 「来年登れたらいいね」  と ぼんやり思っていたことが

年が明けると  「今年、絶対に登ろう!」  に変わっていた。

ポレポレ隊はお正月に 1年間の山のスケジュールを立てて

山岳会の予定表と共に 壁に貼ることにしている。

今年は 8月の欄に 「富士山」 と書いた。

 

さて、ではどこのルートから登ろうか。

これは隊長と意見が分かれた。

副隊長はいつものように 2人で決めた答えに従うと言った。

隊長は 「絶対に富士宮口」 と言った。

なぜなら一番短時間で頂上に立てるから。

弱足隊員は 「それは嫌だ。 富士山に登るならゆっくりと時間をかけて登りたい。」

と言った。

富士山は7月と8月の2ヶ月が一般的な登山の時期だから 人がそこに集中する。

しかも普段 山に登らないような人たちもバンバン押し寄せる。

人が多いルートは嫌だ。 自分のペースで歩けないもの。

でも人が少ないルートなんてあるのか?

・・・・・・あった。

それは 御殿場口。

富士登山に関するガイドブックには 

「初めて富士山に登る人には 御殿場口はハードルが高すぎる。」

と 書いてあった。

行程が長い。   山小屋が少なくて目標物もない。

つまりトイレや水分の補給もそれだけできないってことだ。

これはちょっと無理だな。 却下。

弱足隊員の中では 「富士宮口」 と 「吉田口 (河口湖口)」 は

人の多さから考えて論外だった。

そして候補に上がったのが 「須走口」。

ここは六合目を越えるまで樹林帯を歩く。

お花が一番多いコースだ。

お花・・・!!!

よし! 須走口に決定!

・・・・と思ってよくコースを確認したら 八合目で吉田口と合流!

ダメだ、ダメだ!

そんなの絶対にダメだ!

ここからが辛くて大変・・という八合目で 吉田口と合流なんてとんでもない!

・・・・・ラビリンスに入った・・・・。

 

そして2月。

富士山に向けて 新しい登山靴が欲しいなとずっと思っていた。

それまで履いていたシリオはどうも重い。 そして足が痛くなる。

もっと私に合った登山靴を探さないと あの靴じゃ富士山には登れない。

そこで いつも行ってる池袋の好日山荘に向かった。

店員さんに相談し、ハンワグを選んでもらった。 いい感じだ。

天城からのほとんどの山で利用している。 

その後、店員さんと 富士山談議になった。

その店員さんは毎年富士山に登ってるそうだ。

そして 「イチオシは御殿場口ですよ。」 と チャラっと言った。

え・・・あの 御殿場口・・・!?

この店員さんの一声で 却下されてた御殿場口が再び浮上した。

帰ってから隊長にその話をすると 思った通り

「ママには無理だよ。」 と言われた。

でも 人が一番少ないし、スケールも大きいんだって。

ゆっくりと小屋泊で行けばなんとかなるんじゃないかな。

登った人のレポを読んだり(確かに少ない)  関連本を見せたりして

だんだん隊長をその気にさせた。

そして 決まった! 

ポレポレ隊の初富士山は 「御殿場口」 から!!!

昔の二合目にあたる御殿場口。

そんなに大変なんだろうか。

いったいどんな風にポレポレ隊を迎えてくれるのかなぁ・・・。

弱足隊員の里帰りにひっかけて 横浜から行くことにした。

そして8月12日、夜中の3時に実家を出発。


 
ポレポレ隊、いざ! 富士山へ!!!

 

 

 

 

 

 

 

あ~あ・・・・

前置きが長すぎて 読んでくれてた半分以上の方が席を立ったかもしれないな。

すみませんねぇ、全く。

でもね、富士山への熱き想いを端折るわけにはいかなくて。

そんなワケで 富士山御殿場口へ到着しました。 (はやっ)

ここは規制がないので 駐車場まで問題なく車で入れるのですが

ガラガラだと思って上がってきたら なんと第一駐車場は満車!!

びっくり仰天のポレポレ隊。

本当にここは人が少ないのか?

まさかアリの行列みたいなことはなかろうね。

ちょっと不安になりながら 次第に明るくなっていく空を見つめておりました。

 

 

 

 

 

 

 

まずは駐車場でご来光。

きれいだねー。   まいったねー。

登る前からこれだもの。

ゆっくりと支度して ご来光を拝みました。

どうか無事に登頂して また明日ここに戻ってこれますように。 

 

 

 

 

 

 

 

モルゲンロート富士! 

いいじゃん! いいじゃん! 最高じゃーん! 

 

 

 

 

 

 

 

弱足隊員のママが作ってくれた焼きおにぎりを食べます。

夜中に起きて作ってくれました。 玉子焼きと一緒に。

「寝てていいからね。」 って言ったのに。

いつまでたっても子供のことは心配なのですね。  ありがとさん。 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐいです。

日本一の山には 日本昔話のこの柄。

ひめちゃん に頂いたものです。  ありがとう! やっと使えたよ!

さるかに合戦は弱足隊員用。  金太郎は副隊長用。

隊長は手ぬぐい使わない派です。 ごめん、ひめちゃん。 

 

 


 

 

 

 

 

太陽がどんどん上がってきました。 

 

 

 


 

 

 

ここが車を停めた駐車場。 

 

 

 

 

 

 

 

さあ! 富士山よ!

今からポレポレ隊、あなたのテッペンに向けて出発します!

どうか 暖かく迎えてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

この鳥居がスタートです。

みんな、がんばろう! (一番頑張らなきゃいけないのは私だ・・・) 

 

 

 

 

 

 

 

はい、スタートしまぁ~す!!  ノリが軽すぎないか

 

 

 

 

 

 

 

駐車場はけっこういっぱいだったのに ほんと人がいない・・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

最初は傾斜のゆるーい道を進みます。

富士山はずっと見えてます。 

 

 

 

 

 

 

 

なにやら旗がひらめいているぞ。 

 

 

 

 

 

 

 

後を振り返ると もう駐車場があんな遠くに。 

 

 

 

 

 

 

 

大ウソです。 

すんごい健脚な人なら行けるかも。 

 

 

 

 

 

 

 

大石茶屋到着。

この先、山小屋は 七合目まで一軒もありません。

水が足りないと大変なので 少ない場合はここで購入。

ポレポレ隊はこの時点で一人2リットルを持ってましたが ギリギリでした。

店の前にある旗がついた棒は 金剛杖といいます。

この杖を突きながら登る人がいっぱいいました。

各山小屋や頂上の奥宮などで焼印を押してもらえるので いい記念になります。(有料)

杖に付いてる鈴があっちこっちで落ちていたのが気になりましたが

それを宝物を探すみたいに拾って歩いてる人もいました。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、どんどん進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

メイゲツソウと富士山。 

 

 

 

 

 

 

 

 

すごいスケールです。

好日の店員さんが言ってたのはこれかっ! 

 

 

 

 

 

 

 

なんかこうやって見てると すぐに頂上まで行けそうなんだけどなぁ。  錯覚だ。 

 

 

 

 

 

 

 

左に双子山を見送りながら 

 

 

 

 

 

 

 

どんどん進むよ。 

 

                <その2> へ つづく・・・

 

 

 

 

 


▲なんてったって富士山! <その2>

2007-08-21 05:02:27 | ▲2007年山行報告

   
            ~ <その1> からのつづき~

 

それにしても この砂礫がとっても歩き辛い・・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

まだ余裕の弱足。

いつまで続くか・・・・。 

 

 

 

 

 


 

 

雄大だね~  と 副隊長もまだまだ元気。 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっ! ブルちゃんだ!

乗せてっておくれよ~!  って 副隊長言いたそうでした。 

 

 

 

 

 

 

 

ブルちゃんの道を横切って 登山道へ進みます。 

 

 

 

 


 

 

 

う~ん・・・・行けるのか? この時間で。

まあ、無理でしょう。

とりあえずがんばりまーす。 

 

 

 

 

 

 

 

だーれもいない・・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

たまには3人でね。 

 

 

 

 

 

 

 

双子山が下に見えるまで登ってきたね。 

 

 

 

 

 

 

 

高山病対策は とにかくゆっくり歩くこと。

隊長は普段速いけれど 今日はすごく意識してゆっくり歩いてるみたいだ。 

私は・・・・いつも通りでOK。 (^▽^;)

 

 

 

 

 

 

 

無人の小屋発見!

でも登山道からはずれていて 近くには行けなかった。 

 

 

 

 

 

 

 

歩き始めて2時間半。

中休止(?)しまーす。

梨を食べてリフレッシュ! 

 

 

 

 

 

 

 

左前方を見ると下山道の大砂走を下ってくる人たちが見えました!

明日はあそこを下りてくるんだね! 

 

 

 

 

 

 

 

ここは鳥取砂丘か? 

 

 

 

 

 

 

 

けっこうな傾斜を皆さん下ってます。 

 

 

 

 

 

 

 

この道は一人で歩くには 孤独すぎる・・・・。

3人で良かった。 

 

 

 

 

 

 

 

雲の位置がだんだん下になってきたね。 

 

 

 

 

 

 

 

はい、わかりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

きれいだね~! 

 

 

 

 

 

 

 

風は涼しいけれど やはり太陽ギラギラがけっこうきつい。

すぐに喉が乾いちゃう。

一番飲んでたのは 弱足隊員でした。

七合目まで足りるだろうか・・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

副隊長も疲れてきたか・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

登れども 登れども 富士の大きさが変わらない・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

弱足隊員、日よけを装着。

 

 

 

 

 

 

 

日陰はないけれど とりあえずまたここで休憩。 

どうやらここは 昔の五合目らしい・・・。

人が少ないから山小屋も経営できないのかな。 

 

 

 

 

 

 

 

でもすごい眺め。

とうとう雲と目線が同じくらいになったぞ。 

 

 

 

 

 

 

 

さて、また歩きだすよ。

砂が疲れを倍増させる。 

 

 

 

 

 

 

 

ガンバレ~!! 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろお腹が空いてきたんですけど・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

ってなわけで 山ごはんにしまーす。

建物を撮るのを忘れましたが ここは気象庁の避難小屋と思われる場所です。

ここが六合目になるのかな。

なんだか あまりはっきりとした標識がないのでよくわからない。

本当にここが避難小屋なの? って感じの場所でした。

ここで 弱足隊員は ランチパックを食べました。 照り焼きハンバーグ。 

パンパンです!  まるで私そのものです!

アフー会長! 富士山でもランチパックいっちゃいました!

 

 

 

 

 

 

 

隊長は大好きな鶏五目のおにぎり。  私も好きっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

副隊長はカップラーメン。

なんか久しぶりに原点に戻った感じ。

おいしい! を連発してました。 

 

 

 

 

 

 

 

そして 富士山で富士山サブレ。  ナーイス!

これは事前に持ってきました。 生協で売ってたので。 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで食べてました。

ん? 隊長 どうしました?

ちょっと頭痛がするらしい。 高山病か!?!? 

 

 

 

 

 

 

 

雲海見て元気出して。 

 

 

                <その3> へ つづく・・・・

 

 

 

 

 

 

 


▲なんてったって富士山! <その3>

2007-08-21 04:19:20 | ▲2007年山行報告

 
               ~ <その2> からの つづき ~

 

ゆっくり休んだので そろそろ出発します。 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか標柱が立ってるぞ。 

六合目がどうの、って書いてある。 

ここが六合目なのか?   よくわからない・・・・

 

 

 

 

 

 

 

あと1時間で七合目だって。

この時点で スタートから約6時間経ってます。 

 

 

 

 

 

 

 

オンタデの中、ひたすら歩きます。 

 

 

 

 

 

 

 

ん? なんか建物らしきものが見えたぞ~! 

 

 

 

 

 

 

 

おおっ! ついに七合目到着!

大石茶屋以来初めての有人の小屋です。  日の出館。 

弱足隊員は水切れで死にそうでした。

500mlのペットボトルを2本購入。

一本400円也。

 

 

 

 

 

 

 

そしてトイレも。

チップを払います。 えっといくらだったっけ・・・・

100円だったかなー。  

バイオトイレできれいでした。

昔の富士山のトイレは悲惨だったようですが 今は本当に助かります。 

 

 

 

 

 

 

 

さて、水も調達したし、先に進みましょう。

しかし天気が良くて気持ちいいっ! 

 

 

 

 

 

 

 

おーっと!  早くも次の小屋が見えました!  実際には早くない・・

 

 

 

 

 

 

 

砂走館到着です!

あれ?  その前に わらじ館 てのがあったはずだけど・・・

そんなのあったっけ??

そういえば 途中になんか建物があったような気もするなあ。

営業はしてなかったけど。

疲れて写真を撮るのを忘れてたのか?

あまり記憶がない・・・・

 

 

 

 

 

 

 

気持ちいいね~ 

 

 

 

 

 

 

 

あれまっ! けっこう人がいるじゃないですか! 

 

 

 

 

 

 

 

わあっ! 宝永山があんなところに見えるっ! 

 

 

 

 

 

 

 

また歩きにくい砂礫の道を進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

とうとう雲があんなに下に! 

隊長も疲れ気味か・・・・・?

 

 

 

 

 

 

 

次の小屋が今日のゴール。

がんばろう! 

 

 

 

 

 

 

 

上の方にそれらしき建物が見えた! 

 

 

 

 

 

 

 

かなり涼しくなってきたので 弱足隊員は上着を着ました。

オンタデも頑張ってるねー。

すごい生命力!

 

 

 

 

 

 

 

っとその時、突然現れたお花さん!!

イワツメクサです。

一番辛い時にすごく元気をもらいました。 

お花の力ってすごいっ!

 

 

 

 

 

 

 

砂から少しずつ岩ゴロ道に変わってきた。 

 

 

 

 

 

 

 

隊長~! がんばれ~! 

 

 

 

 

 

 

 

なんか雲が・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

すごくないですか? 

 

 

 

 

 

 

 

そして岩の色が赤くなった。

八合目はもうすぐか。

だって目指す小屋の名前は 「赤岩八号館」 だもの! 

 

 

 

 

 

 

 

おおっ! 着いたらしい! 

 

 

 

 

 

 

 

2人ともガンバレ~!

もうゴールだよ~!

・・・・・って こうやって書くと弱足隊員が一番元気みたいに思えるけど

私もいっぱいいっぱいでした。 (;´Д`A ```

 

 

 

 

 

 

 

ここが今日のお宿。 赤岩八号館。

ポレポレ隊は早目の到着だったようです。 

 

 

 

 

 

 

 

とうちゃーく!  カンカンカン!

ポレポレ隊が着きました~!

 

 

 

 

 

 

 

えっとですね・・・・寝床はこんな感じ。

とにかく前回の小屋は個室でしたから 

本当の意味での山小屋初体験は今日になるのかもしれません。

夏の富士山の小屋を経験すれば ほとんどの場所が平気だと思われます。

空いてる御殿場口のはずなのに、今夜は満杯みたい。

富士宮登山口から入った人も 巻き道を使ってここに来ることができるからです。

結局 2枚の布団に3人という感じでした。

副隊長とこんなにくっついて寝たのは 新婚時代以来じゃないか?

・・・なんか照れますな。 (/ー\*) イヤン♪

 

 

 

 

 

 

 

隊長は早速小屋の前に飛び出して 双眼鏡で景色を確認。

ねえ、見せて、見せて! って言っても 

ちょっと待ってよ とか言って 結局独り占めでした。  (=`(∞)´=) ブーブー!!

 

 

 

 

 

 

 

歩いてきた道が見える。

よく頑張ったね。 

 

 

 

 

 

 

 

ワオッ!

雲海の下から 山中湖が現れた! 

 

 

 

 

 

 

 

ここで また手ぬぐい登場。

シーサーの手ぬぐいは 夢眠ちゃん に頂きました!

夢眠ちゃん、ありがとう!  

手ぬぐいは色々使えてほんと便利なんです。 

 

                <その4> につづく・・・

 

 

 

 


▲なんてったって富士山! <その4>

2007-08-21 03:23:37 | ▲2007年山行報告

       
           ~ <その3> からの つづき ~  

 

前回の唐松岳頂上山荘と違って

ここは食事の時間指定がありません。

5時以降、好きな時間に食堂に行って セルフサービスで勝手に食べます。

食堂と言っても 部屋の一部なので狭く、一度に食べられる人数は限られていて

器によそって外で食べてる人もけっこういました。

でも富士山では珍しく何度でもおかわり自由でした。 

 

 

 

さて・・・・・

富士山といえば御来光ですが

弱足隊員、今回の富士登山で 御来光よりも見たいものがあったんです。

絶対にこれだけは見て帰るぞって誓ってたもの。

なんだかわかりますか? 

 

 

 

 

 

 

 

そう、これです! !

 

 

 

 

 

 

 

 

影富士~!!!!!

ご来光は下からでも見えるけど 

この影富士は登った人だけしか見ることができない最高のプレゼント!

こんなにきれいに見えました!

うれしい~~~!!!

 

 

 

影富士に大満足した弱足隊員。

かなり寒くなってきたのでお布団にもぐりこみます。

まだ6時過ぎなのに もう寝てる人もいて

山小屋ってこんななんだーって 改めていろんな発見がありました。

一度布団に入ってしまうと 寒くて出るのが億劫になり

結局このまま消灯時間を迎えました。

でも辺りが暗くなっても 次から次から登山者が来ていました。

皆さん遅すぎです。

・・・と小屋のご主人からも言われていました。

そして予約なしに来る人たちにもちょっと閉口してるようでした。

そもそも山小屋は 避難場所って意味合いもあるから

泊めてくださいという人を断るわけにはいかないのですが

特に2ヶ月で約20万人が訪れる富士山は 食事や寝床の準備を考えると

是非予約してから登ってほしいと思います。 緊急時は別として

 

さて・・・こんなバタバタした状態では眠れるはずもなく、

うとうとしては目が覚め・・・を ずっと繰り返していました。

副隊長曰く 

「山小屋は眠ろうとしちゃいけないんだ。 横になって疲れを取る場所くらいに思ってないと。」  

ほんと、その通りだなって思いました。

でもこれもいい経験かもしれません。

 

さて・・・影富士の次のお楽しみは やっぱり御来光ですが

ポレポレ隊は最初、頂上からの御来光にこだわらなくてもいいと思ってました。

この赤岩八号館では小屋の前でもしっかり御来光が見れるんです。

しかし、夜中1時頃から皆さん もぞもぞと起き出して

頂上へ行く準備をしている模様。

お部屋のあちらこちらで その気配を感じてしまい

ポレポレ隊も落ち着かなくなってきて  

どうせ眠れないなら行ってみようか ということになり準備開始。

が・・・・2時頃隊長が外へ出てみると なんと雨!!!

ガーン!

ほとんどの方たちはそのまま雨の中 歩き出していたけれど

最初から頂上での御来光にこだわっていなかったポレポレ隊は

そのままお布団に逆戻りしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして朝・・・。

小屋前で御来光を拝もうという皆さんが集まり始めました。

雨は上がったようですが この段階では微妙な天気。

 

   

 

 

 

 

 

見れるかな。 見れるといいね。 

 

 

 

 

 

 

 

う~ん・・・・・雲が厚い。

 

 

 

 

 

 

 

 

あ・・・でも いけるかも・・・ 

太陽さん、ガンバレ!

 

 

 

 

 

 

 

おおおおおっ!  

見えた!  見えました!  

富士山から見る御来光です!

日本の夜明けだ~~~!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

あっちこっちから歓声が上がりました。

ポレポレ隊も大感激!  良かったねー!

隣に寝ていたファミリーとも感動を分かち合いました。

頂上の方を見ると 厚い雲で覆われていましたが

夜中に出発した人たちは 無事にこの御来光、見れたんだろうか・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

朝食の時間は5時。

昨夜の夕食と同じように 勝手に器によそって食べます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその足で外へ出てみると こんな光景が!

なんか御来光よりきれいじゃん!

よーし! 今日も天気は良さそうだ! 

 

 

 

 

 

 

 

ザック一つに必要な物を入れ、隊長に背負ってもらうことにしました。

残りの荷物は小屋に置かせてもらいます。

「何時になってもいいから、ゆっくり頂上を楽しんでいらっしゃい。」

と 小屋のおかみさんが声をかけてくれました。 

さて、それでは頂上に向けて出発します! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っとその前に 今日の手ぬぐい。

メッシーさん ご推薦の 大鹿桜組の手ぬぐい です。

上の 「大鹿歌舞伎縞」 は弱足隊員が

下の 「花豆絞り」 は副隊長が首に巻いて準備完了!

 

 

 

 

 

 

 

赤岩の道を ゆっくりゆっくり進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマ友さんや ヤマ以外のお友達からの声援メールを胸に

ポレポレ隊、頑張ります!   

みなさん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

3人のこの日の様子ですが

隊長は昨日から軽い頭痛がある模様。

副隊長はどうも足の付け根が痛いと言っています。

昨日は左だけだったのに かばったせいなのか今日は両方共痛いらしい。

弱足隊員は 大きく息を吸うと胸がちょっと痛い。

昨日から深呼吸し過ぎたせいかな・・・。

こんな状態の3人で果たして頂上に着けるのでしょうか・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

雲海と朝陽に励まされながら ゆっくり進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

人が少ないのが何よりの救い。 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくり ゆっくり・・・・

立ち休みも何度もしながら。 

 

 

 

 

 

上にはどこまでも続く登山道。

 

 

 

 

 

 

 

だんだん岩が大きくなってきて 

『落石注意』 の立て札がいっぱいありました。

かつて落石で大きな事故があったそうです。

上を確認しながら進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

頂上で御来光を見た方達が 下山してきます。

八合目からの道ですれ違う時 たくさんの方達が 

「頑張ってください」 と エールを送ってくれました。

これはすごくうれしかった。 

 

 

 

 

 

 

 

と その時、 下から上へ ものすごい速さで飛んでいく物発見!

副隊長が 「お! 未確認飛行物体だ!」 と叫びました。

その辺に居た何人かの人たちも 口々に 

「なんだ! あれは!?」  と騒いでいます。

 

 

 

 

 

 

 

ん?  これってもしかして・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

風船じゃん!

いったい誰が何のために・・・・

 

                 <その5> へつづく・・・

 

 

 

 


▲なんてったって富士山! <その5>

2007-08-21 02:56:45 | ▲2007年山行報告


            ~ <その4> からの つづき ~

 

 

風船の謎が解けないまま あーだ こーだ 言ってるうちに

頂上の一角が見えてきました。

あの鳥居がゴールに違いない。

あと少しだ! 頑張ろう!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして とうとうやりました!

御殿場口のゴールに到着です!

バンザーイ!

よく頑張ったね!

本当は3人でゴールの瞬間の写真を撮ったのですが 

弱足隊員がブタみたいな顔してるのでボツ。 ( ̄(●●) ̄) ブヒ・・

 

 

 

 

 

 

 

まずは目の前のお釜をのぞきます。

これが 大内院といわれる火口か~!

すごい迫力だ!

 

 

 

 

 

 

 

さて・・・ 一応ゴールはしたものの 富士山の標高は3776m。

その一番高い部分は まだこの先にあります。

そう 剣ヶ峰に登らないと 日本一の高みに立ったとは言えません。

しかし 副隊長の両足の付け根は痛みを増していたらしく

「もうここで十分だから 二人で行っておいで。」 と言い出しました。

 

 

 

 

 

 

 

本当は3人で剣ヶ峰に立ちたかったけれど無理はできません。 

なので副隊長は 頂上富士館 で待っててもらうことにして

隊長と弱足隊員の二人で 剣ヶ峰&お鉢巡り をすることにしました。

1時間以上かかるだろうけど大丈夫?

あんまり寄り道しないようにするから。  ほんとかい

 

 

 

 

 

 

 

あ、でもその前に奥宮にお参りして 3人で記念撮影。

ポレポレ隊、本当にここまで来ました! ・・・の証明写真です。 

 

 

 

 

 

 

 

すぐ隣には夏の特定期間だけ開いている富士山頂郵便局があります。

本当はここからたくさんの人に絵葉書を出したかったのですが

御殿場口の大石茶屋には あまりいいカードが売ってませんでした。

残暑お見舞いで出すのに 紅葉とか桜とか・・・

なのでその中でもまだ使えそうな数枚を選んで

隊長のお世話になってる先生方のみ投函。

頂上の小屋には素敵なカードが売ってたのですが

副隊長を待たせてカードを書くわけにもいかず 残念だけど諦めました。 

 

 

 

 

 

 

 

でもどんな感じなのか確認したかったので自宅に送ってみました。

それがこれです。

しっかり 「富士山頂」 って書いてあるでしょ?

うれしー! 

 

 

 

 

 

 

 

それじゃあ、行ってくるね!

副隊長にザックを預け、二人は空身で剣ヶ峰へ向かいます。 

 

 

 

 

 

 

 

よーし!今度こそ 日本で一番高い場所、剣ヶ峰に向かうぞっ!!

隊長、その前に軽くご挨拶。 (笑)

これから向かいまーす! 

 

 

 

 

 

 

 

馬の背と呼ばれる坂を上がります。

距離はたいしたことないのですが なにしろ歩き辛い。

一歩踏み出す度にズルズルっと滑っちゃう。

ここを下るのは大変そう・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

その頃 残された副隊長は 周りの撮影をしてました。

実は今回、副隊長は自分のカメラを家に置いてきました。

「行程が長いから とにかく荷物は少なくする!」 と言って

なんとカメラを置いてきたのです・・・!

私には信じられない行動でしたが仕方ない。

コンデジをいつも2台持ち歩いている弱足隊員なので

そのうちの1台、新入りのミュー君を渡して好き勝手に撮ってもらいました。

これは富士宮口の終点。

鳥居と雲海のコラボレーションがきれい!

 

 

 

 

 

 

 

富士宮口は 吉田口(河口湖口) と共に人気のルートなので 

どんどん人が登ってきます。 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは隊長&弱足チーム。

これは剣ヶ峰で写真を撮るための列です。

まさか富士山の頂上で順番待ちの列に並ぶとは・・・・

でも 混雑してる時には馬の背まで続くらしく

これはまだマシな方みたい。

 

 

 

 

 

 

 

剣ヶ峰からパチリ。

まだまだ列が続いてますね。 

 

 

 

 

 

 

 

そして着きました!

今度こそ ここが日本一高い場所です!

人間が立てる場所の中で ここより高い場所はないってことです!

それってすごい! ワーイ!ワーイ!

本当は隊長との2ショット写真もあるのですが

私がブタみたいに写ってて載せられませんでした。 またかよ。 ( ̄(●●) ̄) ブヒ・・

副隊長も来れたら良かったのにな・・・

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここからはお鉢巡りになります。

日本一高いハイキングコースだ!

 

 

 

 

 

 

 

思ったよりもずっと人が少なかった。

剣ヶ峰で写真を撮ってそのまま戻る人もかなりいるようでした。

正面に見えるのがさっきまで居た剣ヶ峰です。 

 

 

 

 

 

 

 

富士山のテッペンを歩いてるっていう実感が全くない・・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

見渡す限り 雲のじゅうたん。 

遠くに南アルプスがすこーし見えます。

 

 

 

 

 

 

 

いつもは頂上と山容しか写真を撮らない隊長ですが

この日はけっこうパチパチやってました。

この左側辺りが大沢崩れ。

ちょっと覗いて見たけれど 下半身がジンジンしちゃって怖かった・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長、小内院を前に 何を思っていたのかな・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

かなり寒かったけれど 心配していたほどではなかったので助かりました。

人によって着てるものに差があっておもしろかった。

完全防備の人から 軽装の人まで。

私たちは半袖のインナーに長袖の中着、それにフリース。

小屋で待機の副隊長はフリースじゃなくて雨具の上着を着てました。 

体感温度は人によって差がありますが

かなり寒がりの私でも歩いていればこの格好で全然問題なかったです。

ただ、頂上で御来光となると それなりの装備をしないと辛いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

お鉢巡りの道はずっと平坦ではありません。

ピークも剣ヶ峰だけじゃなくて いくつかあります。

ここは白山岳。

剣ヶ峰に継いで高い(3756m)ピーク。

隊長が登りたいと言ったのですが ロープが張ってありました。

踏み跡はあったのですが そのロープの意味がわからず

禁止区域だとまずいのでやめさせました。

夏の富士山は安全というイメージがありますが

コースをはずれて歩くと危険な箇所もいっぱい。

必ず決められたコースを歩かないといけません。

 

 

 

 

 

 

 

こんなビローンな場所もありました。   なつかしい言葉だ・・・

 

 

 

 

 

 

 

みなさん、雲海を前にそれぞれ何を想っているのかな。 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣ヶ峰があんな遠くになっちゃった。

 

 

 

 

 

 

 

富士山の方位版はやっぱり中心に富士山がありました!

 

                
                <その6> につづく・・・

 

 

 

 

 


▲なんてったって富士山! <その6>

2007-08-21 01:06:09 | ▲2007年山行報告


               
           ~ <その5> からのつづき ~

 

今いったいどこを歩いているのか全然わかってない弱足隊員ですが

とにかく隊長の後を付いて行きました。 

 

 

 

 

 

 

 

急にザワザワと人の気配が多くなった。

 

 

 

 

 

 

 

どうやら吉田口(河口湖口)からのゴール付近に来たようです。

さすがに人気のルート。

人がごった返していました。 

御殿場口、富士宮口の浅間大社奥宮に対して

こちらの吉田口、須走口には 久須志神社があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

え!?!?!

ここはどっかの商店街か? ってほど 出店が並んでいました。

本当にここは富士山の頂上なんでしょうか・・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

バッジ購入に大興奮の弱足隊員。

しかもここは買ったバッジに日付を入れてくれます!

ワーイ!  もちろん有料。 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じ。 バッジによって入れ方が色々違ってました。

「頂上踏破」 ってう文字がうれしい!

 

 

 

 

 

 

 

商店街(!?)南側のピークは大日岳。

頂上での御来光をここで見る人も多いそうです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

テッペンにちょこっと見える鳥居が大日岳の頂上になるみたい。(3750m) 

 

 

 

 

 

 

 

この写真はすごく富士山ぽくて好き。

ほんとに登ってたんだな、って帰ってきてから実感した一枚。

 

 

 

 

 

 

 

途中、東側が切れ落ちた伊豆ヶ岳と

写真の成就ヶ岳を巻いて 副隊長が待つ頂上富士館に向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

無事に副隊長と合流。

1時間半くらい待たせてしまいましたが

小屋でコーヒーを飲んだりして ゆっくり過ごしたようです。

それではここから3人でザックを置かせてもらってる赤岩八号館まで戻ります。

 

 

 

 

 

 

 

本当にこのルートは人が少なかった。

何度も 「空いてるよね~」 って言いながら下山。

 

 

 

 

 

 

 

 

登山道でこんな写真を撮っても 誰にも迷惑かけません。 

 

 

 

 

 

 

 

今度はいちいち振り返らなくても 雲海はいつも視界の中。 

 

 

 

 

 

 

 

もうちょっとでお別れか・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

ぐんぐん高度を落とします。

 

 

 

 

 

 

 

 またブルちゃん登場。

 

 

 

 

 

 

 

そして小屋に到着。

ザックを受け取って下山準備。

ほとんどの登山客はもう下山した後らしく 少しおかみさんとお話。

「初めての富士山を御殿場口から登るのは不安もあったけれど

 その分達成感も大きく本当に感動しました。 

 来て良かったです。お世話になりました!」

おかみさんも 

「またいつでも来てくださいね。 この景色はいつでも待っててくれるから。」 

と言ってくださいました。

名残惜しいけどそろそろ行こうか。

 

 

 

 

 

 

 

下山はすごく楽でした。

登りのあの辛さはなんだったんだろう、ってくらいに。 

 

 

 

 

 

 

 

雲海よ! たくさんの感動をありがとう! 

 

 

 

 

 

 

 

副隊長、頂上での様子がうそのように元気です。

どんどん先に行っちゃいます。 

 

 

 

 

 

 

 

さて! 御殿場口のお楽しみといえば 大砂走り!

いよいよ始まるよ! 

 

 

 

 

 

 

 

最初は岩がゴロゴロ混じってて ちょっと怖い。

ゆっくり行こう。 

 

 

 

 

 

 

 

前を歩く副隊長の砂埃がすごいので 弱足隊員はマスクをつけます。

砂走りを歩くための三種の神器は

スパッツ、サングラス、マスク ですね。

バンダナや手ぬぐいで口を覆ってもいいけれど

息が苦しくなるのは困るので 立体マスクがおすすめ。

でもね、呼吸するたびにサングラスが曇るので隊長と副隊長はつけなかった。 

 

 

 

 

 

 

 

宝永山が見え始める頃から いよいよ本格的な砂走りに入ります。 

 

 

 

 

 

 

 

用意はいいかな? 

 

 

 

 

 

 

 

と思ったら またまたブルちゃん登場。 

 

 

 

 

 

 

 

広いです!  とにかく広いです!

富士山のテッペンから もうこんなに下ってきたんだね。

 

 

 

 

 

 

 

いや~ 実に楽しい!

この大砂走りだけでも 是非体験してほしいです!

一歩が3mにもなる、なんて書いてあったけどほんとです。 

走ると3mくらい進みます。

この感触は言葉では言えません。 

やってみないとわかりません!   

須走口にも下山道に砂走りがありますが こっちは 砂走りですもん。  

やっぱり がついてる分、規模が違うと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもずっとやってると疲れます・・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

これは普通に歩いた状態。

足首から下は全部砂礫に埋まっちゃいます。 

 

 

 

 

 

 

 

行け~!  行け~!

どんどん行け~! 

 

 

 

 

 

 

 

でも疲れて弱足隊員は砂の上で休憩中。 

 

 

 

 

 

 

 

弱足隊員、フラフラしてます。

 

                <その7> につづく・・・

 

 

 

 

 


▲なんてったって富士山! <その7>

2007-08-21 00:00:00 | ▲2007年山行報告


               ~ <その6> からのつづき ~

 

オラ~~~~~ッ!!!

どんどん行け~!!  

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ終わりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

あれに見えるは懐かしき大石茶屋! 

 

 

 

 

 

 

 

弱足隊員は膝が痛くてヘロヘロでした。

この砂走り、調子こいてると膝にきますので要注意。 

 

 

 

 

 

 

 

全身砂だらけになったあなたには 洗面水はいかがっすか?

一杯100円だよ。

隊長と副隊長はこれでザブザブ顔を洗ってました。

弱足隊員はお化粧してるから 気持ち良さそうな二人を指をくわえて見てました。

手だけ洗わせてもらおう。 

 

 

 

 

 

 

 

くわえた指は食べられないけど カキ氷なら食べれちゃうぞ!

火照った身体にイチゴシロップが沁みるぜ! 

 

 

 

 

 

 

 

膝が痛い弱足隊員を置いてどんどん先に行く二人・・・・。 

待ってケロ~~  (ρ_;)

 

 

 

 

 

 

 

そしてとうとう到着しました!

無事に駐車場に戻ってきたよ! 

お疲れ様!  

 

 

 

 

 

 

 

見上げたら 富士山は厚い雲の中でした。

でも上からはきっと素晴らしい雲海が広がっているんだろうな。 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当ならこんな風に見えるはず。

これは昨日見た富士山。 

さっきまで あのテッペンに居たなんて 夢みたい。

プロローグは後ほど。 まずはお花をご紹介します。

 

今回会ったお花さんたち

 

オンタデさん。ありがとう。              メイゲツソウ。 ありがとう。

 

 

オオバギボウシ。 ありがとう。            ヨメナちゃん。 ありがとう。 

 

 

ヤマホタルブクロさん。 ありがとう。         フジハタザオ。 ありがとう。 

 

 

シモツケさん。 ありがとう。              クサボタン。 ありがとう。 

 

 

イワツメクサ。 ありがとう。               フジアザミさんもありがとう。 

 

おみやげ 

奥宮で買ったお守りと根付。 義理ママにもあげました。
それからシャモジ。 

 

山バッジ 

今回もいっぱい買っちゃいました。
詳しい説明はバッジリストから。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一度も登らないとバカと言われ、二度登ってもまたバカと言われる・・・・

そんな富士山をポレポレ隊、堪能してきました。

世界遺産から見放されてきた富士山が 

今年1月暫定リストに追加登録されたそうです。 

ゴミ問題がかなり前からネックになっていたようですが

今回、歩いたルート上に 大きなゴミはほとんど見当たりませんでした。

これは 富士山クラブを初めとした数々の団体や

野口健さんがバッシングにも負けず働きかけた賜物ではないでしょうか。

でもそんな一部の人たちだけが頑張ってもダメなんです。

富士山だけじゃなくて、他の山も川も海も 

自然の中に身を置かせてもらってるって意識をいつも持てば

簡単にゴミなんて捨てられないはず。

ポレポレ隊も 自然に対してもっと謙虚になって 

「お邪魔します・・・・」 の気持ちを忘れないようにしたいと思います。

富士山は見る山で登る山じゃない、って思ってた人の中で

たった一人でもいいから 「富士山いいじゃん! 登ってみようか」 

って思ってくれた人がいたら とってもとってもとってもうれしいです。

ガチャピンもノリピーも登ってる富士山に 是非あなたも!!

 

ありがとう!やっぱり富士山 日本一!
                                
                                (久々に弱足心の俳句 季語なし)

 

長いレポにお付き合いいただき、ありがとうございました。

ポレポレ隊を応援してくださった全ての方たちに感謝します。

夢の一つが叶ったのは応援してくださった方たちがいたからです。

これからもますますポレポレ度をアップさせながら いろんなお山に会いに行きます。

初めての富士山、御殿場口からのルートは確かにきつかった。

でも静かに登りたい人には ピッタリです。

辛かった分だけ達成感も大きい。

弱足隊員が登れたのだから 絶対に登れるはずです。

深田久弥は 富士山を 「偉大なる通俗」 と表現してます。

登ってみて なんてピッタリの言葉なんだ、と感動しました。

弱足隊員の語彙の貧弱さ・・・なんとかしたいです・・・・・トホホ。


最近、asa0110さん  FTrekさん  も富士山に登られています。

 

最後に・・・

今までポレポレ隊が登った山から見えた富士山をプレゼント! 

これからもっともっと増やすぞ。

 

 

 

国師ヶ岳から。   

 

 

 

 

雲取山から。 

 

 

 

 

大菩薩嶺から。 

 

 

 

 

竜ヶ岳から。 

 

 

 

 

飯盛山から。2006・11・25 

 

 

 

金時山から。 2007年1月13日 

 

 

 

 

天城山から。 2007年2月11日 

 

 


 

 

金冠山から。 2007年2月11日 

 

 


 

 

箱根大涌谷から。 (なければ描いちゃおうシリーズ) 2007年4月4日 

 

 


 

 

丹沢 搭の岳から。 2007年4月29日 

 

 

 

 

横浜の実家裏から。 

 

 

 

 

そして我が家のベランダから。

 

               いつも一緒だよ・・・。

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

富士山 (ふじさん)

静岡県 、 山梨県  3776m

日本百名山 甲信越百名山 静岡の名山 山梨百名山

コース・・・・・・・一日目 御殿場登山口(5:40) ~ 七合目日の出館(12:50)

               ~ 八合目赤岩館(14:10)  全所要時間 8時間30分

         二日目 赤岩八号館(5:35) ~ 御殿場口頂上(7:20) ~

               剣ヶ峰(8:10) ~ お鉢巡り(約1時間) ~ 赤岩館(11:00)

               ~ 御殿場登山口(14:10)  全所要時間 8時間35分

        *所要時間の中には 休憩、食事が含まれます。

メンバー・・・・・・ 隊長、副隊長、弱足隊員 (いつものポレポレ隊メンバー)

        

               

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▲原点の場所へ 唐松岳 <その1>

2007-08-02 13:00:00 | ▲2007年山行報告


歩いた日 2007年7月27日~28日

さて・・・・・!

引き続き見てくださってありがとうございます。

お疲れじゃないですか?

お茶でも一杯いかがですか?  (*^◇^)_旦~~ ドウゾドウゾ♪

これは2007年 ポレポレ隊 夏山遠征の後半のレポになります。

前半の <▲天国と地獄 立山> は こちら から。

 

 

 

 

 

 

 

アルペンルートを使って扇沢まで戻ってきたポレポレ隊は

今日は移動日となります。

白馬村のリゾートホテルでちょっとリッチな一日を過ごしました。

宿泊したのは 白馬東急ホテル。

 

 

 

 

  

 

 

  

フランス料理とおいしいワインに酔いしれて 至福の時を過ごしました。

いよいよ明日は 思い出の場所へと向かいます。

どうか 太陽が顔を出してくれますように・・・・・!! 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、ホテルの窓から外を見ると、 わあっ! 白馬が見える!

今日はお天気期待できるかも!  早くも胸が高鳴ります。 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルを早々にチェックアウトし、黒菱平まで向かいます。

途中、牧場を通りますが 牛さんに道を占領されて渋滞が起きちゃいました。

ま、ここは牛さん優先ですから 退くまで待つとしましょうか。 

 

 

 

 

 

 

 

八方尾根方面までは 八方駅から兎平を通って上がる人が多いようですが

我々は高度を稼ぐために 黒菱平まで車で上がりました。

ここからリフトを使います。

思ったより混んでました。

 

 

 

 

 

 

 

準備をして出発。 忘れ物はないかな。  

今日は山頂の小屋泊まりとなるので念入りに準備。 

手ぬぐいはお花シリーズの朝顔さん。

 

 

 

 

 

 

 

楽チン楽チン どんどん上れ。 

 

 

 

 

 

 

 

ここで八方駅から来た人たちと合流し、もう一つリフトに乗ります。

この時点でお花がたくさん咲いていて 弱足隊員、かなり興奮気味。 

 

 

 

 

 

 

 

足の下にはお花がいっぱい! 

 

 

 

 

 

 

 

八方池山荘前のトイレに寄って さあ、ここからいよいよ始まります。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは観光の人もかなり居て ごったがえしていました。

八方池までの人たちは ほとんどが木道の巻き道を行くので

われわれは人を避けるために 岩ゴロの直登コースを進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

朝、ホテルから白馬が見えてたのに 

なんだかガスってて あまり良い天気じゃないなぁ。

まさか立山みたいなことにならないだろうな・・・と 

かなり不安な隊長と弱足隊員。

副隊長は 「なるようになるさ」 と 構えてます。  頼もしい。

 

 

 

 

 

 

 

う~ん、本当なら展望がいいはずなのに・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

なんかどんどんガスが上がってくるよ。 

 

 

 

 

 

 

 

八方山(石神井)ケルン到着。  時折青空が見える。

 

 

 

 

 

 

 

でもまたガスっちゃう。 

 

 

 

 

 

 

 

そんな時、唐松から下りてきた人が 「上はいい天気だよ頑張って」。

とうれしい声をかけてくださった。

おおっ! そうなのか!?

その一言で俄然元気になる弱足。 

 

 

 

 

 

 

 

第二ケルン到着。 

 

 

 

 

 

 

 

あちこちで歓声があがる。

白馬のお出ましだ~! 

 

 

 

 

 

 

 

あの雲がどいてくれればねー なんて言いながら 皆さんカメラを構えてました。 

 

 

 

 

 

 

 

八方ケルンに着きました。

なんだかまた雲がいっぱい・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

八方池の手前でまた道が分かれます。

左は尾根を歩くコース。

右はお花を愛でるコース。 

ポレポレ隊は今日はこちらのお花のコース、明日の下山時は尾根を通ることに。 

第三ケルンは尾根のルート上にあるので

こちらの道からだと通らないことになります。

 

 

 

 

 

 

 

着きました~!!!!!

ポレポレ隊、思い出の場所。 

八方池に到着です!

 

 

 

 

 

 

 

2004年夏・・・ポレポレ隊、お気楽観光人の3人は 

山登りなんて全く縁がない状態でここにやってきました。

ちょうど今日と同じような感じ・・・雲が出たり消えたりの状態でこの白馬を眺めながら、 

世の中にこんなにきれいな場所があるんだねー

なんて ちょっと興奮しながら話してました。

そんな中で 静かに静かに心を奪われていた隊長・・・・・。

いつものように寡黙に 表情一つ変えずに ただひたすらここからの景色を眺めていたっけ。

それから月日は流れ、すぐに山の話をするわけでもなく、

1年の間、一人でこっそりとパソコンで たくさんの人たちのレポを見たり

書店で本を見たりしながら 薄紙を重ねるように山への想いを膨らませていった隊長・・・。

ある日、突然 「日本山岳協会に行ってみたい。」 と言い出し、

へっ!? 何故に? と 驚く母。

でも気づいたら 夏休みに山岳協会の一室で、会長さんと向き合っていたのでした。
(日本山岳会と日本山岳協会とは別物です)

山の知識なんて全くない無知な母は 

あの植村直己さんと同じパーティでエベレスト登頂してる会長さんに向かって

「けっこう山とか、登ってらっしゃるんですか?」 なんて

お部屋の方たちが一瞬固まるような質問をしてしまった。

それでも会長さんはニコニコ笑って そのおバカな質問を受け流してくださいました。

その会長さんが お薦めの山として 谷川岳の名前を挙げ、

ポレポレ隊はその後、2回谷川にお邪魔しています。

協会の方たちの後ろ盾もあり、隊長を受け入れてくださる山岳会ともめぐり会い、

ちょっとずつだけど 山の知識を身につけ、道具も揃え、今に至っている次第です。

まだまだ赤ちゃんみたいな3人ですが  っつうか特に私 

これからもいろんな山に出会って 感動し、癒されていきたいと思っています。

長くなっちゃったけど ポレポレ隊、原点の場所が この八方池だったってことを

是非、書きたかったもので・・・。

でもね、今日はステップアップ。

あの時はここからUターンしたけれど 今日のポレポレ隊はまだまだこの先へ向かっちゃうのだぞ。

ここからは未踏です。

そして山小屋初挑戦。

立山では山小屋というには立派すぎたしね。

いったいこの先には どんな感動が待っているんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

ただいま~!!!

帰ってきたよ~!!!!!!

 

                <その2> につづく・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▲原点の場所へ 唐松岳 <その2>

2007-08-02 12:00:00 | ▲2007年山行報告

 
                                 ~ <その1> からのつづき ~

 

さて、ここからは 山をいくらか経験してきたポレポレ隊が

初めて足を踏み入れる領域です。

あの時、大きなザックを担いで なにやらもっと高みに登っていく人達を見て

ここがこんなにきれいなのに、あんな重たい荷物を持っていったいどこへ行くのかねぇ・・・

なんて  言ってた私たち。

今日はその高みへ自分達が上がっちゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

まだ八方池が見えます。

副隊長も 「素晴らしいっ!」  を連発。

 

 

 

 

 

 

 

その素晴らしい景色がこれ。 

 

 

 

 

 

 

 

この景色、いただきっ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから一旦樹林帯へ入ります。 

 

 

 

 

 

 

 

木々の間からも なんとか見えてます。 

 

 

 

 

 

 

 

岩ゴロ道をどんどん登れ。 

 

 

 

 

 

 

 

ところどころ まだ雪が残ってる。 

 

 

 

 

 

 

 

こんな場所もヨッコラショ。   ストックが邪魔でないかい? 

 

 

 

 

 

 

 

雪渓を見ながら歩きます。 

 

 

 

 

 

 

 

扇雪渓到着。

ここで休憩したかったけど 人が大勢だったので丸山ケルンまで行っちゃうことに。

 

 

 

 

 

 

 

また見えなくなっちゃった・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく上を目指そう。 

 

 

 

 

 

 

 

ハイマツの間をグングン登る。 

 

 

 

 

 

 

 

はーい! 丸山ケルン到着です。

ここでお昼にします。

なんか雲に囲まれちゃった。 

 

 

 

 

 

 

 

白馬東急で作ってもらったランチ。

サンドウィッチに唐揚げ、バナナとジュースがついてました。

ジュースは隊長に取られた。  

 

 

 

 

 

 

 

 

お腹も一杯になって ハイテンションの弱足隊員。

 

 

 

 

 

 

 

お、いいぞいいぞ!  景色がクッキリハッキリしてきたぞ! 

 

 

 

 

 

 

 

みなさん、一列に並んでどうしました? 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、この景色を堪能してらしたんですね。 

 

 

 

 

 

 

 

一通り満足したら ゾロゾロと大移動が始まった。 

 

 

っとここで 前を歩いていた隊長が

「ねぇ、アレ見て。」  と 実に冷静に下の方を指差した。

え?何? お花?  と思って覗いてみたら・・・・

 

 

 

 

 

 

 

おおおおっ! 雷鳥さんだ~!!!!

写真は大きく載せましたが これ、誰も気づかないような かなり下の方だったんです。

「隊長、よく気づいたねー えらいっ! ほんとえらいっ!」 

雛もそばにいたのですが 写真を撮ってる間に草むらの中に入っちゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

雷鳥さんの興奮も冷めやらぬまま 進みます。

だんだん山が大きくなってきたね。 

 

 

 

 

 

 

 

なんかすごいな。

 

 

 

 

 


 

 

ここからちょっとの間は気をつけて。

 

 

 

 


 

 

 

かなり道幅が狭くなります。

 

 

 

 

 

 

 

でもゆっくり歩けば大丈夫。

対向者との譲り合いをうまくすれば問題なし。

 

 

 

 

 

 

 

あ! 小屋が見えた!  到着したんだね!

 

 

 

 

 

 

 

 

わおっ! 唐松の頂上も視界に入った!

 

 

 

 

 

 

 

目の前には剱!!  

立山では拝めなかったけど 今日はこんなにはっきりと!!

 

 

 

 

 

 

 

そして 手の届きそうな場所には五竜も!!

ああ、なんてすごい景色なの!

 

                  <その3> へつづく・・・・      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▲原点の場所へ 唐松岳 <その3>

2007-08-02 11:00:00 | ▲2007年山行報告

 
            ~ <その2> からのつづき ~

 

今日お世話になる 唐松岳頂上山荘 です。

ポレポレ隊、初山小屋。  

ワケがわからない3人は とにかく唐松の頂上をゲットしよう! と 焦っていて

ここで荷物の整理をやってたら 登山者のおじさんが

「今日 ここに泊まるの?」 と声をかけてくださいました。

「はい、そうです。」 と答えると 

「先に受付しないと 食事の時間とか決まらないよ。」 と。

「え~っ! そうなんですか! 」 と慌てて受付所へ向かう弱足。

あと少し遅れたら長蛇の列になるところでした。

おじさん、どうもありがとうございました!!

ということで、最初に部屋へ行って とにかく荷物を置くことに。

 

 

 

 

 

 

 

実はポレポレ隊、個室を予約してありました。

初めての小屋泊・・・・きっと緊張するし 疲れもあるし 

とりあえずは個室から体験てことで。 

 

 

 

 

 

 

 

しかも窓からは 剣岳が目の前に見えます。

これも予約時にお願いしておきました。

だって、今日は隊長のバースデー!

思い出に残る素敵な場所を確保してあげたくて。  実は自分がそうしたかった・・・

立山での弱足隊員のバースデーは 散々だったけど 

今日はその分を取り返すような一日になりそうだね!

 

 

 

 

 

 

 

さあ! 必要なものだけを持って 唐松岳頂上を目指すよ! 

ここ唐松岳は 昨年 甘栗さん と なみちゅうさん が登ってます。 (あ、別々にです・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

途中で振り返ると 山小屋が小さく見えた。 

 

 

 

 

 

 

 

小屋から20分ほどで頂上に着きました。

唐松岳頂上、ゲットしました~!! 

 

 

 

 

 

 

 

もう~ 気持ち良すぎっ!! 

 

 

 

 

 

 

 

剱も光ってます。 

 

 

 

 

 

 

 

そして やっとこさ飲めました。

お山の頂上でハーブティー。

お味は 「サマーデイズソング」   

そう、硫黄の帰りに寄ったハーバルノートのハーブティです。

平地ではもうかなり飲んだけど どうしてもお山のテッペンで飲みたかったの。

うれしいっ!

 

 

 

 

 

 

 

隊長は一人で噛みしめてました。

あの日、八方池から観た白馬三山が 今は目の前に。

隊長、15歳のお誕生日、おめでとう。

本当に良く育ってくれたなぁ。  

まだまだ大変なのはこれからだけど 皆に助けてもらいながらがんばろうね。

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり一人が好き。 

 

 

 

 

 

 

 

不帰ノ嶮 の向こうには 鑓ガ岳、杓子岳、白馬岳 と白馬三山が。

絶景かな!!

 

 

 

 

 

 

 

剱もドッカーンと見せちゃおう! 

立山のリベンジだ! 

 

 

 

 

 

 

 

なんかちょっと寒くなってきた・・・

そろそろ小屋に戻ろうか。 

 

 

 

 

 

 

 

途中でヘリが飛んできました。

立山でも運んでたっけ。 

 

 

 

 

 

 

 

隊長はこのまま部屋に戻るのは嫌だと言って

小屋の裏手にある展望台へ登って行きました。

副隊長と弱足隊員はお部屋へ戻ります。 

 

 

 

 

 

 

 

その後も隊長は 小屋の回りをウロウロ。 

 

 

 

 

 

 

 

ここがテン場。

小屋からかなり下にさがっています。

トイレとか大変だろうなぁ。

なみちゅうさんは どの辺りに張ってたのかなぁ。 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ポレポレ隊の夕食時間は16時50分。

指定された時間に 引換券を持って食堂に入ることになってます。

カレーでした。 ハンバーグカレー。

隊長は昨日のホテルでのフランス料理より 

ずっとこっちの方がいいと おかわりしていました。   

 

 

 

 

 

 

 

夕食が終わって部屋へ戻ると 剱がシルエットになってました。

きれいだなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

五竜も赤く染まりだしました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

16時38分。 

 

 

 

 

 

 

 

18時51分。

 

 

 

 

 

 

 

 

19時32分。

お部屋の窓からこんな景色が見れるなんて なんて贅沢なんでしょう!!

ちなみに 個室料金は通常料金プラス16000円でした。

剱が見えない方のお部屋は確か13000円だったと思います。

「なんて贅沢!」 って思うかもしれないけれど

今回は これが隊長のバースデープレゼントなので奮発しました。

それと・・・実はこの後、弱足隊員、ずっと悪寒がして体調悪化。

耳もキンキンするし とにかく寒くて毛布でくるまって鎮痛剤のお世話になったので

個室でよかったなーって痛感。 ほんと軟弱女。

個室を希望される方は なるべく早目にってことでした。

ポレポレ隊の場合、6月初めに予約入れました。

 

 

さーて・・・・夜になってかなり風が出てきて

窓がビシビシいってましたが 誰に気兼ねするでもなく

3人で感動を話し合いながら眠りについたのでありました。

おやすみなさい・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

夜が明けました。

朝4時38分の窓からの眺めです。

外を見るとけっこう皆さん、ウロウロしてらっしゃる。

でも寒そうです。   

一晩寝て すっかり元気になった弱足隊員も いっぱい着こんで外へ出てみました。

 

 

 

 

 

 

 

ご来光、最初は雲に隠れてたけど 小屋の裏手から上がってきたところを

副隊長がゲットしました。   

これが見れるのも やっぱりお泊りだからこそですね。  感動!

 

 

 

 

 

 

 

朝の白馬三山を見に、 唐松岳の途中まで行ってみました。

すごい風でお見苦しい姿ですが。

なんか私の頭って四角くない?   変なのー。

 

                  <その4> へつづく・・・

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▲原点の場所へ 唐松岳 <その4>

2007-08-02 10:00:00 | ▲2007年山行報告

 
              ~ <その3> からの つづき ~

 

 

朝ごはんです。   

ポレポレ隊は6時10分からでした。

 

 

 

 

 

 

 

食堂の様子。 

 

 

 

 


 

 

 

今日はひたすら下りて帰る日です。

泊まり客の半分くらいの方たちは 五竜へ縦走するようで、

早いパーティは とっくに出発されてました。

ポレポレ隊もちょっとだけ五竜方面に行ってみました。 

 

 

 

 

 

 

 

五竜までは鎖場もある けっこう怖い道。

でも隊長が 「ママもゆっくりなら絶対に行けるよ。」 と

うれしいことを言ってくれました。

いつか五竜もゲットできるかな。 

 

 

 

 

 

 

 

さて、お花シリーズ。 スイレン柄の手ぬぐいを首にかけ

ポレポレ隊も出発します。

頂上山荘さん、お世話になりました。 

 

 

 

 

 

 

 

お天気は曇り。

雨はなさそうです。 

 

 

 

 

 

 

 

昨日と同じ道をピストンします。 

 

 

 

 

 

 

 

ここはゆっくりね。 

 

 

 

 

 

 

 

チングルマの向こうに五竜が。 

 

 

 

 

 

 

少し歩いては立ち止まり。 

 

 

 

 

 

 

 

山のエネルギーを体いっぱいに受けて。 

 

 

 

 ・・・・・っと ここでまたプレゼントがありました!

 

 

 

 

 

 

 

また雷鳥さんが!!!

アフーさんにプレゼント!

今度は昨日よりずっと近い場所です。

お別れの挨拶に来てくれたのかな。

雷鳥さん、またいつか会おうね!  さよならっ! 

 

 

 

 

 

 

 

どんどん歩いて丸山ケルン到着。

隊長、早いっ! 

 

 

 

 

 

 

 

雲が多くなってきたね・・ 

 

 

 

 

 

 

 

ハイマツと白馬岳。 

 

 

 

 

 

 

 

おおっ!? 誰か雪渓を滑っていく人がいる!!!

・・・・・・って副隊長じゃん!!!   ヽ(*'0'*)ツ ワァオォ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

扇沢雪渓到着。

今日は誰もいない・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

樹林帯を通り、 

 

 

 

 

 

 

 

尾根を越えて 

 

 

 

 

 

 

 

何度も振り返る。 

 

 

 

 

 

 

 

白馬の町(村)が見えてきた! 

 

 

 

 

 

 

 

ほれ、ダブルストック振り回してるのは誰だ!

危ないってば!   

 

 

 

 

 

 

 

シモツケソウさんもさようなら。 

 

 

 

 

 

 

 

八方池まで戻ってきたよ。

本当はここで休憩しようと思ってたけど 

 

 

 

 

 

 

 

後を振り返ると真っ暗!

この世で一番 雷が嫌いな隊長は この時点で

「休憩なんて嫌だ、下る!」 と言い放ち どんどん歩いて行ってしまったので

仕方なく副隊長と弱足も従いました。

 

 

 

 

 

 

 

今日は土曜日。

なのでどんどん下から人が登ってきます。

途中で雨が降り出し、雨具を着ましたが すぐに止んじゃった。

 

 

 

 

 

 

 

行きには通らなかった 第三ケルンのある尾根を歩き

木道がある場所まで下がってきました。

 

 

 

 

 

 

 

まずグラードクワッドに乗り

 

 

 

 

 

 

 

景色を見ながらグングン高度を落としていきます。

 

 

 

 

 

 

第三リフト乗り場までの間の遊歩道を通ります。

 

 

 

 

 

 

 

湿原気分、お花もいっぱい!

 

 

 

 

 

 

 

最後の黒菱第三リフト駅へ。

 

 

 

 

 

 

 

あ~あ・・ 駐車場が見える。

これで本当におしまいなんだね。 

靴も汚れたなぁ。  頑張ってくれてありがとね。

 

 

 

 

 

 

 

ポレポレ隊、無事に下山し、 

 

 

 

 

 

 

 

高速に乗って 埼玉の我が家に到着しました。

あんなに寒かった頂上から 県内に入ると温度計は37度!

どうなってるんじゃいっ!    

あ~あ・・・・一気に夢から覚めちゃった。  (´Д`|||)

 

                 <その5> へ つづく・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▲原点の場所へ 唐松岳 <その5>

2007-08-02 09:00:00 | ▲2007年山行報告


               ~ <その4> からのつづき ~

  

八方尾根、唐松岳で会ったお花さんたち◆  

 

アカモノちゃん。                   イブキジャコウソウ。 

 

 

 イワカガミちゃ~ん!                  エゾシオガマ。

 

 

オオカラマツ。                     ウツボグサ。 

 

 

ウラジロヨウラク。                  オオコメツツジ。 

 

 

カラマツソウ。                      オオサクラソウ。 

 

 

オオバギボウシ。                   オオヒョウタンボク。 

 

 

カライトソウ。                      カンチコウゾリナ。 

 

 

キヌガサソウ。すごい存在感。           キンコウカ。 

 

 

クルマユリ。                       クモマミミナグサ。 

 

 

キバナノカワラマツバ。                クロユリさん。 

 

 

ゴゼンタチバナ。                  シナノオトギリ。言われは怖い。 

 

 

シモツケソウ。                     コバイケイソウ。 

 

 

シラタマノキ。                     ショウジョウバカマ。 

 

 

タカネシュロソウ。                  タカネナデシコ。 

 

 

タテヤマリンドウ。                   ご存知チングルマ。 

 

 

ツマトリソウ。                        ハイマツさん。 

 

 

ニッコウキスゲ。                   ハクサンシャクナゲ。 

 

 

ハクサンイチゲ。市毛良枝も山が好き。        ハクサンタイゲキ。 

 

  

ハクサンフウロ。                      ベニバナイチゴ。 

 

 

マイヅルソウ。                     ハッポウアザミ。 

 

 

ミツバオウレン。                     ミヤマキンポウゲ。 

 

 

ミヤマウスユキソウ。                  ミヤマアズマギク。 

 

 

ミヤマトウキ。                        モミジカラマツの蕾。 

 

 

ミヤマイワニガナ。                  ヨツバシオガマ。 

 

 

ヤマホタルブクロ。                    シロバナヤマホタルブクロ。 

 

 

ワレモコウ。もう咲いてた。             ワタスゲさん、ボケボケ。

 

           

              おおとりは 女王コマクサさん。

 

こんな方たちにも会いました

モーモー 牛さん。 

 

そして・・・雷鳥さん! 会えてとってもうれしかった! 

 

山バッジ

詳しくはバッジリストで。 

 

おみやげ

頂上山荘でバンダナとポストカード。 (手ぬぐいはなかった)
白馬東急にて お花の図鑑。 

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ポレポレ隊2007年 夏山遠征 これで全て終了です。

立山2泊、移動1泊、唐松1泊・・合計4泊5日の豪勢な夏休みとなりました。

しかも立山では弱足隊員が、唐松では隊長がそれぞれバースデーを迎え、

本当に思い出深い山行だったと思います。

バースデーメール、応援メールをくださった方々、本当にありがとうございました。

すっごくうれしかったし、励みにもなりました。 

途中でカメラのメモリーカードが一杯になっちゃったり ちょっとした体調不良もあったけど

全部ひっくるめて すごく楽しい5日間でした。

そして こんなに長いレポを最後まで見てくださった全ての方たちに感謝したします。  

ありがとうございました~!!

 

― ■ ― ■ ― ■ ― ■ 今日の山情報 ■ ― ■ ― ■ ― ■ ―

唐松岳 (からまつだけ)

長野県 、 富山県  2696m

日本三百名山 、 甲信越百名山 、 信州百名山

コース・・・・1日目  八方池山荘(8:40) ~ 八方池(9:55) ~ 丸山ケルン(11:35)

       ~ 頂上山荘 (12:50)  歩行時間・・・約4時間10分

       2日目  頂上山荘(7:05) ~ 八方池山荘(10:00)

       歩行時間・・・約3時間

メンバー  隊長、副隊長、弱足隊員 (いつものポレポレ隊メンバー 3名)

 

ありがとう・・・・・・

 

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